健康生活TOP 胃痛 胃が弱ってるなら!食べ物の選び方と肩の位置チェックで解消できる

胃が弱ってるなら!食べ物の選び方と肩の位置チェックで解消できる

食欲不振の女性

胃が弱っていると言う表現をすることって割合よくあるように思います。具体的な病名はないのだけれど、何となく食欲がないとか胃がもたれるとか。時によっては胃が痛むと言うこともあるでしょう。

あるいは食事の後、何時間経っても胃の中に食べたものが残っているような気がして、次の食事が入らないと言ったものもあるでしょう。この嫌な症状を、まずは食事でどこまで改善できるかを試すことから始めましょう。

胃弱とは?胃が弱い人に起こる症状と原因

胃弱と言うのは古い呼び名ですが、今でも「胃が弱っている」と言う表現は良く使いますね。これは、胃弱と呼ばれた症状が「慢性胃炎に伴う上腹部愁訴」、「非潰瘍性胃腸症」、「機能性ディスペプシア」と、難しい名前で置き換わって行ったからなのかも知れません。

現在では、この機能性ディスペプシアと過敏性腸症候群を合わせて、機能性消化管障害と言う形で一つの病気としてまとめられています。そのうち胃に症状が現れるのが「機能性ディスペプシア」でかつて胃弱とされていた物だと言うことです。

機能性と言うのは異常が見えにくいと言うこと

機能性と言う言葉が先頭にくっついている病気の名前は、「症状があるけれど、検査しても異常が見つからない」と言うことを示しています。これに対して「器質性」と言う場合は、症状の有無にかかわらず検査で発見できた異常があると言うことです。

つまり、かつて胃弱と呼ばれていた病気は、胃が弱っているっと表現されるさまざまな症状があるにもかかわらず、胃カメラやバリウムを飲んでのレントゲン検査では異常が見つからないと言う状態を示しています。

症状としては次のようなものがあります。

  • みぞおちのあたりが痛む
  • みぞおちのあたりのひどい胸やけ
  • すぐにお腹がいっぱいになってあまり食べられない
  • 食事をすると胃にもたれてつらい思いをする

もちろん、一時的にこうした症状が出る場合は誰にでもありますが、一定期間以上継続して、受診しても異常が見つからないのを「機能性消化管障害のうちの機能性ディスペプシア」と呼ぶことになります。

上の2つは痛みを中心とした症状で、食前・食後・食間のいずれのタイミングでも起こるものですが、下の2つは基本的に食後に見られる症状です。

胃弱の第一の原因は胃の動きが悪くなっていること

胃弱で胃もたれがすると言うと、どうしても胃の動きが悪くなっているのではないかと考えられがちです。もちろんそれは多くな要因の一つですが、動きの悪さだけでまとめてしまえるほど単純なものではありません、動きの悪さにも種類があるのです。

物を食べると食物は食道を通って噴門部を通過し、胃の中に入ります。イメージではいきなり胃の底にすとんと落ちるように思えるかもしれませんが、実際には胃の上の方が膨らんで、そこに食べ物は貯まるようになっています。

食道は胃の真上に繋がっているのではなく、少し下がったところに繋がっていて、食べ物が入ってくると胃の上の方が膨らむようになっていて、こうした機能を持つことができています。

空腹時の胃の様子と食事中の胃の様子

また、どうしても私たちは胃と言うと上のイラストのような形をしていると思いますが、これは飽くまで胃の一形態にすぎません。実際には空腹のときは全体的に縮んでいますし、食べ物が入ってきたらそれに合わせて上が膨らみます。

そして、食べ物を受け入れた胃は、蠕動運動によって胃液と食べ物を混ぜ合わせながら、食べ物を細かく砕かれた状態にして行き、徐々に胃の下の方に移動させます。この時に、十二指腸や小腸で行われる消化吸収の準備段階になる消化も行われています。

