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胃が荒れる原因は?つらい症状を治す方法、胃を整え予防する方法

胃が痛い女性

胃が荒れて辛い原因としてはいろいろあげることができますが、中でも神経性胃炎や胃潰瘍はその最たるものです。

ストレス、暴飲暴食など胃に対してマイナスになるような生活習慣を日常的に行っていると、胃が荒れて辛い症状を経験することになりますよ。

そういう意味では、胃が荒れて辛いことは誰もが経験する現代病と言えるかもしれません。そこで、胃が荒れて辛いということはどういうことなのかを見て行きたいと思います。

胃の働きから、なぜ、どんな原因で荒れてしまうのか、荒れるとどんな症状が現れるのか、そして予防法や回復法を解説します。

胃が荒れるとどんな症状がでる?

胃は消化器系の器官の中で内腔が広いだけでなく、食べ物を消化するだけであって壁も厚く、実際に食物が流入すると1.5~2.5リットルまで膨らみます。

食物を消化するために胃粘膜があるわけですが、そこにからは胃液が1日におおよそ2リットル分泌されています。

では、胃はどのような働きをしているのでしょうか。次のような3つあります。

  • 口腔内で咀嚼された食べ物を貯蔵します。
  • 胃壁の蠕動運動、胃液の作用で流入された食べ物を消化し、粥状にします。
  • 流入した食べ物に付着している細菌を胃酸で殺菌します。

他にもタンパク質が消化酵素で分解されるのですが、参考までに分解される栄養素と消化酵素を紹介しておきます。消化酵素は胃や膵臓、小腸などの消化系器官から分泌されるもので、

  • タンパク質をアミノ酸に分解する酵素はプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)
  • 炭水化物をブトウ糖に分解するアミラーゼ(炭水化物分解酵素)
  • 脂肪を脂肪酸に分解するリパーゼ(脂肪分解酵素)

などが挙げられますが、分泌臓器、分解する栄養素によって細分化されています。

ストレス、暴飲暴食の他に胃が荒れる原因として挙げられるのは、アルコールの飲み過ぎや食べ過ぎ、食事時間の不規則なこと、薬などで胃に負担がかかり、胃酸過多になったりすると胃粘膜に炎症が起きます。

それで、結果的に胃が荒れて辛いことに繋がるわけです。つまり、胃が荒れて辛いということは身体からの、あまり無理をしないでというサインということになります。

胃が荒れて辛い時に見られる症状には次のようなものがあります。

  • 胃の痛み、胸やけ
  • 吐き気、嘔吐
  • 腹部膨満感
  • 食欲不振、ゲップ

このような症状は、個々の人によって発症の仕方が当然違ってきますが、普通はゲップや胸やけから始まって、食欲がなくなったり、吐き気が起きたりして胃が荒れて辛い症状を見せます。

そして、さらに進むと胃の中の食べ物を吐くだけでなく、ついには胃液を吐くような事態に陥ります。

胃が荒れて辛い症状1.胃部不快感

私たちが自分の身体、中でも内臓に異常感を持つような時はどのような時でしょうか。

頭でしたら頭痛、心臓でしたら不整脈のような脈の乱れ、あるいは激しい痛み、外傷でしたら傷の痛みなどがありますが、これだって、特に病気にならなければ内臓の存在に対して意識を払うことはありません。

胃の存在もそのようなもので、普段の食事では何にも感じることはありません。ストレスや暴飲暴食で不快な症状を感じない限り、意識することはありません。しかしながら、胃が荒れて辛い場合はどうでしょうか。

