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ストレス軽減にはのろまな動きが効く!ゆっくり動きと呼吸の方法

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ストレスや緊張を感じると、無意識のうちに呼吸が浅く、早くなってしまいます。呼吸が荒い状態の時は、気持ちも焦りイライラを感じやすく、ミスが増えるものです。

その状態が蓄積していくとストレスとなり、心身の不調を起こしやすくなるのです。ストレスを溜めず上手に付き合っていくコツは、ゆっくり動く習慣を意識的に作ってやるのが効果的です。

呼吸のメカニズムを利用して「のろのろ動き」を日常に取り入れ、ストレスをコントロール出来るようになってみませんか?

心と呼吸の関係は深い!感情につられて呼吸も変化する

人には豊かな感情があります。日々意識するしないに関わらず、様々な感情を感じては消えを繰り返して生きています。

その感情の動きに敏感な方は、毎日の生活を豊かな気持ちで過ごす事が得意ですが、時として気持ちに敏感になり過ぎてしまいます。

また、感情の動きに鈍感気味でいつも頭をフルに使って生活している方は、日々の感情の揺れに左右される事が少なく、気持ちを安定させる事が得意ですが、知らないうちに蓄積されていくストレスに気がつきにくく、それを溜め込んでしまっているかもしれません。

気持ちが焦ると呼吸が浅くなる

生き物は生きる為に呼吸を繰り返しています。その呼吸が浅いのか、深いのか、体中に行き届いているかなど、考えて生活している人はほどんどいません。

また日々の感情の動きも、冷静さと客観的視点で観察しコントロール出来る人もなかなかいないでしょう。

この感情と呼吸は密接に関係しており、感情の動きの変化により呼吸も変化している事を知っていますか?

例えば、何かに焦っていたり忙しくて気持ちに余裕が持てない時の呼吸は浅く、短く荒い呼吸をしています。

反対に心に余裕がありくつろいでいる状態の時の呼吸は、深くゆっくりとしており、一回の呼吸が深い為に回数も少ない状態です。

感情は呼吸で変える事が出来る

想像してみてください。沢山の人前で話をしなければならない時、お稽古事の発表会などで舞台に立つ前、大きな試験の開始前など、日々の生活の中で緊張感が高まり、心臓がドキドキして落ち着かなくなるシチュエーションを経験する時があります。

そんな時は、緊張のあまり気持ちが高ぶってそわそわし、その気持ちを落ち着かせる為に、深呼吸をしようとしませんか?これは、心身が緊張状態にある時に、呼吸によって感情を落ち着かせようとする行為です。

緊張というストレスで呼吸が浅くなり、体内が酸欠状態になってしまった状態を、深い呼吸に切り替える事で、気持ちを落ち着かせ、体内に酸素を送り込む行為を自然としています。

つまり、呼吸を切り替える事で、感情をコントロールする事が可能なのです。

自律神経の働きが鍵となる

ストレスが蓄積している時の呼吸は、浅く、早く、落ち着きのない状態です。体内が常に酸欠状態となっており、その酸素が足りない状態では、体の機能を十分に発揮する事が出来ず、心身の不調を引き起こします。

なぜなら呼吸によって体内に取り入れられる酸素は、体を動かす大切なエネルギー源だから。このエネルギー源が不足した状態では、心身の健やかさを保つ事は難しく、少ないエネルギーでなるべく消費を抑えながら動いていくしかなくなるからです。

なぜ呼吸で感情をコントロールできるのか?そのヒミツは呼吸と自律神経の関係にあり!

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呼吸と密接に関係している体の機能に、自律神経の働きがあります。自律神経は、脳の働きと同じくらい体にとって重要な働きを担っています。

自律神経の働き

自律神経と呼吸の関係について説明する前に、自律神経とは何か?という事を簡単にお話ししていきます。

神経は以下の二つに分かれます。

  • 意識して動かす事が出来る「体性神経」
  • 意識して動かす事が出来ない「自律神経」

詳しく説明すると、「体性神経」は、知覚、運動機能に関わる神経なので、意識が出来ます。例えば手や足を動かそうという脳からの信号を、自分の意思で行い、コントロールする事が出来ます。

一方、「自律神経」は、内臓の働きや体温調節など、生きていく上で必要な働きを担っており、意識的に動かしたり止めたりといった事が出来ません。

その自律神経の働きがなければ、脳から送られた信号を受け取り、伝達する事が出来ず、生きていく事が出来なくなってしまいます。自律神経の働きは、生きていく上でとても大切な働きをしているのです。

自律神経のバランスを整える

自律神経の働きは、生命維持に欠かせない重要な働きをしていますが、その機能が繊細な為、ストレスや環境に大きく左右されています。

ストレス過多で、イライラや落ち込むなどの感情を引きずっていると、自律神経が影響を受け、バランスを崩し心身に不調が出ます。不眠や食欲不振、または原因が特定出来ない不定愁訴なども、自律神経の乱れが関わってなるケースが多々あります。

