健康生活TOP 腹痛 あなたはどんな痛み?5種類ある腹痛のそれぞれの症状とその原因

あなたはどんな痛み?5種類ある腹痛のそれぞれの症状とその原因

「あっ、、イテテテ…」急にお腹に痛みを感じます。「何か変なものを食べたっけな~」と考えている間も、締め付けられるような痛みが続いています。

この痛みは数分もすれば治ることもありますし、トイレに駆け込むことで解消されることもあります。また胃腸薬を飲むことで痛みを感じなくなることもあります。

このように症状が比較的に軽いことが多い腹痛は、短時間の痛みであれば病気として考えていない人も少なくないのではないでしょうか?

身近な症状であるからこそ理解していたい腹痛。その症状と分類される種類について紹介します。

腹痛の種類には症状の違いで5種類に分けられる

腹痛と言っても痛む場所や痛み方によって症状に違いが見られます。つまり腹痛とは様々な症状の「総称」であり、腹痛だけで全てを表すことはできないのです。

腹痛にはいくつかの種類がありますが、ここでは代表的な5つの腹痛を紹介したいと思います。

  1. 内臓性腹痛(内臓痛)
  2. 体性腹痛(体性痛)
  3. 関連性腹痛(関連痛)
  4. 心因性腹痛(心因痛)
  5. 反復性腹痛(反復痛)

それでは一般的に症状によって区別されている腹痛を個別に紹介します。

【腹痛の種類1.】最もポピュラーな内臓性腹痛

腹痛の中でも一番に多い症状が「内臓性腹痛(内臓痛)」ではないでしょうか?人間の腹部には沢山の臓器が収められており、その中でも「管腔臓器」が起因して痛みを生じさせるのが内臓性腹痛です。

内臓性腹痛を生じさせる主な臓器を以下に紹介します。

  • 十二指腸
  • 小腸
  • 大腸
  • 胆嚢
  • 尿管
  • その他

これらの臓器は中が空洞になっており、いわゆる「管(くだ)」のような臓器です。これら管腔臓器が伸びたり縮んだりすることで、痛みを生じさせ腹痛の原因になります。

内臓性腹痛の症状は「キリキリとした痛み」と表現されることも多いのですが、その他にも特徴的な症状があります。

【内臓性腹痛の症状】

  • キリキリとした鈍い痛み
  • お腹全体に痛みを感じる
  • 痛みを繰り返す
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 冷や汗
  • 顔面蒼白
  • 下痢
  • その他

内臓性腹痛は管腔臓器の伸縮や拡張によって起こることが多いのですが、中には肝臓などの「実質臓器」の腫脹(炎症が原因で腫れあがる症状)により発症することもあります。

腹痛の中でも最も多い「お腹全体が何となく痛い」などの症状は、内臓性腹痛であることが多く、痛みも弱いものから強いものまであります。

【腹痛の種類2.】鋭い痛みは体性腹痛

私達のお腹にはもちろん様々な臓器が入っていますが、それらの臓器を守っているバリア機能があります。それが「腹膜」です。

腹膜の役割は色々とありますが、「臓器の保護」「臓器の固定」「細菌の侵入阻止」などが代表的なものです。また腸には「腸間膜」、お腹と肺の間には「横隔膜」が同じくあるのです。

これらの組織が何らかの刺激によって痛みを生じさせるのが「体性腹痛(体性痛)」です。体性腹痛の特徴は痛みにあります。

内臓性腹痛では痛みが鈍く、お腹全体に痛みを感じることに対して、体性腹痛では痛む場所がはっきりと解ります。痛みも集中しておりまるで何かで刺すような痛みを感じることが多いのです。

また痛みの持続時間も長く、痛みのせいで歩けなくなることも珍しくありません。虫垂炎などが発症すると、炎症が広がるにつれ痛みが増しますが、最終的には腹膜に炎症が起こることで強い痛みを生じさせます。

これも体性腹痛の一種と考えてもよいでしょう。

【腹痛の種類3.】脳が勘違いしている?関連痛

例えば右足に鉛筆を指したら、皆さんはどのように感じますか?「右足が痛いにきまっているだろ!」「当たり前だろう!」まあまあ…からかっているのではありません。

それでは質問を変えます。心臓にある血管が詰まってしまった場合、どこが痛くなると思いますか?「そりゃ心臓だろう!」…本当にそうでしょうか?

