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寒いと氷のように鼻が冷たい!鼻の冷え性の原因と対策

マスクを着用する女性

晩秋から気温がぐっと下がり冷気が肌を刺すようになると、空気の冷たい所にいる時に「鼻がやけに冷たい」と感じることがあります。

寒い時に鼻が冷えるのは誰にでもよくある現象なのですが、頻繁に鼻が冷えて不快だと感じる方は「鼻の冷え性」になっているのかもしれませんよ。

手足だけではなく鼻にも冷え性があるのです。実は意外と起こりやすい鼻の冷え性について、原因、対処法を説明していきます。

意外と多い鼻の冷え、寒いと鼻だけ冷たく感じるのはなぜ?

気温が下がると、体は温かいのに鼻だけが冷たく感じることがあります。手足や足腰の冷えを気にする人は多くても、鼻はパーツが小さいということもあり冷えはそれほど意識されませんでした。

鼻は冷えやすい場所なので、寒い時に鼻が冷たいと感じるのはごく自然な現象でもあります。まずは、鼻が冷えやすい理由について説明しましょう。

鼻が冷えやすいのは、外気にさらされやすい位置にあるから

鼻が冷えるのは、鼻が顔の表面から突き出ていて、冷たい外気にさらされやすいためです。

鼻は顔の中心にあり、高さには個人差はありますが突き出ているので、風を受けやすくなっています。

鼻が顔についているのは、大切な感覚のひとつ「嗅覚」のセンサーを脳に近づけ敏感ににおいを嗅ぎ取るため、口に近いことで食べる時に食糧が腐っていないか確認しやすいため、だといわれています。

またヒトの鼻が前に突き出ているのは、発達した大脳を包む脳頭蓋が大きくなった影響で顔面の頭蓋が退化したことが関係していると言われます。後頭部が大きくなって顔が平べったい印象の外見になった結果、鼻が顔から突き出て見えるようになったと考えられています。

北に住む人種ほど、寒い気候に順応するために鼻が高くなります。これは鼻に冷たい空気を温める機能があるため。ちなみに鼻が高い人と低い人で鼻の冷えやすさはそれほど変わらないようです。

鼻が冷えやすいのは、体の末端で血液が循環しにくいから

また、鼻は体の末端にあり血の巡りが滞りやすいために冷えやすい場所でもあります。

体の末端とは、体の隅で心臓から遠い位置にあるところ。手や足の先、そして鼻、耳が体の末端に該当します。

末端に通っているのは毛細血管なので、体幹を通る太い血管よりも血液が流れにくく、心臓から遠いので血液が十分に行き渡りにくいため、体の末端はほかの部分よりも冷えやすいのです。

鼻がやたらと冷たく感じる人は「鼻の冷え性」が原因かも

寒い時、一時的に鼻が冷たくなるのはあまり問題ありません。

ただし鼻の冷えがひんぱんに気になる方は、鼻が冷え性になっている可能性があります。

こんな症状があれば鼻の冷え性かも

自分の鼻が冷たいと自覚している方で次のような症状があれば、鼻の冷え性が原因になっているかもしれません。

鼻の冷え方はどんな感じ?
  • 顔は温かいのに鼻だけ冷たい
  • 鼻を触るといつも鼻が冷たい
  • 鼻が冷たすぎて寝つけない時がある
鼻の冷え以外の症状は?
  • 寒いとすぐに鼻水が出る
  • 鼻炎がある
  • 顔色が青白い
  • 手足やお腹が冷えやすい
  • 風邪をひきやすい
  • 下痢をしやすい
  • しもやけができやすい

鼻が冷え性になる原因は

鼻の冷え性は、主に次の原因が関係して起こっていると考えられます。

  • 末端冷え性
  • 低体温
  • 腸の機能が低下している

鼻の冷え性は、特に病気というわけではないのですが、冷えの原因が体調不良だったり、冷えが新たに体調不良を招いたりするので、鼻の冷え性の原因があれば見つけて改善することがのぞましいです。

女性に多い!特に手足が冷える「末端冷え性」の特徴と改善法

「末端冷え性」とは、体幹は特に冷えていないのに体の末端である手足や指先が冷たくなるイプの冷え性です。

冷え性そのものは病気ではなく医学的な定義もありません。冷え性は女性の7割、男性の4割が症状を自覚するほどありふれた症状で、特に、女性に末端冷え性で悩む人が多くなっています。

