健康生活TOP 生理・月経 生理前の不調、月経前症候群(PMS)に効くアロマオイル4つ

生理前の不調、月経前症候群(PMS)に効くアロマオイル4つ

月経前症候群とはPMSとも言われる、生理前約2週間前から起こる心と体の不快な症状の総称です。

ホルモンのバランスが乱れることに伴い生活に差し障る色々な症状があらわれることをいいます。その症状の種類は200以上とも言われ、それは同じ人でも月によって違います。

もし生理前の時期に心や体に不調を感じることがあるならば、それはPMSの症状かも知れません。

例えば心の面で言うとイライラや憂鬱な気分、体の面で言うと頭痛や下腹部痛など多岐に渡ります。

できるだけ薬に頼らず自然に治したい方には、アロマオイルがおすすめです。今回はPMSのくわしい紹介とそれによるストレスやイライラを鎮静化させるアロマオイルを紹介しています。

自分の不調(PMS)のメカニズムを理解することで心の安定にも役立ちますよ。


生理前の不調、月経前症候群(PMS)とは

PMS、月経前症候群とは、月経前になるとイライラしてしまったり甘い物が無性に食べたくなったり情緒不安定になってしまったりなど、さまざまな不調があらわれることをいいます。

生理の3~10日ほど前からだんだん気持ちや体に変化・不調があらわれ始め、生理が来ると徐々に症状も弱まり、消えていきます。

通常生理は小学校高学年ごろから始まる方が多いようです。

始めの内は月経不順なことが多く、徐々に女性ホルモンの働きが18歳ごろに安定します。18歳~45歳は性成熟期といい、女性が妊娠・出産するのに適した時期とされています。

そして45歳以降になると女性は更年期に入り、再び月経不順になり閉経を迎えます。性成熟期は妊娠・出産に適した半面、PMSの症状があらわれやすい時期になります。

多くの女性は生理の前に何らかのPMS症状の自覚症状はあると思いますが意外とPMSの名称や内容ともに認知度は低いままなので、その存在を知らずに悩んでしまっている女性も多くいます。

PMSの症状として、体の不調だけでなく心の不調も症状に含まれます。ですが内容まで理解している女性はある調査では約40%しかいません。

自分がどのような状態でどのような不調が出ているのか、不調のメカニズムを知ることで情緒も安定しやすくなります。

PMSが重い年代は?

PMSの症状に悩まされているのは一般的に20~40代です。しかし症状は年代によって異なります。

20代の女性ですと乳房のはり、頭痛や下腹部痛など体の症状が強く出ますが、30代になると体の症状に加えて情緒不安定になる、イライラするなど心の症状も強く出てきます。

30代は仕事も私生活も忙しい時期でストレスを感じることも多いと思うのでそれらの要因がさらに症状を重くしている可能性があります。実は30代はPMSのことを「30代中期症候群」と呼ぶほどこれらの症状に悩んでいる女性が多いと言います。

また出産経験もPMSに影響します。出産経験のある女性の方が一般的に怒りっぽくなったりイライラしたりなどの精神的な症状が多くみられ、出産経験のない女性は乳房のはり、頭痛、下腹部痛など身体的な症状が多くみられます。

女性は妊娠や出産など、それぞれの時期に応じて女性ホルモンの影響を強く受け、身体的にも精神的にも大きな変化を味わうことになります。

イライラや情緒不安定など…PMSの症状

PMSの症状はなんど200種類以上とも言われています。中でも一般的なのがイライラする、怒りっぽくなる、下腹部痛、頭痛、肌荒れなどです。下にPMSの一般的な症状を体におこるものと心におこるもの別に書いていきます。

身体的症状 精神的症状
乳房のはり・痛み
肌荒れ
にきび
下腹部の痛み
日中の眠気
不眠
頭痛
疲れ
だるさ
腹痛
むくみ
のぼせ
体重増加
イライラする
怒りっぽくなる
情緒不安定になる
身近な人に八つ当たりしてしまう
集中力がない
泣きたくなる
ぼーっとする
落ち着かない
憂鬱な気分になる

黄体期(排卵後の高温期の期間)は心身が不安定になる時期です。その黄体期に分泌される女性ホルモンはさまざまな現象を誘発します。

例えば水分を体から排出しにくくしむくみの原因になったり、また水分が排出されにくくなる部位によって、乳房なら乳房の痛みに、頭なら頭痛などを起こします。また体全体に水分が溜まることにより体全体がだるく感じるという症状も起こります。

