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タバコがやめられない、でも禁煙したい!補助薬で成功する禁煙方法

たばこを折る男性の手

タバコが身体に悪いことなんて、いまさら言わなくても知らない人はいませんよね。だからタバコをやめようと誰もが考えるわけですが、実際の禁煙はそうそう上手く行くものではないようです。

なので、「自分はタバコをやめるつもりはない」とか「タバコが身体に悪いとは限らない」とか、ひどい場合には「タバコで死ぬなら本望」とまで言って禁煙できない言い訳をしたりします。

でも、本当に禁煙は難しいのでしょうか。私見ですが、止め方のポイントを間違えなければ割合スムーズにやめられると思います。

私自身、かなり長い間の喫煙歴があり、最終的にはセブンスターを1日3箱から5箱吸っていたのに、それほど大きな苦労はせずにタバコをやめられました。その経験も踏まえて禁煙する方法を考えてみましょう。

【体験談】禁煙治療には時間をかけず、吸わないということを実践してみる

例えば節煙と称してタバコの本数を減らしてみたり、軽いタバコに変えてみたりして、ニコチンの量が減ることに身体を慣らそうという禁煙方法があります。

ニコレットなどのニコチン補充療法とよく似た考え方ですね。また、チャンピックスのようにニコチンを使わず、ニコチンを少量摂ったのと同じような効果が得られる禁煙補助薬もあります。でも、どうせ禁煙するなら我慢する時間は短い方が良いですよね。

私はニコレットで禁煙したが大量に余ってしまった

私が禁煙したのは2001年でした。ある日タバコを買おうと薬局の前にあった自販機でセブンスターを見たら売り切れていたんです。今から思えば薬局の前にタバコの自販機って、のんびりした時代だったと思います。

その時ふとニコレットのポスターが目に入ったので、「タバコなんて21世紀に持って来るものじゃないな」と思って、ニコレットを買いました。もちろん2001年の秋だったか冬だったかの、もう寒い時期でしたからとっくに21世紀には入ってたんですけどね。

薬剤師さんに話しをすると、24個入り・48個入り・96個入りの3種類があるけれど、初めての人は48個入りでビデオによる説明が付いたものしか買えないと言われて、それを購入しました。もう値段は忘れちゃいましたが、結構高かったような印象が残っています。

説明もビデオテープ、VHSですよ。時代を感じますね。横着な私はビデオを見ることもなく、中に入っていた説明書を読んだだけで、それに従って1個噛んでみました。説明書通り、味が出てきたところで噛むのをやめて歯茎のところに置きます。

そしてタバコが吸いたくなったら一噛みして刺激を楽しみ、また歯茎のところへ置きます。だいたい1時間くらい噛むようにと言う指示がありましたが、気づいたら2時間余り口の中にありました。

そんな調子で1日目は7個噛んで終わりです。翌日は起きぬけに、いつもの習慣通りタバコが吸いたくなったのでニコレットに手が伸びました。しかし、ふと考えて思いとどまります。

ニコレットは1回口に入れると最低1時間くらいは使えます。顔を洗って歯を磨き、朝食を摂ることを考えると時間がもったいないので、朝食後まで我慢しました。そして朝食後に口に放りこんで仕事に向かいました。

そして、2日目は4個噛んだだけです。やはり1日目と同じように、口の中に入れていることを忘れていて、気づけば2時間たってもまだニコチンの刺激が残っている状態でした。

さらに翌日、今度は昼食後に1個噛んだだけで満足してしまいました。それが最後のニコレットになりました。結局48個入りを買わされて、使ったのは12個だけ。しかも3日で終わったのでビデオも見ずじまいです。

なんだか釈然としませんでしたが、とりあえず必要のないものを噛むこともないので、またタバコを再開した時のために残しておくことにしました。こういう時にありがちなことなのですが、結局タバコを再開することもなく、その数年後にそれも捨てることになったのです。

自分を客観的に見ると意外に禁煙は簡単かもしれない

それまで、非常識なヘビースモーカーだった私が、意外なほど簡単に禁煙できたのはなぜだろうと考えた時気づいたのは、自分の身体の反応を面白がって見ていたことが役に立ったんじゃないかと言うことです。

自慢じゃないですが、私は忍耐力とか自制心は人並み以下です。ですから禁煙そのものを義務にしていたら長続きしなかったでしょう。しかし、ニコチンと言う毒物を、ガムに入れて食べると言う経験に対する好奇心が勝っていたんでしょうね。

ニコレットを噛んでいる時も、ニコチン切れで結構イライラしました。でも、その時「あぁ、ニコチンが足りなくなるとこんな風なイライラ感が出てくるんだな」と自分を観察するのが面白かったのです。

そして、ニコレットを一噛みするだけで、その感覚が少し軽くなるのも面白く感じました。おそらくそのおかげなのでしょう、4日目にはニコレットなしで、タバコを我慢することができました。