末端冷え性の特徴的な症状

末端冷え性は、次に挙げる症状が特徴です。

  • いつも手が冷たい
  • 冬以外でも手足の先が冷えやすい
  • 冷やすと指先にしびれや痛みが起こりやすい
  • 手足が冷えて寝つけないことがある
  • 靴下を重ね履きしないと足が冷える
  • 夏でも靴下は欠かせない
  • しもやけができやすい
  • 爪の血色が悪く白っぽい

特に気温の下がる冬に症状が悪化しやすくなります。また、冷えに伴って頭痛や生理痛、肩こりなどの不調を伴うことがあります。

末端冷え性の原因

末端冷え性は、血流が弱く体のすみずみまで血液が行き渡りにくいことが原因で起こります。

低血圧
低血圧だと心臓が血液を動脈に押し出す勢いが弱いので、末端の毛細血管まで血液が十分に行き渡りにくくなります。
筋肉量が少ない
筋肉には、動かすたびに血管を押して血流を促進させる力があるため、筋肉量の少ない人は血流が弱くなります。

女性は男性より筋肉量が少ないため、末端冷え性になりやすいのです。

ストレス
ストレスも末端冷え性の原因になります。

ストレスを感じると交感神経が緊張して血管が収縮するため、体の末端にある細い血管は血液が流れにくくなってしまいます。

長時間のパソコン作業
パソコンを長時間使っている人は、冷たいマウスやキーボードで手指が冷えて血行が悪くなり、末端冷え性や手のしもやけが起こりやすくなります。

長時間同じ姿勢をとっていることで体の血行が悪くなることも、指先が冷える原因です。

末端冷え性の改善法

末端冷え性を改善するには、血行を促進させて体のすみずみまでしっかり血液が行き渡るようにすることが必要です。末端まで血液がしっかり行き届くようになれば、鼻も冷えにくくなってきます。

適度な運動
末端冷え性の最も効果的な改善法は、適度な運動です。運動をすることで血行が促進され、全身がポカポカと温まります。また筋肉量が増えるので血液を押し出す血管のポンプ機能も高まります。

1日30分程度のウォーキングや軽いジョギングがおすすめですが、普段から手足の先に血液が循環するよう、気づいた時こまめに手のグーパー体操をしたり、軽いストレッチをするのも末端の冷えを予防する効果があります。

保温する
手足が冷えやすい人は保温効果の高い靴下を履いたり、なるべく手袋をつけるようにして、冷えやすいところを部分的にしっかり温める工夫も必要です。
ビタミンEをとる
末端の毛細血管の血行を促進させるには、ビタミンEの摂取が効果的です。ビタミンEは、冷え性やしもやけの改善を目的とする栄養剤も市販されているので、冬に手足や鼻の冷えが気になる方はビタミンEを服用するのも良いでしょう。

食品では、植物油、カボチャ、アボカド、ナッツ類に多く含まれているので食事からビタミンEを摂取するのもおすすめです。

ストレスを解消する
ストレスもあなどれません。ストレスを受けやすい人は、自分なりのストレス解消法を見つけ、なるべく体がストレスによる影響を受けないように管理していきましょう。
入浴でリラックスする
入浴にはリラックス効果と温浴効果があり、ストレスから来る末端冷え性の改善におすすめです。冬は温泉めぐりでストレス解消するのも良いですね。

平熱35℃台の人が増加中!「低体温」の特徴と改善法

鼻が冷え性は、平熱が標準より低めの「低体温」が原因でも起こります。最近は若い人や子供に低体温が増えているようです。

低体温は病気ではなく医学的な定義もありませんが、標準的な平熱の36.5℃~37℃を下回る35℃台の平熱が低体温と呼ばれています。

低体温の症状

低体温そのものに症状はありませんが、体温が36℃以下になると免疫や自律神経の機能が低下するため、体にさまざまな不調が出やすくなります。

  • 人よりも寒がりになる
  • 冷え性になる
  • 体の末端が冷えやすくなる
  • 風邪をひきやすくなる
  • アトピーやアレルギー性鼻炎にかかりやすくなる
  • 疲れやすくなる
  • 太りやすくなる
  • 生理不順や生理痛が起こりやすくなる

