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昼間にひどく眠いのは病気!?眠り病ナルコレプシーの原因と対策とは

眠い女性

ナルコレプシーと言う名前も、そこそこ一般化してきたでしょうか。これは睡眠発作を伴う過眠症のことです。睡眠発作と言うのは、一言で言うと「時と場所を選ばず眠り込んでしまう」と言う物です。

よく「試験中」や「顧客と一対一で営業的会話中」などと言う例も見かけますね。確かにこんな時に眠りにおちたら大変です。でも、「屋根の上で作業中」とか「運転中」だったら生命にもかかわりかねません。

心ない人や知識の足りない人は「遊びすぎによる寝不足の言い訳」だとか「私もこれからその病気だと言おう」だとか言うひどい言葉を浴びせます。しかし、ナルコレプシーは脳波検査や脳脊髄液検査で診断できる、治療しなくてはならない病気なのです。

ナルコレプシーは21世紀直前に原因が見つかった病気

1998年、日本人の2人の研究者の先生がアメリカの研究機関においてナルコレプシーの原因物質を突き止めました。現在、ナルコレプシーの治療薬の開発に向けて研究が進められています。

ただ、現段階ではまだ根治に繋がるお薬はなく、対症療法として不意に眠りに落ちないようなお薬と、生活習慣の改善で対応せざるを得ない状況が続いています。

ナルコレプシーは中学生ぐらいで発症することが多い

ナルコレプシーの好発年齢は13歳から14歳、つまり中学1年生から3年生の間と言うことになります。この時期は難しいんですよね。ナルコレプシーが原因で、登校するために朝起きたのは良いけれど、家を出るまでに眠り込んでしまう。

親御さんにしてみたら「わが子が不登校になっている」とびっくりされ、嘆かれるであろうことは想像に難くありません。専門医の先生は、引きこもりの若者や、起床困難な児童生徒を見たらまずナルコレプシーを疑うと仰っています。

一方で、まだまだ世間での理解度は低く、理解してもらえないことが多いのではないかと思います。下手をすると、ご家族ですら「なまけ病」だとか「サボり癖」だとか思い込んでいるかも知れません。

ですので、お子さんに朝起きたはずなのにすぐ眠り込んでしまうとか、学校から居眠りが多いと言う連絡があったとかの場合、まずはお子さんを連れて精神科・神経内科・睡眠科を受診して下さい。

どの診療科でももちろんOKですが、神経内科がお勧めかも知れません。と言うのも、現段階で使えるナルコレプシーのお薬は神経内科や精神科でよく使われるお薬なので、先生方が慣れておられる可能性が高いからです。

もちろん睡眠科の先生もよくご存知ですが、そもそも睡眠科の方が精神科や神経内科より数が少ないですよね。

できれば発症してすぐに親御さんが気づかれて病院に行かれるのが良いです。と言うのも、義務教育中であれば治療のために学校を休んでもデメリットが少ないからです。

これが受験を意識する高校生や、単位を落とすと簡単に留年が決まる大学生、ましてや社会人になってからでは治療のために時間を取るのが難しくなりますよね。とは言え、気づいたらすぐに受診・治療と言う流れは年齢に関わらず守るべき流れです。

症状の特徴は眠りたくない時にも眠ってしまうこと

ご本人でもご家族でも、その眠りに落ちるパターンに注意しておいて下さい。例えば、学校や仕事が休みの日にもその症状が出ているかどうかです。

するべき義務が少ない休みの日であっても、同じように眠りに落ちるようであればナルコレプシーの疑いが強くなります。一方、休みの日が元気であれば、ナルコレプシーではなく、何らかの重いストレスを抱えている可能性がありますね。

いずれにせよ一度受診するに越したことはありませんので、そうした情報を携えて病院へ出かけて下さい。

ナルコレプシーであれば、例えば交際を始めて最初のデートの最中に寝てしまうとか、やっと予約を取れた大人気のレストランで食事中に寝てしまうとかと言った、常識では考えられないタイミングで眠りに落ちることがあるのです