こうなった場合には、胃の存在を意識せざるを得ません。先に示した胃が荒れて辛い際の症状が出てきます。

胃の違和感、不快感の多くを胃部不快感と呼んでいます。例えば、

  • ムカムカする
  • 苦しくて食欲がない
  • ゲップが出て気分が悪い
  • 腹部膨満感

このようないつもとは違う感覚です。

胃が荒れて辛い症状2.胃の痛み

胃部不快感に次いで多いのが胃の痛みです。症状にもいろいろあって

  • チクチクした痛み
  • キリキリした痛み
  • 深部からの鈍い痛み

もあります。胃が荒れた場合の胃の痛みは、胃部の不快感を随伴することが多く、特に、胃が荒れて辛い場合によく見られます。

特に、暴飲暴食、刺激物の強い食べ物を摂った際にはみずおち部分に痛みを覚えます。それ以外にも、アルコールの過飲、タバコ、香辛料、果汁、炭酸飲料でもお産の分泌が促進され、この後にも出てきますが胃、十二指腸の粘膜に障害を与えることで痛みを発症します。

このような一連の胃部不快感、胃の痛みの多くは胃酸過多に関係している場合が多く、胃が荒れて辛い前提には、この胃酸過多があると考えられます。中でもズキズキする痛みの場合は胃酸過多が疑われます。

シクシクしたり、キリキリしたりする痛みもありますが、この場合では急性胃炎が疑われ、激しく差し込むような痛みの場合は胃痙攣ということもあります。

いずれにしても、胃の痛みは胃が荒れて辛い状況を報せる警告なので、しっかりと認識することが大切になります。

胃が荒れて辛い症状3.吐き気

暴飲暴食、いわゆる食べ過ぎ飲み過ぎで胃に負担かかることがありますが、その場合、胃粘膜に炎症が起きます。その1つに胃の荒れがあります。症状としては、先の胸やけや痛みの他に、吐き気などを発症します。

アルコールの過飲では肝臓がアルコールを分解するのですが、その際に、アセトアルデヒトの解毒作用に時間差が起こり間に合わなくなることが起きます。それに対する防御反応が起きるのですが、それが吐き気や嘔吐なのです。

当然、胃酸過多になっている状況なので胃粘膜に炎症を起こします。それも夜間に起きることが多く、生活習慣のバランスが崩れたり、不規則な食生活を続けたりしている場合によく見られます。

それ以外にも、脳の吐き気や嘔吐の司令中枢に自律神経を通して信号が送られた場合、ストレスからの影響で自律神経に乱れが生じると身体にいろいろな症状が発現するのですが、それが胃腸に現れた場合、吐き気をもよおすことがあります。

胃が荒れて辛い症状4.ゲップ

ゲップは胃の入り口部分に溜まったガスが、食道、口腔を通して口から体外へ排出されるものと定義されています。

生理的なものが多く食後によく見られますが、ゲップをした際に刺激的な臭いがした場合では、胃が荒れていることが考えられます。

ゲップが出やすい状況を挙げてみましょう。

  • 満腹時で食べ物と一緒に空気を飲み込む
  • 炭酸飲料が胃液と反応として二酸化炭素を発生させる
  • 不安や緊張した際に、唾液と一緒に空気を飲み込むことで嚥下症を発症
  • 高齢になると、萎縮性胃炎や食道裂孔ヘルニアなどの要因

しかしながら、中には注意を要するゲップがあります。それは酸性噯気(呑酸:どんさん)と呼ばれている、酸性の体液が逆流する場合です。

  • 胃酸過多
  • 逆流食道炎
  • 食道裂孔ヘルニア
  • 胃下垂
  • 慢性胃炎
  • 胃がん
  • 幽門狭窄症

などの上部消化器官の疾患で見られることがあります。

この他にも胃潰瘍や十二指腸潰瘍でも起こることがありますので、逆流現象や臭いなどに異常を感じた場合には、すぐにでも医師の診断を受けるようにしましょう。

胃が荒れて辛い症状5.口臭がきつくなる

息がくさいということになると、コミュニケーション上で大きな問題を生じます。それだけ口臭は身近な問題としてクローズアップされています。その口臭の原因の90%は、実は口腔内にあります。