低体温の原因

低体温の原因はさまざまですが、多くは生活習慣が原因で起こっています。

運動不足
運動不足、部屋でじっとしているインドア派の生活によって基礎代謝が低下し、体温が下がっている人が多くなっています。

体の熱は筋肉で作られるので、運動不足で筋肉量が少なくなっている人は熱が作られにくく、体温がなかなか上昇しません。

体の冷やし過ぎ
冷たい食べ物や飲み物ばかり好んでいる人は内臓が冷え、深部体温(体の奥の体温)から体が冷え切ってしまいます。

夏に冷房完備の部屋でずっと過ごしたりしている人も体を冷やしてしまいます。また汗をかくことがなくなることで体温調節機能が衰え、体温を正常に保つ機能も低下してしまいます。

病気が原因という場合も
「甲状腺機能低下症」が原因で体温が上がらないという場合もあります。甲状腺機能低下症は、代謝を促進させる甲状腺ホルモンの分泌量が低下してしまう病気です。

男性女性に多く、女性の10~20人に1人で発症しているので、それほど珍しい病気ともいえません。

低体温のほか、明らかに全身のむくみ、無気力、食べていないのに体重が増加するといった症状を伴っている場合は、甲状腺機能低下症を疑い、内分泌科を受診してホルモン治療を受ける必要があります。

低体温の改善法

低体温を改善するためには、体を冷やすような生活習慣をなくし、積極的に体を温める必要があります。

適度な運動をする
平熱を36℃台まで上昇させるために適度な運動で筋肉量を増やし、基礎代謝を促進させます。適度な運動には、血行を促進させ体温を上昇させる効果や、汗をかいて体温調節機能を鍛える効果もあります。
体を温める食品をとる
食事では筋肉の材料となる肉・魚・卵・豆類などのたんぱく質も意識して摂取しましょう。

体を冷やすような食べ物や飲み物はなるべく控え、温かい物を食事に取り入れるようにします。体を効率良く温めるショウガや唐辛子を料理に使うのもおすすめです。

入浴で体を温める
ぬるめのお風呂にじっくり浸かると、体がよく温まります。38~40℃くらいのぬるめのお風呂に20分くらい習慣をつけると良いでしょう。

鼻と腸は深い関係がある!腸の機能低下の特徴と改善法

腸の機能低下は鼻が冷える直接の原因にはなりませんが、鼻と腸は深い関係があるため、腸の機能が低下すると鼻の機能も低下して、冷えなどのトラブルが起こりやすくなるといわれています。

鼻は外部から侵入してきた異物を一番初めにキャッチするセンサーの役割を持っています。鼻腔の粘膜から分泌される粘液と粘膜に生えている毛は、細菌やゴミなどの異物をキャッチし、体内への侵入を防いで体を病気から守っています。

一方、腸は体内の免疫細胞の約6割が集まる巨大な免疫システムを持っています。腸内の善玉菌には免疫力を高めアレルギー症状を抑制する効果のあることも、よく知られていますね。

善玉菌のバランスが良く腸内環境が整っている時は免疫力が活性化され、アレルギー性鼻炎やアトピーなどのアレルギー症状が起こりにくくなります。また免疫はウイルスを攻撃する力が強くなっているので、風邪や食中毒などの感染症にもかかりにくくなります。

しかし腸内環境が良くないと免疫力が低下し、アレルギー症状や感染症が起こりやすくなってしまいます。特に免疫力が低下すると鼻のセンサーも影響を受けるため、鼻の機能が低下して冷えや炎症が起こりやすくなると考えられています。

腸の機能が低下している時の症状

腸の機能が低下すると、鼻や腸だけでなく全身にさまざまな不調が起こりやすくなります。

  • 便秘・下痢をしやすくなる
  • 風邪や食中毒にかかりやすくなる
  • 花粉症・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎が悪化しやすくなる
  • 肌の調子が悪くなる
  • 生活習慣病・がんの発症リスクが高まる

腸の機能低下の改善法

腸の機能に大きく関係しているのが食生活です。不規則な食生活は消化器に大きな負担を与えるので、3食で栄養バランスの良い献立を心がけましょう。

油、動物性脂肪の多い肉や乳製品は悪玉菌を増やしてしまいます。また食物繊維の摂取量が少ないと善玉菌が減ったり便秘になったりしてしまうので、食物繊維の多い野菜、果物、豆類、いも類を積極的に食べるようにしましょう。