過去に心筋梗塞を発症した私の友人の話では、胸の痛みは感じなかったと話しています。でも痛みが無かった訳ではありません。彼のケースでは背中の上部が肩こりのように、強いはりと痛みを感じていたそうです。

心臓に障害が出ているのに、その痛みが背中にでるなんて本当に不思議な話しですが、このような現象を「関連痛」と呼びます。つまり痛みを生じさせている場所とは違う所に痛みを感じてしまうのです。

腹痛でも関連痛はあります。特に内臓性腹痛が強まることで、その刺激が神経を通り他の部分が痛く感じてしまいます。虫垂炎でも初期の頃と悪化した時点では痛む場所が違うことがあります。

このような症状が関連痛と考えられます。原因としては神経伝達や脳の誤認識と言われており、特に痛みが強い腹痛で多く発症するようです。

【腹痛の種類4.】精神的な心の問題?心因性腹痛

「今日の会議嫌だな~」「あー今月も目標をクリアできなかったよ…」なんて憂鬱な気持ちで会社に向かうことって誰にでもありますよね。学生であれば苦手なテストの日などは、特に暗い気持ちで通学するかもしれません。

そしてこのような日に限ってお腹が痛くなることがあります。通勤途中の電車でお腹が痛くなり、途中駅に下車してトイレに駆け込むのですが、また電車に乗ると痛みを感じます…

このような症状は「心因性腹痛」の可能性があります。心因性腹痛とは特にお腹の臓器に炎症などの異常がないにも関わらず、腹痛の症状が現れる病気で、原因として考えられるのが「ストレス」です。

よくドラマやアニメでも「緊張してきた」「グルグルッ~」「おっお腹がっ」「ちびっちゃった」などの流れがありますが、これこそ緊張(ストレス)による腹痛と言えるものなのです。

心因性腹痛はストレスがない場合には、発症しないことから会社や学校が休みの時や自宅にいる時には発症しないことが多く、これが原因で引き篭もりになったり、対人関係を悪くしてしまったりする原因にもなります。

【腹痛の種類5.】子供に多く見られる反復性腹痛

子供が突然「お腹が痛い」と訴えることは、風邪などの症状でも見られることですが、それが一ヶ月に数回も繰り返す場合は「反復性腹痛」を疑う必要があります。

反復性腹痛は1ヶ月に数回を3ヶ月以上に渡り続く腹痛で、おへその周辺に刺すような痛みを感じます。病院で検査を行っても異常は見られないことから、心因性腹痛と同様に子供のストレスが大きな要因になっている可能性があります。

反復性腹痛の代表的な症状を紹介します。

  • 痛みはおへそ周辺で差し込む痛みを感じる
  • 痛みは長くても1時間程度で治まり長くは続かいない
  • 痛みが出ている時は顔色が悪く汗ばんでいる
  • 排便のリズムが乱れている
  • 学校が休みの日には症状が出ない
  • 夜中など就寝中には症状が出ない
  • 再発を繰り返す
  • 病院の検査で内臓などに異常は見られない
  • その他

このような症状のケースではストレスが原因で腹痛を繰り返していると想定できます。つまり子供といっても人間関係があり、それによって心には大きなストレスが生まれているのです。

特に学校だけでなく「塾」「スポーツ教室」「ピアノ教室」…など教育として様々な習い事をしている子供に多く見られることから、症状に心当たりがある場合は、子供目線でストレス要因を考えるのが重要だと思います。

また病院での治療についても注意点があります。子供は初めての病院で知らない医師に会うだけで、緊張してしまいますよね。そうなると一時的に症状が悪化してしまい、病院に行く日に腹痛が出るかもしれません。

そこで重要なのが医師と子供の信頼関係だと思います。なかなか症状が改善しないからと言って、色々な病院を渡り歩く「ドクターショッピング」を行っていては、子供が医師と信頼関係を結ぶことはできません。

