健康生活TOP 冷え性 気づかないオトコの冷え!男性の冷え性が危ない理由と5つの改善法

気づかないオトコの冷え!男性の冷え性が危ない理由と5つの改善法

寒がる男性

冷え症というと女性に起こるもの、というイメージがあるかもしれませんが、最近では男性でも冷えが原因と思われる症状が増えています。

男性に冷え症があるなんて…と思った人にこそ知っておいてほしい、「オトコの冷え症」についてご紹介します。

オトコの冷え症、最大の問題点!自分が冷え症だと気づかない

女性なら、冷えが自分の健康や美容にとって好ましくないものという意識が高いので、少しでも冷えの症状を感じれば、自分は冷え症だと自覚しやすいのですが、男性の場合は、たとえ冷え性による症状があっても、自分が冷え性だと自覚することはほとんどありません。

そもそも男性の冷え性など聞いたことがない…という人のほうが圧倒的に多いでしょう。男性である自分に冷え性なんて起こらない、という先入観こそが、男性が冷え性を自覚できない最大の問題点です。

男性は、たとえ冷えが原因で起こる症状や病気が現れていたとしても、その原因が「冷え」にあるとは思いもつかないのです。そのため、原因不明のまま放っておいたり、原因を間違えてとらえてしまうため、本当にすべき対処ができないでいるのです。

これでは、いつになっても男性の冷え症によるからだのトラブルや症状を解消することはできません。

こんな症状があればあなたは隠れ冷え性かも?

女性は男性よりいくぶん体温が高いこともあり、からだが冷えていると手先や指先がとても冷たく感じるため、冷え症を感知しやすいのですが、男性は冷えに対する意識が低いこともあり、手先や足先など末端の冷えを敏感に感じることはほとんどありません。

要するに、男性はからだの冷えを感知する感覚が鈍いのです。そのため、一見すると、冷え症とは何も関係がないと思われる症状や病気でも、実は冷え性が原因で起こっていることも多いのです。

男性の冷え性は、自覚がなく進行するため「かくれ肥満」ならぬ「かくれ冷え症」ともいえます。では、オトコの冷え症とは、どのような症状なのでしょうか?

こんな症状があればイエローカード!オトコの冷え症とは?

手足が冷たいというような冷え症の典型的な症状では、オトコの冷え性は見つけにくいといえます。次のような症状にあてはまることが多いほど、すでに男の冷えの症状が起こっているかもしれません。

  • いつも疲れている
  • 気力が沸かない
  • 夜なかなか眠れず昼間は眠い
  • べたべたした汗をかく
  • 食事をすると顔から汗が吹き出る
  • 下痢や便秘、痔の症状が起こりやすい
  • 肩、首、腰が凝りやすい
  • 抜け毛が増えた
  • 口内炎ができやすく、舌がヒリヒリする
  • 目が疲れやすい
  • 足の爪や足先の色が紫色をしている

一見すると、冷え性とは無関係に思える症状でも、実は冷え性が根本にあるために症状が起こっている場合も多いのです。自分は男性だから冷え性が起こるわけがない、という先入観を捨てて症状を確認してみましょう。

オトコの冷え性が起こる3つの原因

男性の冷え性が起こる原因は主に3つあります。ほとんどは生活習慣と関係しています。自分の生活習慣の中で、次のようなことに心当たりはありませんか?

1.冷たい飲み物が大好き?コールドドリンク症候群

冷たいビールや飲み物が好きだという男性は多いと思います。暑い季節に冷たいビールや飲み物をゴクゴクと飲むのは、とても気持ちがいいものですよね。

暑い季節に限らなくても、今の世の中は、どこでも空調で適温に管理されているので、季節や気温とは関係なくいつでも冷たいビールや飲み物を楽しむことができます。

本来、人間のからだは気温など環境に応じて体温を調節する必要があるので、暑い季節には冷たいもの、寒い季節には温かいものというように、飲食物などの温度によって少しでも体温の調節をスムーズに行おうとします。

しかし、男性は自分のからだが冷えていることに気がつきにくく、女性に比べれば基本的には汗をかきやすい体質なので、その場の温度が快適なら、冷たくひやされた飲み物を多く飲んでしまう傾向があります。

