健康生活TOP 食べ物の栄養・効果効能 美肌だけじゃない!トマトの栄養価と7つの健康効果があなどれない

美肌だけじゃない!トマトの栄養価と7つの健康効果があなどれない

夏の旬。夏の野菜。そう聞くと思い出せる野菜の中で、トマトを入れる人は多いでしょう。近年、美容効果や美白効果として、トマトは美容面でも強い注目を集めました。

ですが、トマトの効果はそれだけではありません。あのまるっと瑞々しい実に含まれている成分は、私たちにとって凄い健康効果を与えてくれます。

  1. 脂肪燃焼
  2. 二日酔い防止
  3. 風邪の予防
  4. 疲労を軽減
  5. 生活習慣病の予防
  6. むくみの改善
  7. 老化の防止

ざっとあげるだけでも、これでもか!というほどトマトパワーが全力全開です。ここではそんなトマトについて紹介します。

トマトパワーをぎゅぎゅっと凝縮!トマトの栄養価

トマトと言えばリコピン。そう言われるぐらいに有名なものがありますが、他にもビタミンやミネラルをバランスよく持っています。

またトマトで想像するのは、大きなトマトと小さなミニトマトを思い浮かべるのではないでしょうか?ここでは食卓に上りやすい二種類のトマトの栄養素を並べて比較してみましょう。

▼トマト・ミニトマトの栄養価(100gあたり)

栄養素 トマト ミニトマト
エネルギー(kcal) 19 29
水分(g) 94.0 91.0
たんぱく質(g) 0.7 1.1
脂質(g) 0.1 0.1
炭水化物(g) 4.7 7.2
灰分(g) 0.5 0.6
カリウム(mg) 210 290
カルシウム(mg) 7 12
マグネシウム(mg) 9 13
リン(mg) 26 29
鉄(mg) 0.2 0.4
亜鉛(mg) 0.1 0.2
レチノール当量(mcg) 45 80
αカロテン(mcg) 4 4
βカロテン(mcg) 540 960
脂肪酸総量(g) 0.05 0.05
葉酸(mcg) 22 35
ビタミンC(mg) 15 32
ビチオン(mcg) 2.3 3.6

※参考…日本食品標準成分表2015年版(七訂)

ざっと並べましたが、実はもっと沢山の栄養価がトマトにありますが、ずらずら並べてもきりがないので割合します。

さて、これを見て疑問に思った人もいるかもしれません。

先述したようにトマトと言えばリコピンなのですが、実は一般的な栄養素としてリコピンは含まれていません。国が公開している成分表の中にも、リコピンの項目はないのです。

リコピンは、トマトにとって特徴的な赤い色素に含まれているものです。分類としては、カロテノイドという動植物の色素の一つであり、βカロテンなどの仲間です。

栄養価にあるβカロテンの項目を見てもわかる通りに、トマトはこの色素成分がたっぷり蓄えられているのです。太陽の光によってつやつやと輝く赤い色素。そこに含まれているのがリコピンです。

なぜ、トマトにも含まれるリコピンが世界に注目を浴びたのかと言うと、強い抗酸化作用があるからです。

そしてトマトは、そのリコピンを摂取する上でもビタミン・ミネラルをバランスよく含んだ食材であることから、健康食材としての注目度が飛躍的高まったのです

トマトとミニトマト。どっちを選択すればいい?

栄養価を比較すると、多くがミニトマトの方に軍配があがります。ならばミニトマトの方がいいのかと言われれば、それは違います。

これは同じ量を測定した場合、ミニトマトは一つ一つ小さいのに対して、トマトは一つが大きいからです。ミニトマトは食べると味が濃いのは、水分量が少ないからです。トマトを食べて瑞々しいのは、水分量が多いからです。

つまり、トマトとミニトマトを同じ量で測定した場合、一つあたりに水分量の多いトマトはどうしても栄養価がミニトマトより下回ります。

トマトとミニトマト。どちらかが優れているから食べると言うわけではなく、水分量が多い方がいいのか、少ない方がいいのかということで、料理や食べ合わせによって使い分けるといいでしょう。

またトマトに含まれているリコピンを補給することを優先するならば、トマトの色素がどれだけ濃いのかを基準にして選びましょう。赤ければ赤い程、濃ければ濃いほどに、そのトマトに含まれているリコピンは多いのです。

トマトの栄養による健康効果7つ

トマトと言えばリコピン。リコピンと言えばトマト。もはやセットかという程に知名度があるリコピン。しかしそれだけではないのです。

リコピンを支える栄養素。お前に頼らないぜという栄養素。トマトに含まれる豊富な栄養素たちは、それぞれが役割を担い、効果を発揮していきます。

ここではトマトの凄い健康健康パワーを軽く紹介します。沢山ある健康効果の中でも、代表的なものを選んでみました。

健康パワー【1】中性脂肪を減らす!「肥満燃焼効果」

「その年、店頭からトマトが消えた……。」と、ホラーやコメディのようなニュースがあったことを覚えている人はいるでしょうか?

