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妊娠中のハーブティで子供が重い病気に!避けるべき物と安全な物

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妊娠中にカフェインを避けることは常識でしょう。赤ちゃんのために大好きなカフェラッテや、とっておきのフォートナム&メイソンの紅茶を我慢している人も多いんじゃないでしょうか。

あるいは、渋めに通圓の玉露を辛抱しているとか、若いプレママさんならコーラを我慢と言うのがあるかもしれませんね。いずれにせよノンアルコールの嗜好性飲料にはカフェインがつきものなのかもしれません。

カフェインを避けてハーブティーに…実はそれは赤ちゃんに影響が出てしまう危険な行為かも

特にお茶を好まれる方は、妊娠中にはカフェインの含まれていないハーブティーを選んでおられる方も少なくないと聞き及んでいます。

しかし、ハーブティーと言う自然派の言葉に騙されて、意外に危険なことをしちゃってるかもしれません。その中でも代表的なのは、カフェインを含んでいるハーブティーを知らずに飲んでいると言うケースですね。

ハーブティーはカフェインを含んでいることもある

ハーブティーと言うのは実に幅広い飲み物です。さまざまな植物をお茶にして飲んでいるのですから、中にはカフェインを含んでいるものもあるんです。

カフェインと言うのは、たまたま最初に物質として見つかったのがコーヒーの成分だったからそういう名前がついているだけで、他の植物にも含まれているんですよ。

例えば、ハーブティーの中でもカフェインを含んでいるから妊娠中の人は避けた方が良いとイギリス医薬品・医療製品規制庁(MHRA)が発表しているものには次のようなものがあります。

  • コラノキ
  • マテ
コラノキは、かつてコーラが発明された時のエキスの元になった植物です。今ではこのハーブが使われることはなくカラメルと香料とカフェイン、それにお砂糖や甘味料を加えて作られていますね。

もともとは興奮剤として用いられたくらいの、強力なカフェイン源です。単独でハーブティになっていることは少ないですが、ブレンド成分の中にある場合がありますから要注意です。

マテ茶はペットボトル飲料になったりして、ここ数年知名度が上がってきましたよね。でもやはりカフェインを含んでいますから妊娠中には避けるべきハーブです。

ハーブには流産を引き起こすものもある

ハーブティーやハーブそのもので最も注意を要するのは、やはり流産を引き起こしたり子宮を収縮させたりする原因になるものです。また、妊娠中は肝臓に負担がかかるため、弱くても肝毒性のあるものは危険ですね。

カナダ保健省は次のようなものを妊娠中の人にとって危険なハーブティーと位置付けています。念のため、これらは代表的なものの抜粋です。

  • カモミール
  • アロエ
  • コルツフット(フキタンポポ)
  • ジュニパーベリー
  • ペニーロイヤル
  • コンフリー
  • バックソーン
  • ラブラドールティー
  • サッサフラス
  • イエロードック
  • ロベリア
  • センナ

一方、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、妊娠中には全てのハーブなどの自然食品は摂らない方が良いと、バッサリ切り捨てています。

同様にイギリス医薬品・医療製品規制庁も「有効性がリスクを上回らない限り採らない方が良い」として、具体的に81種類のハーブを挙げています。

この中にはゴボウやパセリ、ラズベリーなど、一般食品としておなじみのものまで含まれています。食品として食べて大丈夫でも、エキスやせんじ薬(茶)の場合危険になることもあると言うことです。

さらに、欧米のリストですので、例えばアジアで使われているハーブなどはリストに入っていないかも知れないと警告もされています。

ですので、アメリカFDAが示したように、ハーブティーは基本全部だめと言う考え方の方が安心なのかもしれません。

赤ちゃんが重い病気になることも

妊娠中にお母さんが去痰目的でハーブティを飲んでいたところ、生まれてきた赤ちゃんが、薬剤性肝障害(肝毒性)の症状を呈したと言う情報もあります。

お母さんが口にしたものは赤ちゃんにも届くわけですから、やはり慎重にならなくてはいけませんね。

なお、このハーブがなんだったのかの報告はありませんが、イギリス医薬品・医療製品規制庁が挙げた81種類のうち、ユーカリとアプリコットには去痰効果があるので、このあたりかも知れませんね。

摂っても大丈夫なハーブティーもあるけれど…十分注意して選びましょう

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それでも、何でもかんでもダメって言われると、それはそれでストレスですよね。妊娠中に飲んでも大丈夫なハーブティーはないのでしょうか。

先ほど紹介したカナダ保健省は、1日に2~3杯程度(おそらく1杯200mL程度として)であればと言う条件付きで、次のようなものは安全だろうと示しています。

  • シトラスピール(柑橘類の皮を干したもの)
  • リンデンフラワー(菩提樹の花)
  • 生姜
  • レモンバーム(ミントの仲間、メリッサ)
  • ローズヒップ(野ばらの果実)

ただし、日本の国立健康栄養研究所はリンデンフラワーとレモンバームについては、妊娠授乳中には避けた方が良いとしていますし、ローズヒップもエキスなどはダメだとしていますね。