食べ物が入ってきた時、胃の上の方が上手く膨らまず、食べ物が胃の底の方に早く移動してしまうと、すぐにお腹がいっぱいになると言う感覚が生まれます。また、充分胃液と混ぜ合わされていない状態で底の方に移動すると痛みが引き起こされる場合もあります。

これがいわゆる「胃の動きが悪い」と呼ばれている現象が起こる理由の1つです。そして、健康な胃では充分混ぜ合わされたものが十二指腸に少しずつ送り込まれますが、胃の動きが悪いと充分撹拌されずに十二指腸へ送り込まれるためトラブルが起こります。

1つは、酸度にむらがある状態で食べ物が十二指腸に送り込まれることで、十二指腸の側で胃酸の中和が追い付かない部分ができてしまい、胃酸によって十二指腸が傷つけられてしまうことです。

もう1つは、処理しきれないペースで食べ物が送り込まれてきたことを検知した十二指腸は、神経経由で胃の排出機能を抑えるよう信号を送ります。すると、胃の中に長く食べ物が滞留して胃もたれの原因になるのです。

胃弱の原因は胃の動きが悪いだけではない

知覚過敏と言う言葉は、歯のトラブルの言葉として良く知られていますが、なにも歯ばかりじゃありません。知覚が過敏になっていると言うことですから、別にどこで起こっても不思議じゃないですよね。

今回の話題でも胃の知覚過敏と言う物が問題として挙げられます。これは通常であれば何も感じないような刺激が胃に加わっただけで、それを痛みなどとして感じてしまうと言う物です。

例えば、胃酸が分泌されて、わずかにそれが胃を刺激した際に胃の痛みや胸やけとなって表れると言う現象が見られることもあります。また、食べ物が入ってきた時の刺激を強く感じてしまうと言うこともありますね。

この場合は、わずかな量の食べ物でもお腹がふくれたと感じることが多いようです。その結果、胃がもたれるとか食欲がないとか言った症状に繋がることもあります。

先の胃の運動の所でも少し触れましたが、胃の中で充分食べ物と胃酸が撹拌されない場合、胃酸が十二指腸に送り込まれてしまいます。もちろん胃酸の分泌過多でもこうした現象は起こりますし、良く噛まずに丸呑みするような食事方法でも起こり得ます。

胃酸はお酒やストレスによっても分泌が促進されます。そうした場合、やはり十二指腸に刺激が加わって、胃から食べ物が十二指腸に送り込まれにくくコントロールされてしまいます。

よく言われる「ストレスで胃が痛い」と言うのも原因の一つですね。さらにピロリ菌との関係はまだ証明はされていませんが、可能性を示唆する報告は上がっているようです。

一方、たばこについては胃の血管を収縮させることで血流が悪くなり様々な症状を引き起こします。胃にとってたばこは大敵ですからやめておいて下さい。

ディスペプシアと言うのはもともと消化不良のことを指す言葉ですが、消化不良と言ってしまうとまた誤解の原因になりそうだから、原語の発音のままディスペプシアと言っているのでしょう。

胃の調子が悪い時に食べると良い食べ物、避けたい食べ物は?

「お腹の調子が悪いのなら消化の良いものを食べておとなしくしておきない」と言われた経験のある人は多いでしょう。確かにその通りだと感じるものの、何が消化が良くて、何が悪いのか判然としない部分もありますよね。

おかゆは消化に良い食べ物の一つですが、そればかりでは栄養が不足してしまいかねません。それに水分の多さから早く胃の底に送り込まれてしまうと言う難点もあります。どんなふうに食事を組み立てたらいいのでしょうか。

避けるべきは脂肪分の多い物

先にお話ししたように食べ物が胃に入ると、胃の上の方が拡張します。そこに食べ物の化学的刺激が加わると胃壁にあるG細胞からガストリンと言うホルモンが分泌され胃の動きを活発にします。

