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原因不明の痛みの正体!トリガーポイントが出現する場所と理由

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原因が分からない痛みに苦しむ人はたくさんいます。これまで原因が分からない痛みは神経痛や慢性疲労が原因と言われてきましたが、最近になり、トリガーポイントという新しい考え方が注目されています。

人の体で痛みを感じないのは髪の毛くらいだと言われます。頭の先から足の先まで痛、みが生じることによって、体の異常に気づいたり危険を察知したりすることができます。痛みは厄介なものですが、同時に体を守るセンサーの働きもしています。

本来、痛みは体の悪い部分を知らせるためにあるのですが、痛みが生じている部分には何の異常もないにも関わらず、痛みが生じてしまう場合があります。

なぜその部分に痛みを感じるのか、原因が分からない痛みの場合、痛みが生じている部分を局所的に見ていても、決して痛みが解消することはありません。

色々な対処をしても、どうしても原因が分からない痛みの正体とはどのようなものなのか、原因不明の痛みの正体を突き止めていきましょう。

痛みには必ず原因がある!原因が分からないその痛みは…?

普通、痛みはその原因が比較的はっきりしています。例えば、タンスの角に足の小指ぶつけてしまった場合、痛みの原因はタンスに小指をぶつけた外傷によるものです。痛みが生じるのも当然足の小指ということになります。

また、前の晩に飲みすぎて次の日、頭が痛いというのもアルコールの飲みすぎによる二日酔いが頭痛の原因だとおおよその見当はつきます。

しかし、急にお腹が痛いとか、背中が痛い、腕が痛いという場合は、原因に見当がつく場合もありますが、見当がつかない場合もあります。

かかりつけ医などを受診し、原因が何であるか調べてもらうということになると思いますが、受診した時点で原因が判明すれば、その治療を行うことでやがて痛みは消えていきます。

ところが、原因に見当もつかず医師に診察を受けても症状が改善しない、原因が良く分からない痛みもあります。これを「正体不明の痛み」と呼ぶとすると、正体不明の痛みは治療もできず、痛みがいつまで続くのかもわかりません。

こうした痛みを持つ人は、痛みの原因や治す方法が見つからないので、難病ではないかと心配になったり、いつまでも続く痛みに死ぬまで耐えなければいけないのか、というような絶望的な気持ちになったりもすると思います。

しかし、どんなに原因不明だとしても痛みの原因はどこかに必ずあります。ただ、その原因が何なのか良く分からないだけなのです。「無い」ということと「分からない」ということは全く違います。

トリガーポイントとは痛みを感じる場所とは別のところにある痛みの原因

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外傷以外で内科、外科、精神科を合わせて、痛みの原因がある程度分かるのは7割程度だと言われています。それ以外は、はっきりとした原因が医者でも分からないのです。

現在の進化した医学においても、痛みの原因が分からないケースが3割もあるというのは驚きかもしれません。

冒頭でも説明しましたが、本来痛みの原因は痛いと感じる場所にあるのが普通です。ところが、痛いと感じる場所をいくら調べても明確な原因にたどり着かない場合は、痛みの原因が痛みを感じる場所とは別のところにあると考えると辻褄が合います。

理屈はともかくとして、痛みを感じる場所とは別のところにある痛みの原因が「トリガーポイント」なのです。関連痛に似ているとも言えます。

トリガーポイントが引き起こす痛みの特徴

トリガーポイントによって引き起こされる痛みは主に筋肉で感じる痛みです。ですから、関節痛のような膝を曲げ伸ばしすると痛むというような痛みとは関係ありません。

また、いわゆるぎっくり腰のような急に起こる痛みもトリガーポイントとは関係ありません。

トリガーポイントによる痛みは、鈍い痛み、重い痛み、コリのような痛みが同じ場所で長期間続くということが特徴です。

トリガーポイントによる痛みが起こりやすい場所

トリガーポイントによる痛みは、背中や肩、 腰 足もも、腕など、比較的大きな筋肉がある部分で起こることが多いようです。ですが、全身のどこに痛みが生じてもおかしくはありません。筋肉がある部分であれば、痛みが起こる可能性はあります。

なぜ、原因となる部分と痛みの部分が異なるのか?

トリガーポイントは、痛みが生じている部分とは異なる部分にある痛みの原因ですが、なぜ異なる場所に原因があるのでしょうか?