つまり、歯槽膿漏や虫歯、歯石、歯垢(しこう)などが口臭の原因になっているのです。

そして、残りの1割が胃のトラブルによるものということになります。口腔内に何らトラブルがない場合に口臭があるとしたら、その場合は、胃腸系に問題があることになります。

特に胃酸過多の人に胃が荒れる兆候が見られ、実際に胃腸病の疾患に罹った際に、歯科領域ではない口臭が感じられます。胃腸系の疾患については後述します。

胃が荒れて辛い症状6.口内炎

口腔内の粘膜や舌に生じる炎症のことを口内炎と呼んでいます。

症状が進むと食事も摂れなくなり、それこそ痛みが酷くなると夜眠ることもできなくなります。それで済めばいいのですがQOLも低下して、日常の生活にも影響を与えます。

口内炎は口の中にできた傷からのものと、それ以外のものに分けられます。今回は口に中にできた傷によるものではありません。例えば、新陳代謝が下がることの場合もありますし、疲労やストレスの場合もあります。

口内炎の原因にはどのようなものがあるかを挙げてみます。

  • 暴飲暴食や不規則な食事などで胃が荒れた場合
  • 疲労やストレスで抵抗力が低下した場合
  • 口腔内を不潔の状況にした場合
  • 口腔内の乾燥の場合
  • ウイルス感染の場合
  • 火傷した場合
  • ビタミンB2が不足した場合
  • 食物・金属などのアレルギーの場合
  • 放射線や抗がん剤の副作用の場合
  • その他歯科関連の場合>

胃が荒れて辛い症状7.肌荒れ

胃が荒れると消化不良が生じることで当然吸収に支障を来します。結果的には栄養が摂れなくなりますので代謝にも影響をしますし、皮膚にもいいわけありません。肌荒れに繋がることになります。

胃腸も自律神経(交感神経と副交感神経)に支配されていまして、これが失調しますと食欲不振や胃もたれ、消化不良などの症状を見せることがあります。

逆に、胃腸が不調になり消化不良を発症すると、自律神経に乱れが見られるようになります。

このように、自律神経と胃腸の関係には相互作用があり、胃が荒れることで自律神経のバランスが崩れ免疫系にも影響が及ぶようになると、肌への影響が肌荒れのような症状として発現することになります。

その他にも、ビタミン摂取に腸内細菌が関与していることがよく知られています。胃が荒れたりすると自律神経のバランスが崩れ、便秘、下痢が慢性化することがあります。そうなると、腸内細菌のバランスに変化が見られ、ビタミンが産生されなくなります。

そのために、肌荒れ、ニキビが発現することもあります。

胃が荒れて辛い!原因には何が考えられるの?

次に、胃が荒れて辛い原因にはどんなことが挙げられるかを見て行くことにいたします。

例えば、胃が荒れて辛い原因には、

  • 暴飲暴食
  • 寝不足
  • アルコールの過飲
  • コーヒー、紅茶、緑茶からのカフェインの過飲
  • 脂肪、熱いもの、冷たいもの、香辛料塩、塩蔵物、甘いものなどの過過剰摂取
  • 食事時間の不規則性
  • 薬の副作用
  • ストレス

などが挙げられます。そこで、代表的な原因を解説いたします。

胃が荒れて辛い原因1.暴飲暴食は胃酸過多の原因

胃は伸びたり縮んだりします。食べ過ぎた場合では胃壁は当然膨らむので、その分胃壁の筋力は落ちることになります。そうなると、消化機能も低下することになり、より消化をしようと多量の胃酸が分泌されます。

これが胃酸過多で胃粘膜を傷めることになり、結果的に炎症を起こし胃を荒らします。

胃粘膜が傷つくのは、それ以外にも例えば、塩分を含んだものを摂り過ぎた場合に、胃粘膜内の水分が浸透圧で吸い出された際に起こることが見られます。暴飲暴食や不規則な時間での食事のような不摂生な食生活は、胃酸過多の状況を作り出します。

