健康生活TOP 視力低下 目を擦る癖が網膜剥離の原因に!早急な治療があなたの失明を防ぐ

目を擦る癖が網膜剥離の原因に!早急な治療があなたの失明を防ぐ

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網膜剥離は目を擦ったり、慢性的な刺激を与えることで発症することがあります。

網膜が剥がれてしまうということはつまり失明を意味します。日常的に目を擦るクセのある方は要注意ですよ!

「目を擦る」弱い刺激で網膜剥離に

網膜剥離といえば、一般的にボクシング選手などが過激な殴り合いの結果に発症してしまう、というイメージがありますがそれは大間違いです。実際に筆者も網膜剥離を経験しました。

じつは網膜剥離とは弱い刺激でも発症する病気なのです。

日頃からついつい目を擦ってしまうことがあると思いますが、それがクセになると網膜を剥がしてしまう原因になりかねません。治療が遅れると網膜の剥がれは進んでいき、最悪は失明してしまいます。

早い段階であれば手術をせずに視界を取り戻すことは可能ですが、多くの場合はやはり手術となります。まずは日頃から網膜剥離を疑う”重要な身体からのサイン”を把握しておくことが何よりの予防策といえます。

網膜剥離という病気

網膜剥離とは、眼底の奥にある網膜が剥がれてしまうことにより、視界が欠損してしまう病気です。

カメラにたとえると水晶体がレンズであり、網膜はフィルムです。レンズである水晶体から入ってきた外の光をフィルムである網膜が電気信号に変換して、視神経に伝え、脳に刺激を与えることで物体を見ることができます。

この網膜は意外と弱く、衝撃や引っ張られたりすることで穴が開いてしまうことがあるのです。

原因としては老化、極度の近視、そして叩く、擦るなどの衝撃が考えられ、これらを裂孔原性網膜剥離といいます。治療をせずに放置しておくと視神経が死んでしまい失明してしまいます。そしてもう二度と視力を取り戻すことはできません。

このようにとても怖い病気である網膜剥離ですが、現代では医学の進歩により治療をすれば改善できる病気です。しかし視神経は二度と再生できませんから、とにかく早期発見をして治療をおこなうことが重要な病気なのです。

症状に気づいたらすぐに眼科へ!

では網膜剥離の症状を詳しくみていきましょう。網膜剥離の自覚症状は痛みを伴うことはほとんどありません。つまり目に見えている症状だけがすべてだといえます。以下の症状が網膜剥離の代表的な自覚症状です。

飛蚊症

網膜剥離によって剥がれた破片がフワフワとまるで蚊が飛ぶように見える症状です。形としてはひも状や膜状が多く、眼球の動きに一緒についてくるように見えます。

この飛蚊症は加齢による老化や近視の状態が進むことでもあらわれる症状ですが、検査をしてみるまでは症状だけでは判断できません。とくに突然見えるようになったなどの場合はすぐに眼科に行き検査を受けてください。

光視症

目の前にキラッと白い閃光が走る症状です。これは網膜が剥離され、引っ張られることによる刺激が光となってあらわれるためです。飛蚊症とこの光視症が自覚症状としてある場合はかなり進行していると考えられます。早めに眼科にいきましょう。

この飛蚊症や光視症のほかにも重要な症状として、物がユラユラと歪んでみえる、視界が一部欠けている、などがあります。とくに視界欠損は網膜剥離が進行している症状ですからできるだけすぐに眼科にいってください。

目はとてもデリケート!擦ることは厳禁

パソコンやスマートフォンが普及した近年、私たちは日常的にものすごく目を酷使してしまっています。またひと昔前はコンタクトレンズといえばハードコンタクトレンズが主流でしたが、今では付け心地の良いソフトコンタクトレンズが一般的です。

またカラーコンタクトレンズもファッションの一部として使う人達が増えました。しかし「捨てるのがもったいない」などの理由から連続装着をしてしまうことで目に負担をかけてしまっている人が増えています。

このように日頃から目を使いすぎているとどうしても眼精疲労やドライアイといった症状が出てきます。そしてついつい無意識に目を擦ってしまうことに繋がってしまいます。

眼球というのは私たちが思っている以上に外からの衝撃に弱いものです。実際、筆者も網膜剥離になった時に、身をもってそのことを痛感しました。目は身体のなかでも最もデリケートであり、とても大切に扱わなければいけないパーツなのです。

