健康生活TOP 首こり この痛みはむちうち?バレリュー症候群?怪我による首痛時の対応

この痛みはむちうち?バレリュー症候群?怪我による首痛時の対応

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普通に生活している分にはあまり遭遇する事はないと思われますが、交通事故で後続車に追突された時や、激しくぶつかり合うようなスポーツをしている人は、むちうちになる事があります。

かと言って、例えば悪気はなくても後ろから思い切り突き飛ばされ時や、整体で間違った施術をされた時にもむちうちになる可能性はあります。

もしもその衝撃からしばらくしてもなにかおかしいな?という痛みが続くとき、あなたは正しく判断できますか…?

そもそもむちうちって?衝撃が起こす痛みのメカニズム

「むちうち」というのは頚椎捻挫の事ですが、なぜむちうちと呼ばれるようになったのでしょうか?

頚椎は首にある骨ですが、首は予期しない強い衝撃を受けた時、激しく後ろに反り返ります。反り返った反動が強いほど、前に行く時の反動も強くなり、頚椎には大きな負担がかかります。

反り返る時の状態が、鞭がしなる時の動きに似ている事から、むちうちと呼ばれるようになったと言われています。

理屈ではなんとなく理解できますが、首はある程度まで柔軟に動けます。スポーツをしていても予め衝撃を受けると分かっていれば、首に衝撃がかからないよう対応できます。

交通事故やスポーツなど、予期せぬ強い衝撃を受けた時、首に掛かる負担の多くは許容範囲を超えてしまいます。これにより筋肉や筋が傷つき、激しい炎症を伴う捻挫状態となってしまいます。

手首や足首も捻挫をする事がありますが、この場合はできるだけ安静にして湿布を貼るなどしておけば、次第に炎症や痛みも軽減され、筋肉のダメージも回復していきます。

首の場合は常に頭を支えていないといけないため、頭の重さが炎症を悪化させてしまうのです。むちうちの時首にコルセットを付けるのは、頭の重さを軽減させるためです。

交通事故のむちうちで直ぐに痛みが出ない理由はアドレナリン

むちうち=交通事故というイメージが定着しているように、確かにむちうちの原因で一番多いのは交通事故によるものです。

交通事故の場合は事故を起こした、または事故に巻き込まれた事で無意識に興奮状態になります。パニックになる人もいますが、この時脳からアドレナリンが大量に分泌されるので、痛みを感じないのです。

もちろん個人差もありますが、大抵の場合は交通事故から少し時間が経ってから首が痛み始めます。

どこか怪我をして出血したり骨折していたりすれば、外見からも異常が確認できますが、むちうちの場合は目に見えないため痛みがないと気づきません。

事故直後は興奮状態が続くため、時間が経過して落ち着きを取り戻すと同時に痛みが出始めるのです。直ぐに痛みを感じないのはアドレナリンが原因だったのです。

むちうちにも症状の違いがある!バレリュー症候群とは?

むちうちの場合は首の筋肉や筋が損傷しているわけですから、当然首や周辺に痛みという症状が出ます。

筋肉や筋の痛みだけなら、湿布やコルセットをはめてできるだけ首に掛かる負担を軽減すれば徐々に回復していきますが、これだけでは済まない事があります。

もしも筋肉の痛み以外に他の症状が現れた場合は、バレリュー症候群の可能性があるかもしれません。
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バレリュー症候群とは、首に受けたダメージが原因で身体的自覚症状以外に自律神経症状が出るものです。ただしむちうちのように常に痛みがあるとは限らず、自律神経症状が出たりでなかったりするのも特徴です。

不定期に症状が出る事もあって、本人もはっきり自覚できず、なんとなく二日酔いのような症状はあるものの、事故や衝撃によるショックで精神的に参っているのだろうと思い込んでしまう傾向があります。

検査をしても以上が見つからない事も多く、自律神経失調症と診断されてしまうこともありますが、交通事故や激しい衝撃など、そうなるまでの過程がはっきりしている場合は、バレリュー症候群と診断します。

むちうちの症状

  • 首痛
  • ひどい肩こりのような痛み
  • 頭痛
  • 背中痛や腰痛

個人差もありますが、衝撃が大きいと痛みは広範囲に広がる事があります。肩こりや首こりは血行不良を起こした状態となり、それが原因で頭痛が起きる事もあります。

バレリュー症候群の症状

  • 耳鳴り
  • めまいや立ちくらみ
  • 眼精疲労や目のかすみ
  • 心臓痛
  • 手足のしびれ
  • 喉の違和感
  • 息苦しさ

もしもこれらの症状を併発しているようなら、単なるむちうちではなく、バレリュー症候群の可能性があります。
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単なるむちうちは頚椎捻挫という首の炎症で済みますので、症状も限られます。しかし首に受けた衝撃が自律神経や交感神経にまで影響を与えると、痛み以外の症状が出てしまいます。

もちろん個人差もあります。例えば元から肩こりがひどい人がむちうちになると、首や肩の痛みから頭痛を起こす事もありますし、首周辺のこりや血行不良から眼精疲労を起こす事もあります。

むちうちの検査をする場合レントゲンを撮る事もありますが、ほとんどはレントゲンに写らないので異常なしと言われてしまいます。MRIなど詳しい検査をすれば状態も確認できますが、MRIまで考えないケースも多く、自覚症状で判断します。

むちうちもバレリュー症候群も、ダメージが大きいほど重症となり症状が出るのも早く、後になって症状が現れるような場合は軽症という見方もできます。

痛みやそれ以外の症状がある場合は、軽視できません。というのもバレリュー症候群の場合は後遺症のリスクが高くなるからです。これはむちうちにも言える事です。

痛みがある場合はすぐに病院へ行って判断してもらおう

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むちうちやバレリュー症候群で痛みや他の症状が見られる場合、症状に応じて治療も可能ですが、6ヶ月治療を続けても症状が改善されない場合は、後遺症と判断されます。

むちうちもバレリュー症候群もある程度は症状で見分けが付きますが、これは医師が検査や診断して決める事です。自覚症状があっても素人では判断できません。

後遺症に関しては根気よく治療を続けるしかありません。後遺症となった場合は、冬の寒い時期になると痛みがぶり返す事があります。これは夏場のクーラーでも起こる可能性がありますが、原因は冷え、そしてコリによるものです。

冷えると血行不良を起こし筋肉が硬くなるので、痛みが強くなる傾向があります。こういう場合はスカーフやマフラーなどで首を冷やさないようにすれば対処できます。

首は意外と無防備です。交通事故のような場合は完全に防ぎきれない事もありますが、今はむちうちのリスクを軽減するヘッドレスを採用したシートなども出ています。

スポーツをする時は首に負担が掛からないようにするなど、予防できるところはしっかり予防していきましょう。少しでも痛みがある場合は、できるだけ早く病院に行って診てもらうのが一番ですよ。

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