健康生活TOP 乾癬 かゆみを伴う赤い発疹が全身にできる症状「乾癬」の正しい治し方

かゆみを伴う赤い発疹が全身にできる症状「乾癬」の正しい治し方

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皮膚病の中で最も治りにくいものの1つが「乾癬」です。乾癬は皮膚病なのですが、皮膚のことばかり考えて治療してもなかなか治りません。

なぜなら乾癬の原因には脂肪に関係しているものもあるから!

意外ではないでしょうか?こういった面からも、乾癬について正しい知識をつけ、正しい治し方を身につけていただきたいです。

乾癬とはどんな病気?欧米ではポピュラーな皮膚病の正体

乾癬は皮膚に赤くて小判のような形をした発疹が、あちこちに散らばってできたり、発疹の表面の部分がカサカサになって皮膚が剥がれ落ちたりする皮膚の病気です。

大きさは数ミリから数センチくらいで、できる場所も人によって異なります。かゆみを感じる人が多いようですが、一体何の病気なのだろうか、と心配になり皮膚科を訪れる人が多いようです。

また、乾癬は日本人には割と少なく奇病といわれることもありますが、欧米ではかなり古くからある比較的ポピュラーな病気です。

乾癬の原因ははっきりわかっていない?

乾癬の原因ははっきりとは分かっていません。乾癬と似たような皮膚病で、水虫の原因となる白癬菌が体についておこる「ぜにたむし」とも違いますし、アレルギーが原因で起こるアレルギー性皮膚炎とも違います。アトピー性皮膚炎とも違います。

原因がはっきりと分かれば治療のしようもあるのですが、乾癬の場合は一体何が原因なのか専門家でも分からないことが多いので、正しい治療法を導き出すことがなかなか難しいのです。

最近の研究で明らかに!?乾癬の意外な原因

はっきりとした原因が分からない乾癬ですが、最近の研究で最も原因に近いのではないかと考えられているのが、体に溜まった脂肪です。

皮膚病と脂肪とはどんな関係があるのか?と疑問に思われる方もいるかと思いますが、脂肪の摂りすぎによって、脂肪の代謝バランスが崩れ、それをきっかけに免疫系の働きに異常が起こり発病するのではないか、と考えられているのです。

日本人には稀な病気なのですが、欧米では比較的発症頻度が高いというのも、欧米人の食生活での脂質の摂り過ぎが、病気と関係しているのではないかという根拠になっています。

乾癬の正しい対処法は「食事に気を付ける」

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乾癬が起こる根本的な要因には脂質の摂り過ぎが関係しているようです。ですから乾癬の治療において最も重要なのは、食生活における栄養のバランスです。

皮膚病というと、すぐにステロイドを塗って表面的に症状を取り除くことを考えがちなのですが、そういう対症療法的な考えでは乾癬はいつになっても治りません。ここが重要なポイントです。

乾癬の治療においては、ステロイドや免疫抑制剤の服用ではなく、脂肪酸の摂取バランスを第一に考えるべきなのです。

そのためには脂質の中でも、n-3系の脂肪酸を多く摂るようにして、n-6系の脂肪酸の摂取量をできるだけ少なくすることが大切です。脂肪酸のn-3系とn-6系には次のようなものがあります。

【n-3系脂肪酸】

  • DHA
  • EPA
  • α-リノレン酸

など 

魚に多く含まれる油で、簡単にいえば悪玉コレステロールを減らし体にとって良い働きをする油です。

【n-6系脂肪酸】

  • サラダ油
  • リノール酸
  • コーン油

など

加工食品やファストフードなどに使われる油で、悪玉コレステロールを増やすので、あまり摂ってはいけない油のことです。

ただし、油やコレステロールは少ないほうが良いというよりも、バランスが大切です。乾癬の患者の血液を検査してコレステロールの割合をみると、圧倒的にn-6系脂肪酸が多く、n-3系脂肪酸が少ないというバランスの悪さが際立っています。

乾癬の正しい治療方法は、n-3系脂肪酸の摂取を多く、n-6系脂肪酸の摂取を少なくして、LDLコレステロールとHDLコレステロールのバランスを保つようにすることです。

具体的には、次のようなことに心掛けましょう。

  • 外食やコンビニのお弁当、揚げ物など加工食品をできるだけ減らす。
  • 肉よりも魚を中心とした献立を選んで食べる。
  • バターや脂肪分が多いので洋菓子は控える。
  • 油が必要な料理などは、新鮮なオリーブ油を使って作る。
  • 過食を控えて、カロリーの摂りすぎにも気をつける。

乾癬は難しい病気で、何十年治療しても治らない患者さんも多い病気です。

皮膚のことだけにとらわれずに、食生活を見直し体質自体を変えていく必要があるのです。根気強く治療を続けていくことが大切です。

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