軽いものは初日からありましたが、実際にひどいイライラがあったのは4日目だけでした。おそらく急激にニコチンを減らしていったので、体内でのニコチン代謝も一気に進んだのでしょう。幸い4日目が土曜日だったので、土日とも普段の睡眠不足を解消するべく寝て過ごしました。

禁煙一週間で、ニコチンに対する渇望感はきれいになくなりました。でも、ちょっと仕事で考え込んだりすると、無意識にタバコの箱を探すという癖は抜けていませんでした。

行動習慣と言うものはなかなか抜けてくれない

例えばタバコを吸っていたときと言うのは、タバコに火がついている間、灰を落としたり煙を吸い込んだり吐いたりと言う一連の動作があります。それが身にしみついていて、ついついその行動で間を取ろうとしてしまうんですね。

その時にタバコがないと、なんとなく居心地が悪いのです。これが抜けるのには一か月以上かかりました。こればかりはその都度、立ち歩いたり、伸びをしたり、水を飲んだりと言う代替行為で間を持たせるしかありません。

そのうちタバコがない環境に慣れますので、それまでの間は何かで辛抱するしかありません。この時におやつなどを食べてしまうと「禁煙による肥満」に繋がりますので、ガムくらいにしておきましょう。

また、タバコをくわえるという習慣は本当になかなか抜けませんでした。最初のうちはパイポを買ってきてくわえたりしていましたが、それもそのうち不満になってくるのです。

最終的には、無理やり気持ちを押さえ込んで物をくわえるという習慣を抜きましたが、それには3か月弱くらいはかかったと思います。

ここで吸ったらもったいないと思う気持ちが重要

最初の3日で一気に禁煙・ニコチンを抜くことを実践したのが結果的には良かったのだと思います。4日目以降にタバコが吸いたくなっても、「もう3日も吸ってないんだから、吸うのはもったいない」と考えました。

そして「ニコレットはまだいっぱい残っているのでそれにしておこう」と思えたのが、逆にニコレットすら追加せずに済んだ理由なのでしょう。

結果的に、一日禁煙期間が伸びるごとに「ここまでの禁煙期間を無駄にするのはもったいない」と言う気持ちが強くなってきて、気が付いたら10年・15年とタバコを吸っていない期間が伸びていたのです。

体毛が生えている部分に貼った湿布をゆっくり剥がすか、一気に剥がすかの違いのようですね。意外と短期間勝負の禁煙と言うのも有効なのかも知れません。

禁煙補助薬は現在のところ3種類で処方箋薬もある

さて、ここからは現在利用できる禁煙治療についてのお話です。もっとも有名なのは禁煙補助薬を使った治療ですね。もちろん禁煙外来に出掛けていって治療を受けると言うのも選択肢の一つです。

一年以内に健康保険を使った禁煙治療を受けていなければ、健康保険で治療できますから3割負担で禁煙治療を受けることもできるのです。

禁煙補助薬は飽くまで補助であることを知っておこう

禁煙外来を受診して、お医者さんに嫌なことを言われるなんてまっぴらだという人もおられるでしょう。そうした場合には薬局・薬店でニコチンガムやニコチンパッチを購入して利用することもできます。

ニコチンパッチは第1類医薬品ですので、薬剤師さんのいる薬局・薬店で使い方の指導などを受けて購入し、利用して下さい。

基本的には1日1枚をお腹か腰、上腕部のいずれか1か所に貼るだけです。最初の6週間は大きなものを、次の2週間は小さなものを貼り、その間に禁煙を完了させるというものです。

貼っている間にニコチンが皮膚を経由して体内に入り、禁煙によって起こるニコチンの離脱症状を軽くしてくれます。ですので、タバコをやめると言うことは自分の意思で行わなくてはいけません。

貼っておけばタバコを吸わなくなるという性質のお薬ではありません。商品としてはグラクソ・スミスクライン社の「ニコチネル・パッチ」が販売されています。

ニコチネルパッチ商品画像
ニコチネル パッチ|グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社

同じようにニコチンガムも禁煙補助剤です。口の中で何度か噛んで歯茎のところに置いておくと、口の粘膜からニコチンが吸収されるようになっています。

普通のガムのように、噛み続けて甘い味を飲み込むという性質のものではありません。これもニコチン補充療法のためのお薬ですので、ガムを噛んだからと言ってタバコがやめられるという性質のものではありません。

ニコチンガムはジョンソン・エンド・ジョンソン社の「ニコレット」です。これは指定第2類医薬品ですので詳細な説明を受ける必要はありますが、薬剤師さんのほか登録販売者さんでもOKです。

使い方は1日最大24個までの範囲で、自分の体調に合わせて徐々に数を減らしてゆくという使い方をします。私が使っていたころとは違って、12個入り1296円から購入できるようですので、お試しに使ってみるのも悪くないでしょう。

ニコレット製品イメージ
ニコレット|ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 コンシューマー カンパニー

また、パッチ剤のニコチネルにもガムがあります。こちらもニコレットと同じ指定第2類医薬品ですが、10個入り1008円から売られています。

これらのお薬は市販薬ですので健康保険は使えませんが、2017年から始まったセルフメディケーション税制の対象医薬品ですので、お求めになった際は必ずレシートを保管し、2018年2月からの確定申告に備えて下さい。

