健康生活TOP くる病 赤ちゃんにくる病が急増中?乳幼児がくる病になる原因とその症状

赤ちゃんにくる病が急増中?乳幼児がくる病になる原因とその症状

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くる病という病気をご存知ですか?食糧事情が悪かった時代の病気というイメージが強いですが、近年乳幼児を中心にこのくる病が急増しています。その原因と症状、予防法等を紹介していきます。

戦後は絶滅?くる病とはどんな病気なのか

まず、くる病という病気の存在自体を知らない方も多いと思います。始めにくる病がどんな病気なのかを知っておきましょう!

くる病とは骨や軟骨が石灰化障害を起こし、痛みを生じたり骨が軟化する病気のことを言います。足がO脚やX脚に変形したり腰が曲がったりと、パッと見ただけでもよく分かる症状が現れることが多いです。

くる病はビタミンDの不足等が原因になるということが分かっています。くる病は栄養状態が悪かった戦後に多く見られる病でした。現在も発展途上国などではくる病の発生が多く見られます。

くる病になるとどんな症状が現れるのか

くる病になると特徴的な症状がいくつか現れます。現代ではそれほど知名度が高くはない病気なので、家族が症状に気づくのに遅れるケースもあります。具体的な症状を把握しておきましょう。

  • O脚やX脚
  • 頭蓋骨の軟化
  • 低身長
  • 肋骨にコブができる
  • 鳩胸

くる病の代表的な症状として挙げられるのが、O脚やX脚などの足の変形です。悪化すると歩行困難になるケースもあります。早めに異変に気づいて病院を受診させることが重要となります。

食料豊富な現在でどうして?乳幼児がくる病になる原因とその対策

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くる病の主な原因はビタミンDの不足によるものということが分かっていただけたと思います。ですが食料が豊富な現在社会でどうしてくる病が急増しているのでしょうか。その原因を1つずつ探っていきます。

原因1.赤ちゃんを母乳だけで育てる

赤ちゃんは自分の母乳で育てたいと考えるお母さんは大変多いですよね。何の疑いもなく、そのほうが赤ちゃんの為にも良いと思って与えていることと思います。ところが母乳にはビタミンDが不足しているのです。

もちろん母乳母乳にはしっかりとした栄養が入っており、赤ちゃんの免疫力を高めてくれる効果も期待できます。しかしどうしてもビタミンDが不足してしまう傾向にあり、結果的にくる病のリスクが高くなります。

完全母乳を避け上手に粉ミルク等を取り入れることをお勧めします。また母乳を出すほうのお母さんも食生活に気をつける必要があります。バランスの良い食事を心がけ、ビタミンDの多い食品を食べるようにしましょう。

原因2.過度な紫外線対策

紫外線=体に悪いものと思い込んでいませんか?最近では赤ちゃんに対しても紫外線対策を行っている方も多いことと思います。ところが良かれと思ってやっているこの紫外線対策がくる病のリスクを高めてしまう可能性があるのです。

あまり知られていませんが、ビタミンDは肌に紫外線を浴びることによっても合成されています。よって過度な紫外線対策を行うことで体内のビタミンDが不足して、結果的にくる病を引き起こしてしまう可能性があります。

母子共々、適度な日光浴を行うことをお勧めします。しっかりと帽子を被るなど熱中症対策は忘れないようにしてください。長時間日光を浴びる必要はありませんん。10分くらいの散歩や日光浴で十分かと思います。

原因3.アレルギー体質による栄養の偏り

アレルギー体質が原因で食べられない食品がある場合、ビタミンDが不足してくる病を発症しやすくなる可能性があります。特にビタミンDを多く含む卵や魚アレルギーをお持ちの場合は注意が必要です。

昔に比べてアレルギーを持つ子どもが急激に増えてきました。その原因は日本人の環境や食生活の変化など様々な説があります。アレルギー体質の子どもが増えていることも、くる病患者が増加した一因と考えられます。

ビタミンDを豊富に含む食品は沢山ありますので、アレルギーがない食品を選んで離乳食等に使うようにしましょう。ビタミンDは魚介類・卵類・きのこ類に多く含まれています。

お子さまにくる病の疑いがある場合はどうすればいいのか

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乳幼児は自分で症状を訴えることが難しいので、いち早く周囲の大人が異変に気づいてあげる必要があります。

くる病かどうかを判断する基準は「膝」にあり!

くる病の代表的な症状に足の変形があることは説明してきました。一番分かりやすい症状だと思いますが、赤ちゃんの足は健康な場合でも多少曲がっていることも多く判断が難しいのが現実です。

そこで覚えておいてほしいのが、膝の間に3cm以上の隙間があるかどうかということです。3cm以上空いている場合はくる病の可能性がありるので注意が必要です。

立てる年齢のお子さまは立った状態で、立てない場合は寝たままの状態でカカトをぴったり合わせてから計測しましょう。

くる病が心配な場合はかかりつけの医師に相談しよう

少しでもくる病の疑いがある場合は、迷わずかかりつけの小児科医に相談に行きましょう。医師がくる病の疑いがあると判断した場合、血液検査とX線検査で最終的な診断を行います。

くる病の治療は栄養面の改善と日光浴が中心となります。それでも改善しない場合はビタミンDの錠剤を使用することもありますが、基本的には食事や生活習慣の指導で治癒に向かうと考えて良いです。

大人のくる病は名称が異なる

大人でもくる病を発症することがあります。しかし大人の場合はくる病とは呼ばず「骨軟化症」という病名がついています。原因や症状はくる病とほとんど変わりがありません。ビタミンD不足が主な原因となります。

最近急増しつつあるくる病についてまとめてみました。誰もが知らず知らずのうちに行っている行為が、お子さまのくる病に繋がるケースもあります。子育て中の方は心の隅に少しでもくる病のことを置いておくことが重要です。

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