胃が荒れて辛い原因2.喫煙は潰瘍を助長

喫煙の一番の問題はニコチンです。循環器系や呼吸器系ばかりでなく消化器系、つまり、胃や腸にも影響をもたらします。

先述した自律神経のバランスを乱すことで、胃粘膜から多量の胃酸分泌を促し、胃粘膜に対して影響を及ぼすことで胃を荒らします。

一方でニコチンは胃粘膜の血管を収縮するので、胃粘膜の胃酸に対する防衛力は減退することになり、胃が荒れる状態になります。そして、胃粘膜と胃酸がアンバランス状態になると、胃酸によって胃、十二指腸を消化する事態に陥ります。

それが胃潰瘍であり、十二指腸潰瘍です。胃が荒れることを防ぎたいと考えるならば、タバコをやめる選択肢を持つことが大切になります。

胃が荒れて辛い原因3.アルコールの過飲

アルコールは適量ではあれば、胃液の分泌を促進するだけでなく、消化を助ける効果があります。しかしながら、飲み方を間違えるととんでもないことが起きます。

例えば、アルコールの度数が高いものにウオッカ、ブランデーなどがありますが、これらの度数の強いものをストレートで飲んだり、空腹の状態で飲んだりすると、胃の粘膜は炎症を起こし、胃を荒らすことになります。

アルコールを多量に飲んだ場合、胃粘膜上の粘液が剥がされることでアルコールが浸透します。その結果、胃酸が胃粘膜に直接作用し、胃粘膜が充血、むくみも生じます。さらに進むと出血やびらんが発症することが認められています。

そこで、アルコールのよる胃が荒れて辛いことを避けるには、

空腹のままではお酒を飲まない
空腹のままでお酒を飲むと胃が荒れ、酔いも進むことになりますので、事前に食べておくことが大切になります。
飲むなら食べながら飲もう
アルコールの吸収をゆっくりするために、食べながら飲むようにします。枝豆とか豆腐にはアルコールを分解する能力を助ける成分を含有していますので最適と言えます。脂肪分が多いものは極力摂らないようにした方が良いようです。
アルコール度数の高いものは薄める
アルコール度数が高いと酔いが早く、肝臓にも負担がかかります。したがって、水などで薄めて、できるだけ楽しみながら飲むようにしたいですね。

胃が荒れて辛い原因5.コーヒーの過飲

コーヒーが胃液を分泌することはよく知られています。カフェインとポリフェノールの1種であるクロロゲン酸の働きで胃粘膜が刺激されて起こります。食後のコーヒーがいいと言われる理由は、これらの物質が消化を促すためなのです。

しかしながら、アルコールと同じで空腹の状態でコーヒーを飲むと、カフェイン、クロロゲン酸の胃液分泌効果よりも、胃酸によって胃に炎症が起きることになってしまいます。このように、飲み方次第で逆に胃を荒らすような事態が起こることがあります。

中でも、胃に炎症、そしてポリープがある場合には、症状をより悪化させることがありますので、くれぐれも注意をすることが大切になります。

胃が荒れて辛い原因6.薬の副作用1

薬の副作用で胃が荒れる場合ですが、主に2つの薬剤が挙げられています。それは、アスピリン(アセチルサリチル酸)とプレド二ゾロンです。

1.アスピリン(アセチルサリチル酸)の場合
【解熱鎮痛作用】

アスピリンという薬名を聞いたことがあるのではないでしょうか。アスピリンンの効能は多くの人は解熱鎮痛の作用(バッファリン)で服用していることが多いはずです。実際に炎症や痛みを鎮める薬として、今でも頭痛薬、風邪薬、鎮痛剤として使われています。

【抗血小板症作用】

アスピリンの作用で注目されているもう1つに抗血小板作用があります。これは血液をサラサラにして血液を固まらないようにする作用です。服用量は解熱鎮痛剤の1/3位の量を服用します。

