健康生活TOP 逆流性食道炎 そのムカつきは病気かも?食道をストレスから守って賢く予防

そのムカつきは病気かも?食道をストレスから守って賢く予防

shutterstock_148531142

胃食道逆流症という病気をご存知でしょうか?

胃の調子が悪いなと思っていても、それは胃だけの問題ではないかもしれません。胃もたれやむかつきには、胃と直結している食道にも注目する必要があったのです。

身近で誰にでも起こりうる病気ですので、「胃は丈夫だから」と自負している方も読んでみてくださいね。

あなたも胃食道逆流症?

さて、まずはこの胃食道逆流症という病気ですが、これには2つの病気が含まれます。一つは逆流性食道炎、そしてもう一つは非びらん性逆流症というものです。逆流性食道炎は最近よく耳にする病気ではないでしょうか。

2種類の胃食道逆流症

これらの一番の違いは、炎症が起こっているかどうかという点です。逆流性食道炎はその名前の通り、炎症が起こっている状態を言います。では、どうして炎症が起こっているかというと、それも名前にあるように何かが逆流してきているからです。

逆流してくるものの正体は胃酸です。胃酸は非常に強力な酸であり、胃から出てしまうと他の消化管を傷つけてしまうため本来は逆流してくることはありません。しかし、何らかの理由で逆流してしまうと、炎症を引き起こしてしまうことがあるのです。

では、炎症の見られない非びらん性逆流症はどのようにして起こるかというと、こちらも原因は同じく胃酸が逆流してくることが原因だと考えられています。そして炎症がないからといって症状が軽いというわけではないということも分かってきました。

胃食道逆流症の自覚症状

胃食道逆流症には次のような自覚症状があります。

  • 胃もたれ
  • 呑酸
  • 胸焼け
  • 吐き気

呑酸とは、喉元まで酸っぱいものが込み上げてくるような感覚です。これらの症状は食後に多く、胃の近くを強く押すと、よりはっきり感じることが多いようです。

原因は何?

胃と食道の間には下部食道括約筋という筋肉があり、いわば扉のように働くことで、食べ物を胃へ送り込み、胃から食道へ逆流することを防いでいます。しかし逆流症の場合、この筋肉が緩んでいることが考えられるのです。

この筋肉は加齢によっても緩みますし、妊娠時も一時的に緩むことが知られています。

ですが、他にも生活習慣が大きく関わると言われています。肥満によって腹圧が上がる、アルコール等の刺激物による影響、脂肪分の多い食事などが考えられます。

脂肪分の多い食事をすると、十二指腸からコレシストキニンというホルモンが分泌され、下部食道括約筋を緩めてしまうのです。さらに、非びらん性逆流症の場合は、知覚過敏の状態になっているということが近年注目されています。

知覚過敏は歯の症状がよく知られていますが食道において知覚過敏と密接に関わっていると考えられているのが、ストレスなのです。ストレスが加わると胃酸の分泌量が変化するばかりでなく、胃酸を感じ、症状を起こしやすくなってしまうのです。

食道をストレスから守れ!

胃食道逆流症になると、食後の不快感が嫌になり、好きなものを食べたくなくなるばかりか、仕事に集中できないなどといった弊害も出てきます。それが更なるストレスとなり、症状を悪化させてしまう可能性があるのです。

一番大事なのは予防

炎症を起こすかどうかに関わらず、逆流症が起きる前に予防することが一番簡単ですし、辛い思いをしなくて済みます。治療薬も開発されていますが、炎症性の場合は治るまでに時間が掛かることがありますので、やはり予防をしたいものです。

まずはストレスを溜めないことが重要です。逆流症の人には、

  • 責任感強い
  • 残業が多い
  • お酒もタバコもしない

という人が多く見られるようです。
熱心に仕事に打ち込むがゆえに、ストレスを抱えていても吐き出すことができない場合に起こるようです。

ノンストレスで生活することは難しいです。ですから、それを自分なりの方法で発散していくしかないのです。その方法は人それぞれ違うでしょうが、スポーツや趣味に時間を使うことで上手く折り合いをつけていくことが大切です。

ストレスに効く食べ物は?

ストレスから暴飲暴食に走るのはいけませんが、食べ物を上手に活用してストレスを和らげることはできます。たとえば、週末や休日の前日に、自分の好きなものをご褒美として食べる、飲むといったように自分でルールを決めるのが良いでしょう。

また、ヒトはストレスを感じると副腎からグルココルチコイドなどのホルモンを出し、抵抗しようとします。このホルモンの合成にビタミンCが必要なので、ストレス社会に生きるのであれば、ビタミンCの補給が大切です。

サプリメントで摂るという方法もありますが、季節の果物などで摂ると、ビタミンCだけでなく、食物繊維やポリフェノールといった成分も摂ることができます。食物繊維は胃や食道と同じようにストレスに敏感な腸を刺激し、便通を整えてくれます。

また、ポリフェノールは抗酸化作用を持ち、ストレスによって生み出された不要な物質を消してくれる働きがあります。皮を剥かずに食べられる果物を常備しておいたり、ジュースにして飲むなどが良いのではないでしょうか。

心の治療も検討して

逆流症になってしまった場合、ストレスがあまりに強いという時には、心療内科における治療がなされることがあります。逆流症が治らない、再発してしまうという場合には、原因となる部分をしっかり治すことも大切です。

胃食道逆流症の多くは、ストレスが形となって現れたものです。自己の判断により市販薬で抑え込むのではなく、きちんと病院で診察してもらう、ストレスを軽減する方法を考えるなどの正しい対処をしていきましょう。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る