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パニック障害になりやすい人の特徴は?発作の症状と4つの対処法

パニックストレス女性

「パニック障害」は突然息苦しくなる発作が起こり、重症になると外出もままならなくなってしまう病気です。

芸能人にもパニック障害の経験を告白する人が意外と多くみられます。どんな人がパニック障害になりやすいのでしょうか?

今回は、パニック障害の原因や対処法について説明していきます。

異常がないのに死ぬかと思うほど苦しいパニック障害

「パニック障害」は突然心臓が苦しくなるパニック発作を繰り返す病気です。1980年に米国精神医学会によって「不安障害」という精神疾患の一種に分類されています。

発作時は

  • 動悸
  • めまい
  • 震え
  • 呼吸困難
  • 胸部の違和感・不快感

などを起こし強い恐怖を伴います。「死ぬのではないか」とパニックを起こすほど苦しい割に、病院で体を検査しても異常は見られない点が大きな特徴です。

発作の起こるメカニズムははっきり分かっていませんが、脳内神経伝達物質のバランスが乱れるために起こると考えられています。

パニック発作は強いストレスを受けた時に起こりやすい病気です。しかしそれは「その人のメンタルが弱い」ために起こっているのではありません。

パニック障害は気持ちの持ち方が関係しているのではなく、先天的な体質が関係していると考えられています。親または兄弟がパニック障害を経験している人は発症しやすいことも分かっています。

とはいえ、強いストレスがかかれば誰でも発症する可能性があります。パニック障害の発症率は100人に1人の割合と、それほど特別な病気でもないのです。

また「パニック障害になりやすいタイプ」も存在し、性格や生活習慣がパニック障害を誘発することも多くなっています。

脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることが原因とも憶測されています。

自分はなりやすいのかどうなのか?気になりませんか?

ストレスの強い人は要注意!パニック障害になりやすいタイプとは

パニック障害はどちらかというと女性、若い人に多い病気です。患者の数は男性より女性のほうが3倍多く、世代では20~30代に多くなっています。

パニック障害と性格の関係はまだ研究によってはっきり裏付けされていないのですが、パニック障害はどちらかというとストレスを強く受けやすい性格の人に多いことが分かっています。

【パニック障害になりやすいといわれる性格】

  • 内向的
  • 人見知りが強い
  • 完璧主義
  • 頑固
  • 生真面目
  • 神経質
  • 他人の目を気にし過ぎる
  • 緊張しやすい
  • お人好しで嫌なことが断れない

こんな生活習慣はパニック発作を誘発しやすい

またストレスを蓄積させるような生活を送りがちな人も、自律神経のバランスが乱れやすく、パニック発作を引き起こしやすくなります。

【パニック発作を誘発する生活習慣】

  • 自分を犠牲にして家事や育児をこなそうとする
  • 常にスケジュールに追われている
  • 悩みやトラブルが多い
  • 趣味やストレス解消法を持っていない
  • 過労で疲れている
  • 睡眠不足

体調の悪い人・薬を飲んでいる人も要注意

病歴や薬の成分などが、脳内神経物質のはたらきに影響し、パニック発作を誘発することもあります。

【パニック発作を誘発する薬・病気など】

  • カフェイン(コーヒー・緑茶茶など)を大量に摂取している
  • アルコールを常用している
  • 薬(ぜんそく・ピルなど)を飲んでいる
  • うつ病・自律神経失調症にかかったことがある

…ただし、これらの条件に複数該当する人が必ずしもパニック障害を発症する、ということではありません。

もしも心当たりがありましたら、健康のためにも行動パターンを改善していただきたいと思います。

いかがでしたか?周りの目が気になる、疲れている…など、当てはまる方は多いのではないでしょうか?

だからと言って必ずパニック障害になるということはありませんが、もしものために発作が起きてしまったときの対処法を知っておいた方がいいですね。

知っておくと安心…パニック発作が起きた時の適切な対処は?

パニック発作は突然起こります。息苦しくなって苦しいため、中には救急車で運ばれる人もいるほどですが、発作は10~30分でおさまります。

パニック発作を一度経験すると「またあの発作が起こるのではないか」「外出中に発作が起こったらどうしよう」と、いつも不安が募るようになり、そのストレスから発作が繰り返される人も少なくありません。

この不安を「予期不安」といいます。パニック発作を繰り返さないようにするためには、パニック発作時に自分で症状をコントロールしてしずめ、予期不安を生み出さないようにすることが大切です。

パニック障害の人はそもそも体に異常がないので、発作が起きた時には冷静に適切な対処をとることができれば、発作を早くしずめることができるようになります。

大きく深呼吸する

発作で息苦しくなるのは、呼吸が早く浅くなって酸素を取り込み過ぎてしまうからです。

そこで、発作が始まったら呼吸に意識を向け大きくゆっくり深呼吸します。息を吐く時に長くゆっくり時間をかけるのがコツです。呼吸が安定すると、息苦しさが徐々にやわらいでいきます。

うずくまる、またはうつ伏せになる

発作が起きたら前かがみになってうずくまったり、うつ伏せで寝そべる姿勢をとりましょう。こうすることで腹式呼吸となり、自然と深くゆったりした呼吸をすることができます。

ほかのことに気を紛らわす

発作の最中に「心臓が苦しい」「体がおかしい」と自分の体を意識すればするほど症状を強調してしまい、どんどん苦しくなってしまいます。

そこで、発作が起こりそうになったら症状を意識しないようにほかのことに気を紛らわすようにします。

  • 水を飲む
  • 飴を舐める
  • 音楽を聴く
  • 本を読む

などがおすすめです。無理に気を紛らわせようとしてかえって症状が気になってしまう場合は、無心になって頭の中で数をカウントしたりお札を数えたりするのも良いでしょう。

親しい人に声をかけてもらう

発作が起きている時は不安が強いので、親しい人に付き添ってもらい声をかけてもらうようにすると、落ち着きを取り戻しやすくなります。

近くに親しい人がいない時の発作には、携帯で電話をかけて声をかけてもらいます。予めお願いしておくと安心です。

  • 大きく深呼吸
  • うずくまるかうつ伏せになる
  • 気を紛らわす
  • 親しい人に協力してもらう

もしまわりで発作を起こした方がいれば、アドバイスしたり促してあげましょう。

悪化すると広場恐怖症を併発することも…受診して早めに治療を

症状の軽い一時的なパニック発作は健康な人の約10%も経験するもので、あまり心配はいりません。

しかし発作を繰り返すとパニック障害はさらに悪化しやすくなります。パニック障害が悪化すると、うつ病や外出したり電車に乗るのが怖くなる「広場恐怖症」を併発し、社会生活に支障をきたすこともあります。

パニック発作の予期不安がある人は精神科または心療内科を受診し、早めに専門治療を始めてください。薬物療法に高い効果が期待できるほか、認知療法や心理療法によって予期不安をなくしていくこともできます。

また、パニック障害を予防するためにも、日頃からストレスを溜めないようにしたり体調を整えたりすることも忘れないようにしましょう。

直接命に関わる病気ではありませんがとても苦しいものです。

心や性格に問題があるから発病するのではありません。

ご自身でもしや?と思われる方も、ご家族がまさか…と思われる方も、この病気を理解して治療を始めましょう。

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