健康生活TOP 妊娠 妊娠中に出血!10人に1人の確率で起こる初期流産の症状と原因

妊娠中に出血!10人に1人の確率で起こる初期流産の症状と原因

妊娠中のお腹に手を当てる女性

「流産」という言葉を聞くと、ドキッとしますよね。宿った命が亡くなってしまうことは、非常に悲しく辛いものです。

そしてこの流産は、特別なことのように感じますが、実は身近に起こることもあるのです。実は、私も初期流産を経験しました。

今回は、私の経験も少しお話しながら、初期流産についてご紹介したいと思います。

意外と多い?10人に1人が初期流産になるという確率

流産とは、妊娠22週までに赤ちゃんが亡くなってしまい、妊娠が終わることを言います。それ以降は、死産と言います。また、妊娠12週と早い段階で流産してしまうことを「初期流産」と言います。

日本産科婦人科学会の統計では、初期流産は、妊娠の8~15%の確立で起こると言われており、その割合は、妊娠5~7週の時期の非常に週数が早い初期流産が最も多く22~44%に上ると報告されています。

簡単に言うと大体、妊娠した人の10人に1人は、流産に至ってしまう確率です。

妊娠は、生理が遅れていることから気が付くことが多いので、大体妊娠4~6週あたりで妊娠に気が付く方が多いかと思います。しかし、初期流産は腹痛や出血が起こるので、検査する前に初期流産が起こってしまい生理がきたと勘違いしてしまうケースもあるのです。

また、化学流産といって妊娠検査薬に反応したけれど、受精卵が着床後に発育できなかったという状態もあります。この化学流産は医学的に流産に分類はされません。

このように、流産に気が付かないケースも含めると、意外と多くの人が流産を経験しているのです。

実は、私の妹も初期流産を経験しており、何人かの友人もまた初期流産してしまった経験があります。流産は、悲しい経験なので話していないだけで、あなたの周りでも案外多くの方が経験しているのかもしれませんね。

初期流産の兆候は?出血や腹痛は要注意!

自身の経験ですが初期流産が起こる際、出血がありました。出血は、始めのうちは少しだったので医療機関を受診した際も「妊娠初期には、少し出血する時もある」と言われました。しかし「出血が続くようならば、今回はダメかもしれない」とも言われたのです。

このように、初期流産にはいくつかの症状が出ると言われています。

初期流産の兆候

  • 出血が続く
  • 腹痛が起こる
  • 腰痛がある
  • お腹が張る

初期流産の兆候が出たら受診を!

妊娠中、出血や腹痛があった場合は、すぐに医療機関を受診してください。そこで、残念ながら赤ちゃんがお腹の中で死亡してしまっていると「稽留(けいりゅう)流産」と診断されます。

この稽留流産になってしまった場合は、入院して子宮の内容物を出すか、そのまま自然に排出されるかを待ちます。

私の場合、医療機関を受診した数日後酷い腹痛があり、出血が多くなりました。運の悪いことにその日は日曜日で、翌日は祝日であったのですぐに医療機関を受診できず、安静にしていました。出血は夜用の生理用品でなくては漏れてきてしまうほど多かったです。

すると、腹痛の翌日、こぶし大の血液の塊のような物が出てきました。このように、子宮から内容物が出てきてしまう流産を「進行流産」とよびます。

私の場合、子宮の内容物は前日の腹痛以外何の兆候もなく、突如出てきました。出産を2度経験しているにも関わらずパニックになりましたし、もし外出先だったらと思うと怖かったことを覚えています。

重ねてになりますが、突然「進行流産」になり慌てる前に、出血などの変化があった場合には、医療機関を受診するようにしましょう。

初期流産の処置は?手術が必要なこともある

まず、化学流産ですが、こちらは胎嚢(赤ちゃんが入っている小さな袋)が出来ていない状態なので、特に医療機関で処置をしたりする必要はありません。出血量や出血期間も普段の生理とさほど変わらないことが一般的です。

一方、稽留流産や進行流産ですが、こちらは子宮内容物を排出する手術が必要な場合もあります。

まず、稽留流産ですが、放置すると進行流産になり出血や腹痛を伴うので、手術をするのが一般的です。稽留流産が見つかり1週間前後に手術を行うことが多いようです。

進行流産の場合は、子宮内容物が全て出てきてしまった「完全流産」になると手術の必要はありません。しかし、一部が残ってしまった状態の「不全流産」になってしまうと稽留流産同様に手術が必要になります。

私は進行流産になってしまい、その後いつまでも出血が続きました。医療機関と相談し、自然と子宮内容物が出てくることを待つ選択をしたのですが、結局1ヶ月間出血が続き子宮内容物も完全に出てこなかったため、手術することになりました。

流産の手術は数分で終わります

稽留流産や不全流産になってしまうと、内容物により感染症など引き起こす可能性もあるため、子宮内に残っている内容物を取り出す手術を行う必要があります。

手術は、前日の夜から食事をとらないなどの準備を行います。これは、手術中は麻酔をかけるので、もし嘔吐した場合に胃の内容物を誤飲してしまうことを防ぐためです。

当日は手術の前段階として、子宮頚管を広げる処置を行います。子宮頚管は子宮から内容物を取り出すための通り道です。そこに、水分を吸って膨らむ医療器具を入れ、子宮頚管が広がるのを数時間待ちます。この処置は、少し痛みを伴いますが、麻酔が必要というほどではありません。

子宮頚管が十分に広がったら、麻酔をし子宮内容物を耳かきのような器具で出していきます。この時の麻酔は短時間のもので、手術中の数分間眠ったようになり、術後声を掛けられたら目が覚める程度のものです。

手術は、日帰りの場合は手術から数時間で帰宅できます。入院して行う場合でも、翌日には退院できます。日帰り手術か、入院して手術するかは医療機関が判断するのですが、子宮頚管が広がりにくい場合は、入院して手術することが多いようです。

手術後は、3日間程度安静にして過ごします。軽い家事などはしても大丈夫ですが、手術後なので無理はせず、ゆったりと過ごすようにします。

そして手術後1週間から10日程度経ったら、子宮内容物が綺麗にとれているか医療機関で確認をして初期流産の手術に関わることは全て終了します。

私の場合は、日帰り手術だったので朝8時に医療機関へ行き、11時頃から手術を行いました。一番痛みがあったのは、手術の前段階の医療器具を入れる際で、術後は軽い生理痛程度の痛みのみでした。麻酔も看護師さんから声を掛けられると目を覚ましたので、数分間だけ眠っていたような感じでした。

初期流産の手術の費用は?保険は適用される?

流産の手術は健康保険が適用されるので、費用は3割負担になります。大体手術費用として2万円から10万円程度かかる医療機関が多いようです。入院すると入院費用も追加されるので、当然費用も多く必要になります。

また、個人で入っている医療保険などで手術が対象になっている場合もあるので、一度確認してみると良いでしょう。

初期流産の原因は赤ちゃん自身の染色体異常がほとんど

初期流産の原因は、赤ちゃん自身の染色体異常がほとんどです。そのため「身体を冷やしすぎたのが原因かも」「激しい運動をしてしまったから」など、お母さんの生活は、初期流産に関係ありません。流産の原因として、自分自身を責めることは決してしないでくださいね。

流産してしまうことは、とても悲しいことです。しかし、いつまでも暗い気持ちでいるのではなく、前向きな気持ちになっていきましょう。きっと赤ちゃんもそう望んでいるはずです。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る