ナルコレプシーに関する知識をお持ちでない人から見れば「お笑いのネタか?」と思えるレベルかも知れませんが、これがこの病気の特徴なのです。病気だと言うことが良くご理解いただけると思います。

眠りと言う物に関する病気と言う性質上、どうしても軽く見られがちですが、本人にとっては社会的な立場や、ややもすると生命にもかかわりかねない重病なのですよ。

ナルコレプシーは睡眠発作だけの病気ではない

居眠り病などと言う異名のせいで、突然眠ってしまう症状ばかりがクローズアップされますが、他にも症状があります。但し、必ず合併する症状ではなくて、比較的よく見られると言うレベルです。

一つは本人にとって不快ではあるものの、社会性にはあまり影響しない「金縛り」やそれに伴う「夢」です。そしてもう一つは社会性に影響する「大笑いしたら倒れた」と言う現象です。

金縛りは健康でも起こるがナルコレプシーの人ではよく起こる

睡眠には2つのフェーズがあります。1つは身体を休めているけれど頭は働いている「レム睡眠」、もう1つはその逆で、身体は動けるけれど頭は完全に眠っている「ノンレム睡眠」です。

普通はベッドに入ると浅いノンレム睡眠からどんどん深くなっていって、1時間ぐらいで最も深くなり、今度は徐々に浅くなっていって眠り始めから1.5時間から2時間くらいでフェーズが切り替わりレム睡眠に入ります。

レム睡眠のタイミングで私たちは夢を見ます。ところが、何かのはずみで、横になって間もなくレム睡眠のフェーズに入ってしまうことがあるんですね。

本人は横になって間もないところへ持ってきて、レム睡眠で脳は働いているため、まだ眠っていないと思っています。しかし身体はレム睡眠なので完全に眠ってしまっているため動きません。

そのとき本人が感じるのが「金縛り」です。さらに脳が働いていると言ってもレム睡眠のさなかですので、本人がまだ眠っていないと思っているのは、夢の中の話です。

夢の中ですので、起きているのに身体が動かないと言う現象に説明を付けるために、現実には存在しない「なにか」を登場させるのです。それが「自分を押さえつけるお化け」なのです。

ナルコレプシーを患っている人では、この入眠時レム睡眠・入眠時幻覚・睡眠マヒと言った現象が良く見られます。良く金縛りにあうので、睡眠不足になって昼間に居眠りをしてしまうと言う人は、一度受診された方が良いかもしれません。

参考になる質問票を引用しておきましょう。

もし、以下の状況になったとしたら、どのくらいうとうとする(数秒~数分眠ってしまう)と思いますか。最近の日常生活を思いうかべてお答えください。

以下の状況になったことが実際になくても、その状況になればどうなるかを想像してお答え下さい。各項目についての点数は次の通りです。

0点:うとうとする可能性はほとんどない
1点:うとうとする可能性は少しある
2点:うとうとする可能性は半々くらい
3点:うとうとする可能性が高い

・すわって何かを読んでいるとき(新聞,雑誌,本,書類など)

・すわってテレビを見ているとき

・会議、映画館、劇場などで静かにすわっているとき

・乗客として1時間続けて自動車に乗っているとき

・午後に横になって,休息をとっているとき

・すわって人と話をしているとき

・昼食をとった後(飲酒なし)静かにすわっているとき

・すわって手紙や書類などを書いているとき

Copyright.Murray W.Johns and Shunichi Fukuhara.2006.

(掲載の関係で、フォーマットを変更し、それに合わせて一部文章を改変しています)

これだけではナルコレプシーかどうかが判定できるものではありませんが、11点以上となった場合、何らかの睡眠障害が疑われますので、受診して頂くきっかけにはなるかと思われます。

情動脱力発作と言う不思議な現象

情動と言うのは心の動きです。つまり心の動きによって力が抜けてしまうと言う発作がナルコレプシーに伴うことがしばしば見られます。カタプレキシーと言う名前で呼ばれることもありますね。

激しい心の動きがあった際に、身体から力が抜けてしまうと言うナルコレプシーの副症状です。その症状は、なんだか手に力が入りにくいと言った程度から、崩れ落ちてしまうと言う重症まで様々です。