乳酸菌を含むヨーグルト、味噌、醤油、キムチを毎日食べるようにするのもおすすめです。

また適度な運動をすることで腸の血行が促進され機能が高まります。

意識して鼻を温めましょう!鼻の冷え性の予防・改善策は

鼻の冷えを解消するには、とにかく鼻を温めるに限ります。鼻を温めるさまざまな方法を紹介しますので、鼻の冷えに困っている方はお試しください。

鼻の冷え性対策:マスクをする

最も簡単で効果の高い方法がマスクです。マスクを着けると外気から鼻が遮断され、またマスクの中は自分の吐く息で空気が温まるので、ほかほかと鼻が温まります。

冬は風邪やインフルエンザの予防を兼ねることもでき、つけていて周りの人が見ても違和感はないので、マスクが一番おすすめしたい方法になります。

鼻の冷え性対策:ネックウォーマーやマフラーで温める

鼻が冷える人は顔も冷えています。ネックウォーマー等で首元を温めて顔の血行を促進させましょう。首には太い血管があり、首を温めると温かい血液が効率良く循環するので、顔や鼻がしっかりと温まります。

またネックウォーマー等は、首だけでなく鼻の下あたりまでふんわり覆うと、より保温効果があります。

鼻の冷え性対策:手のひらで温める

鼻が冷えた時に何も持っていない時、手っ取り早く鼻を温めることができるのが自分の手です。

手のひらで鼻を覆ったり、指のはらで鼻の上からさすったりして鼻を温めます。鼻をさする時は、ごしごしこすってはいけません。末端の毛細血管はとても細いので、血管を傷めたり鼻が赤くなったりしてしまいます。やさしくさするようにしてください。

鼻の冷え性対策:使い捨てカイロを当てる

冬に活躍する使い捨てカイロを鼻に当てて温めます。即効性がある方法です。秋冬は常備しておくと良いですね。温かいおしぼりを当てるのも気持ちが良いです。

鼻の冷え性対策:温かい食べ物や飲み物をとる

湯気が出ているような温かい食べ物や飲み物をとると、湯気で鼻が温められます。また内臓を温めることで、食後には体温も少し上昇し、鼻の冷えをやわらげることができます。

鼻の冷え性対策:頭を温める

頭が冷えていると顔や鼻の血行も悪くなります。頭が冷えやすいのはシャンプー後の髪が濡れている時です。冬はシャンプーをしたらすぐにドライヤーなどで乾かしましょう。

冬の外出時には帽子をかぶったり、フードのある服を着たりして頭が冷えないように意識すると良いでしょう。

鼻の冷え性対策:重いメガネを避ける

メガネをかけている人が対象になりますが、メガネを長時間かけていると、鼻の根元を圧迫して血行を妨げてしまう場合もあります。重いメガネをかけている人は軽いタイプのメガネに変えると鼻の冷えが少し楽になるかもしれません。

鼻の冷え性対策:喫煙しない

鼻が冷える人で喫煙している場合は、禁煙をおすすめします。タバコは血管を収縮させ血流をさまたげるので、毛細血管まで血液が行き渡りにくくなり、末端が冷えやすくなります。

喫煙はさまざまな病気のリスクを高めます。健康のためにも禁煙するのがおすすめです。

鼻の冷え性は病気の原因に!意識して鼻を温めましょう!

鼻の冷えに気付いたら、なるべく温めるようにしていきましょう。

鼻は冬の冷たく乾燥した空気を34~35℃、湿度70%くらいに温めてから気道に送る役割を持っています。鼻のおかげで気道を傷めることなく呼吸をすることができているのです。

鼻が冷えて機能が低下すると、異物をキャッチするセンサーがうまくはたらかなかったり、息を適温に温めることができなくなったりして体調を崩しやすくなってしまいます。

また鼻は、風邪の主な原因となるウイルス「ライノウイルス」が感染しやすい場所で、鼻が冷えてしまうと、34℃以上の温度を嫌うライノウイルスが増殖しやすくなってしまうので、風邪の流行期には特に鼻を防寒しておきたいものです。

鼻が冷えている自覚のなかった人も自分の鼻を触ってみたら意外と冷たかった、ということも多いものです。手足が冷えている方は鼻も冷えやすいので、これからは鼻の冷えも意識してみてくださいね。
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