胃酸の分泌が増え、胃壁の蠕動運動が活発になり、ペプシノーゲンと言う酵素前駆体が分泌されます。ペプシノーゲンはpHが3.0以下の強酸性の環境でペプシンと言うたんぱく質消化酵素に活性化され、たんぱく質の分解を始めます。

胃液は食べ物が入っていない時でpH1.0くらい、最大限食べ物を詰め込んだ時でpH4.0くらいですから、普通にものを食べた時にはペプシノーゲンはペプシンに変化できるのです。

一方、食べ物が胃の中での処理を終えて十二指腸に送り込まれると、2つのホルモンが分泌されます。

1つは胃酸に反応して分泌されるセレクチンと言うホルモンです。これは胃の動きを活発にしていたガストリンと言うホルモンの分泌を抑え、膵臓から膵液が分泌されるよう促します。

もう1つは、脂肪に反応して分泌されるコレシストキニンと言うホルモンで、これも胃酸の分泌を抑え、膵臓の消化酵素や胆汁の分泌を促します。

ところがこのコレシストキニンは、食道と胃を仕切っている噴門を緩めたり、胃の内容物を十二指腸に送り出すのをゆっくりにする働きも持っています。

噴門については、消化に必要な消化液の出口の部分を緩めるついでに緩んでしまうのではないかと思われますが、その際に食べ過ぎていたり、横になっていたり、ゲップが出やすい状態であったりすると、胃食道逆流症の症状が現れます。

また、胃の内容物が送り出されるのをゆっくりにするのは、消化に時間のかかる脂肪やたんぱく質を確実に消化しようとするためだと考えられています。

ですので、脂肪が多い食べ物を多く食べると、食べ物が胃の中に滞留する時間が長くなってしまい、胃もたれの原因になるのです。

内容だけでなく食べる量も重要になる

ペプシンと言う消化酵素が活性化されるにはpH3.0以下の強酸性の環境が必要でしたね。でも、多すぎる食べ物を摂ってしまうとpHが上がり過ぎてしまい、充分な酸性度が得られなくなります。

pHは水素イオン濃度の逆数の常用対数ですから、仮に胃にほとんど物が入っていない時に胃液が5mLあって、そのpHが1.0だとすると、495mL分の食べ物が入ってきて元の100倍の500mLになった時にpHは3.0になります。

この量は仮定の量ですから、実際にどのくらい食べたらそうなるかは判りませんが、お腹いっぱいになるほど詰め込むと、pHは3.0を上回って酸度が下がってしまうことになります。

そうすると、たんぱく質の一次消化に不具合が出てしまいます。もちろん十二指腸で分泌されるトリプシン・キモトリプシンと言う消化酵素によってたんぱく質は分解されますが、事前の処理がなされていないと効率は良くないですね。

これに対処するため、胃は過剰な胃酸を分泌して酵素の活性化を図ります。しかし、一方でそのことがセレクチンの分泌を促し、胃の動きを抑制してしまうこともあるのです。

つまり、食べ過ぎは単に処理する食べ物の量が多すぎて胃の不調を招くだけでなく、生理的に胃の動きを妨害してしまうと言う要素を含んでいるのです。

ですから、昔の人が言うように「腹も身の内、腹八分目が一番」と言うことを意識して食事を摂るようにしましょう。

油が胃にもたれる、食べ過ぎで何日も胃の不調が続くと言う現象のメカニズムはこんなところに隠れていたのです。

胃弱の食事の参考になるのは胃の手術後の食事

胃弱と言うのは胃の調子が悪いと言うことなのですが、胃の調子が悪いと言うことを考えるのに、最も適切なモデルは胃を手術した人と言うことになるでしょう。

胃を手術した人も、順次食事を摂って行くわけですが、その時に最も重視されるのは「消化に良い物」と言う部分です。ですので、そうした人向けの食事メニューを参考にして胃弱に対応する方法を考えましょう。

