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傷つきやすい性格を治したい人のための簡単呼吸法・思想法の勧め

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自分の感受性くらい…とは茨木のり子氏の詩の一片ですが、現代の世の中、日本人の5人に1人は自分の感受性の高さに生きづらさを抱えているのが現実のようです。

精神医学ではそのような人のことをHSP(Highly Sensitive Person=敏感な人)と呼び、それが原因で引きこもりや不登校になる人も少なくありません。

HSPは病気ではない!自分はこういう性格、と肯定的に受け入れることが重要

HSP、感受性が高い人とは、つまり些細な事にも動揺してしまう繊細な心の持ち主のこと。

例えば

  • 想像力が人一倍強い人
  • 他人の視線や話し声があると手元に集中できなくなる人
  • 日々の喧騒を嫌い孤独を好む人

などはその傾向が強いといえます。

HSPはうつなどの病気とは違い、あくまで性格的傾向のひとつに過ぎません。そのため治療という概念がなく、改善には本人がその傾向を受け入れ、改善に向けて努力するしかありません。

どこからどこまでがHSPという決まりはないためあくまで自己判断になりますが、「自分は駄目な奴だ」と否定するのではなく、「自分はHSP傾向のある人間なのだ」と肯定的に受け入れる事が重要です。

マイナス面だけで判断しないで!HSPは特別な「才能」

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繊細な心の持ち主故に、HSPはそうでない人に比べて芸術的感覚に優れていたり、創造的であったりする事が多いといわれています。

HSPは決してマイナス要素だけでなくきちんとプラスの要素を持ち合わせているのですが、生活環境によってはそのマイナス面ばかりが指摘されて、気を病んでしまうケースが少なくありません。

特に男性は社交的で気の強いほうが美徳とされる風潮があるため、理解のない周囲からの言葉が心に突き刺さり、結果として死を選んでしまう人も存在します。

こうした不運を防ぐために、私たちはHSPという性格的傾向を正しく理解し、またHSP本人は自身の特性を理解し受け入れる必要があります。言い換えれば、感受性の高さはそのまま「才能」と言って良いでしょう。

HSPを改善できる「呼吸法・思想法」のススメ

HSPは視点を変えれば優れた特性と言えますが、現代ではまだまだその認知が遅れていると言わざるを得ません。

仕事や学校ではその動揺しやすい心を辛辣な言葉で傷つけられてしまい、社会活動や生活に支障が出るおそれもあります。

今回はそうした場合に少しでも役立つ、HSPのための呼吸法・思想法をご紹介します。HSPの傾向がない人でも利用できるため、一緒にご一読くださると幸いです。

深呼吸で心がラクになる!動揺したらとにかく深呼吸してみて

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動揺している時の人に共通する特徴として、ほとんど呼吸をしていない(呼吸が浅い)という点があります。

呼吸が浅いと脳に送られる酸素も低下するため、頭がうまく働かなくなってしまいます。呼吸は吸う動作よりも吐く動作のほうが大切であり、しっかりと長く息を吐く深呼吸をする事で脳に酸素が届き、心が安定しやすくなります。

そのため「私、いま動揺している。」と感じたら思考を一旦ストップし、鼻から大きく息を吸って口から「フー」と息を吐いてみましょう。吸う時は4秒、吐く時は5秒を目安にしっかりと深呼吸して下さい。

普段から焦ってしまいやすい人、落ち着きがない人なども同様に深く呼吸をすると心がニュートラルな状態を生みやすくなります。吸うより吐く、と覚えて意識的に深呼吸を生活に取り入れてみましょう。

深呼吸+瞑想のススメ

深呼吸を10分続けるとリラックスホルモンであるセロトニンが分泌されるため、精神疲労を回復させるのに大きく役立てることが出来ます。

10分という時間ずっと深呼吸しつづけるのはなかなか難しいため、夜寝る前などに瞑想(心を落ち着ける習慣)として行うのが安眠にも繋がり効果的です。

ベッドや布団の上で座禅、もしくは胡座になり目を閉じ、好きな音楽などを聴きながら深呼吸を続けてみましょう。嫌な事があっても瞑想を行う内に気分が軽くなり、解決の糸口が見つかりやすくなりますよ。

「書く」事で心を整理しよう!書くパワーは様々な場面であなたを救ってくれる

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私たちはある体験をすると、それは記憶となって脳にインプットされます。迷惑な事に、この記憶は良い記憶よりも悪い記憶のほうが残りやすく、幼少の頃の記憶に大人になっても悩まされるHSPは少なくありません。

トラウマともいうべき記憶の後遺症は根が深くなると自己肯定感の喪失や精神疾患にも繋がりかねません。嫌な体験をして悪い記憶が頭に残ったら、私たちはそれを「書く」事でアウトプットする必要があります。

「記憶を書き出す」という行為はストレス解消に非常に効果が高く、自分を冷静に俯瞰できるという長所を持っています。

嫌な事をあえて紙に書くのは最初たいへんな苦痛かもしれませんが、書いてしまえば気持ちははるかに楽になります。この動作はワープロなどで行うよりも、実際に紙にペンで書いたほうが効果は高まります。

失敗をしてしまった時も書こう!

HSP傾向のある人が仕事で大きなミスをしてしまった…そんな時、紙に

  • 失敗の内容
  • 失敗の原因
  • 失敗の改善策

の3つをそれぞれ書いてみるのが効果的です。

ミスをした時のHSPの心は非常にネガティブなため、自分を客観視する能力に欠いています。そのため失敗の中身を紙に書き出して、あらためてそれを見つめ直す必要があります。

人間はその日の記憶を紙に書いてから寝る事で記憶が整い、精神の中庸(バランス)を取る事が出来ると言われています。そのため、日記などの習慣もHSPには効果的な習慣といえます。

苦手な人に出逢ったら

世の中には色々な人がいます。自分に好意的な人もいれば、悪意しか見えない人も存在します。HSPにとって、こうした人間模様は不必要なストレスを抱える最大の要因とも言えます。

そこでオススメしたいのが苦手な人に出逢ったら「その人の良い所を100個紙に書き出す」という習慣。どんな人でも10個くらいは簡単に書けるものですが、100個となると相当頭を使わなければなりません。

嫌な人というのはどうしてもその欠点ばかりが目につき、あるべき長所が隠されてしまいがちです。落ち着いてあらためてその人の良い所を書き出してみると、自分が悪く捉え過ぎていた事に気がつける筈です。

人を嫌うというのは好きになるよりもはるかにエネルギーを消耗し、ストレスの蓄積に繋がります。人は愛さなければ愛されません。認めなければ認められません。まず、「自分」から変わることが大切なのです。

HSPは単なる言葉!幸福を余韻で感じましょう

自分はHSPだから、と卑屈になり落ち込む必要は全くありません。欠点の数だけ利点がある、素晴らしい特性ということを、当事者がまず理解しなければいけません。

ところで、幸福も不幸も後になってからでないとわからないのが人間の性です。今日の苦悩が明日の成長に繋がるように、自分が自分であることを誇りに思える日は必ずやって来ます。

HSPは単なる言葉に過ぎません。自分の特性と傾向をよく理解し成長するきっかけと捉えて、前向きに人生を歩んでみませんか?

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