ストレス過多の状態である時の呼吸は浅く乱れ、体内を酸欠状態にしていますが、その状態は自律神経の働きを乱す原因の一つです。呼吸の状態が感情と密接に関係しているように、自律神経の働きにも呼吸は大きく関わっています。

ストレスと上手に向き合う為には、自律神経のバランスを整える事が最重要となります。そして、自律神経を整えるのには、呼吸を整える必要があります。

さらに呼吸を意識的に整えるには、ある方法を日常生活に用いると、とても効果的なのです。それは…

日常の動作をゆっくりとさせ、呼吸と動きを意識する「のろのろ動き」です。

自律神経の働きを整えるのろのろ動きの取り入れ方

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ストレスと上手に向き合う為には、自律神経の働きを整えるのが鍵です。

自律神経には、

  • 心身の働きを活発にさせる「交感神経」
  • 心身の働きをリラックスさせる「副交感神経」

の二つの働きがあります。日中は、活動をしなければならない時間帯の為、「交感神経」が優位に働きますが、夕方0夜にかけては、リラックスして心身を落ち着かせていく「副交感神経」が優位に働くリズムがあります。

二つのバランスが、1対1で働くのが最も調和が取れている状態です。このバランスが崩れないように、自律神経を整えるのが「のろのろ動き」です。

ゆっくり動く

「のろのろ動き」とはその名の通り、日常の動作をゆっくりと動く事です。特に、ストレスが溜まってイライラしていたり、焦って動きが忙しなくなったりしている時には、あえてゆっくりの動作に変えてみましょう。

これによって、呼吸が体の動きに連動し、深くゆっくりとした呼吸に切り替わります。ゆっくりした呼吸は、心身をリラックスした状態にもっていく「副交感神経」の働きを優位にさせてくれます。

イライラして気持ちが急いている状態(呼吸が荒くなっている状態)は、交感神経の働きが高まりすぎています。それを切り替える役割を果たしてくれるのです。

呼吸が荒く、焦った状態で行動する事は、本来もっているパフォーマンス力や判断力を鈍らせてしまいますので、いかにおちついて行動する状態に切り替えられるかが、ストレスと上手に付き合っていく鍵となります。

料理中にのろのろ

一つ目は、料理中に「のろのろ動き」を取り入れてみましょう。手先を動かす作業は、脳をリフレッシュする効果があります。その効果を利用して、料理の作業をゆっくりとした動きに変えてみます。

ひと作業ずつを、意識してゆっくり丁寧にするだけで、食材を見る、食材の香りをかぐ、食材の感触を手で味わう、食材を調理する音を聞く。食材を味見する。という五感を敏感にさせる事も出来ます。

五感が敏感になると、意識が集中しやすくなります。その集中状態は、心身をリラックスさせるのに効果的です。

料理の作業をゆっくりと行うだけで、沢山のリラックス効果があるのです。

入浴中にのろのろ

二つ目は、入浴時に、体を洗う動きをゆっくりとさせてみましょう。出来れば、手に泡立てた石けんをつけて、手を使って体を洗ってみましょう。ゆっくりと丁寧に、手から感じる体の感触に敏感になる事で、心身が癒されます。

頭ばかり使って、ストレスが溜まっている時は、自身の体を労わる意識を忘れてしまいます。そして、頭で考え事ばかりすると、心配や不安が頭から離れなくなり疲れてしまう時も。

そんな時に、ゆっくり自身の体を確かめながら洗う行為は、頭をリラックスさせ、洗浄という作業に集中する事ができます。ゆるやかな集中は、心身を寛がせる事が出来るので、毎日の入浴時の意識を変えてみるのはおすすめの方法です。

朝のゆとりや散歩

三つ目の方法は、朝30分のゆとりを持つ事。ただでさえ慌ただしい朝に、30分早く起きるだけで、朝の作業に余裕が生まれます。その時間を利用して、いつもの急かされた動きをゆっくりとした動きに変えてみましょう。

心身がリラックスした状態で始める朝は、気分を高揚させてくれて、一日の作業効率を上げてくれます。

どうしても、朝時間が取れない場合は、余裕のある時に散歩をしてみましょう。ここでも、ゆっくりとした動作で、歩く時の足の感覚や、外の景色の変化、音、匂いなどを感じる五感を敏感にして、歩く動作に集中してみましょう。

呼吸が自然と落ち着いて、副交感神経の働きを高めてくれます。

のろのろ動くことをしっかり意識して!動きに集中する事の大切さ

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日常の動きをあえてゆっくりさせる「のろのろ動き」は意識的にする必要が有ります。意識しないとすぐにいつもの動きになってしまうからです。

ゆっくり動こうと動作に意識を向ける事は、ゆるやかな集中を生みます。ゆるやかな集中は座禅や瞑想のような深いリラクゼーション効果もあり、ストレスを軽減させてくれる動きなのです。

キーワードはこの2つ!

  • 呼吸の深さに気をつける。
  • のろのろした動きに集中する。

覚えておきましょう。毎日の生活の中で、のろのろ動きをどんな時に取り入れる事が出来るか、一度思い起こしてみるのをおすすめします。取り入れる動作は沢山あります。是非活用し、ストレスに負けない心身を養ってくださいね。

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