おかゆもパンも「消化に良い食品」なので安心して食べよう

おかゆ(白粥)は消化に良い食品ですが、栄養効率から考えるとあまり良くありません。ですので、どうしてもおかゆしか入らないと言う症状がある時以外は、他の食品を候補に入れて下さい。

もちろん中華料理の朝食でよく見られる、おかゆに油条(中国の揚げパン)や搾菜、魚の濃い味煮付けなどは、日常食ではあるものの、おかずの方に問題があるので避けた方が無難です。

実は、消化に関して言えば普通のご飯やうどん、パンなどもおかゆと並んで消化の良い食べ物ですから、怖がらずに食べて下さい。

但し、パンについてはブリオッシュやクロワッサン、デニッシュのように油を多く使ったものは消化に良くありません。ですのでプルマンブレッド(食パン)やイギリスパン、フランスパンなどが良いですね。

フランスパンは外側のクラストが固いので、その部分は飲み物やスープに浸して柔らかくするか、内側のクラムの部分だけを食べるという方法も良いでしょう。フランスパンは油も砂糖も使わずに焼くパンなので、クラムだけならもっとも消化の良い食品の1つです。

イングリッシュマフィンは、生地自体は消化は悪くないのですが、外側のコーンミール(とうもろこしの粉)があまり消化が良くありません。主食や野菜としてのトウモロコシ自体も消化には良くありません。

また、ロールパンはバターやマーガリンの含有量が多いものはお勧めできません。さらに、玄米や全粒粉・グラハム粉を使ったパン、パン・ド・カンパーニュのようなものは消化が良くありません。胃の調子の悪い時は避けておきましょう。

また、油で調理したパスタ類や焼きそば、カレーうどんなどもお勧めできません。蕎麦も更科なら比較的安心ですが、挽きぐるみの粉を使った香りの強いタイプの物はあまり良くないでしょう。

一方、いも類については柔らかく加熱調理すれば問題なく食べてもらえます。これはジャガイモやサツマイモだけでなく、里芋なども同じです。

肉や魚も脂肪分が少なければ消化は良い

胃の調子が悪くても、たんぱく質をしっかり摂っておかないと体調を良い状態に保てません。かと言って脂肪分が多いと消化の妨げになります。

そこで、脂の少ない肉類、白身魚、たまご、納豆や豆腐などがお勧めです。別にフィレ肉でなくても、ウデ肉なんかだと脂肪が少なくて、お値段も美味しいですよね。

普通ならオリーブオイルでマリネードしてパサつきを抑えるのですが、それでは脂肪分が多くなるので、塩麹のような発酵調味料をもみ込んでしっとりさせて調理するのがお勧めです。

鶏肉もささみや皮を外した胸肉などは脂肪が少なくて良いですね。魚介類は白身魚が安心です。鮭は白身魚ですから安心して食べて下さい。消化のことを考えると火を通した方がいいでしょう。

一方、脂身の多い肉類は消化が悪いので避けましょう。バラ(三枚)肉やそれを加工したベーコンなどは消化が悪いです。ロースのように脂身が分かれているものはそこを外せば問題ありません。

サシのたっぷり入った高級牛などは消化に悪いので避けて下さい。脂身にばらつきのある肩ロースなどは、体調に合わせて選べばいいと思います。

魚については脂の多い青魚は避けて下さい。また、脂肪の有無にかかわらず、イカ・タコ・貝類は消化によくありません。避けた方が無難な食べ物です。

野菜は煮野菜・茹で野菜が基本になる

野菜については、ごぼうやタケノコなどを除けば、ほとんどの野菜は煮野菜・茹で野菜にして柔らかくすることを条件に、何でも食べて大丈夫です。

とは言うものの、個人差は避けられませんから、食べて調子が悪くなったものがあれば、それは避けておいた方がいいでしょう。

葉野菜も根菜も、少し柔らかめに仕上げるのがコツですね。野菜は下茹でをしてから調味すれば、アクによる刺激も避けられますし、柔らかく仕上げやすいです。

野菜ではありませんが、キノコやこんにゃく、海藻、山菜類など食物繊維が多すぎるものは避けておいた方が無難ですね。

果物については、リンゴやバナナ、桃が安心です。もちろん食物繊維はしっかりあるんですが、果物の場合問題になりやすいのは酸味とタンニンです。酸味が強すぎるものやタンニンのある柿などは避けておきましょう。