「とりあえずビール!」といってしまう人は、実際の気温や体温の状態に関わらず、いつでも冷たいものを飲んでいる典型的な証拠です。

年中、冷たい飲み物を飲むことが習慣になると、飲み物の冷たさと摂る水分量が多くなることによって、からだの中が常に冷えた状態になります。

からだが冷えた状態が続くと、体温を調節する自律神経の働きが乱れたり弱くなったりするので、からだにさまさざまな不調が起こります。これはコールドドリンク症候群とも呼ばれ、男性に冷え症が起こる原因の1つです。

2.オトコの宿命!?年齢とともに筋肉が脂肪に変わっていく

男性は女性に比べて筋肉量が多いため、体質的には熱を作る機能が高く、冷え性は起こりにくいと考えられます。

ところが、これはせいぜい20代くらいまでの話で、習慣的に運動をしたり筋肉トレーニングをしたりするようなことでもなければ、30歳を過ぎるころから筋肉は少しずつ脂肪に変わっていきます。

これは男性ホルモンの分泌が減ることや、老化現象の1つでもあるため、男性なら誰でもやむを得ないことです。

からだの熱は筋肉から作られるので、筋肉量が減れば熱を作る働きは低下します。さらに、脂肪は筋肉と異なりあまり血液が流れないため、脂肪が増えるとからだは冷えやすくなります。

つまり、男性は年齢と共に体温を作り出す筋肉が減り、熱が作られにくくなることと、冷たい性質を持つ脂肪が増えていくことが同時に進行するため、冷え性が起こるのです。

3.熱いオトコほどからだは冷えている?心がもたらす冷え

男性は「男は強くなければいけない」「男らしくなければいけない」「男が弱音など吐いてはいけない」などと、とにかく気持ちを強く持とうとする性質があります。これは男性が「男らしさ」を保とうとする本能のようなものです。

男性が男らしさを保つために、気持ちの持ち方をポジティブにすることは決して悪いことではありませんが、状況や場合によっては、男らしさを保とうとする心の持ちかたが限度を超えてしまい、単なる「やせ我慢」や「意気込みだけ」の状態となることもあります。

男性は職場や人間関係などさまざまなストレスを多く抱えるほど、心を強く持とうとする働きが強くなりますが、これは同時に、からだの緊張が高まり血管が収縮したり血流が悪くなったりして、からだにとっては冷えの状態になります。

心を熱くすればするほど、からだは冷えていくのです。「もう限界だ」と感じたときに、女性なら愚痴や不満として誰かに話して気持ちを共有しようと考えます。しかし、男性は決してその弱さを表に出そうとはしません。ここが女性とは異なる男性の心理です。

言い換えれば、女性は気持ちの発散がうまく、気持ちの切り替えが早いので、強いストレスがかかる状況でも、比較的うまく乗り越えられるといえます。一方、男性は、ストレスが強くなるほど気持ちの高ぶりだけが強くなるので、心とからだの状態は、かけ離れていきます。

つまり、男性は心が熱くなるほど、からだは冷えていくのです。何ごとにも熱心で、努力家で、負けず嫌いな男性ほど、心は熱いがからだは冷えている、という状態に陥りやすいのです。

このように男性が冷え性を起こす原因は確かに存在しており、男性が冷え性にならないということは決してありません。むしろ、冷えに無自覚な男性ほど冷え性に注意しなければいけないのです。

放っておいたら危険!男の冷え性によって起こる病気の数々

いうまでもなく、からだの冷えは万病のもとになります。からだの全ての細胞や組織、臓器は十分な血流を確保してはじめて正常に機能することができます。

血流が滞れば、その部分に障害や病気が起こりやすくなります。男性の冷えは次のような病気や障害を引き起こします。

  • 睡眠障害
  • うつ病
  • 糖尿病
  • 前立腺肥大
  • 男性更年期障害
  • 肩こりや腰痛
  • 過敏性大腸症候群
  • 壮年性脱毛症
  • ED