信頼できる病院と医師を探してじっくりとそこで治療を受けるようにしたいものです。その意味では母親と医師の信頼関係こそ大切なことだと思います。

腹痛の原因にはいくつかの種類があります。特に痛む場所によっては違いがあるので腹痛の際にはチェックしましょう。

腹痛を引き起こす病気には何がある?注意したい6つの病気

腹痛には心因性のストレスが原因であることもありますが、中には身体の異常によって症状として腹痛が現れている場合もあります。腹痛を感じた時に注意しなくてはいけない病気について考えてみましょう。

【腹痛を起こす病気1.】やっぱり腹痛と言えば盲腸でしょう

急な腹痛でまず思い当たる病気と言えば「盲腸」ですよね。盲腸を病気の名称だと思っている人は少なくないのですが、実は「虫垂炎」が正しい名称です。(知っていましたか?)

特に急にお腹が痛くなるのが「急性虫垂炎」であり、いくつかの症状が特徴的です。

  • 強い痛みがおへそ周辺からみぞおちにかけて感じる
  • 時間が経過することで強い痛みは腹部右下に移動する
  • 発熱や冷や汗が出る
  • 吐き気や嘔吐する場合もある
  • 症状が悪化すると意識が薄れる
  • その他

虫垂炎で注意しなくてはいけないのが、炎症を起こした虫垂の破裂です。破裂すると膿が内臓内に散らばってしまい、腹膜炎を発症させて猛烈な痛みを引き起こしてしまい、場合によっては命の危険さえあります。

急性虫垂炎の起こる位置とメカニズム

虫垂炎で危険なのが急性虫垂炎ですが、これは急に強い痛みを感じるのが特徴です。しかし、中には数日前から鈍い痛みを感じていることもあり、その時点で病院へ行っていれば悪化させない治療も可能です。

痛みが限定的であっても病院で検査を受けることを心掛けて下さい。

また過去には「盲腸=手術」でしたが、最近では虫垂炎であっても抗生剤を使用する「薬物治療」が多くなっているので、あまり怖がる必要はありません。「早め早め」が虫垂炎にとって大切なのです。

【腹痛を起こす病気2.】便秘も腹痛の原因になる

自分が満足する排便ができない状態を「便秘」と言いますが、排便はその人によってリズムや回数に違いがあります。

一般的に毎日決まった時間に便意を感じて、排便することができれば理想と考えてしまいますが、たとえそれが2日に1回であってもそれがその人に合ったリズムであれば問題はありません。

つまり排便は1日に1回必ずしなくてはならないものではなく、あくまで人それぞれにあった生活習慣であるのです。

しかし5日以上も排便がない状態では、腸内に便が溜まってしまいそれが腹痛を引き起こす原因になります。腹痛の原因になる便秘は以下の理由によって起こることがあります。

  • 食生活における繊維質、オリゴ糖の不足
  • 夜更かしによる生活リズムの乱れ
  • 運動不足
  • 腸内細菌バランスの乱れ
  • ストレス
  • 水分不足
  • 薬の副作用

食生活で繊維質が不足していると便が硬くなり便秘の原因になります。また運動不足やストレスは自律神経を乱すことから、腸のぜん動運動に支障が出ます。さらに腸内の悪玉菌が増加することで便秘が起きることも珍しくありません。

そしてその全てが生活の乱れが関与していることは明白であり、特に夜更かしすることで排便リズムが崩れたり、便秘解消の下剤を多用したりすることもますます便秘を悪化させます。

便秘は腸がパンパンに膨れることで腹痛の原因になりますが、悪玉菌が増加することで発生するガスも同じく腹痛を引き起こします。

善玉菌を増やすには食物繊維だけでは足りません。善玉菌のエサとなるオリゴ糖が必要です。しかしオリゴ糖は食事から摂取するには量が不十分です。

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便秘を避けるためには生活習慣を整えて、毎日決まった時間にトイレに入るリズムを心掛けるようにしましょう。そして食物繊維を意識した食事にあわせて、オリゴ糖を摂取するようにしましょう。

【腹痛を起こす病気3.】ウイルス性にも注意が必要な腸炎

人間は食べ物を胃で消化すると十二指腸へ送り小腸、大腸を通過して排出されます。小腸や大腸は消化した食べ物を二次消化したり栄養吸収したりして、最終的には体外へと排出させる働きを行っているのです。