甘柿や干し柿であっても、渋みの原因であるタンニンが水溶性から不溶性に変わっているだけで、タンニン自体はかなり多く含まれていますから避けておいて下さい。なお、メロンは食べて大丈夫な果物です。

果物は非常に種類が多いので、個別に紹介するのは難しいのですが、酸味が少なく柔らかめのものであれば問題は起こりにくいです。リンゴもよく噛んで食べればOKですよ。

また、一説によると柔らかく完熟した洋ナシも良いと言いますが、食物繊維の量が非常に多いので判断に迷うところではあります。洋ナシの半分程度しか食物繊維を持たない和梨は食べない方がいいとされています。

ぶどうもタンニンが多いので避けておいた方が良い果物です。酸味が強いものもありますしね。みかんも酸味が強いため控えておいて下さい。イチゴやパイナップルも酸味の点で問題ありですね。

さらに、お茶や赤ワインにもタンニンは多く含まれますので、お茶は麦茶にしておいた方が無難です。甘みのある玉露がタンニン少な目で、ほうじ茶はタンニンが非常に多いです。

しかし、胃を刺激するカフェインは逆にほうじ茶に少なく玉露に多いので、お茶は難しいです。どうしても飲みたい場合は、食間に少量をゆっくり飲むようにして下さい。

ワインはぶどう由来のタンニンが多く、しかもお酒ですので、アルコールの問題を含めて避けておいた方がいいでしょう。

調味料は使う量に注意して

よほど調子が悪いと言うのでない限り、脂の塊ですがバターやマヨネーズは使っても問題ありません。ただし量には充分注意して下さい。最初は少しだけ使ってみて、不調が出なければ徐々に増やしても良いです。

しかし、カロリーの問題や飽和脂肪酸の問題もありますから、1日に10g程度までに抑えておきましょう。バターについては消化吸収が早い短鎖飽和脂肪酸が多いので、悪影響が少ないという部分も考えられます。

バターは乳製品ですが、原料である牛乳や同じ乳製品であるチーズ・ヨーグルトなども消化は悪くありません。牛乳やヨーグルトは200mLまで、チーズは20gくらいまでを目安に、調子が悪くならない量を摂ってみて下さい。

一方、揚げ物は避けた方がいいですね。思ったよりたくさん脂質を摂ることになりますので、胃に負担をかけてしまいます。インスタント麺(味付け油揚げ麺)や、スナック菓子(油で揚げたもの)も同様です。

全般的な注意として、酸味・香辛料・塩辛さ・甘味の強い食品は胃に負担をかけます。全般的に薄味で物足りなさを感じるくらいが、胃の回復に役立つでしょう。

また、熱い物や冷たい物は、ある程度室温に近づけてから摂って下さい。飲み込んだ時に胃で温度を感じられるようでは熱すぎ・冷たすぎです。

パンについてですが、マリー・アントワネットが言ったとされる「パンがなければお菓子を…」と言う言葉の「お菓子」とはブリオッシュのことだったそうですね。現代ならどっちもパンになっちゃいます。

姿勢と運動がもたらす胃への効果

まず、食べてすぐ横になってはいけません。牛になることはありませんが、牛と同じように口の方に食べ物が戻ってきてしまいやすくなります。つまり、胃食道逆流症の原因になりやすいのです。

最低でも食べ終わってから30分は身体を起こしておきましょう。リラックスするのであれば、ソファーなどに深く座って上体を起こした状態でもたれ掛かれる椅子を利用して下さい。