それは、人間の筋肉は、人体の解剖図のように整然と区分けされているように思われるかもしれませんが、実際には、筋肉同士が上下左右前後に複雑に絡み合い、影響しながら力の伝達が行なわれています。

どの筋肉にどれだけの力が加わっているかも、とても複雑で繊細なものですし、無意識のうちに緊張している筋肉もあります。

また、神経に関しても、筋肉が複雑に絡み合うことに連動しているので、必ずしも異常のある部分が痛みを感じているだけでなく、そこからは離れた場所で痛みを感じるということが起こりうるのです。

分かりやすいように、神経回路を高速道路に例えると、ある地点で事故が起こっても、そこから何キロも離れたところで、突然渋滞したり交通の影響がでる現象に似ています。

また、高速道路上で起こった事故なのに、迂回した車が一般道に回り、本来、事故とは全く関わり無いはずの一般道で渋滞が起こるようなことにも似ています。

私たちは、何らかの動作をする時に、どの筋肉が使われているのか、神経回路がどのようにつながっているかのを厳密には知らずにいるため、痛みが起こる場所と、原因がある場所とが一つに結びつかないだけなのです。

筋肉同市のつながりを意識して!トリガーポイントを見つける方法

トリガーポイントによって引き起こされる痛みは、想像もつかないようなところに原因があることも多いので、トリガーポイントの発見はなかなか難しいというのが本当のところです。医者や整体師でも見つけづらいと言われています。

そのため、あちらこちらを押してピンポイントで探すというよりも、痛みのある部分につながっている筋肉の全体像をイメージして、ひとつながりの筋肉組織として考えると見つかる場合が多いと言えます。

また、筋肉同士がつながっている境目には、気づかない緊張や刺激が起こりやすいため、痛みが起こっている筋肉組織の端の部分を入念に調べると、トリガーポイントが見つかりやすくなります。

これを分かりやすいように地震のメカニズムで例えると、トリガーポイントが地震の震源で、筋肉の一塊が大陸のプレート、そして、震度を感じる場所が痛みが発生する場所と考えると分かりやすいと思います。

揺れが起こっている真下に震源があるとは、限りませんよね。

そして、ある程度の場所の見当がついたら、筋肉を少し押してみて、発生している痛みと似た痛みが起こる場所を見つけるように探します。その場所をピンポイントで見つけることができれば、そこがトリガーポイントということになります。

また、トリガーポイントはとても小さいことが多く、せいぜい1円玉くらいの大きさだと言われています。

ですから、指で押していてもなかなか見つからないので、ツボ押しの器具のような先が少し尖ったもので、探すようにすると見つけやすいと考えられます。

マッサージと食事で補う3つのミネラルで!トリガーポイントによる痛みの解消法

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痛みを和らげるには、筋肉の緊張をほぐすことが効果的ですからマッサージをします。その時に、痛い部分だけを集中的にマッサージするよりも、筋肉の塊全体をくまなくマッサージすると良いのです。

押すと痛いところや、気持ちの良いところだけマッサージするのではなく、一見関係のない部分に思える何も感じない筋肉の部分も含めて、全体的にマッサージするようにして下さい。

もし、整骨院やカイロプラクティックなど専門施設でも、場所を限定せずに体全体をマッサージしてもらうようにお願いするようにしましょう。マッサージ師も商売なので、気持ちが良い部分だけを重点的に施術し、満足を得たいという傾向があるので。

栄養による痛みのコントロールの仕方

トリガーポイントは整体師のような専門家でもなかなか見つけることが難しいので、一般の素人は、見つけられないほうが多いかもしれません。

そこで、食事によって痛みを軽減する方法についてもご紹介したいと思います。

  • カルシウム
  • マンガン
  • カリウム

は、筋肉の炎症を抑える働きがあり、不足すると痛みが増強されてしまいます。その作用から、この3つのミネラルは炎症メディエーターと呼ばれています。

ですから、カルシウム、マンガン、カリウムの3つのミネラルをしっかり摂っておけば、たとえ痛みがどこで起こっているか分からなくてもミネラル自身が痛みの発生原因の部分に到達し、痛みを軽減してくれるのです。

  • カルシウム・・・牛乳、チーズ、小魚
  • カリウム・・・パセリ、ヨモギ、昆布、ひじき
  • マンガン・・・生姜、シソ、シジミ

それぞれこのような食材などに多く含まれていますので、痛みで困っている人は、特に多く摂るように心掛けましょう。

痛みのつらさに寄り添うことが大切

「痛み」という言葉を使うことは簡単ですが、痛みで苦しんでいる人の苦痛は想像をはるかに超えるものだと思います。

痛さほど苦しい感情はないのかもしれません。痛みに苦しむ人は、そのつらさを人に分かってもらいたい、助けてほしいと心から叫んでいるのではないでしょうか?

痛みとは、それ自体がとてつもなく大きなストレスとなり、生活の質(QOL)を著しく低下させるものだとも思います。

原因が分からない痛みで苦しんでいる人やその回りにいる人には、是非、トリガーポイントの考え方で、治療を試みてほしいと思います。

痛みで悩み苦しむ本人はもちろんのこと、痛みを抱える人の苦痛を周りの人は共感してあげることが大切ですね。

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