この人間が生きていく上で大切な働きを送っている腸に障害が起きると、それが腹痛となって現れることがあるのです。

腸炎は腸に炎症が起きる病気ですが、大きく分類すると「急性腸炎」「慢性腸炎」「神経性腸炎」などに分けることができます。腸炎の症状には以下のようなものがあります。

  • 小腸炎であればおへそ周辺の痛み
  • 大腸炎であれば下腹部の痛み
  • 下痢
  • 発熱
  • 吐き気
  • その他

腸炎は急性であれば食中毒や感染症によるウイルスや細菌が原因であることが多く、慢性のケースでは腸内細菌バランスの乱れが主原因であることがあります。

また神経性腸炎ではストレスが原因で、下痢を伴う腹痛を繰り返してしまい日常生活に支障が出てしまいます。症状は同じでも原因は様々なので、病院で原因を特定させることが大切です。

【腹痛を起こす病気4.】胃もたれの原因は胃潰瘍か?

お腹の痛みはおへその周りや下腹部だけではありません。特にみぞおちやおへその上部分に痛みを感じる場合は、その原因が胃にある可能性があります。

胃の病気としては「胃潰瘍」が有名ですが、胃潰瘍になる前段階として「胃炎」が起こります。胃炎は胃の内部に炎症が起きる病気ですが、胃の粘膜が爛れてそれが原因で腹痛を生じさせます。

胃の内部は強い胃液から胃を守るために、胃の粘膜で覆われていますが、これが何らかの刺激で傷つくと胃液で炎症を起こしてしまうのです。つまり自分の胃液で胃を溶かしているのですね。

そしてそれを繰り返すことで、炎症した部分は潰瘍化してしまい胃潰瘍となってしまいます。胃潰瘍ができると慢性的な胃痛が続き、常時「シクシク」と腹痛を感じるようになってしまいます。

胃炎や胃潰瘍の主な症状を紹介します。

  • お腹の上部(みぞおちなど)の痛み
  • 胃もたれ
  • 満腹感
  • 吐き気
  • ゲップ
  • その他

本来胃液は強い酸であることから、ウイルスや細菌が入り込んでも全て死滅させてしまうと考えられていました。しかし近年では「ピロリ菌」と呼ばれる細菌が自ら分泌する、アルカリを使って酸を中和し胃に定着することが解明されています。

つまりピロリ菌が胃壁に住み着くことで、粘膜を破壊して胃液による胃炎を発症させていたのです。またピロリ菌を除去することで、多くの胃炎や胃潰瘍を改善させることができることも判明しています。

長く続くお腹上部の痛みは、ピロリ菌が原因の胃炎かもしれません。ピロリ菌の検査は血液や呼気で行うことが可能なので、病院で検査を受けるようにしましょう。

【腹痛を起こす病気5.】結構怖いぞ!胆石&胆のう炎

特に女性の中には健康診断で「胆石」を指摘された人は少なくないと思います。胆石は胆のうにできる石で、「カルシウム結石」「コレステロール結石」などに分類される結石です。

胆石は胆のうにできる小さな石ですが、皆さんは胆のうと呼ばれる臓器をご存知でしょうか?

人間が食べ物を消化するのは胃だけではありません。もちろん胃に入り込んだ食べ物は、胃液によって一次消化されて十二指腸へ運ばれます。でもここでは全ての食物が完全に消化されているのではありません。

特に「タンパク質」「脂質」などは消化に時間がかかることから、胃の中では完全に消化されておらず、十二指腸や小腸において二次消化されていたのです。

二次消化ではタンパク質や脂質を中心に消化しなくてはならず、そこで使用されるのが「胆汁」と「膵液」と呼ばれる消化液です。胆汁は肝臓から出されるアルカリ性の液体で、消化酵素の働きを促進させる働きがあります。

特に脂肪の消化を促進させる働きがあります。胆汁は肝臓で作られ胆のうに貯められそこで凝縮されてから、胆管を通って十二指腸から小腸へと流れます。

ここで大切なのは胆のうとはこの胆汁を蓄積して、凝縮させる臓器であり、その凝縮させる過程で胆石が作られてしまうのです。この作られた胆石は大小様々な大きさで、小さいものは、何かきっかけがあれば胆管に入り込んでしまいます。