これらの病気は、先述した症状と相関しており、男性に多い病気や障害も多数あげられます。これらの病気を引き起こす大元には、男性の冷え症が関係している可能性が大いに考えられ、冷え症を改善しなければ、こうした病気も決して改善しないことになります。

男の冷えを改善!対処法5つで冷え知らずの身体に

オトコの冷え性は確かに存在し、さまざまな病気や症状につながっています。冷え性は決して女性に限ったものではなく、男性こそ冷え症を正しく認識し、予防や改善への対処をしていく必要があります。

1.コールドドリンク症候群にはスパイスの力でからだを温め返す

冷たい飲み物の飲みすぎによる冷え性の改善には、もちろんその冷たいものを控えることが必要です。3杯のところを2杯にし、2杯のところを1杯にするという心掛けが大切なことは言うまでもありません。しかし、なかなかすぐに実践できるものでもありません。

こうした場合は、からだを内側から温めていきましょう。手っ取り早い方法は、男性なら誰でも大好きな、カレーを食べる頻度をあげることです。

カレーにはさまざまなスパイスが使われています。唐辛子、ターメリック、ガラムマサラ、シナモン、コショウ、コリアンダー…など、これほどからだを温めるスパイスがたくさん使われている食べ物はないといえるくらいです。

週に1日か2日はカレーを食べる日を作ることや、何を食べるか迷ったら、カレーにしましょう。また、スパイスを摂ることが大切なので、カレーそのものでなくても、味付けをカレー風味にするのも良い工夫です。

もちろん、カレーだけでなくトムヤムクンなど、スパイスが豊富に使われるタイ料理や、ニンニクや唐辛子をたっぷり使う韓国料理などもおススメです。さまざまな料理に使われるスパイスの力を利用し「温める」ことでからだの冷えを打ち消すことができます。

2.サウナに行くなら午前中がおススメ!朝風呂でシャキッと冷えをとる

サウナ好きの男性はとても多いと思います。なぜオトコはサウナが好きなのか? 渇きを我慢し、熱さに耐える、…という辛抱強さが男らしいというイメージと結びつくのかもしれません。

冷えをとる入浴法としては、本当は半身浴を奨めたいところですが、たぶん男性は女性ほど熱心に半身浴をすることはないと思います。

男性の考え方の基本は、男らしいか? 女々しくないか? ということです。女性がするような冷えとりと同じ方法を、おそらく男性はしないと思います。それは女性のイメージにつながるからです。

それならば、朝サウナをおススメします。サウナといえば、仕事などが終わってから夜に行くという人が多いと思います。しかし、夜サウナに行くと本来、夜間は静かになるべき交感神経が活動してしまい、からだが休まらず、睡眠の質も低下してしまいます。

朝、サウナに行くようにすると午前中に交感神経が活動し、日中活動的に過ごせるようになります。乱れた自律神経がシャキッと整います。日中活動的な分、夜、副交感神経にスムーズに切り替わるようになります。

自律神経のバランスが少しずつ改善していくと、全身の血流が良くなり冷えによる症状が改善されます。夜、良く眠れるようにもなります。血流や睡眠が改善されると、からだが熱を作る機能が促進され、自覚できない冷えの症状でもスッキリととれるのです。

また、本来サウナはからだの表面部分の温度をあげる働きが強いので、からだの深部はそれほど温まりません。できれば、サウナと同時にぬるめのお湯に長めにつかると効果が高まります。

毎日の午前中にサウナに行くことが難しくても、自宅のお風呂で、朝、熱めのシャワーを浴びるだけででも、冷えを取る効果が得られます。それほど難しいことではありませんし、効果はてき面ですから是非試してみることをおススメします。

3.暑がりなオトコは寒がり?ウォーキングで体温調節力をアップ

暑がりな男性は多いのですが、暑がりな男性は同時に寒がりでもあります。冒頭でも説明したとおり、本来は、人間のからだは外の気温や環境によって、暑さや寒さを体温でコントロールします。

ところが、今の世の中は、ほとんど空調で適温にコントロールされているので、からだが体温を調節する機能が弱くなっているのです。暑がりな男性は体温のコントロールが下手なので、寒がりでもあるのです。ですから、気候が寒くなれば、寒がりになります。