具体的には、虚血性心疾患の狭心症や心筋梗塞、脳血管障害である脳梗塞など血管の血栓の予防・治療に使われます。

アスピリンで胃が荒れるのは、先の解熱鎮痛剤に用いられる場合で、これは痛みの原因となるプロスタグランジンの作用に、胃酸分泌の低下や胃粘膜の血流増加などがあるのですが、アスピリンはプロスタグランジンの作用を抑制する働きがあることから起きるようです。

2.プレド二ゾロンの場合
万能薬と言われている副腎皮質ホルモン(ステロイド・ホルモン)の働きをする薬がプレド二ゾロンで、炎症を抑える効果があることから、実に多くの疾患・領域で使われています。

プレド二ゾロン錠(5mg)の添付文書によると、

  • 内分泌疾患・リウマチ疾・膠原病
  • 川崎病・心疾患・アレルギー性疾患
  • 重症性疾患・血液疾患・消化器疾患
  • 重症消耗性疾患・肝疾患・肺疾患
  • 結核性疾患・神経疾患・悪性腫瘍
  • 外科領域・整形外科領域・産婦人科領域
  • 泌尿器科領域・皮膚科領域・眼科領域
  • 耳鼻咽喉科領域

などに対して効能効果があるとされています。

効き目があるということは、それだけ副作用が強いことにも関係していて、消化器領域では胃の荒れをはじめ、腹部の張り、吐き気、下痢、便秘、嘔吐、胃の痛み、食後の腹痛などが挙げられています。

他にも、薬の副作用で起こる胃の荒れの原因として、以下のようなことが考えられます。

【抗生物質の副作用】

抗生物質の服用で胃が荒れて辛い副作用がでる場合があります。これは、抗生物質が胃粘膜を刺激することで、胃酸の分泌による影響が強く出ることで起こります。

特に、空腹時での服用は副作用の症状が強く出る傾向にありますので、極力食後に服用することが大事です。

【薬の飲み方を間違えた場合の副作用】

よく起こることなのですが、病院からの処方薬やインターネット、薬局からの市販薬の服用の方法を間違えた場合、副作用が起きることがあります。よく見られるのは、頭痛やめまい、吐き気、動悸、息切れ、湿疹、そして、胃が荒れることなどです。

薬は決められた時間に、決められた量を、医師に指示に従って服用するようにします。

ストレスは自律神経のバランスを崩す!すると胃が荒れつらいことに…

ストレスの影響は私たちの身体のあらゆる部分に見ることができます。

中でも、胃との関係が深く、例えば、「胃は心の窓」「はらわたが煮えくり返る」「腹の虫が治まらない」「腹に据え兼ねる」などのことわざに見られるように、胃(腹)には大きくストレスが関わっています。

その理由として挙げられるのが自律神経(交感神経と副交感神経)です。この自律神経のバランスが乱れることが、胃が荒れることに直結します。

自律神経は交感神経が緊張した場合には循環器系に、副交感神経が緊張した場合には消化器系に症状が出ます。

例えば、副交感神経が緊張すると、胃酸の分泌が増加しますが、交感神経の場合では胃の血管は収縮することで血流量は減少し、胃の運動、胃酸分泌も減るようになります。

ストレスを受けた場合これらのバランスが崩れるため、胃の中の血管が傷ついたり、活性酸素が発生したりして胃が荒れ潰瘍が出来ることがあります。

特にストレス状態に置かれた場合、それを解消しようとして喫煙、暴飲暴食、寝不足などに陥り、余計に胃を荒らす事態に突入しかねません。

胃が荒れて辛い場合の回復法って?

胃が荒れた場合、第一に考えることは、何といっても食事になります。それは回復法だけでなく、予防法にも関係することですので、しっかりと認識する必要があります。

そこで、食事についてどのような態度をとるべきなのかを紹介いたします。

胃が荒れて辛いからの回復法1.規則正しい食事習慣を!

