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ストレッチで脳の機能をアップ!ヨガの認知症予防効果がすごい

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「現在、日本は高齢化社会に突入しています。」

このような話をテレビなどで聞いたことがあると思います。昔から日本国民の高齢化の問題は様々な分野で議論されてきましたが、遂にその時代が現実となったのです。

高齢化社会とは総人口における65歳以上(高齢者)の割合が7%を過ぎた社会に当てはまる言葉ですが、現在の日本ではその「高齢化社会」の基準を大きくこえる、人口の20%以上が65歳以上となっています。

実は20%を超える高齢者の人口比率は「高齢化社会」を大きくこえ、「超高齢社会」であるとの指摘さえ聞かれます。このように高齢者が多く占める割合が増えてくると、様々な病気も目立つようになるのは仕方がないことでしょう。

中でも認知症はこれからますます問題となる病気の一つです。
脳を活性化させて、いつまでも元気で健康な脳を保つために、今から私たちができることとは?

認知症と運動の関係

認知症が国民病として社会問題化しています。もともと認知症は「正常な脳が何らかの後天的原因によって、正常な働きが出来なくなる。」ことを意味しており、記憶障害や認知欠損などの症状が特徴です。

簡単に説明すると「若い頃は正常に働いていた脳が、加齢によって機能が失われ記憶や行動に問題が出る」症状です。生まれながらに知能の発達に障害がある場合は認知症には分類されません。

昔は「痴呆」「ボケ」などの表現も使用されていましたが、最近では認知症に統一されています。

高齢化した日本社会において認知症患者の数は毎年増加しています。最近の厚生労働省の統計では65歳以上の10%以上が、認知症を発症している可能性を指摘しています。

働き者には認知症患者が少ない

高齢者の認知症患者が増加した理由は、もちろん人口に占める高齢者の割合が増加したことです。そしてそれは日本が長寿国であることを意味しており、当然の結果とも言えます。

しかし、認知症を発症することなく、元気に生活している高齢者も多く、そこに認知症予防の鍵が隠されているのではないでしょうか?

私たちの高齢者のイメージは「家でお茶を飲んでいる」「こたつでテレビを観ている」「いつもウトウト昼寝をしている」など、お世辞にも活動的なイメージはありません。

しかし、実際には80歳を過ぎても畑仕事に精を出し、毎日を忙しく生きている高齢者も多いのです。このように毎日を忙しく働いている高齢者は、認知症の発症が少ないとの統計があります。

ここに隠された鍵があります。それが「運動」なのです。

震災で認知症が増加

東日本大震災は被災地域に住んでいた人の生活を一変させてしまいました。特に高齢者にとっては、今まで畑仕事や家事などを毎日行っていた生活が、仮設住宅に入って閉じこもった生活になったのです。

この生活の変化によって表れたのが、認知症患者の増加でした。被災地から仮設住宅に避難してきた高齢者に認知症の発症が特に増加したのです。

仮設住宅での生活が高齢者に与える影響は思いのほか大きく、「肥満」「精神的ストレス」そして「認知症」などが上げられます。

精神的なストレスが認知症の発症要因になることは有名ですが、運動不足による肥満についても認知症の発症と関係性があると考えられています。

今まで自宅で毎日畑仕事を行っていた高齢者は、毎日運動をしている状況です。仮設住宅に入ることで、身体を動かすことがなくなり、肥満、認知症へと進行したと考えられるのです。

このように高齢者の運動不足が認知症の発症要因になることは明らかであり、運動による脳への刺激が認知症予防にとって重要なのです。

ストレッチで認知症を予防しよう!

