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そのサプリメントは大丈夫?危険性のある健康食品をチェックせよ

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日本は世界中でも長寿国として有名であり、また国民も健康に関して大きな関心を持つ人が多いことが特徴です。特に中高年者の健康に関する関心は相当のもので、テレビや雑誌で日々特集を組んでいます。

国民が健康に大きな関心を持つことは国にとっても重要で、また医療費や病院の負担を軽減する効果も指摘されています。

しかし、この健康に対する意識が暴走してしまうと、身体にとって危険な状況を生み出してしまうのかも知れません。

もしかしてあなたも?ちょっと危険な健康オタク

皆さんの周りに「健康オタク」はいませんか?心当たりのない人もよーく探してみると、健康に対して必要以上に気を使っている知人がいるのではないでしょうか?

今日本では健康オタクが増殖しているのです。

健康オタクはビタミンから

日本人は和食に対して絶対的な健康神話を持っており、「和食=あっさり、ヘルシー、健康的」で「洋食=こってり、高脂肪、非健康」とのイメージを持っている人が大勢います。

よくテレビで理想の食事を紹介する時に「昔の日本の食生活が理想です。」などと話しているのを聞きますが、これは過剰的な自信の表れかも知れません。

しかし、健康オタクは食事に対して超こだわりを持っている場合があります。特にビタミンやミネラルについては過剰なまでに反応しており、とにかく野菜を食べることを推奨しているようです。

日本人のビタミン神話は今や信仰にもなっており、「ちょっと疲れたらビタミン」「風邪を引いてもビタミン」「何かあったらビタミン」「何でもかんでもビタミン(笑)」などの状況を生み出しています。

どうしてこのような状況になってしまったのかは明白ではありませんが、江戸時代の脚気流行(ビタミンB不足)や戦後の食糧不足が関係しているのかも知れませんね。

しかしながら、現在の日本では普通に食事を取ることで、ビタミンが不足することは考えにくく、改めて日常的にビタミンを大量に摂取する必要性も大きくないのではないでしょうか?

健康オタクはビタミンが大好きですが、本当に不足しているビタミンがあるのかを吟味してから必要量を摂取することが必要です。

健康オタクは流行に敏感

健康オタクたる者は情報に敏感である必要があるようです。特にテレビや雑誌の「健康特集」は、健康オタクにとって重要な情報源であり、得られた情報をまず実践することが多いようです。

一昔前に「納豆健康法」が流行った時には、スーパーから納豆が消えてしまいました。バナナや舞茸が流行った時も同様に即時に売り切れになったそうです。

最近では「ココナッツオイル」が健康に効果的と紹介されて、大ブームを起こしています。

このように健康オタクは新しい情報を得られると、それを実践しなくは気がすみません。スーパーで品物が売り切れる現象は、それだけ身近に健康オタクが潜んでいる証拠なのです。

健康オタクは新しい物が好き

皆さんは「アサイー」をご存知ですよね。一昔前まではアサイーなんて誰も知らなかったと思いますが、今ではお洒落な女性を中心に流行りの食品となっています。

アサイーは南米原産のヤシ科の植物で強い抗酸化作用があるそうです。「今日の朝食はアサイーボウルよ!」なんてモデルの女性が話しているのを見ると流行の凄さを感じてしまいます。

健康オタクは他の人が知らない新しい物が大好きです。たとえ同じ効果がある物でも、日常的に知られている物ではなく、あまり知られていないレアな物を選ぶ傾向にあるようです。

ビタミンCを食べるのにもレモンやみかんではなく、アセロラやグアバを選んでこそ健康オタクなのです。

健康オタクは感染する

健康オタクは自分が持っている健康情報を、周りの人に発信するのが大好きです。近くの友人がちょっとでも不健康な行動を取ると、早速注意して健康的な生活へと導きます。

「テレビでコレが健康に良いって言っていたから、貴方もやりなさいよ。」「貴方、そんなことやっていたら早死にしますよ。」

普段の会話でよく耳にする言葉ですが、このような言葉が健康信仰の勧誘となり健康オタクを増殖させるのです。

健康オタクが逆に危険に!?サプリメントと健康食品の罠

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国民総健康オタクとも言える状況で、ある健康被害が増加しているそうです。それは健康的と思ってやった行為で、反対に健康を害してしまうことです。