体温の調節機能が低下すると、からだは冷えやすくなります。それは、熱を作るにはエネルギーが必要ですが、からだを冷やすことにはエネルギーが必要ないからです。そのため、暑がりな男性ほど慢性的な冷えの状態が起こりやすくなるのです。

こうした状態を解消するためには、汗をかくトレーニングをしましょう。そのトレーニングとは、運動によって筋肉を使い熱を作り出すことと、汗をかいて熱を逃がすトレーニングをするということです。

体温を調節する機能の衰えを防ぎ、自ら体温を作り出す機能を高めるために運動を行なうのです。どんな運動でもかまいませんが、運動する習慣が少ない人はウォーキングやサイクリングから始めると良いでしょう。

男性が運動するときは、体重を落とすためというようなダイエットの意識ではなく、筋肉の働きを少しでも強くするというイメージで行うようにしましょう。呼吸を深くして全身をリラックスして行うと筋肉に酸素が十分行き渡るので、さらに効果が高まります。

4.オトコの脳は瞬間湯沸かし器!?感情を鎮め、脳をリラックスさせる

先述したように、熱いオトコほどストレスに過剰に反応し、抱えるストレスが大きくなるため、オトコの冷え症をもたらす原因になります。

熱いオトコとは、努力家や熱心な人のことを意味しますが、それだけでなく、単に気が短い「瞬間湯沸かし器」のような人や、自分の考えに固執する頑固な人も、ストレスが蓄積されやすく頭だけ熱くてからだが冷えやすい状態になっています。

こうした長期的、短期的にストレスを抱えやすい男性は、感情を穏やかにして自分自身で精神をコントロールすることが大切です。そのためには、次のようなことを心掛けて行いましょう。

【オトコの脳をリラックスさせる7か条】

  1. 「~でなければならない」ではなく「~でもかまわない」と考える
  2. 怒りはエネルギーのムダだと思え
  3. 感情を表に出す人間ほど幼稚だと思え
  4. 人と比べるな、昨日の自分と比べろ
  5. 感情的になると呼吸が浅く速くなるので、大きくゆっくり呼吸する
  6. 誰にも邪魔されない自分ひとりの時間を作ることも必要
  7. 小さなことにこだわらず大きな視点で物事を見ろ

こんなことを意識するだけでも、熱くなった脳をクールダウンすることができるのです。

5.痛くてクセになるオトコのツボ押し!余分な水分を出しからだを温める

冷えによる症状を取るために、誰でも簡単にできる方法にツボ押しがあります。ツボ押しをすることで、血流が改善され、からだに溜まった余分な水分が排出されやすくなります。それは、からだの冷えをとり、からだを温めることにつながります。

陽池(ようち)

からだの冷えをとるツボ陽池の位置

手首をそらしたときにできるシワの真ん中の部分には、全身の血行を促進する陽池というツボがあります。反対側の手の親指で少し強めに押してみましょう。コリを感じる場合は、30秒ほど、もみほぐすようにして下さい。

太徑(たいけい)

からだの冷えをとるツボ太徑の位置

内側のくるぶしとアキレス腱の間にあるのが、大徑というツボです。足先の冷えを取る効果や、からだに溜まった余分な水分を排出する効果があります。

湧泉(ゆうせん)

からだの冷えをとるツボ湧泉の位置

湧泉は足の裏にあるツボで、全身の血流を改善する効果があります。足の裏の中心にある少しくぼんだ部分にあります。足の裏は皮膚や脂肪が厚いので、ツボ押しグッズなどを使うとツボ押しの効果が高まります。

こうした簡単なツボ押しをするだけでも、少しからだ温かくなったと感じることができるはずです。男性がツボ押しをする場合は、少し強いと思うくらいに行うと効果が高まります。

男性にとっても冷えは大敵です。冷え症は女性だけに起こるものでもありません。これから先、「冷えとり男子」が増えていくことは間違いありません。男性でもからだの冷えを気にかけて病気の予防につなげてほしいと思います。
キャラクター紹介
ページ上部に戻る