胃が荒れているからとか「食欲がないからと朝食を抜く」という人がいますが、これは最もやってはいけないことの1つです。

胃が空になっている時間が長くなるため、逆に胃が荒れて辛い原因になるようです。これでは胃が荒れて辛いから回復するのは難しくなってしまいます。

それに加えて、1日の食事回数が1回減ることで、その分1回あたりの量が増えることになり、かえって、胃の負担を増やすことになります。

また、仕事遊びが忙しかったり遊びに夢中になったりして、どうしても、深夜に食事を摂るようになってしまいます。

こうした寝る前に食事をすることは胃に負担をかけることになり、回復するどころか胃が荒れて辛いことになります。そうしないためには夕食時は軽くてもいいから何か摂るようにして、胃が空になるのを短時間にするようにしましょう。

こうすることで、寝る前の食事量を減らすようにします。食事内容への気遣いも大事ですが、何よりもポイントになるのは、1日に3回規則正しい食事習慣を身に付けることです。

胃が荒れて辛いからの回復法2.食事はゆっくりと楽しみながら、腹八分目

胃の荒れを防ぐには胃に負担をかけないことが大切なのですが、例えば、食事の際に食べ物をよく噛まない早食いは、空気を一緒に飲み込むようになるのでゲップの元になるだけでなく、胃に対しての負担を強いることになります。

そのためには、まず食べ物はよく咀嚼してから胃に送ります。それに、満腹になるまでには時間がかかりますので、早食いをした場合には満腹感を覚える前に、ついつい食べ過ぎることになります。それが、胃が荒れて辛い原因にもなるのです。

そういう意味では、食事はゆっくりと、よく咀嚼して、腹八分目を守り、そして楽しみながら摂るようにすることで、胃が荒れて辛いことから回復できることになります。

さらに言えば、できるなら食後も30分ぐらいのゆったり時間があれば、胃の消化も順調に行くようになります。

胃が荒れて辛いからの回復法3.脂肪分、刺激の多い食品には注意!

脂肪分は消化するのに結構時間を要するために胃に負担が及びます。また、

  • 熱いもの、冷えたもの
  • 味付けの濃いもの
  • 香辛料を利かし過ぎたもの

を摂取した場合、胃壁を傷つけることが確認されています。ということは、胃が荒れて辛い状況にある時には、特に注意をする必要があります。

食べ物のバランスを考えて、タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどもしっかりと摂るようにします。胃の負担をやさしくするために、繊維質の多い野菜類を出来るだけ摂るようにしましょう。

胃が荒れて辛いからの回復法4.アルコールの飲み過ぎには注意!

胃粘膜を傷つける原因にアルコールがあることは先述していますが、そこには胃酸が影響力をもたらしています。

アルコールも適量であれば、胃液の分泌が消化を促し、新陳代謝を良くすることにも繋がります。

ストレス過多になると、それを解消するためにアルコールに頼りがちになります。しかしながら、ストレスといい、飲み過ぎだけでなく食べ過ぎ、いわゆる暴飲暴食は胃にとっては最悪の事態を招きます。
心して、アルコールとは付き合うようにしましょう。

胃が荒れて辛いときの回復法5.食べていい食品、食べていけない食品

胃が荒れて辛い状況での食べ物には細心の注意を払います。食べ物如何によっては症状が長引くことがあるからです。

【食べていい食品】

  • 柔らかいごはん、パン、うどん
  • ヨーグルト、牛乳
  • 卵黄、豆腐
  • 白身魚、白身刺身
  • 煮た鶏肉
  • 柔らかく煮た野菜

【食べないほうが良い食品】

  • 硬いごはんや冷や飯
  • チャーハン、すし
  • 天ぷら、フライ
  • 梅干し、塩辛、漬物
  • コショウ、ワサビ、からし
  • 甘いもの

胃が荒れが発症する疾患もあるので注意!