健康食品における健康被害

健康食品が原因の病気が増加しているそうです。健康食品はその広告やパッケージから見て、安全で健康に効果があるように思われてしまいますが、中身がよく解らない商品も多く注意が必要です。

通販では

  • 便秘解消
  • ダイエット
  • 視力回復
  • 疲労回復

などに効果的と印象付けられる商品で溢れています。

しかし、これらの大半は医薬品メーカーが製造したものではなく、中には中国や東南アジア産で製造メーカーさえもあやふやな場合もあるのです。粗悪な健康食品を食べて健康を害していては、お金で病気を買っているようなものです。

一過性の流行には十分注意したいものです。

健康食品とサプリメント

厚生労働省のホームページでは、健康食品を以下のように定義付けしています。

健康食品と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く、広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を指しているものです。

 

要は特に法律上のルールは無く、健康に役立つと思えば健康食品と言えるのです。これを解釈すると栄養素が含まれている食品は全てが生命維持に必要ですから、全ての食品が健康食品と言っても良い訳ですね。

最近では健康食品の中にも「保険機能食品」として認可を受けたものもあり、検査によって効果や安全性が認められて商品化されたものもあります。

しかし、健康食品は法律上も曖昧な存在であることに変わりはなく、日本の法律では我々国民が摂取(食べる)するのは「食品」か「医薬品」しかないとされています。その他の定義などないのです。

医薬品以外のものは全て食品であり、そこには健康食品や一般食品などの区別はありません。健康オタクが大好きなサプリメントも法律上では、「単なる食品」でしかなかったのです。

食品のグレーゾーンが危ない

単なる食品なのに様々な効能を印象付けている健康食品は、成分的にはグレーゾーンであることが多いようです。それは医薬品に近い成分を含んだ天然成分を主原料にすることで、医薬品に近い効果を生み出すことが可能になります。

また、ビタミンやミネラルなどを強化することで、通常の食品と違う印象を与える製品も多く見られます。

これらは医薬品と食品のボーダーラインに位置しており、見方によっては食品にも医薬品にもなるグレーゾーンの商品と言えるでしょう。

しかし、このグレーゾーンの健康食品を日常的に摂取することで、健康被害が増加しているのです。今や健康オタクが危険にさらされています。

健康食品での被害は深刻!問題になった健康被害を知ろう

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メーカー側の過剰な宣伝広告の効果もあり、健康食品は相変わらず人気を保っています。また、新たに始める人も年々増加しており、それと平行して健康被害も増加傾向にあるようです。

サプリメントを含む健康食品が原因による健康被害は、一度発症すると深刻化することも多くその症状も多岐に渡るのです。

人気のウコンで肝臓障害

ウコンと言えば「ウコンドリンク」「ウコンサプリメント」が人気で、肝臓の機能を改善する働きが特徴とされています。コマーシャルでも「お酒を飲む前にウコン」などと、肝機能アップを強調しているように思えます。

しかし、このウコンが原因での肝機能障害が報告されています。特に肝硬変などの症状を持っている人が、ウコンを服用することで肝不全を引き起こしたケースもあるのです。

またウコンに含まれているクルクミンに抗酸化作用があるのと同時に、アルコール摂取時には肝臓に悪影響を与えるとの報告もあるそうです。

肝臓に少しでも問題がある人はウコンを摂取するべきではなく、健康な人も量には十分注意するようにしましょう。

αリポ酸で免疫症候群

身体の中にある脂肪酸の一種である「αリポ酸」は、ミトコンドリア内にあり補酵素として働いています。日本では医薬品として医師の処方により使用されていましたが、2004年から食品としての使用が認められています。

αリポ酸は「疲労回復」や「抗酸化作用」に優れた効果が認められていますが、最近では「燃焼系ダイエット」としての効果に注目が集まっています。

商品化されたサプリメントにおいても、ダイエット系のものが圧倒的に多く、中年太り対策として使用されています。

しかし、特定のDNA遺伝子を持った人がαリポ酸を摂取した場合、低血糖状態を引き起こすことが報告されています。これはインスリン自己免疫症候群を発症させたことが原因になりますが、インスリンの制御が効かなくなることから低血糖を発症させるのです。

