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それは依存症の危険サイン!?ギャンブルに依存しやすい人の特徴

「あーあ、パチンコで3万円負けちゃったよー」と言いながら、なぜか嬉しそうに話す人を見たことはありませんか?お金を損したのにガッカリするどころか、楽しそうにしているのは、何とも不思議ですね・・・。

日本でもカジノを作ることの是非について様々な意見がありますが、皆さんは賛成でしょうか?それとも反対でしょうか? 

カジノの建設だけでなく、現在あるギャンブルでも、問題なのはギャンブルに依存する心の病気「ギャンブル依存症」です。

もし、自分や家族がギャンブルにのめり込むようなことが起こったら、どのように対処すれば良いのでしょう?ギャンブル依存症を予防する方法についてご紹介します。

ギャンブルやアルコール・・・買い物やスマホまで!生活を破綻させる依存症

そもそも依存症とは、「生活上の悪い影響が大きくなっているにも関わらず、該当する行動をやめることができない状態」と定義できます。

依存症には次のようなものがあり、その対象がギャンブルであれば「ギャンブル依存症」ということになります。

  • ギャンブル依存症
  • アルコール依存症
  • 薬物依存症
  • ニコチン依存症
  • 買い物依存症
  • スマホ依存症

借金を重ねてまでギャンブルにのめり込んだり、生活費のほとんどをギャンブルに使ってしまうというような、生活上とても好ましいとは思われない行動を止めることができない状態のことです。

あなたは大丈夫!?ギャンブル依存症になりやすい人のタイプ

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自分はギャンブルなど興味もないし、ギャンブル依存症になる人の気持ちが分からない、ギャンブルにはまる人は愚かな人だ・・・などと思っている人は多いと思います。

ところが、実際にギャンブル依存症で治療を受けている人たちを統計的にみると、始めはギャンブルになど全く興味がない、という人ばかりだったということが分かるのです。

つまり、ギャンブルにはまり、依存症にまで陥ってしまう人とは、意外なことに、あなた自身やあなたの家族、あるいは大切な人、その当人であるかもしれないのです。

まだ納得ができないかもしれませんが、ギャンブル依存症の人を分析したデータから、どのような性格の人が依存症になりやすいかをあげてみると、次のような人が該当しています。

  • 真面目な人
  • 警戒心が強い人
  • コツコツ努力する人
  • 理論的な人
  • 趣味が少ない人
  • ストレスが多い人
  • 性格が地味な人
  • ケチな人
  • 孤独な人
  • プライドが高い人
  • 負けず嫌いな人

こうした性格の人ほど、ギャンブル依存症に陥りやすい傾向があると分析されています。どうでしょうか?ご自分や家族、友人などに当てはまる人が結構いるのではないでしょうか?

意外にも、ギャンブル依存症に陥りやすい人とは、特別な性格の人ではなく、誰にでもあてはまりそうな普通の人ばかりなのです。

では、なぜこのような人がギャンブルにはまってしまうのか、その理由を考えてみることにしましょう。

ギャンブルには2種類のタイプがある

ギャンブルに依存する理由を説明する前に、ギャンブルには大きく分けて2種類のタイプがあることを理解しておく必要があります。その1つは、「直感型」のタイプのギャンブルです。

直感型のギャンブルとは、例えば、サイコロを振ってどの目が出るかというような、本当に運でしかないようなタイプのギャンブルです。

例えば、時代劇などで見ることのある「丁半博打」のようなものや、ディーラーとプレイヤーのどちらが勝つかを当てるだけの「バカラ」のようなギャンブルです。

もう一つは、「理論型」のギャンブルです。例えば、競馬のように馬の特徴や過去のレースの実績などから、ある程度理論的に考えて予想するタイプのギャンブルです。

世の中にあるギャンブルには、およそ、この2種類のタイプのギャンブルに分けることができ、人の性格や考え方によって、どちらかのギャンブルにはまりやすい傾向があると考えられるのです。

