健康生活TOP 腋臭(わきが)の知識 わきがは子供に遺伝する?正しい3つの対処法と子供の心のケア

わきがは子供に遺伝する?正しい3つの対処法と子供の心のケア

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体臭にも個人差はありますが、わきがの場合は親から遺伝する確率も高いので、自分ではどうしようもできない部分があります。

汗をかくのは誰にでもある事ですし、汗をかいてもすぐに拭き取ったり、シャワーで洗い流したりすれば汗臭いニオイも予防できます。

しかしわきがの場合は少し特殊な汗なので、なかなか思うように対処できないのも悩みとなってしまいます。

わきがはなぜ臭うの?フェロモンとニオイの関係

運動をしてかく汗は本来無臭です。汗として毛穴から肌表面に吹き出した時に、肌表面に付着している雑菌やバクテリアと混ざるのですが、この時空気に触れるので酸化が始まります。これが汗をかいた後に放置しておくと汗臭いと感じる理由です。

顔や手足など体中にかく汗はエクリン腺という腺から出ています。エクリン腺は全身に無数に存在していますが、わきがの場合はアポクリン腺から分泌されます。

アポクリン腺というのは脇の下や耳の中、陰部など体毛が生えている部分に存在しています。

アポクリン腺から分泌される汗はフェロモンの役目もあるので、強いニオイを発しやすいのです。

エクリン腺は誰でも持っている物ですが、アポクリン腺は持っている人といない人に別れ、持っていても数の違いがあります。

わきがの人はアポクリン腺が多く存在すると言われています。アポクリン腺から出る汗も元々は無臭ですが、フェロモンを好む菌が付着しやすくそれが混ざる事でわきが臭を発します。

”子供はわきがにならない”は嘘?低年齢化するわきがの子供

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わきがの原因はそのほとんどが遺伝によるものだと言われています。両親のどちらかがわきがだった場合には約50%、両親ともにわきがの場合は約80%以上とも言われる高い確率で遺伝するそうです。

しかし小さい子供はまだ体の機能も完全ではなく、成長途中なので親からわきがが遺伝していても独特のわきが臭はしません。これは子供にはまだアポクリン腺が完成していないからです。

多少の個人差もありますが、わきがが発生するのはアポクリン腺が完成される思春期の頃だとされていました。

ところが今は昔と比べて食事の栄養価も高くなり、生活水準も向上しているので子供の発育が良くなっています。

このため以前は思春期以降が一般的だった子供のわきがの発症も、年々低年齢化してきているのです。

もちろん成長スピードにも個人差がありますが、今は小学生でもわきがが発症する可能性があるので親も注意が必要です。

子供のわきがに対する問題

自分の体臭というのはニオイに敏感な人でも気づかない事があります。わきがの場合は独特の刺激臭もあるので、自分では気づかなくても周囲の人が気づき不快な思いをする事があります。

わきがが悪いという事ではありませんが、やはりニオイのエチケットとして考えた時、人を不快にするニオイは何らかの対策が必要でしょう。

自分がわきがでも人に指摘されたり、近づくと不快な顔をされたりするのでそこで初めて気づく場合もあります。

大人ならオブラートに包んで物を言う事ができますが、子供の場合は悪気がなくてもストレートに言ってしまいます。

人と違うという事がいじめの理由になるケースもあるので、小さい子供でもわきがのリスクがある場合は注意が必要です。

子供のわきがはメンタルもサポートしてあげよう

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思春期を迎える頃には体臭の事を気にするようになるのでニオイに敏感になり、わきがの事もある程度理解できるようになるでしょう。

小学生の場合、体は大きくなっていても中身はまだ子供なので、わきがに関する事や体臭の事もほとんど理解できていません。

わきがというのを知っていればニオイがする原因も理解できますし、自分でもなんとかしようとします。

でもわきがが何なのか分からず、他の子にとっては臭い人となってしまうのでここが問題なのです。

悪気はなくても臭い奴とか、清潔にしているのに汚い子というレッテルを貼られてしまいます。これもいじめの理由になりますが、わきがを理解していない本人も、なぜ自分が臭いと言われるのか理解できずに苦しむ事になります。

子供がわきがになってしまった場合は、ニオイ対策も必要ですが、メンタル部分のケアやサポートも必要だという事を覚えておきましょう。

子供のわきがはどう対処すべき?3つの改善法

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大人なら手術をしてアポクリン腺を切除するという方法もあります。ただし手術をしても完全に除去できないケースもあるので、再発する可能性もあるといいます。

手術の結果は個人差も大きく、体への負担もある事から簡単な選択肢ではありません。大人でもそうなのですから、子供の場合は更に慎重さが求められます。

子供はまだ体が完成していないので、仮にアポクリン腺除去手術を受けても、成長段階アポクリン腺が再発する可能性が高いため、手術はベストな選択肢ではありません。

親にとっては小さい子供に手術を受けさせるという事自体心配なので、よほどの事がない限り子供には手術はしません。では子供のわきがにはどう対処したらいいのでしょうか?

デオドラント剤

この場合デオドラント剤を使う事ができます。一般的な制汗スプレーや消臭剤とは違う、わきが専用のデオドラント剤があるのでそれを選びます。

わきに直接塗布するジェルやローションなどもありますし、洋服にスプレーしてニオイを防ぐタイプなどもあります。

ネット通販でも購入できますが、種類もいろいろありますので、口コミなどもチェックしながら実績のあるメーカーを選んでください。子供に使う場合は安全性も確認しておきましょう。

ボトックス注射

もう一つわきが対策としてボトックス注射という選択肢もあります。これは大人だけでなく、子供のわきが対策にも取り入れられている方法です。

ボトックス注射というと顔のしわ取りなど美容目的で行われるイメージがありますが、実はわきが対策にも効果があるのです。

アポクリン腺の働きを停止させる効果が期待できるので、わきがの原因に直接対処できます。脇の下に直接注射をしますが、メスを使うよりもダメージは少なく済みます。

効果については個人差もありますが、約半年ほど持続しますのでしばらくの間はわきがの悩みからも開放されます。

子供にボトックス注射というのも少し抵抗を持つかもしれませんが、美容クリニックではなく、子供のわきが治療をしている病院でもボトックス注射ができますので専門病院を探せば安心です。

以前は医療機関で行うボトックス注射も自費治療でしたが、最近は保険が適用されるようになっています。すべての病院ではありませんが、保険が適用されるかどうかも確認しておくと安心です。

ミラドライ

もう一つメスを使わないミラドライという方法もあります。これは電磁波を使いアポクリン腺を破壊するという治療法です。

注射もしないので体へのダメージが少ないのは大きなメリットです。ただしどこの病院でも対応しているわけではないので、ミラドライに対応しているかどうか事前に確認は必要です。

こちらは保険適用外なので治療費は少し高くつきますが、子供にも安心して行える治療法として注目されています。

紹介した以外にも治療法はまだいくつかありますので、子供とよく相談して一番いい方法を見つけてあげてください。子供のわきがは子供だけの問題でなく、親子で一緒に解決していく事が大切です。

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