健康生活TOP 乾癬 水虫に似た症状の爪乾癬!症状の違いを見極めるポイントと改善法

水虫に似た症状の爪乾癬!症状の違いを見極めるポイントと改善法

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皆さんは水虫の発症率ってご存じですか?日本では何と25%!4人に1人の割合ということになります。また、爪水虫も発症件数が多く、こちらは8人に1人の割合になっています。

ということで、水虫、爪水虫というのはあまりにもポピュラーな皮膚病なのです。

爪水虫に似た症状を現す疾患に、爪乾癬(つめかんせん)と呼ばれる皮膚病があります。爪乾癬に、水虫の治療薬は効果がありません。

ここでは、爪水虫と爪乾癬の違い、そして乾癬の適切な治療方法などについて説明していきましょう!

乾癬はどんな病気?

実は乾癬という病気は、原因がハッキリと解明されているわけではありません。よって発症を予防する方法も確立されていません。

乾癬は予防が難しい病気なのです。ちなみに日本の国内では、乾癬の患者数は約10万人と言われています。

ただし、水虫と違ってウィルスや細菌による感染症ではありませんので、人にうつしてしまう心配はありません。

爪水虫と爪乾癬の症状の違い

乾癬という皮膚の疾患は、皮膚のあるところにはどこの場所でも症状が現れる可能性があります。ただ、あまり足に出てくることはありません。

しかし逆に言えば、だからこそ足に症状が出てきた時に、水虫と間違えられてしまうことが多いのです。

乾癬の症状が爪に現れる爪乾癬の症状は、爪水虫とほとんど同じです。

爪乾癬というのは爪水虫とそっくりの症状が現れるのですが、具体的に言えば、爪が白濁化して悪化すると表面が剥がれ落ちてしまうような症状です。

両足にできやすい爪乾癬

爪水虫は片方の足の爪にしか発症しません。ところが、爪乾癬の多くは両方の足の爪に症状が現れます。

水虫は白癬菌が皮膚や爪に侵入することで発症します。水虫の診断は顕微鏡検査の結果、白癬菌が見つかって初めて水虫と診断されます。

足の爪にそれらしい症状が現れて皮膚科で検査してもらった結果、白癬菌が見つからなかった場合は、乾癬の疑いが濃厚ということになります。

治療が難しい爪乾癬

爪水虫であれば白癬菌を退治することで治すことができます。もちろん、深くまで入り込んでしまった白癬菌を完全に退治することは簡単ではありません。しかし、治療目的は「白癬菌の退治」とハッキリしています。

それに対して爪乾癬の場合は、場所が爪だけに薬物があまり浸透しないこともあり、治療は非常に厄介なのです。こういった理由からも、乾癬は厚生労働省が指定する難病の一つになっています。

乾癬の具体的な治療方法

乾癬の治療方法には以下のようなものがあります。

  • 飲み薬
  • 点滴や注射
  • 塗り薬
  • 紫外線照射
【飲み薬】

レチノイドやシクロスポリンなどが使われます。前者のレチノイドは皮膚細胞の増殖を抑えるべく作用し、後者のシクロスポリンには、免疫反応を抑える働きに期待がもたれます。

【点滴や注射】

乾癬の治療では、病状によっては点滴や注射による治療が行なわれることもあります。点滴や注射に使われる薬剤は生物学的製剤になるのですが、この薬には炎症の抑制が期待されます。

【塗り薬】

ステロイド外用薬やビタミンD3外用薬などが使われます。ステロイド外用薬には炎症の抑制、そしてビタミンD3外用薬には皮膚の細胞が増殖する活動を阻害するような働きが期待されます。

しかしながら皮膚ではなく爪に現れた爪乾癬の場合、塗り薬では浸透させることが難しいのが実情です。

【紫外線照射】

文字通り、紫外線を患部に照射することで治療する方法です。塗り薬では思ったような効果を得られない場合に実施されることがあります。

乾癬に対して食生活の改善は効果があるのか?

色々な病気を治療する場面において、食事療法が有効なケースが多くあります。例えば、メンタル疾患であるうつ病も食生活の見直しには効果があります。

それでは食生活の改善は、乾癬の症状にも効果があるのでしょうか?

