健康生活TOP 皮膚がん 気になる足裏のほくろ…放っておくと癌に変わる危険性が!

気になる足裏のほくろ…放っておくと癌に変わる危険性が!

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生まれつきではないほくろは一般的に紫外線が原因で顔や腕に発生します。ではなぜ紫外線のあたらない足裏にまでほくろができるのでしょうか?

じつはほくろには一般的に言われる「ほくろ」と「癌化するほくろ」があり、それは全く別のものなのです。

“足裏にできるほくろは良くない”といわれる所以はここにあるのです!

たかがほくろ、と思って油断してはいけません。日頃から足裏だけでなく全身のほくろも1年に1度くらいはチェックしておく必要があります。

まずほくろへの意識をかえましょう

ほとんどのほくろは色素性母斑と言われるものでなんの心配もありません。しかしほくろだと思っていても稀にそうでない場合があるのです。でも、だからと言ってむやみに怖がっても精神的に良くありません。

まずは普通のほくろと危険なほくろの見極め方をしっかりと把握しておきましょう。そうすれば自分でいつもチェックすることができて安心ですし、少しでも異常があればすぐ病院に行ける目安となります。

足裏のほくろが30%

ほくろのほとんどが良性の色素性母斑ですが、ごく稀に悪性黒色腫とよばれるメラノーマの場合があります。メラノーマとは、皮膚の色素細胞であるメラニンが癌化したものです。

このメラノーマは身体のいたるところに発症しますが、なかでも足裏や手のひらにできる割合が30%と最も高いのです。これが足裏や手のひらのほくろは良くないと恐れられている理由です。

しかしメラノーマは足裏や手のひらだけに発症するわけではありません。また特徴的にも大きく分けて以下の4つのタイプに分かれます。

1.末端黒子型

足裏や手のひら、または爪の付け根の部分。メラノーマ全体の発症率の約30%であり日本人に最も多い。

進行していくと、じょじょに硬くなったり、膿がでることもあります。爪部分では黒い筋ができ、じょじょにその幅が広がり、やがて爪全体が黒く変色します。

2.表在拡大型

胸や腹、背中や手足の付け根に近い部分。色白の人に多い。

発症時にはふつうのほくろと見分けがつきませんが、大きくなるにつれて色素が染み出し、肌との境界線がなくなっていくのが特徴です。

3.結節型

特定の部分なし。結節のような塊が大きくなる。

4つのタイプの中でも最も進行と転移が速く、悪性レベルの高いメラノーマです。いきなり現れて急激に成長するほくろを見つけたら要注意です。

4.悪性黒子型

高齢者の顔面の部分。いびつな形のシミがじょじょに大きくなり、中に結節がでてくる。

日のあたる顔などに発症しやすく、また進行速度は比較的ゆるやかであり、数年かけてゆっくりと成長する。

年齢、性別は関係なく発症

メラノーマの発症率は年齢、性別に関係なくおこります。

なかでも免疫力の落ちる50才からの年代に多くみられる傾向もありますが、子供でも発症する例はあります。

子供の場合はお風呂に入った時に注意して体をみてあげるようにしましょう。

メラノーマの特徴

ほくろとメラノーマは違います。メラノーマを早期発見するためにも、5つのハッキリとした特徴を把握しておきましょう。

  • 形が左右対称でない
  • まわりが綺麗なカーブでなくギザギザしている
  • 色が一定でなく薄い部分や濃い部分がある
  • 大きさが6mm以上ある
  • 平たかったものがじょじょに盛り上がる

メラノーマはほくろと違ってこのようなハッキリとした特徴があります。これらのうち2つがあてはまるようでしたら、皮膚科にいって診てもらいましょう。

皮膚の癌の中でもメラノーマは悪性レベルの高い癌です。治療をおこなわずに放置しておくとリンパ節や内臓に転移する危険性もあります。だから早期発見が重要なのです。

ほくろに毛は心配なし

足裏や手のひら以外の場所にできるほくろには毛があることがありますが、この場合はメラノーマではありません。メラノーマには毛の細胞は存在できないため、毛の生えている場合は良性だという証拠であり心配はいらないでしょう。

なぜ足裏に多いの?

足裏は擦れやすい部分であることがあげられます。この「擦る」という衝撃は長期的に続くと細胞にとっては良くないことなのです。

ほくろには先天性のものと後天性のものがありますが、後天性のものであってもほとんどの原因は紫外線によるものです。ほくろと違い、メラノーマは刺激に弱く症状が悪化する特徴があります。

このため慢性的に擦れる場所である足裏に、メラノーマが発症しやすくなると考えられています。

画期的な検査

以前は、ほくろとメラノーマは専門家である皮膚科医でも見分けが極めて難しく誤診もありました。しかし1987年にオーストラリアで考案されたダーモスコピーと呼ばれる拡大鏡が皮膚科の診断に革命をもたらしました。

完全に万能というわけでもありませんが、ライトのついた拡大鏡であるダーモスコピーは皮膚癌の診断精度をグッと向上させました。

切除した方が良いの?

足裏のほくろがメラノーマではなかった場合でも切除した方が良いのでしょうか?
答えとしては将来的な不安をなくすという面で切除した方が良い場合もあります。

とくに大人になってからできた足裏の場合はメラノーマになりやすいため注意が必要です。足はどうしても慢性的に擦れてしまう場所であり防ぎようがありません。また歩くたびに不安を抱えているのも精神的に良くありません。

治療方法としてはほくろの部分を少し大きめに切除する手術となります。手術というとどうしても身構えてしまいますが、局所麻酔により痛みはなく、小さいほくろでしたら10分程度で終わってしまいます。

絶対にしてはいけないこと

足の裏だけでなく、ほくろに対して絶対してはいけないのが、自己判断して処理してしまうことです。

カミソリなどで削るなどの行為は大きな刺激となりメラノーマを進行させてしまう原因にもなりかねません。絶対に自己療法だけはしないで下さい。

不安は取り除きましょう

とりあえず足のほくろが気になる方は一度、皮膚科を受診してみることです。ほとんどの場合が良性の色素母斑、つまりただのほくろです。しかし先に述べたように足の裏の場合はメラノーマに変わる危険性があります。

なんにせよ、自己判断をして不安な毎日を送るよりも、専門家である皮膚科の医師に一度診てもらいましょう。そして医師とよく相談の上、その後の最善の対処の仕方を選択するのがベストです。

メラノーマであっても初期の段階でしたら手術後の5年生存率は95%から100%です。むやみに怖がらずに早めに受診して余計な不安は取り除いてしまいましょう。

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