一時期ダイエットブームで話題に取り上げられて、本当に店頭からトマトや関連商品が消えてしまったことがあるのです。そして、肥満燃焼効果は間違いなくあります。

リコピンには基礎代謝を上げて、脂肪の燃焼を誘導する効果や蓄積を抑圧する効果が注目されています。さらにリコピン同様βカロテンにも存在する抗酸化作用から、血液サラサラ効果と血行促進による代謝向上も期待できます。

また、トマトに含まれる13-oxo-ODAという脂肪酸に似ている物質には、肝臓で脂肪を燃焼させる役割を担うたんぱく質に働きかけ、とくに中性脂肪を燃焼する作用があります。

トマトに含まれるリコピンと脂肪酸の組み合わせが、相乗効果を生み出すことで脂肪燃焼の促進に役立つのです。

健康パワー【2】お酒大好きな飲兵衛必見!「二日酔い防止」

逃げられない飲み会がある。お酒は大好きだけれども二日酔いになりたくはない。そんな人にもトマトはお勧めです。

お酒を飲むときにトマトを食べると、血中アルコール濃度を下げることができます。もちろん生齧りや料理の一品としても有効ですが、トマトジュースをごくっと飲むのがお手軽だと思います。

トマトに含まれている栄養素たちがお互いに相乗効果を生み出し、酸素を活性化することで、アルコールの代謝を促進する効果があります。これは身体にまわる酔いを緩やかにしたり、飲んだ後の酔いが覚めるのを早くなることに繋がります。

アルコール分解がただでさえ西洋人より遅いと言われる日本人。悪酔いしないためにも、そして身体からアルコールを即座に代謝して消すためにも、トマトをおつまみに晩酌はいかがでしょうか?

健康パワー【3】風邪知らずも夢じゃない?!「風邪の予防」

トマトにあるβカロテンには、体内でビタミンAに変換されます。そして、皮膚や粘膜の保護と強化に利用されることがあるのです。これにより鼻や口などの粘膜の保護を強化し、侵入してくるウイルスが撃退されやすい環境を作れるのです。

また、トマトのあの酸味成分には、胃の粘膜を保護する効果もあります。胃の疲れやむかつきを緩和して、少しでもウイルスが体内に入り込み定着するのを防いでくれます。

私たちの身体にある粘膜は、ウイルスから身体を守る防衛機能も担っているので、そこを強化できるのは心強い後押しです。さらには、一時的に弱った身体を支える豊富な栄養がトマトにはあります。リカバーも完璧ですね。

ヨーロッパのことわざである「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということは、ここからきているのかもしれませんね。

健康パワー【4】最近疲れやすいならばこれ!「疲労を軽減」

最近疲れやすくなったな、と思うことはないでしょうか?運動をしていて筋肉の疲労が気になる人もいるかもしれません。そんな時にも、トマトは効果を発揮します。

疲労の元である活性化酸素。トマトに含まれるリコピンには、それを大幅に減らす効果があります。活性化酸素が減少すると言うことは、蓄積する疲労の元を蓄えずらくなるということです。そして、軽減した分だけ疲労は回復していきます。

疲れたな、と感じたらトマトジュースを飲んでみたり、ご飯にトマト料理を食べてはどうでしょうか?

健康パワー【5】高血圧・ガン・糖尿病にも効果あり!「生活習慣病の予防」

現代社会と切っても切れない病。それが生活習慣病です。トマトに含まれているリコピンとβカロテンは、強い抗酸化作用があるため活性化酸素を取り除きます。この抗酸化作用は、実に様々な部分で後押ししてくるのです。

それは生活習慣病の予防でさえも、例外ではありません。活性化酸素を減らすことは先述した疲労回復だけではなく、生活習慣病の予防に繋がるのです。

トマトに含まれる栄養素たちが手を取り合うことで、私たちの身体は血糖値を下げ、コレステロールを抑制し、血液はさらさらに、血管は丈夫になります。

これにより、脳卒中・動脈硬化・心臓病・がん・糖尿病など、実に多種多様な「生活習慣病」の予防効果があると期待されているのです。確かに効果を見ると、これらの予防を期待したくなりますね!