ギャンブルを2種類のタイプに分けると次のようになります。

【 直感型ギャンブル 】

  • パチンコ
  • 宝くじ(ロトくじなども含む)
  • ルーレット
  • バカラ など

【 理論型ギャンブル 】

  • 競馬
  • 競輪
  • 競艇
  • マージャン
  • ポーカー
  • スポーツベット

理論型ギャンブルでも、一か八か、ヤマカンで賭けることもできますが、理論的思考で楽しむという性質を優先して分類します。

ちなみに「ヤマカン」の語源は、戦国時代、武田軍の軍師・山本勘助が敵の戦略を予想するカンが鋭かったという説から使われるようになったと言われています。

ギャンブルをするきっかけは些細なこと・・・

では、人はなぜギャンブルをすることになるのでしょう?何のギャンブルであっても、そのギャンブルをするきっかけが必要です。実は、そのきっかけとは、誰にでもあてはまる、実に非論理的、衝動的なものです。例をあげると次のようになります。

  • 時間つぶし
  • 暇つぶし
  • ふとした好奇心
  • 話の種を作るため
  • 一度くらい試してみようという社会勉強

ここから分かることは、お金を目当てにしてギャンブルを始めるという人はほとんどいないということです。それは、堅実な性格の人ほど、ギャンブルでお金が儲かるわけがないことが良く分かっているからです。

よくある例は、専業主婦の場合なら、朝、些細なことからご主人と喧嘩をして、イライラして、どうにも気持ちが収まらなかったから、つい気晴らしで、パチンコとやらをやってみようと思った、というような理由です。

実は、このような1年に数回、あるかないかのタイミングをきっかけに、ギャンブルは、その人の心の隙間にスルリと入り込んでくるのです。その後はトントン拍子です。

こうした誰もが一度は思うような何気ない動機が初めにあって、そのきっかけから、あっという間にギャンブル依存に陥っていくことが依存症患者の分析から明らかになっているのです。

性格とギャンブルの関係性

ここで冒頭であげたギャンブル依存になりやすい人の性格と、ギャンブルのタイプを結びつけてみたいと思います。

まず、人一倍真面目で、ストレスが多く、警戒心が強い人、性格が地味な人などは、たまたま何気ないきっかけで試してみたギャンブルで、お金が儲かったり、すごいと褒められたりすると、普段の生活にはない、華々しい感覚が沸いてきます。

普段の地味で単調な生活からすれば、まるでスターにでもなったような気持ちが、心の底から湧き上がってくるのです。

そして、もう一度、あの華やかな感動を味わいたい、ギャンブルこそ自分に元気を与えてくれる、そんな風に考えてしまえば、あっという間に依存状態に陥ってしまいます。

逆に、もしギャンブルに負けた場合は、自分がギャンブルをしたことに対する後悔や、どうして負けてしまったのか、その原因を反省し再度挑戦したいという気持ちが湧き上がってくるものです。これも真面目さがゆえの思考なのです。

では次に、論理的な人、コツコツ努力する人、プライドが高い人などは、競馬などで当たり馬券を的中させた場合、勝ちにつながったことは、自分の理論が正しいことの当然の結果だ、などと自分の推論自体を評価する傾向があります。

たまたま、まぐれ当たりであっても、自分の考えは正しいのだから、何度やっても正解(当たり)を導き出すことができると錯覚してしまうのです。当たるのは当然、当たらないと、どこで間違ったのかな?おかしいな・・と奈落の底です。

また、負けず嫌いな人は、どんなことにでも必ず勝たなければ気がすまないので、どちらのギャンブルのタイプでも、ギャンブルに対する悔しさが沸き起こったら、もうおしまいです。

このように、人の性格とギャンブルの特性が結びつくのは、比較的容易なことで、誰がどんなギャンブルに溺れてしまっても、理論上、全く不思議なことではないのです。

こんな風に感じたことはありませんか?ギャンブル依存症の危険サイン

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誰でも最初は、ふとしたきっかけや軽い気持ちでギャンブルを体験し、それをきっかけに、性格とギャンブルの特性が合致してしまうと、ギャンブル依存症になる危険性が高まるということは理解いただけましたでしょうか?