ストレッチは高齢者にオススメできる運動の一つですが、認知症の予防法としても注目を集めています。

特に老人介護施設などではストレッチを推奨しており、様々な効果を上げているようです。

ストレッチで神経を活性化

認知症を予防するには脳に対して何らかの刺激を与えることが重要です。

ストレッチは筋肉や筋を伸ばしたり縮めたりすることで、身体全体をほぐしていきます。また普段の生活では使用しない筋肉を動かすことも重要な目的です。

これが脳にとって大切な刺激となります。普段使用してない筋肉や筋を動かすことは、神経回路を経由して脳に刺激を与えます。このことで脳は活性化し認知症の予防になるのです。

毎日の生活が同じであれば、脳への刺激も同じになってしまい、脳の機能は低下してしまいます。普段とは違う刺激が効果的なのですね。

ストレッチで筋力アップ

若者であればストレッチは単なる準備運動かも知れません。しかし、高齢者にとっては立派な筋肉トレーニングにもなります。筋力アップは高齢者にとって重要な要素であり、筋力が低下する事で様々な悪影響を与えることになります。

  • 膝や足が悪くなる歩行困難
  • 筋力の低下による閉じこもり
  • 介護が必要な寝たきり
  • 筋力が低下することで姿勢が悪くなる

これらの症状は全て脳への刺激を減らす結果になり、認知症を発症させる原因にもなります。ストレッチで筋力増加させることは難しいかも知れませんが、筋力を維持することは可能だと思います。

筋力を低下させない取り組みが認知症予防にとって重要なのではないでしょうか?

ヨガが認知機能をアップさせる

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ストレッチが認知症対策に効果があるとはご理解頂けたと思いますが、実際にはどの様なストレッチが良いのでしょうか。

もちろん、日本人の大好きな「ラジオ体操」でも結構ですし、専門的なストレッチを実践しても構いません。

そこで、アメリカから面白い報告がありました。実はヨガが認知症対策に効果を上げていると言うのです。

アメリカ人はヨガが大好き

馴染みのない人のヨガのイメージはやはりインド人であり、ターバンを巻いた人が何やら難しいポーズをとっているものですよね。しかし、ヨガの進歩はもはや世界中で進んでおり、特にアメリカ人はヨガが大好きなことで有名です。

ハリウッドセレブなどが始めたことがブームを呼んだと言われており、「パワーヨガ」「ホットヨガ」「アイアンヨガ」「ハタヨガ」など数え切れないほどのヨガスタジオが賑わっているそうです。

この環境の中でイリノイ大学の研究チームが面白い研究報告を行いました。それは「55歳から79歳までのグループにハタヨガを週3回行った結果、認知機能が改善した。」と言うものです。

実際には高齢者を「単純なストレッチのみを行うグループ」と「ハタヨガを行うグループ」に分けてその効果を検証してみました。

その結果、ストレッチグループには大きな変化見られなかったのですが、ハタヨガグループには脳の活性化が見られ認知機能の改善も見られたと言うのです。

ハタヨガって何?

ハタヨガはハ(太陽、息を吸う)、タ(月、息を吐く)との意味で、肉体的なポーズだけでなく呼吸法にも重点を置いたヨガです。様々な種類のヨガのベースになっているヨガで、伝統的なヨガと考えても良いでしょう。

日本でもヨガの入門と言えばハタヨガであり、基本的な呼吸法や動作などを学ぶことができます。

ヨガの中には若者でもハードなものが多く、高齢者には不向きなものもあります。しかし、ハタヨガであればゆっくりと呼吸に意識して行えるので、オススメできるヨガの一つです。

意識の集中が脳を活性化

なぜハタヨガが認知症の改善に良いのでしょうか?実はヨガにはある特徴があります。それは、「身体の動作と呼吸を同時に行う必要がある」ことです。

ハタヨガを行うためには呼吸に意識を集中する必要があり、また同時に身体の動きやポーズにも意識を向ける必要があります。このように複数の動作に対して意識を集中させることは、脳を活性化させて記憶領域を増加させます。

これにより低下していた脳が活性化して、認知症を改善していたのです。またハタヨガで行うポーズは筋肉や筋をほぐし、血流の改善やストレス軽減にも効果が見られます。

認知機能を上げるコツは呼吸法

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認知症予防に良いとされているのはヨガだけではありません。中国の太極拳もまた高齢者の認知症予防で効果を上げているそうです。

この2つに共通するのが「呼吸法」と「ストレッチ」であり、ゆっくりとした運動と呼吸法を同時に行うことこそが認知機能改善の鍵なのではないでしょうか?

いつまでも若々しく生きていくために、ヨガで脳のストレッチを始めてみませんか?

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