さらにホルモンの関係で脳内の「セロトニン」が低下するとネガティブ思考になってしまったりひどくなるとうつ症状があらわれるなど心が不安定になります。

生理前は血糖値を下げるホルモンであるインスリンが低下し血糖値が上がってしまうため、それを下げるために通常より多量のインスリンが必要になります。

ですので食事をしてから2~3時間後に低血糖になりやすく甘いものが無性に食べたくなることがあります。

このように女性の体はとてもデリケートで、ホルモン分泌の影響を強く受けます。それが個人の体質や体調により200以上の症状となってあらわれます。

PMSの主な原因

生理と大きな関係があるのはなんとなくわかりますが、実際PMSはどのようなメカニズムでおこっているのでしょうか。

排卵後に訪れる高温期の期間である「黄体期」に多く分泌されるエスロトゲンとプロゲステロンが関わっていると言われています。

例えば月経周期が28日の場合、生理が始まる14日前に排卵が起きます。その排卵を境にエスロトゲンとプロゲステロンが急激に変動し、その影響でPMSを起こしているということです。

しかし実は現在その原因はハッキリとはわかっていません。以下に「これが原因になっているのではないか?」といわれている要因を書いていきます。

ストレス
ストレス社会と言われている現代、ハードワークによる長時間の緊張状態や急激な環境の変化などによりストレスがたまるとPMSは重くなると考えられます。
自律神経の乱れ
風邪など病気をおこして自律神経が乱れていたり免疫力が低下していたりするとPMSの症状は重くなると考えられています。
食生活や嗜好品
偏った食生活やダイエットなどにより栄養不足の状態が続いていたりすると症状が重くなりやすくなります。

また普段からタバコを吸っており、お酒も大好きで毎日のように飲んでいたり、コーヒー(カフェイン)もよく飲むという方はPMSの症状が重くなりがちだと考えられます。

性格や考え方
まじめな性格で律儀、また几帳面で負けず嫌いといった完璧主義でとにかく自分に厳しい方は要注意です。PMSの症状が出やすいと言えるでしょう。

生理の周期に伴わない症状ならば

PMSだと思っていてもその症状が別の病気のものである場合もあります。PMSらしき症状が生理の周期に伴わない場合、一度病院で検査を受けてみることをおすすめします。

例えば月経困難症とは、生理中に寝込んでしまうほどお腹が痛くなり日常生活が送れないほどの下痢や吐き気などの不調を感じるような場合です。月経困難症はPMSとは区別されます。

次に月経前不快気分障害(PMDD)です。これは特に精神的症状が重く、日常生活が全く送れないほどひどい
場合はPMDDを疑ってみるといいでしょう。国内の調査では1.2%の女性がPMDDだと言われています。

最後に更年期障害です。45~55歳ごろの女性によく見られる症状で乳房の痛みやのぼせ、倦怠感など
PMSとよく似たような症状がみられることからPMSと間違われることがあります。

アロマオイルでPMSの症状改善が期待できる!4つのおすすめアロマ

自分の好きな香りや良い香りに包まれると、心身共にリラックスできますよね。香りには思っている以上にすごい効果が隠されており、人の体にも心にも両方にいろいろな作用を及ぼします。

アロマをうまく利用することで身体的、精神的にもバランスを整えて体の不調を緩和してくれる働きがあります。

香りのすごさは、その刺激は脳にダイレクトに作用するところにあります。香りの効果はとてもストレートで、即効性が高いのです。人間の五感の中でも嗅覚の刺激だけが、脳の内部処理を介さずに直接作用します。

香りを処理するのは脳の大脳辺縁系という部分ですが、ここは記憶や感情を司る場所でもあります。なので香りは人の感情に大きな影響を及ぼすものなのです。

さらに香りは大脳辺縁系へ信号を送り、次に視床下部という部分へ伝わります。視床下部は自律神経やホルモンの分泌を司っている部分です。香りは生理中の体調に大きく関係する自律神経やホルモンバランスにも大きな影響を与えているという事です。

アロマテラピーは決して根拠がないまま精油ごとの効果をうたっているわけではありません。単にいい匂いなだけではなく、それ以上に香りは神経やホルモンに影響を与えています。

実際に女性ホルモンバランスの乱れからくる生理痛などの体調不良や更年期障害の症状をらげるためにアロマテラピーが活用されています。

PMS(月経前症候群)に効果的なアロマ1.ローズオットー

アロマオイルの女王のような存在のローズオット―。このアロマオイルは女性の生殖器系の不調に役立ちます。月経に関するあらゆる症状に効果的なローズオット―が心に与える第一の効能はストレス解消です。

その他生理前のイライラ、ネガティブな感情、情緒不安定などといった感情も和らげてくれます。また体に与える効能といえば女性ホルモンのバランスを整えて、子宮の強壮に役立ち不妊対策に効果があります。

生理不順の改善にも一役買い、上記のようなPMSや更年期障害の改善にも効果を発揮してくれます。ローズオットーを使用したアロマテラピーは女性の体に対する強い味方といえます。