心の動きですから、喜怒哀楽すべてで起こり得ますし、恥ずかしいと言う気持でも起こることがあります。しかし、どちらかと言うと大笑いしたとか大喜びしたとか言うポジティブな心の動きで発生しやすい傾向があります。

これは意識を失って倒れるのとは全く異なっていて、本人にはずっと明晰な意識があり、何が起こったのかもはっきり認識記憶しています。

それが裏目に出て、脱力しまいと必死になることで発作が断続的に起こっていまい、数十分間も身動きが取れなくなることもあるようですから、発作が起こった時に無理はしないようにしましょう。

原因ははっきりしていませんが、姿勢を保つための筋肉の緊張が失われる現象だと考えられています。こうした情動にも視床下部が関わっていることから、そうした関連が疑われています。

睡眠トラブルと言うのは受診するタイミングが難しいです。ですので、上の表のような評価基準を利用されるのが良いと思いますよ。

ナルコレプシーの眠りは脳の異常で起こる眠り

ナルコレプシーによって引き起こされる眠りは、それ自体は睡眠として普通のものではあります。しかし、人間のメカニズムとして、充分な睡眠を取っているのに、覚醒を継続すると言うことができないのは明らかに病気です。

この病気の原因は脳の中、それも生命を維持する重要な場所に起こった神経細胞の異常、またはその神経細胞の遺伝子異常なのです。

ナルコレプシーによる睡眠は長く続かない

ナルコレプシーによる眠りの特徴は、自分が眠ったことに気付かないことです。普通の居眠りなら「しまった、寝てしまった」と言う感じで目覚めますよね。でも、ナルコレプシーの場合は、眠りに落ちていたことに気付かないことが多いのです。

これは、眠くなってその眠気を我慢して、それでも耐えられず眠ると言う流れではなく、眠気のない状態からいきなり眠りに落ちてしまうと言う、この病気の特徴によるものなのです。現象だけを見れば「意識を失う」と言う物に近いかもしれません。

この眠りは、せいぜい30分、多くは10~20分程度しか持続しません。そして一旦目覚めてしまうと眠気も残りません。もともと普段の睡眠が足りている人でもナルコレプシーによる睡眠発作は起こりますから、そんな人が発作を起こして回復した場合、眠気は残りませんよね。

しかし、これで目覚めたからもう大丈夫と言うことはなく、1~2時間も経てば、また次の睡眠発作に襲われると言うことが繰り返されます。

なぜ不意に眠りに落ちてしまうのか

脳の中には視床下部と言う、自律神経の総合コントロールセンターとでもいうべき部位が存在しています。この視床下部は、自律神経を個別にコントロールするのではなく、総合的に支配している部位なのです。

ダイエットの話題などで有名なのは、視床下部腹内側核に存在する「満腹中枢」ですね。満腹中枢にはブドウ糖やインスリンなどに感受性を持つ神経細胞や、遊離脂肪酸に反応する神経細胞もあります。

一方で腸がふくれたと言う信号を、自律神経でもある迷走神経経由で受け取るのもここです。ここが刺激されると満腹であるとして食べると言う行為を中止するようになります。

これに対抗するのが視床下部の外側野にある摂食中枢です。ここにはオレキシン産生神経細胞と呼ばれる神経細胞があって、オレキシンと言う神経伝達物質を分泌しています。

このオレキシンは食欲を誘導する物質として発見されたのですが、研究によって覚醒を維持する働きを持っていることが判ったのです。

ナルコレプシーの患者さんでは、脳脊髄液に含まれるオレキシンが、最も減っている場合には検出限界以下になっていると言う大きな変化が見られました。

現在ではナルコレプシーの疑いのある人で、その他の診断で確定できない場合はこれを検査します。オレキシンが異常に少なくなっていたら、確定診断できるのです。

なぜオレキシン産生神経細胞が消えてしまうのか

今のところその部分は完全には解明されていません。しかし、様々な研究によって、おそらく何らかの自己免疫が働いてしまって、その神経細胞が破壊されてしまうのではないかと言う推論が立てられています。