αリポ酸はもともと医師が処方していた成分であり、安易な過剰使用は避けた方が良いと思います。

危険なむくみ対策のメリロート

メリロートとは「セイヨウエビラハギ」と呼ばれるハーブから抽出された成分であり、「むくみの改善」「ダイエット効果」で人気のある商品です。しかしメリロートに含まれている成分が原因と思われる肝機能障害が報告されています。

これらの商品は健康食品の扱いなので法的に摂取する量に制限はありません。メリロートを含む製品としては、サプリメントやハーブティーが一般的です。

各々の商品で各メーカーが指定した一日の規定量があるようですが、多くの商品でヨーロッパにおける規定量よりも多いことが見られるのです。特にサプリメントではヨーロッパ基準の2倍の摂取量を許容しているものもあり、それが肝機能障害の原因と考えられているのです。

メリロートやクマリンを食品として扱っていることが問題との指摘もありますので、使用する際には十分な注意が必要です。

便秘改善には危険な罠

健康食品の中でも安定した人気を誇っているのが、「便秘改善商品」ではないでしょうか?便秘改善と言いますとテレビのCMでも「スッキリ」「スルッと」などと、その効果を印象付けています。

便秘改善を謳う健康食品として「あまめしば」が一時期人気でした。現在では販売禁止措置が取られていますが、あまめしばを摂取することで呼吸困難が特徴の「閉塞性細気管支炎」が相次いで発症しました。

特にサプリメントでの大量摂取は避けた方が良いでしょう。

また、便秘改善として効果のある「センナ」ですが、本来は医薬品として扱われています。しかし、健康食品の中にはセンナ成分が含まれているものもあり、薬事法に抵触する可能性も指摘されています。

薬事法ではセンナの葉や実は医薬品ですが、茎は医薬品と指定されていません。そこで健康食品メーカーが茎を便秘茶に混ぜて販売していることからこのような状況が生まれています。

センナは腸に刺激を与えることで便秘を改善しますが、慢性的な使用は腸の機能を低下させてしまいます。最終的には腸が機能しなくなって便秘どころの話ではなくなってしまうのです。

便秘改善を謳う健康食品には医薬品が含まれている場合があり、副作用の可能性があることを理解して下さい。

白いんげん豆で消化器異常

白いんげん豆には炭水化物の吸収を阻害する「α-アミラーゼ・インヒビター」が含まれています。ダイエットサプリの中にも白いんげん豆を原料としているものも多く、簡単に手に入れることができます。

α-アミラーゼ・インヒビターは加熱に弱く、豆を調理した場合には分解されてしまいます。

あるテレビで白いんげん豆を十分に加熱しない調理法を紹介してダイエット効果を謳ったところ、多くの人が下痢や嘔吐などの消化器症状を訴え入院しました。

これは白いんげん豆に含まれるレクチンが加熱されないことで、体内に入り込み食中毒を引き起こしたと考えられています。テレビの情報に食いつくと大勢で病院に担ぎ込まれることになるかも知れませんね。

中国茶には注意を

健康効果を謳う中国茶は色々とあります。「雪茶」はその代表ですが、脂肪分を分解する作用があるそうです。雪茶とはムシゴケを原材料としたお茶であり、漢方の生薬としても使用されていた歴史があります。

しかし、この雪茶が原因と見られる肝機能障害が報告されています。原因は解明されていませんが、成分、服用方法などに問題があった可能性があります。

中国茶の中には漢方として扱われているのも多く、安易にお茶感覚で服用することは危険であるとの認識が必要かも知れません。

正しい判断で本物の健康オタクになろう!新しい健康食品にはご注意を

健康ブームの中、ますます新しい健康食品が発売されると思います。中には見たこともない植物や何処にあるかも解らない国で作られている商品もあるでしょう。

しかし、大切なのはまず自分で成分を確かめることで、派手な広告に惑わされて飛びつくことは危険な行為なのです。テレビで紹介されたからと言って飛びつくのは絶対に止めるようにしましょう。

もし、これを読んでいる貴方が健康オタクであれば、本物の健康オタクを目指してみませんか?実はこのような記事を書いている私も同じく健康オタクです。

そうであれば安易な効果や手軽さだけで判断することはせずに、本当に身体に良いことだけを調査して追求しようではありませんか?

健康オタクは健康ミーハーではないのですから。

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