健康生活TOP ストレス ストレスに強い子供に育てるには?乗り越える力をつける子育て法

ストレスに強い子供に育てるには?乗り越える力をつける子育て法

我が子を抱きしめる母親

近年の厚生労働省の調査で、日本の若者の死因のトップが自殺になりました。原因として知られているものを幾つか挙げると

  • いじめや人間関係
  • 進路の悩み
  • 自分や家族の将来を心配したり苦慮する
  • 失恋
  • 学校や仕事の成績
  • 病気の苦しみ
  • 精神の錯乱やうつ状態

これらが自殺の原因として挙げられます。こうした問題が大きなストレスとなって若者に耐えがたい苦しみをもたらすのです。だれもが1つは抱えるような問題だと思いますが、ストレスの重さは人によって異なることでしょう。程度の違いもあります。

ストレスが重ければパンクします。タイヤがパンクすると空気が抜けていくように、ストレスでパンクすると気力が抜けます。そうなると生きる気力さえ抜けてしまうかも知れません。

ストレスはだれもが抱えるものであって、それを避けることは出来ません。ですからストレスに対処する方法を自分が学び、それを子育てに反映させましょう。

子供がストレスに対してしっかり向き合えるよう、子育てを通して助けてあげるなら、子供はストレスを上手に乗り越えられるようになるでしょう。

ストレスを乗り越える力を養う1.失敗よりも努力を見てあげる

だれでも失敗します。それほどダメージを受けない失敗もあれば、ストレスを抱えてしまうような失敗もあります。「失敗をくよくよ気にしないようにする」という心掛けは良いことですが、いつでもどんな問題でも、それだけで乗り越えられるものではありません。

特に自分が自信のある分野で失敗することや、かなり努力をしたのに失敗するとストレスを抱えるようになり、なかなか立ち直れないこともあるでしょう。できて当たり前という分野での失敗は本当にへこみますよね。

失敗によるストレスに対処する良い方法は失敗ではなく努力に目を向けることです。失敗を悔やみつつも努力した点などの良い点に目を向けるなら、再び起き上がって前進する力になるからです。これはストレスを乗り越える積極的な考え方です。

ストレスを乗り越える力を養う2.ただ褒めてもダメ!上手な褒め方とは

自分の生活や社会を見るとできたことは当たり前で、できなかったことに注目されることが多いのではないでしょうか。自分もいつの間にか子供に対してそういう見方になっていることに気づくことがあるかも知れません。

どちらかと言うと褒めるより叱る方が多くなるでしょうか?

そうなるのも仕方がありません。世の中もそうだからです。どうしても叱る方や叱られる方が多くなりますよね。

ですから簡単なようで難しい分野なのです。さらに褒めることが難しい理由もあります。例えば褒めても逆効果になってしまうケースや、褒め方に問題がある場合などです。

そんな点も考えながら、褒めることがストレスを乗り越えるどんな力になるのかを紹介したいと思います。

まずは、この記事を子供のために読んでいる親の皆さんは、それだけで褒めるべきです。

子供のことを考えてあげているからです。さらに自分の振る舞いに少し反省して改善しようという気持ちが湧いてきているのであればなお褒めるべきです。子供のために努力しようとしているからです。

褒めても子供は喜ばないことがある

褒める動機が良くないと見抜かれることがあります。心が伴っていない場合です。

子供が「本気でそう思っていないくせに・・」と親の本心を見抜いてしまうと、子供は褒められてもうれしくありません。

大人の世界でもうれしくない褒められ方ってありますよね。お世辞とか、誠実さがなく褒め言葉をテクニックのように使っている人や、褒めているようで実はけなしているとか・・。しかし心から褒める言葉は子供に伝わるものです。

褒めすぎは逆効果になる

何でも褒めすぎると「本当に自分のことをわかっているのかな」と疑問を感じます。大人でも、だれかがやたらと自分を褒めてくるなら「何か裏があるのでは・・」と思いたくなります。褒めすぎはかえって信頼関係を失うことさえあります。

才能や結果よりも「どれだけ努力したか」を褒める

よくあるのが子供の才能を褒めることです。これは決して悪いことではありません。才能を褒めることで子供に自信を与えるものとなります。その才能を伸ばしたいと思うようになるでしょう。

しかし才能や成功ばかり褒めることは、ストレスに強い子供に育てる面では注意しなければなりません。

才能や成功したことだけを褒めるなら失敗を恐れるようになります。成功しなかったことにストレスを感じるようになるか、結果ばかり気にするようになりストレスに弱くなるかも知れません。

「たとえ失敗しても努力すれは必ず報われる」という考えは、親から努力した点を褒められている家庭の子供に養われます。

努力した点を褒められるなら、努力することに目を向けるようになり、失敗を恐れなくなるだけでなく、新しいことにチャレンジしようとするチャレンジ精神も育まれます。

ですから子供が失敗した場合でも、努力した部分があれば是非褒めてあげましょう。例えば「毎日コツコツ頑張っていたこと」「根気強く頑張っていたこと」「楽しそうに励んでいたこと」などです。