一方、神経細胞の遺伝子異常と言う説も唱えられていますが、家族性として発症することはかなり少ないので、遺伝子異常であっても後天的なもので遺伝性ではないだろうとされています。

例えば、子供の頃に発症することが圧倒的に多い1型糖尿病も、自己免疫によって引き起こされる後天的な病気ですね。生活習慣病でも遺伝病でもありません。1型糖尿病は、何らかの感染症によって引き起こされた自己免疫が原因ではないかと考えられています。

ですので、このナルコレプシーも、遺伝でもなければ本人に責任のある生活習慣病でもない病気だと考えて差し支えないでしょう。社会的にいろいろと問題を抱えてしまいますが、少なくとも恥じることはないと思いますよ。

特定の物質の分泌異常がナルコレプシーの原因だったんです。まだ根本治療の道は拓かれていませんが、これが判ったと言うことは、それに向けての研究は行われていると言うことですね。

オレキシンによる治療にはまだ時間が必要

オレキシンによるナルコレプシーの治療には、まだ越えなければいけない壁はいくつも残っています。それでも、ナルコレプシーについてオレキシンがどのように関与しているかはずいぶん判ってきています。

ですので、現段階では対症療法的な投薬治療が基本になりますが、辛抱強く症状改善に取り組みながら根治療法の開発を待ちましょう。

オレキシンは間違いなくナルコレプシーに関わっている

オレキシン産生神経細胞を破壊した実験動物ではナルコレプシーが発生しました。また、その実験動物にオレキシンを注射によって脳内に直接投与した場合に、ナルコレプシーの症状が消えたことから、オレキシンが原因物質であることはほぼ確定しています。

さらに、その実験動物にオレキシン遺伝子を導入してナルコレプシーが消えることも確認されています。しかし、この方法を人間に導入することはできませんから、治療薬としての開発にはもう少し時間がかかるでしょう。

また、オレキシンはインスリンと同じペプチドですから、飲み薬にはしにくいでしょう。口から飲んでも消化されてしまって効力がなくなります。

一方、インスリンよりも小さな分子ですので、鼻などの粘膜から吸収させる薬は期待できるかもしれません。自己注射っていうのも大変ですからそうした物の開発を待ちたいものです。

すでに実用化されているオレキシン利用は不眠症対策

オレキシンの性質上、あまりたくさん体内に取り込まれると不眠症になってしまう恐れがあります。そのこともナルコレプシー治療薬の開発に課せられた問題ですね。

一方、この現象を利用して作られたのが不眠症の治療薬です。オレキシンは伝達物質ですから受容体に取り込まれてはじめて覚醒の継続と言う効果を発揮します。

そこで、オレキシンそのものではなく、オレキシンの受容体に取り込みを行わせない「オレキシン受容体拮抗薬」と言う物が開発され実用化されています。

認可は降りている物の、依存性や副作用の点が少し問題として残っている状態ですが、「眠らせる薬」ではなく「覚醒状態を維持できなくする薬」と言う意味で注目されているようです。

働きが解明されても、そこから新薬につなげるには大変な努力が必要なのです。でも、きっといいお薬と治療法が開発されるでしょう。

現段階で行われるナルコレプシーの治療

まだ、オレキシンの働きを利用したナルコレプシーの治療法は開発できていませんが、現段階でも良いお薬は存在していますので、ある程度症状を抑えて社会生活を送ることは可能です。

ただ、完全とは言いにくい部分もありますし、副作用の問題もあります。それを踏まえて上手に病気と付き合って行くことが求められます。

ナルコレプシーの治療はまず投薬で眠気を抑えることから

ナルコレプシーと診断されたら、最初に処方されるのはモディオダール錠(一般名:モダフィニル・ジェネリックはありません)でしょう。朝一回飲むだけで12時間くらい効果が持続します。ですので夕方以降に飲むと眠れなくなります。

つまりある種の興奮剤なんですね。このお薬は希少疾病医薬品ですので、ナルコレプシーや閉塞性睡眠時無呼吸症候群の他の病気では処方してもらえませんし、しっかりした検査・診断が行われます。