その他の要因が重なる

目を擦ることと、その他の要因が重なることで網膜剥離になってしまう確率がグッと上がってしまいます。目を擦らないことも大切ですがまずは以下の要因もしっかりと把握しておかなければいけません。

極度の近視

目を酷使している現代では年代問わず近視が増加しています。眼精疲労や無意識に目を擦ってしまうことなど、パソコンやスマートフォンの使い過ぎは目にとっては悪いことばかりであり、近視になってしまうと色々な不調がおこるようになります。

そのひとつが網膜剥離です。近視になると正常な時と比べて眼球の奥行きが長くなってしまうことが原因です。網膜は薄い膜ですから眼球が長く変形してしまうと引っ張られてしまい穴が開いてしまうことがあるのです。

近視の強い人は網膜剥離になるリスクがあることをしっかりと念頭に入れておきましょう。すこしでも気になる症状があれば眼科を受診して下さい。またメガネやコンタクトレンズもインターネットなどで購入せず眼科を受診して作りましょう。

加齢による老化

年を重ねるごとに眼球の中も老化してきます。眼球はゲル状の透明な組織である硝子体でできています。しかし老化が進むとサラサラとした液状となり硝子体に空洞ができてしまい、収縮していってしまいます。

このように硝子体が収縮してしまうことで網膜が引っ張られて亀裂から穴が開いてしまうことになるのです。

目の老化は一般的に40代から始まるといわれていますが、失明の危険性がある目の病気は網膜剥離のほかにも緑内障もあります。

ですからこの年代になると目の健康について油断はできません。

アトピー性皮膚炎

筆者が網膜剥離になった原因がアトピー性皮膚炎でした。とはいっても、アトピー性皮膚炎は網膜剥離の原因の背景であり、直接的な原因はかゆみに我慢できずに掻いてしまったことによる衝撃でした。

アトピー性皮膚炎の痒みは想像を絶するものです。耐え切れない痒みにまぶたを強く、それも頻繁に掻いてしまったのです。最初の症状は飛蚊症でした。そして次に視界の一部が真っ黒になって欠けてしまいました。

地元の眼科からすぐに医大の方にまわされて、即入院、即手術となりました。網膜は剥がれていましたがなんとか手術により失明をとりとめることができました。しかし網膜剥離と一緒に併発してしまった白内障は今もそのまま残っています。

このように失明は逃れても後遺症が残ってしまうことがあります。そして目の不調というのは肩こりや背中の痛みなど身体全体に響くものだということを現在も身をもって体験しています。

筆者のようにならないためにも、アトピー性皮膚炎の人は目をできるだけ掻かないようにしてください。できれば症状がなくても定期的に眼科を受診されることを強くお勧めしたいです。

激しく動くと「べろん」と剥がれてしまうかも!?

ご紹介したような自覚症状があらわれたからといって慌てて身体を急激に動かして眼科に急がないようにしましょう。網膜剥離は網膜が剥がれそうになっている、もしくは剥がれてきている病気です。

筆者もそうでしたが、入院したあとも手術の日まで身体をできるだけ動かさないように絶対安静を指示されていました。眼科への受診を急ぐあまりに間違っても「走って駆け込む!」などというようなことは絶対にしてはいけません。

このような衝撃でも一気に網膜が剥がれてしまう恐れがあります。必ず落ち着いて、身体をあまり大きく動かさないようにして眼科を受診してください。

油断禁物

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ご紹介してきたように目というのはとても衝撃に弱い器官だということを認識しておきましょう。日常的に目を擦るクセのある方は今日から意識的にそのクセに歯止めをかけるようにしてください。

そして網膜剥離を早期発見するためにも日頃の視界の変化を見逃さないようにしましょう。網膜剥離は早めに治療すれば決して怖くない病気です。

まずは日頃の予防が大切であり、そしてもしも何らかの症状があらわれたらすぐに受診することが、網膜剥離、または他の目の病気をおこさないための最善の予防策といえるでしょう。

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