一定の条件を満たした場合、所得税の控除が受けられます。

確実性は禁煙外来の方が高い

禁煙外来を受診して、お医者さんの指導を受けながら禁煙する方が、自力で禁煙するより成功率は高いようです。ですので、まずは病院の禁煙外来の案内を見て、自分が健康保険の対象になっているかどうかを確認してください。

参考までにその基準を引用しておきますが、最終的な判断はそれぞれの病院で確認してください。

禁煙治療の保険診療には基準が設けられており、次の①~⑤を満たした方のみがその対象となります。

1.ニコチン依存症を診断するテストで5点以上であること  (問診票)
2.1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数(ブリンクマン指数)が200以上であること(問診票)
3.ただちに禁煙を始めたいと思っていること
4.3ヶ月に5回の診療プログラムを必ず受診できること
5.(禁煙治療について説明を受け)禁煙治療をうけることに文書で同意していること

1~5を満たさない場合は自費診療となります。また1年以内に健康保険適応による禁煙治療を受けた方についても健康保険は適応外となります。(入院加療中の方も)

問診票はこちら
禁煙治療の保険診療を判断する問診票

現在、2の条件について35歳未満の人には問わなくなっているようです。これも受診しようと思っている病院に問い合わせてください。

このように、初めて禁煙外来を受診しようと思っている人の場合、かなり多くの人が保険治療の対象になると思われます。

禁煙外来ではニコチンを使わない禁煙補助薬が使われることが多い

禁煙外来を受診すると、飲み薬で喫煙欲求を抑えるバレニクリン酒石酸塩(商品名:チャンピックス・ジェネリックなし)が使われることが多くなっているようです。

このお薬については、危険性情報なども流れていますので、不安な場合はお医者さんに相談してニコチンパッチによるニコチン補充療法に切り替えてもらって下さい。ニコチネルパッチは、ニコチネルTTSと言う商品名で処方箋薬としても扱いがあります。

このチャンピックスについては、関連記事をご覧下さい。

▼関連記事
通販で買える禁煙薬、チャンピックスの効果と副作用!禁煙成功率は?

もちろん、このチャンピックスも禁煙補助薬ですから、飲んだからと言ってタバコを吸わなくなるわけではありません。でも、禁煙外来で12週間に5回の診療を受けながら進めれば、一人でやるよりは成功率が上がるでしょう。

注射だけでタバコを吸わなくなる「禁煙ワクチン」の開発は上手くいかなかったようです。今は使い方を修正して、より有効な禁煙補助薬としての役目を探っているようだと伝え聞きました。

禁煙にデメリットなんてない!タバコをやめない理由はなんですか?

ここからはまた私見になります。禁煙するとき、あなたはなぜ禁煙するのかと言う動機付けについて真面目に考えすぎていませんか。例えば、健康に良くないのでタバコをやめようとか、お金がもったいないからタバコをやめようとかです。

でも、そうした動機付けは必要ないのではないでしょうか。むしろ禁煙成功の妨げになっているかも知れないと言う気すらするのです。

タバコはやめたいからやめるのだと考えてみる

心のどこかで禁煙に抵抗感があっても、健康のためだから仕方ないと禁煙に取り組んだ場合、どこかから「タバコはそれほど健康に悪くない」という情報を入手してしまった時、その真偽にかかわらず禁煙の意思が弱まりかねません。

経済的なことを理由にしても、何らかの方法でお金を捻出できれば禁煙する必要なんてないじゃないかと考える可能性もあります。

ましてや世の禁煙傾向に合わせるために禁煙しようとしていたら、その世の中の流れを恨んでしまうだけに終わりかねません。

ですので、禁煙するときは「自分がタバコをやめたいからやめるのだ」と考えてみるのが良いと思います。そうなると禁煙を中止しようと思った時には、自分自身に対して全く言い訳ができません。

「やめたくなくなったからまた吸うのだ」では子供ですよね。言い訳の理由を外に求めない形で禁煙をスタートするのが、一番長続きするのではないでしょうか。

その上で禁煙補助薬や禁煙外来など、外部の力に応援してもらうと成功率が上がるのではないかと思います。

タバコをやめることによる弊害と言うものは存在しない

もちろん禁煙によるイライラで身近な人に迷惑をかけてしまうとか、口寂しさを紛らわすためのおやつで太ってしまうとかの一時的な弊害は出るかもしれません。

しかし、少しだけ長い目で見れば、そんなことは禁煙によってもたらされる効果によって、すぐにバランスするでしょう。

基本的にタバコをやめることによって得られるメリットは数えきれません。一言でいえばタバコをやめない理由など存在しないのです。

そのことを大前提において、禁煙と言うものについて考えてみましょう。

でも、映画などで古い時代を描く場合にはタバコのシーンもどんどん描いてほしいですね。少なくとも旧世紀中においては、タバコと言うのは1つの文化であったわけですから。
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