失敗したり結果が思うように出なくても、ストレスを抱え込まずに前向きに励むようなお子さんに育って欲しいものですね。

ストレスを乗り越える力を養う3.我慢することを教えてあげる

ただ我慢するように言うのではなく「我慢するとどんな結果になるのか」「我慢したおかげでどんな良いことが得られたか」など、我慢することのメリットを年齢にあった仕方で教えるようにしましょう。

また逆に「我慢しなかったためにどんな悪い結果になるか」という面を教えることもできます。昔は教育的な絵本などを読んで聞かせ、子どもはそこから学ぶことができました。

今でも教育的な絵本やお話はありますが、現代では生活様式や時代の変化もあって、なかなかそういうことができなくなってきました。ですから実生活の中で子どもを教えていく方が現実的でしょう。

欲しがる物をなんでも与えない

なんでも欲しいものが手に入るわけではないことを子供の頃から教える必要があります。欲しい物が手に入らなかったり、自分の思うようにならなかった時に、子どもの頃から我慢することを学んでいれば、そこからくるストレスに上手に対処できるようになります。

子どもは買って欲しいものがあると駄々をこねたり、すねたりします。そのような時に大人は買ってあげるつもりがなかったのに買ってあげてしまうことがあります。どんな理由があるでしょうか?

最も多いのが「子供を静かにさせるため」です。いつまでも騒がしいから買ってあげて静かにしてもらいたい親の気持ちはよく分かります。さらに「自分が楽になりたい」と思う親も多いようです。周囲の目も気になりますし、ずっとせがまれるのは面倒なことです。

しかしそこで買ってあげると子供は学習してしまいます。駄々をこねれば親は買ってくれると学ぶのです。ですから親は買ってあげる時は買う、買わないと決めた時は子どもがぐずったとしても買わないというスタイルを貫いてください。この点でぶれない親になりましょう。

買ってあげないことが、かえって子どものストレスになるのではないかと考えるかも知れません。勿論そうでしょう。子供はストレスです。しかしストレスに強い大人になって欲しいという長期的なビジョンで見るなら、大人はぶれない態度を示すことができます。

子どもは嫌がりますが、すぐ欲求不満になってストレスに弱い子に育つよりは、自分を制することのできる自制心を持った子供になるほうが良いのです。

ストレスに強くなるには、不満に対して自分で対処する方法を学べる機会が必要です。もちろん子供に必要と感じたものや、買ってあげても良いと感じた時には心からのプレゼントをしてあげましょう。

子供が何かをしたがる時

子供は物を欲しがるだけではなく、これをしたい、あれをしたいと要求することがあります。学校の友達がやっていることを見て、自分もそれをやりたいと思うものもあります。思春期になると自分でいろいろなことにチャレンジしたくもなります。

子供がやりたいことでも、親から見て良いと感じるものもあれば、子供のためには良くないと判断するものもあるでしょう。また子供の考えとは別の道に進ませたいと思うことがあります。

親が頭ごなしに反対すると子供から反抗されると思うので、親の立場から反対する理由を説明して納得してもらおうとするかも知れません。

とはいえ納得してくれたとしても、言われた通りにさせるのは子供の意志の力を成長させることにはなりません。一番理想的なのは子供が自分でよく考えて納得して「親の言う通りだ」と主体的に判断することです。

自分でよく考えて、良し悪しを判断できるなら、将来自分で道を切り開くことができるようになり、ストレスに強い子になります。挫折した時にストレスに潰されるよりも、自ら考えて切り抜ける力をつけることができるからです。それはどうやって教えれば良いでしょうか?

そのメリットとデメリットを教えて、子供に考えさせることです。子供が何かをしたいと思うことには何かのメリットもあることでしょう。

しかし親はそのデメリットを知っているから反対します。この時は頭ごなしに反対するのではなく、できるだけメリットとデメリットの両方を教えて、子供に考えさせるのです。

子供は必ずしも親の期待通りの答えをしないかも知れませんが、メリットとデメリットをよく考えたことに意義があります。子供が自分なりによく考えた上で判断する感覚を養えば、よく考えて慎重に結論する大人になることでしょう。

ストレスを抱えても、自分で上手に対処できる大人になれれば頼もしいかぎりです。

親も大変だけど愛する子供のために頑張ってみよう!

これまで提案した事柄は、粘り強さが求められますがやりがいがあります。大変な仕事でもやりがいを見いだせれば楽しくできるように、子育てにもやりがいを見いだしたいところです。

一番やりがいを感じるのは、それが上手くいった時です。接客やサービス業でしたら、お客さんから「ありがとう」と言われた時にやりがいを感じます。

子供が立派に成長する姿を見るときにそう感じるはずです。子供とはいえ大人がびっくりするようなガッツを見せたり、ストレスに上手く対処できたりする時は親にとって誇りとなります。

子供は大人になって初めて、親がしてくれたことや親のありがたみが身に染みまるようになります。その時にストレスに強くなるよう育ててくれた親に心から感謝することでしょう。

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