胃が荒れる胃疾患の代表は急性胃腸炎と十二指腸潰瘍です。ではこれらの疾患はどのようなものなのかを見て行きます。

胃が荒れて辛い疾患1.急性胃炎

急激に胃粘膜が病変―炎症を起こす病気が急性胃炎です。まさに急激に発症することからこのような疾患名が付いていて、

  • 胃粘膜の浮腫
  • 出血
  • びらん(粘膜表面に欠損)
  • 潰瘍(粘膜表面が陥没)

が見られ、胃が荒れた状態になっています。

【急性胃炎の症状】

  • みずおち周辺の痛み
  • 胃部膨満感
  • 悪心
  • 嘔吐
  • 吐血
  • 下血

などが見られます。

【急性胃炎の原因】

  • アルコールの過飲
  • 医薬品
  • 化学的毒物
  • 放射線
  • 寄生虫
  • 細菌
  • 食中毒
  • ピロリ菌

などがあります。

その他にも、インフルエンザのような感染症、急性化膿性胃炎、アレルギー性胃炎、ストレスが挙げられています。

診断については、内視鏡検査で胃粘膜の細部まで観察できるようになり、容易に見極めることができます。

仮に急性胃炎になった場合ですが、普通であれば2日間ぐらい消化しやすい食べ物を摂り、安静を心がけることで回復に向かいます。

しかしながら、そのまま胃が荒れて辛い状況が続くと慢性胃炎に移行することも考えられます。

薬物療法の場合では、胃酸分泌を抑制する薬、胃粘膜修復薬、止血剤などを用います。状態によりますが早期の治療が期待できます。

胃が荒れて辛い疾患2.十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍は、文字通り十二指腸の粘膜に潰瘍ができる疾患です。どちらかというと胃に近い周辺部に見られます。十二指腸壁は胃壁に比較すると筋層が薄いだけに、進行度が深く出血や穿孔が起こりやすいとされています。

ヘリコパクター・ピロリ菌の感染率は97%と高い他に、ストレス時代の影響を受けて比較的多く見られる疾患となっています。

症状としては、空腹時での腹痛が強く、食事を摂ると症状が治まることが多いようです。場合によっては潰瘍部位が出血することで吐血、下血が見られます。狭窄が起きた際には変形し、胃からの食物が通りにくくなり嘔吐を起こすことがあります。
原因は、粘膜の防御と胃酸の攻撃とのバランスが乱れることで発症しますが、ストレス、遺伝的要因の関与が認められています。

薬物療法では、胃が荒れる原因になっている胃酸の分泌を抑える薬剤を選択します。おおよそ6週間の治療期間で80%以上が治るとのことですが、その後1年間程度は服用を続ける必要があります。また、ピロリ菌との関係も明らかになっていますので、除菌治療も必要になります。

胃が荒れて辛いのを防ぐには生活習慣の見直しが重要

胃が荒れて辛い原因にはいろいろありましたが、中でも、不摂生、ストレス、暴飲暴食などが挙げられました。若さゆえに、つい調子に乗って無理をして働き過ぎ、遊び過ぎ、ストレスを発散するための過食になったりして、胃粘膜に炎症を起こすようになります。

そんな時には、余裕がある時間を設けて、ゆったりした気分に浸ることも大事になります。それだけでなく、胃腸にも休息の時間を与えるようにしましょう。胃部の不快感が続くと日常生活にも影響を及ぼします。

喫煙者は禁煙を目指してください。ストレスフルな人はストレスコントロールを見つけるようにしましょう。それから、風邪薬や鎮痛剤の服用には十分注意を払い、用法・容量を守るようにしましょう。

いずれにしても、胃が荒れて辛いことから身を守るポイントは、生活習慣を見直すことにありそうです。

キャラクター紹介
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