さらに美肌効果も高いのでハリのあるキメの整った肌に近づけてくれます。

PMS(月経前症候群)に効果的なアロマ2.ゼラニウム

このアロマオイルの香りはローズに似ておりフローラルな香りです。ほのかに甘く、その中にレモンやミントのようなさわやかな香りも含んでいます。

ローズのような香りがするのはゲラニオールという成分がたっぷり含まれているからなのですが、このゲラニオールという成分は女性ホルモンのエストロゲンの分泌を助け、乱れがちなホルモンバランスを整えてくれます。

また自律神経のバランスも整えてくれ、情緒不安定なときも効果は発揮します。そのため生理不順やPMS、更年期障害に効果があります。

注意点として、妊娠中は使用を避けましょう。また敏感肌の方はご注意下さい。

PMS(月経前症候群)に効果的なアロマ3.クラリセージ

クラリセージに含まれるスクラレオールという成分は女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをします。女性ホルモンのバランスの乱れからおこるイライラ、ストレス、不安、ソワソワ、緊張など様々な症状の緩和に役立ちます。

鎮静作用も強くPMSのイライラや落ち着かない気持ちを落ち着かせ、リラックスさせる成分も含まれています。また精神面だけでなく身体面でもPMSからくる頭痛、肩こり、腰痛、乳房の痛みなどを緩和してくれます。

生理前になると心身ともに緊張状態になってしまうPMSにははずせないクラリセージは「女性の味方」のアロマオイルと言えるでしょう。香りは甘さとスパイシーさを兼ね備えたような独特な香りです。

通常時は好きな香りだと感じなくても女性ホルモンのバランスが乱れているときはその香りがいい香りに感じることもあるので、一度試しただけでやめないで生理前、PMSの症状があらわれている時などには再度試してみてもいいでしょう。

生理を促す作用がありますので妊娠中の方は避けましょう。

PMS(月経前症候群)に効果的なアロマ4.ネロリ

ネロリはビターオレンジの花からとるオイルで、香りは甘さの中に少し苦みも感じるようなフローラルの香りです。ネロリの香りは「天然の精神安定剤」と言われるほど心の安定に適したアロマオイルです。

PMSや更年期障害など自律神経やホルモンバランスの乱れからくるイライラ、不安、自己嫌悪、悲観、ヒステリーなどの症状を緩和させます。心が乱れ、ソワソワして辛い気持ちを抱えているときはぜひネロリのアロマオイルを試してみてください。

心の葛藤やイライラ、ストレスが頭痛や動悸など体に症状としてあらわれている方にもおすすめです。PMSの身体的症状である動悸やめまい、だるさなどにも効果的です。

ネロリにはリナロールや酢酸リナリルなどの成分が含まれており、その相乗効果で気持ちが不安定な時やストレスを感じているときに香りをかぐと気持ちを引き上げてくれます。

アロマオイルの使い方

香りを拡散させて香りを楽しむ芳香浴法を行うには通常ディフューザーやアロマポット、アロマランプなどの専用器具が必要ですが、もっと簡単に行うにはハンカチやコットンにアロマオイルを数滴たらしてお皿におくだけでも気軽に香りが楽しめます。

ハンカチやコットンをバックに入れて持ち歩くのも、バックを開いたときにいい香りが楽しめリフレッシュにつながります。

またボディケア・マッサージに使用するのもいいでしょう。アロマオイルで下腹部などをマッサージする際、ホホバオイルなどでクラリセージなど使いたいオイルを1%以下に希釈して使用しましょう。

ホホバオイル(希釈用のオイル)10mlに対してアロマオイル2滴が適量です。もちろんいつ行ってもいいですが、お風呂上りなどにリラックスして行うとより効果的です。

生活習慣の改善とアロマオイルでPMSを軽減しよう!

今回は月経前症候群(PMS)に効果を発揮するアロマオイルを紹介してきました。下腹部痛や頭痛などPMSの症状が出た場合、薬もいいですがたまにはアロマオイルのような自然派な療法も忘れないでくださいね。

これまで紹介してきたように、香りの信号は脳に直接届くので効果も即効性も皆さんが持つ印象よりはっきりしていると思いますし、きっと症状を和らげてくれると思いますよ。

しかし妊娠中は使っていけなかったり肌に直接塗るときは何倍かに薄めなければいけないなどいろいろと使用上でのルールはありますので使用量や使用法をしっかり守るようにしてくださいね。

アロマオイルを売っているお店がない場合は通信販売でも購入できます。

ネロリなど少々高価なオイルもありますが、アロマオイルは香りの好き嫌いが分かれやすいので最初は専門店が近くにあれば店頭で香りを確認するか少量のものを購入するようにしましょう。

またPMSを緩和させるにはアロマオイルもいいですが生活習慣の改善がかかせません。規則正しく生活し、食習慣も過度な塩分や糖分などはさけ、栄養バランスの整った食事にすることでPMSの諸症状は大幅に改善します。

アロマテラピーの力をかりながら生活習慣の改善を志して、健康的に気持ちよく月経前の時期を過ごしましょう!

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