横になるならどっちが下と言うことは考えない

昔は、横になる時は右を下にするということが良く言われました。これは十二指腸に繋がる幽門が右側にあるからで、そっちを下にすると食べ物が十二指腸に流れて行きやすいと考えられたからです。

しかし、食道から胃につながる噴門も右側にありますので、右を下にして寝ると胃食道逆流症が起こりやすいから、左を下にして寝るように指導されることもあります。

また、胃自体は身体のほぼ中央部にありますが、右側には肝臓がある関係で、単純に体積で見た場合左側の方が多くなっているといえます。

しかし、それは飽くまで人体模型などを見た時に言えるだけの情報です。実際には、胃と言う臓器は大きな蠕動運動を行いますから、どこにあるということは考えなくても良いでしょう。

例えば、左を下にして寝た場合、胃が静止していたら十二指腸の方へ流出しにくいかもしれませんが、胃は激しく動きますから胃の中にいつまでも食べ物が滞留することはありません。

それに人間は寝返りを打ちますので、自分にとって不快感のない方向で寝れば良いでしょう。それに、大病してベッドに括りつけられているか、夜間就寝時でない限り、横になって寝ること自体が少ないと思います。

昼寝も、ソファーなどに座った状態で15分ほど眠るだけにしておけば、胃に負担がかかりにくくなります。

胃に不調があると体が傾くことがある

よく「右(左)の肩が下がっていたら○○の病気」と言うことが言われます。これは実際に内臓に異常があると、その部分の痛みをカバーするため、身体をどちらかに傾けてしまうということがあるからです。

これは時として悪循環の元で、その姿勢がさらに病気を悪化させるということが見られることもあります。

胃が悪い時にも、左右の方のどちらかが下がることがあります。いわゆる胃弱で悩んだ時には、裸か薄着で姿見の前に立ってみて下さい。左右のどちらかの肩が下がっていませんか。

そう言う時は、まず両肩を思い切り引きあげてみて下さい。その段階で首や肩、背骨がポキポキ鳴ることもあります。そして、次にすとんと肩を緒とします。

それで肩の位置が少しでもバランスすればそれで良し、毎日その運動を続けましょう。どうしても身体の傾きが治らないのであれば、身体の傾きや痛みを主訴に、接骨院・整体院などを利用してみるのも悪くありません。

その他、猫背になっていたり、反り腰になっていたりするのも良くありませんし、肩幅に足を開いて立って、身体が左右にねじれていないかもチェックしましょう。

こうした際に見つかる異常も、健康保険対応の接骨院・整体院などに相談してみるのが良いでしょう。病院・医院と連携している施設も多いですから、そうしたところを選ぶのがお勧めです。

胃の不調では姿勢に関する情報がよく聞かれます。そうしたことを扱う接骨院・整体院もありますので、探してみて下さい。

胃弱は生活習慣で改善を目指しダメなら受診して下さい

お医者さんに行くほどでもないけれど、どうも胃が弱くてトラブルを抱えがちだという人は、ここまでお話したような生活習慣の改善で胃弱に対応してみて下さい。それでもだめなら受診してお薬をもらいましょう。

生活習慣の改善は、まとめると次のような物になります。

  • 消化の良いものを選んで食べる
  • 酸味・刺激の強いもの・塩分・糖分は控える
  • 脂肪の多い食べ物は避ける
  • 少量ずつ良く噛んで食べる
  • 一回の食事の量を少なめにして間食で対応する
  • 食べてすぐに横にならない
  • 寝る時は一番楽な方向を向いて寝る
  • お酒・たばこはやめる
  • ストレスを貯めない・解消する方法を見つける
  • 姿勢がゆがんでいないかチェックして良い姿勢に直す

簡単そうに見えて、意外と難しいかも知れませんが、治療だと思って取り組んでみて下さい。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る