例えば、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の場合、CPAP治療を受けている人が、それでもなお眠気がひどい場合にのみ処方されます。ですので、病的であっても、それ以外の眠気には処方してもらえません。

このお薬は身体に合うかどうかを見ながら、徐々に増量されます。ドライマウスの副作用も割合多く見られるようです。そして、最大量まで使っても効果が足りない場合、次の薬が追加されます。

つぎに用いられるのはコンサータ(一般名:メチルフェニデート塩酸塩徐放剤)です。メチルフェニデート塩酸塩は、そのままでは4~7時間ぐらいしか持ちませんので、徐放剤と言う形にして12時間の効き目を持たせています。

このお薬は処方できる医療機関が厳しく制限されています。それはメチルフェニデート塩酸塩がリタリンと言う商品名でうつ病に処方可能であった時代に、依存症になる人が続出したからです。

今でも、もちろんリタリンはナルコレプシーのお薬として使われていますが、コンサータもリタリンも、反復睡眠潜時試験(MSLT)と言う、入院が必要な検査を行ってからでないと処方できなくなっています。

リタリン欲しさにナルコレプシーのふりをする詐病者が続出したからだそうです。それだけ安易に使うと依存症になりやすいお薬なのでしょう。

さらに第3の選択肢もありますが、これは肝臓にトラブルが出ることから、注意して処方するよう呼びかけられていますので、患者さんの健康状態を充分チェックしてから処方されるでしょう。ですので、そういうお薬があると言うことだけご紹介しておきます。

情動脱力発作には抗うつ薬が良く効く

大笑いしたら全身から力が抜けて倒れてしまったなどと言った症状には、三環系抗うつ薬と呼ばれるお薬が処方されます。名前の通りうつ病のお薬ですが、情動脱力発作の治療薬として承認されています。

また、比較的新しい抗うつ薬であるセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)と言うお薬も処方されることがあります。このお薬は三環系抗うつ薬に最も多く見られる副作用であるドライマウスが少しましになります。

いずれにせよ抗うつ薬には数多くの種類の副作用がありますので、何か異常があったらすぐにお医者さんに報告して服薬指導を仰ぐことが非常に重要になります。

また、お薬についてはお医者さんと相談して、睡眠発作が出ても問題のない休日だけは休薬すると言う手法もあります。これは依存症を防止できますし、副作用も起こりにくくなるでしょう。

必ず事前にお医者さんに相談することを忘れないで下さいね。勝手に休薬すると危険な反動が出る場合もありますので、その危険性についてお医者さんに尋ねることが重要なのです。

睡眠コントロールでナルコレプシーを軽減

日本人は世界的に見ても睡眠不足が多い国民です。ですからナルコレプシーに対する無理解が多いのかもしれませんね。とは言え、睡眠不足はナルコレプシーの症状を呼び起こしてしまう可能性は否定できません。

ですので、まずはしっかり睡眠を取って、ナルコレプシー以外での昼間の居眠りを防止することが重要になります。

また、ナルコレプシーの患者さんには、普通の睡眠が中途覚醒によって分断される傾向が見られますから、この部分も睡眠障害としてお医者さんに相談してみましょう。

もし、昼間であっても短時間の睡眠がとれるのであれば、睡眠発作が起こる前に10分でも昼寝をすることで発作を先行して押えられないか工夫するのも一つの方法です。

もちろん職種によってはそれも難しいかもしれませんが、そこは臨機応変に考えてみて下さい。こうした対応と言うと、自動車で外回りの営業をしている人は、時間に融通を聞かせて車で寝ると言うことを考えられるかもしれませんね。

それはそれで悪い方法じゃないんですが、それ以前に車を運転する人は必ず、お医者さんから先に紹介した眠気を抑える薬を処方してもらい、忘れずに飲まなければいけません。飲まずに運転すると道路交通法違反になります。
なかなか難しい面も多いのですが、お医者さんへの積極的な相談と工夫で立ち向かいましょう。

中高生なら自力でお医者さんに積極的に相談すると言う経験は、自立心を養う意味で良いトレーニングになると思いますよ。

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