食生活の改善が全ての乾癬患者さんに効果があると断言することはできませんが、患者の中には症状を改善することができたという人が少なくありません。乾癬にお悩みの方にとっては、試してみる価値はあると思います。

食生活改善のポイント

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  • メインを魚や野菜にする
  • 動物性脂質を控える
  • 添加物をできるだけ少なくする

魚や野菜は免疫力を高めてくれるので、食事のメインは魚や野菜にすると良いでしょう。

また、動物性脂質の摂取は脂肪の代謝を下げることになるので、乾癬を発症するメカニズムに深く関わっていまうと考えられいます。

肉類をよく食べる方は、意識のはしに置いておいてくださいね。

食品添加物が人間の体によくないことは一般的にも言われていることですよね。食品添加物は色々な病気の原因になったりするわけですが、これは乾癬についても同様です。

お菓子類やファーストフードは控えたい食べ物でしょう。

爪乾癬は完治できるのか?

乾癬は治すことの難しい非常に厄介な皮膚の疾患と言われていますが、それは爪乾癬も同様です。

この記事を読んでいただいている方をがっかりさせてしまうかもしれませんが、乾癬を完治させることは難しいと考えるべきです

乾癬は4種類

爪乾癬は一旦手や足の爪に症状が現れると、一箇所に留まるわけではありません。残念なことに、両手両足と症状が広がってしまいます。そして重症化すると、爪の変形だけではなく剥がれ落ちることもあります。

そんな乾癬は4つの種類に分けられます。

  • 尋常性乾癬
  • 乾癬性紅皮症
  • 滴状乾癬
  • 関節症性乾癬
【尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)】

上記にあげている中でも、尋常性乾癬は患者数が一番多い乾癬です。その占める割合は90%以上。そして爪乾癬はこの尋常性乾癬です。

尋常性乾癬は皮疹が拡大して大きくなり、最終的には繋がってしまいます。また、爪にのみ水虫に似た症状が現れることがあります。

【乾癬性紅皮症(こうひしょうはくだつせいひふえん)】

全身の皮膚に症状が拡大して体温調整機能が働かなくなり、発熱や倦怠感という症状が現れます。

【滴状乾癬(てきじょうかんせん)】

全身に小さな皮疹ができます。この状態で悪化させてしまうと尋常性乾癬になることもあるので、速やかに治療を始めるべきです。

滴状乾癬に対しては抗生物質が大きな効果を発揮してくれるので、適正な治療さえ施してもらえれば治すことができます。

【関節症性乾癬(かんせつしょうせいかんせん)】

皮膚の症状だけではなく関節にも影響が及びます。関節の変形であったり痛みだったりという形で現れます。

この症状はリウマチに似ていると言えます。

完治の難しい尋常性乾癬

そもそも皆さんの考える完治とは、どのような状態のことを言うのでしょうか?

完治とは、怪我や病気などから回復して完全に治ることです。しかし、狭い意味で病気などがよくなることを完治と呼ぶことがあります。

ところが負傷が激しく損傷が酷い場合、治療が終わり回復したとしても傷が残ってしまうことがあります。このような傷跡が残った状態を皆さんは完治と呼びますか?

傷跡が残っても完治と考えられる方には、乾癬もまた完治すると言うことができます。

尋常性乾癬の治療はステロイド外用薬やビタミンD3外用薬などを根気よく塗り込むことを続けることになります。それに対して、爪乾癬は根気よくすり込もうとしても浸透してくれません。

尋常性乾癬の完治は難しいと言われる中にあって、実は爪乾癬は更に厳しいと言われています。しかし、だからと言って放置してしまってはさらに悪化することになりますので、治療は続ける必要があります。

誤解されやすい乾癬の症状

乾癬の症状が皮膚に現れるにしても爪に現れるにしても、その症状は誤解を受けやすいと言えます。乾癬の症状は、他人から見れば”うつる病気”と受け止められてしまうのです。

ハッキリと言わせていただくと乾癬は他人にうつることはありません。例えば、入浴中に皮膚や爪が他の人に触れたからといって、うつることはありえないのです。

避けられる乾癬の患者

乾癬を発症した患者は、うつるからといって周囲の人に『近づきたくない』と避けられてしまうことがあります。これはいわれのない全くの偏見なのです。

悲しいかな、乾癬患者は温泉やプールなどで差別されることが少なくないそうです。

病気自体に苦しめられて落ち込んでいる時に、輪をかけたような偏見の眼差しは非常に辛いものがあります。乾癬のことを理解してもらうことは非常に大切なことです。

声を大にして言いたいですね、『乾癬はうつりません!』と…

根気よく治療を続けましょう

乾癬の患者の中で90%を占める尋常性乾癬は、完治させることが非常に難しい病気と言われています。そして爪乾癬はそれよりもさらに治療が困難な病気とも言われているのです。

しかし、日常生活に支障のない程度には治療ができるとも言われています。諦めずに治療を続けることは、非常に大切なことです。

あきらめたら、そこで試合は終了してしまいますからね!

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