つわり対策として用いられてきた生姜は、生の生姜を食品として摂る分には問題ありませんが、乾燥した生姜を大量に摂るのは危険だと国立健康栄養研究所は案内しています。

また、妊娠授乳中のお母さんだけでなく、お子さんにも6歳になるまでは食品以外の形での生姜を与えてはいけないともしていますので覚えておいて下さいね。

一時、乾燥生姜は有効成分を濃厚に摂れる健康食品だなどとして、テレビで作り方などを指導していたりしましたが、妊娠中は危険なんですね。同時に小さいお子さんに対しては、食品ではない物として扱った方が良いのでしょう。

最も安全なハーブティー!麦茶を飲まない手はありません

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ハーブティーにも、良い効果だけではなく妊娠中のリスクとしての性質がある事がよく判りましたね。そこで、日本で簡単に手に入る、最も安全なハーブティーを紹介しましょう。

それは麦茶です。いえいえ、冗談ではなく麦茶は立派にハーブティーなんですよ。それどころか、ハーブティーの中のハーブティーと言ってもいいくらいなのです。

西洋でも飲まれていた麦茶

古代ギリシャでは大麦の煎じ汁を医薬品として使っていたと言いますし、古代ローマ帝国で飲まれていた大麦を焙煎してお茶として飲まれたものは、今でもイタリアで飲まれているそうです。

日本の麦茶とは多少趣きが違うようですが、それでも、大麦を使ったお茶と言う意味では共通点がありますね。

大変面白い事に、イタリアの健康サイトでは大麦を焙煎して真っ黒なお茶にしたものの紹介の後に、「大麦のせんじ薬はヒポクラテスも使ったし、『日本のmugichaはコーヒーや紅茶に並ぶ飲み物です。』」と紹介されていました。

また、大麦から抽出した茶と言う意味のラテン語は、フランス語の「ハーブティー」の語源になったと言う話も聞いたことがあります。ですので、麦茶は世界的に通用するハーブティーなんですよ。しかも日本ではお安いです!

麦茶の選び方

一言でいうと、麦茶は最も安全性の高いハーブティーだと言えます。でも、混ぜ物のある麦茶や、生産管理の悪い麦茶には麦茶本来のものではない危険性が隠れていることもあります。

ですので、原材料が国産六条大麦100%の製品を選びましょう。もちろん外国産のものではあっても、一応輸入検疫もあれば輸入業者や加工業者による自主チェックもありますので、必ずしも危険だとは限りません。

でも、国産大麦だからと言って、そんなに高価なものでもありませんから、ちょっといいものを選ぶ方がお得ですよ。安価なものの中には色を出すためにカフェインを含んだ発酵茶などを混ぜていることもあります。

私は麦の専門メーカーが作っている国産六条大麦100%の丸粒麦茶を愛飲しています。妊娠とは縁がありませんが、一年中おいしく飲んでますよ。国産100%でも360g(1.2L用×12パック入り)で税込204円ですからお安いです。

急須で入れる場合はもう少しお茶の量が少なくなりますが、大きな急須に入れたお茶一回で税込17円ですから、全く贅沢な感じはしません。

有名お茶メーカーから出ている、とってもお安い麦茶パックの場合、1L用×54パック入りを同じレベルの値段で売ってますから、これを急須で入れたら1回3.8円…むちゃくちゃ安いですね。

でも、麦を砕いて濃く焙煎したものに比べると、丸粒のは美味しいですよ。それに何と言っても国産ですから安心です。

麦茶の安全性

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残留農薬の問題や重金属の含有などは、本来の麦茶の安全性とはかかわりがありませんが、ハーブティーなどでもこの問題は結構懸念材料になっていますので、心配が払拭されているに越したことはありません。

その点、麦茶は非常に一般的な加工食品ですから、特に国産のものについては安全で安心だと言えるでしょう。また、外国産原料であっても一般食品として安全なレベルは保たれていると思います。

そして、大麦自体が持つ健康に対する危険性ですが、これは食べ過ぎない限り問題はありません。食べ過ぎてもお腹が痛くなる程度でしょうし、そもそも麦茶は麦を食べるわけじゃありませんから大丈夫です。

麦と言えば気になるのはアレルギーですね。特に小麦アレルギーをお持ちの方には気になるところだと思います。

小麦アレルギーの原因はたんぱく質のグルテンです。また、小麦を原因食物に持っている食物依存性運動誘発アナフィラキシーのアレルゲンはグリアジンとグルテニンです。

グリアジンは小麦が栄養を貯蔵するときのたんぱく質で、もう一つの小麦たんぱくであるグルテニンと一緒に水を入れてこねるとグルテンが出来上がります。

つまり、小麦が原因のアレルギーはどちらもグルテンに関係していると言うわけですね。

一方、大麦の栄養貯蔵たんぱくはホルデインと言うものです。小麦のグリアジンと同じプロラミンと言う物質のグループに属してはいますが、グルテン・グリアジンとは異なるものです。

稀に交差反応と言って似た成分でアレルギーが引き起こされることもあるようですが、基本的に大麦は小麦アレルギーの人にとって安全な食べ物です。

それに第一、麦茶にはほとんどたんぱく質が溶け出していません。完全なゼロではないようですが、数値として検出するには少なすぎる量だと言うことですね。

酷い小麦アレルギーを持っている人で、麦茶を飲んだことがないと言う人は、念のため少量で試される方が良いと思います。安全が確認された方が美味しく感じられますよね。

このように、意外にも身近に存在する素晴らしいハーブテイーである麦茶を飲まない手はありませんよ。

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