そして、一度ギャンブルが好きになり、病みつきになると、あっという間に依存症という病的な状態に転落するということにもなります。

しかし、ギャンブル依存症になる人のほとんどは「自分はギャンブル依存症ではない」とか「自分がコントロールできる範囲内でギャンブルを楽しんでいる」という言い訳をします。これは、自分で自分が依存症に陥っているとは感じていない証拠です。

そこで、次のような言葉に自分が本当にあてはまっていないかどうか、正直に確認してみて下さい。

  • 「ギャンブルをしている時はバラ色、やっていない時は灰色」
  • 「もうコリゴリだ・・。でもまたやろう」
  • 「分かっちゃいるけど止められない」
  • 「一時のリラックスのために、多くを犠牲にしている」

こうした言葉が胸に突き刺さるのであれば、すでにギャンブル依存症の状態は始まっていると考える必要があります。

ギャンブル依存症の治療が難しいのは、アルコール依存症など他の依存症とは異なり、家族や他の人から見て、その人が依存症に陥っていることを、なかなか気づかないという性質にあります。

自分の精神状態を自分で判断できるかどうか、ということが、ギャンブル依存になることを防ぐ最大にして唯一の方法でもあるのです。

抜け出すことが困難なギャンブル依存症から脱却するには?

一度ギャンブル依存症になると、その状態から抜け出すことは容易ではありません。タバコを吸う人がなかなか禁煙できないことと同じか、それ以上の困難を伴います。

ギャンブルで味わった快感は、脳の中枢にとてつもなく大きな快楽としてインプットされてしまいます。その上、日本にはいたるところにパチンコ店や宝くじ売り場があります。

今では、インターネットで馬券を買ったり、海外のブックメーカーを利用することもできるようにもなっている社会環境もあります。

テレビ番組やコマーシャルで、ギャンブルの映像を見れば、快楽中枢が反応してしまうのは必然的な結果です。日本にいる限り、自分一人で依存症から脱却することは、ほとんど無理といっても言い過ぎではありません。

唯一、依存症から脱却するには、精神科を受診し医師の力をかりて乗り越えるしか方法はありません。そして、リハビリ施設やボランティア団体の協力と指導を得ながら、少しずつ、自分を変えてゆくしかありません。

そうならないためには、症状が軽いうちに、本人だけでなく家族や周りの人が指摘し、深みにはまらないようにしてあげることが大切です。

ギャンブル依存の予防法は「ギャンブルをしないこと」

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ギャンブル依存症の予防法は、ギャンブルをしないことに尽きると言わざるを得ないのです。雑な結論と思えるかもしれませんが、残念ながら、その他に有効な予防法がないのです。

何気ないきっかけでギャンブルの味を知ると、脳の快楽中枢は麻薬と同じくらいの興奮や快楽を感じ、「楽しいからまたやろう!」「次は勝つぞ!」となります。

もし辞めたいと思っても、テレビやメディアが宣伝で煽り、お金が底をついたらキャッシング・・。

と、たった1つのきっかけから、次から次へと、トントン拍子に人をギャンブルという蟻地獄に引きずり込むかのように、世の中の仕組みは、何とも上手い具合に整っているのです。

極端なことを言えば、日本国家としてギャンブルをなくしてしまわない限り、ギャンブル依存症の患者は減ることがない、と考えたほうが自然です。

ですから、日本にカジノを作るという構想は、どちらかと言えば、ギャンブル依存者を増やし、社会全体の利益を損なうことにつながると考えられます。

ギャンブル産業の反論には説得力がない

ギャンブル産業側から見れば、同じ環境でもすべての人がギャンブル依存症になっているわけではないという反論があるかもしれません。

それは、ギャンブル依存症の人を見分けることができないだけで、ギャンブルをする95%以上の人は、ギャンブル依存症になっているか、その症状に苦しんでいます。

つまり、他の人から「この人はギャンブル依存症だ」とは分からないだけなのです。

多くのギャンブラーは、例えば、奥さんや家族から強制的にギャンブルするお金をストップされたり、そのために離婚したり、家族が崩壊したり、何らかの大きな問題を抱えています。

結論として、よほどのお金持ちでない限り「健全なギャンブル愛好家はいない」ということを申し上げたいと思います。

カジノについての社会的な議論が交わされることを否定することはできませんが、一人でも大切な人を間違った道に進めてしまわないように願うばかりです。皆さんもギャンブルには気をつけて!

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