健康パワー【6】血液循環のサポート役!「むくみの改善」

むくみを改善すると言うことは、血液循環をよりよくするということです。

トマトに含まれているビタミンCなどには、血液中の水分量を調整する効果があります。トマトの抗酸化作用は先述した通りに、血液をサラサラにする効果があり、血液循環を助力する効果があります。

またトマトに含まれる酸味成分は、ミネラルの補給を助けるものが含まれているため、より血液の循環を助けるという点についてはとても優等生なのです。

最近、身体がむくんでいる。そう思った時には、トマトを摂取してはどうでしょうか。

健康パワー【7】皮膚や毛髪まで健康維持!「老化の防止」

トマトには、ビタミンが豊富に蓄えられています。例えば、皮膚や毛髪を健康的に維持するビオチン(ビタミンH)や、身体の健康維持に欠かすことのできないレチノール(ビタミンA)などはその代表格です。

私たちの身体は、健康的に維持されてこと正常に代謝が巡ります。健康的な皮膚と粘膜の維持、血液循環を促し、血液をサラサラにする。上げればきりがないほどに、健康的な効果が期待できるビタミン満載です。

さらに、老化防止の後押しとしてリコピンがあります。

先ほどから話題に上げているトマトに含まれたリコピン。どれだけ強い抗酸化作用があるのかと言われると、一般的にはβカロテンの約2倍、ビタミンEの約100倍ともいわれています。すごく強いということが数値にするとよく見えますね。

私たちの肉体的な老化とは、身体が酸化してしまう状態です。つまり鉄で例えると錆びでしまうわけです。抗酸化作用とは、この錆びることで酸化することを防ぐ力も持っており、それが老化を防止することになります。

トマト注意報!生で食べる時は、よく考えましょう!

これだけ健康効果が盛りだくさんのトマトですが、やはり食べ物である限り、メリットだけではなくデメリットもあります。

生のトマトは、豊富な栄養素を摂取しやすい食べ方です。トマトという野菜は生野菜としても優秀ですから、栄養を摂取する上ではありがたい食材です。

しかし、生のトマトは身体を冷やす食べ物に分類されています。身体が冷えている冷え性や胃腸が弱い人は、生でトマトを食べると健康効果よりも持病が悪化する可能性があります。

その場合はトマトを加熱して摂取しましょう。過熱するとトマトの豊富なビタミンC等、多少栄養素は減ってしまいます。でも実は加熱するとリコピンは増えるのです。さらにリコピンは油に溶けるため、油料理とも相性は抜群です。

もちろんリコピンだけではなく、減った栄養素を補うように、他の栄養素が活発化して増加していきます。さらには加熱するとトマトは甘くなり、もっと食べやすくなるのではないでしょうか?

料理のちょっとした彩りに、またまた料理の主役でもいい。実に様々な顔を見せてくれるトマトを、どのようにして美味しく食べるのか。貴方の好みと身体に相談して、トマトを美味しく摂取してくださいね。

昔は観葉植物だったトマトも現代ではスーパーフードに

今でこそ日本国内においても身近なトマト。ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあり、薬効ある食材とされていました。丸く赤い形から、「天国のりんご」という異名まであった程です。

しかし、大海原をえっほえっほと船で渡り、17世紀半ばに日本に伝来してきたと言われているトマト。所変われば品変わる。なんと、日本では珍しい観賞植物として扱われました。

日本人がトマトを食材として扱い始めたのは、文明開化で西洋文化が花開いた後のお話です。

明治時代にて洋食がどんどん日本に普及し、トマトの加工食品としてケチャップが食卓に導入されると、家庭の味としてトマトの知名度がぐぐっと上がりました。

私たち現代人の食生活の中で、何気なく身近にあるケチャップ。実はこの調味料こそ、料理における先人の偉業の一つです。日本にトマト文化を広めてくれた要因の一つでもあるケチャップ。料理で美味しく使いましょうね!

私たちが食べているのは品種改良されたトマト

日本人が食べている野菜としてのトマトは、品種改良されたトマトです。日本人の口に合いやすいトマトが生まれたことで、流通が活発化し、さらなる品種改良と栽培にと商品開発も増えていきました。

こうして、伝来してきたトマトは爆発的に日本国内に流通していきました。

伝来当初は野菜という認識もなく、食材としても扱われなかったトマト。薬効ある食材が、華麗なる観賞植物に転職していました。そんなトマトの並々ならぬ歴史の裏もなんのその。現代社会では野菜として親しまれています。

それだけではありません。さらに品種改良されたことで持っていた力をパワーアップさせ、健康食材としても新たな階段を昇り始めました。

やはり今回ご紹介したトマトのパワーは、侮りがたいものなのです。

トマトパワーを取り込み、健康的に!

生でサラダにしてオリーブオイルでドレッシング、揚げ物にケチャップをトッピング、炒め物やお鍋で加熱し食べて、トマトジュースは毎日ごくごく飲む。

このように、生で食べても過熱しても美味しく、トマトは料理をする上でもレシピは豊富に存在します。市販にもトマトの加工商品は様々なものが溢れるほど提供されています。野菜の中では、摂取しやすいものの一つではないでしょうか。

今回は七つ紹介しましたが、まだまだトマトに秘められた健康パワーは存在します。

太陽の恵みと土壌が育て上げ、品種改良によりパワーもぎゅぎゅっと蓄えたトマトを食べて、その凄い効果を取り込みながら健康的に生きていきましょう!

キャラクター紹介
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