この時、胆管よりも小さければそのまま腸に流れてしまうので、問題ありませんがサイズによっては胆管を塞いでしまうこともあります。

そうなると胆汁が流れなくなるだけでなく、胆汁が逆流して胆のうや胆管に炎症を引き起こしてしまうのです。

特に「急性胆のう炎」や「急性胆管炎」では、みぞおち周辺に激しい痛みが起こり、吐き気や嘔吐などで転げ回るような痛みが生じることがあります。ただし前段階として、にぶい腹痛や軽い吐き気などが見られるケースも珍しくありません。

命の危険もあることから、緊急の手術となることもあるので、健康診断で胆石を指摘された人は腹痛には十分な注意が必要です。

【腹痛を起こす病気6.】近年話題のIBSも腹痛の原因

テレビコマーシャルなどでお馴染みになった「過敏性腸症候群(IBS)」は、腹痛はあるのに小腸や大腸を検査しても異常が見られない病気です。

先程説明した心因性腹痛の一種でもあり、通勤途中でお腹が痛くなったり、会議の前に下痢を繰り返してしまったりするのが症状の特徴と言えます。IBSの主な特徴を紹介します。

  • 下腹部の腹痛
  • お腹が張っているように感じる
  • お腹が鳴る
  • 下痢
  • 症状を繰り返す
  • その他

IBSではストレスが病気の主要因と考えらており、ストレスを解消させる「運動療法」や「食事療法」有効ですが、症状が重い場合には脳内物質「セロトニン」の作用を抑える薬を使用することもあります。

人間はストレスを脳で感じるとセロトニンと呼ばれる神経物質により、それを腸に伝えます。つまりストレスを脳が感じたら、それをそのまま腸に告げ口していたのです。

そこでそのセロトニンの働きを抑えることで、腸が大騒ぎしないように薬で抑制すると言う訳ですね。

また腸内の善玉菌を増やすことで、腸内細菌バランスを整えることも重要で、乳酸菌製剤などを使用することもあります。

「精神的なものだから…」と思い込まないで、専門医へ相談することが大切です。

腹痛の中には我慢するとどんどん悪化するものもあります。腹痛は病気のサインだと考えて行動することも大切です。

急性の腹痛はノロウイルスが関与している可能性が

最近腹痛を引き起こす病気で急増しているのが、ウイルス性の感染症です。中でも「ノロウイルス」による感染症は、猛烈な腹痛と下痢、嘔吐が特徴の病気で、その感染力は凄まじいものがあります。

原因はノロウイルスが経口感染で体内に入り込むことですが、多くは人から人に対しての感染となります。つまりノロウイルス感染者が触った物を、知らずに触ってしまいそれが口から体内に入り込んでしまうのです。

ノロウイルスは感染後1日程度で腹痛から下痢の症状を発症させ、健康な人であれば1週間~2週間程度で症状も回復します。しかし子供やお年寄りなどでは、命の危険もあることから安易に考えることは危険です。

また感染力が強くアルコール除菌などは効果がないことから、強い腹痛を伴った吐瀉物は素手では触れないように注意しましょう。また下痢で使用したトイレも同様に、塩素系の洗剤で十分な殺菌を行うようにしましょう。

近年増加しているノロウイルス感染症は、牡蠣などの二枚貝が原因とされていましたが、最近では人からの感染が大部分を占めています。特に冬場は手洗いを心掛けて下さい。

腹痛は症状を見極めることが大切

腹痛は誰もが経験のある症状で、多くのケースで何もしなくても治まるものです。しかし、腹痛が起きるには何かの理由があることは、今回の記事で理解されたのではないでしょうか?

単なる腹痛だと思って放置した結果、虫垂が破裂して膿が腹腔内に散らばってしまっては、治療には開腹手術が必要で命の危険もあります。またウイルス感染であったら、放置することで周りに感染が広がる危険性もあります。

まずは自分の腹痛をよく見極めて、正しい治療を受けるようにしましょう。軽い腹痛だからと行ってあなどってはいけないのです。腹痛の裏に隠れているものこそが怖いのですから…。

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