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痛い!寝違えの原因と本当の治し方

いつものように会社に出社して、同僚から「おはよう!」の挨拶があれば、当然こちらも元気に「おはよう!」を返すわけですが、そのとき、あれ?と、相手の同僚に違和感を覚えることが、ごくまれにありませんか?

その違和感の所在がどこにあるのか観察してみると、こちらは正面を向いているにもかかわらず、相手の首の角度が妙な方向を向いて・・・そこで「あ!」と気づくケースも多いと思います。顔はそっぽを向いていても、目はこちらを見ている・・・

そう、「寝違え(根違い)」です。同僚ばかりでなく、皆さんにもきっと一度は経験があると思います。だからこそ相手の同僚さんの異変に気づくわけです。程度の多少はあれ、寝違えの不快感の大きさは尋常ならざるものがあります。

今回はそんな寝違えの原因や治療法など、耳よりな情報をご提供したいと思います。

寝違とは?症状と原因

寝違えはおそらくほとんどの人が実際に経験しているトラブルかと思います。ですから「寝違えって何?」という大人はいないと思います。ただ、寝違えに似た疾患もありますので、改めて寝違えについて説明するところからはじめましょう。

「寝違え」という用語は、医学用語ではありません。つまり、病名としては解釈されません。とはいえ、お医者さんに「寝違えです」といえば通用します。寝違えは以下のように定義されます。

寝違えとは
睡眠中に同じ体勢が続いたり、無理な首の動かし方をすることにより、筋肉や靭帯に負担がかかって炎症を起こした状態

寝違えは、医学的には「睡眠中の頸部周囲の靭帯や筋肉の急性炎症による痛みの総称(新宿整骨院)」と解釈されます。つまり、寝ころんだまま同じ姿勢で長時間読書をしたりテレビを見たりすることによって、寝違えと同様の症状は起こりうるのです。

上記の定義がそのまま寝違えの原因にもなっているわけですが、ポイントは、「寝違え」の病名からもわかるように、寝ているときに何かしたことが原因となって発症するトラブルであるという部分です。

寝違えになるとどんな症状が現れる?

寝違えの一般的な症状としては、以下のような症状が挙げられます。

寝違えの一般的な症状
  1. 朝起きてから急に首、背中、肩などに痛み(ときに激痛)が走る
  2. 朝起きてみると首が動かせなくなっていた
  3. 振り返ったとき、首などに不吉な違和感、鈍い痛みが走った

上記の1は平均的というか、極めて一般的な寝違えです。2で「首が動かせなくなる」というのは、痛みがそうさせているのもそうですが、何かに固定されたような感覚により首が回らなくなるといった症状が現れることもあります。

3に関しては、朝起きてすぐの症状ではなく、たとえば会社に行ってから発症するケースもありますが、その原因が睡眠中にあるなら、この症状はやはり「寝違え」の症状に分類されることになります。

寝違えのホントの原因って何?

寝違えの原因は、上の定義のところで触れた通り、「睡眠中にいろいろやってしまった」というところに求められます。ただ、その「いろいろ」の部分をもう少し詳しく説明することによって「ホントの原因」と解釈したいと思います。

もちろん上記がウソの原因ということではないですが、より詳細な原因は以下のようにまとめることができます。

寝違えの原因
  1. 枕など、寝具が身体に合っていない
  2. 身体の歪みにより、いつも曲がった姿勢で寝ている
  3. 肩こりなどで筋肉が硬くなっていて、少しの圧力でもダメージを受けやすい

ただ、上記の原因に当たる要素があったとしても、必ずしも寝違えを発症するとは限りません。定義のところでも触れたように、「睡眠中に同じ姿勢が続く、無理(圧迫)が加わる」ことが大きな原因となります。

たとえば、睡眠中にしょっちゅう寝返りを打っている人であれば、寝違えを発症するリスクは比較的小さくなります。逆に、いつも右(左)向きのうつ伏せで寝ていたり、枕の高さが合わずに右(左)向きで寝ているといったケースでより寝違えを発症しやすくなります。

また、間接的な原因としては、過度な疲労や深酒による酩酊により、本来なら寝返りを打つべきタイミングを逃し、同じ姿勢を続けた結果、朝に寝違えを発症していたというケースが挙げられます。

寝違えの症状や原因はある程度ご理解いただいたと思いますが、理屈がわかったところで、特有の痛みや不快感が消えることはありません。対処方法、治し方についてもさっそく見ていきたいと思います。

寝違えの治療方法・治し方・・・そして禁忌を理解して!

それでは、寝違えの治療方法・治し方についてお話していきます。ただ、その前によく理解していただきたいことがあります。それは、寝違えたときに最重要となる注意は、絶対安静であるということです。

寝違えは、特に軽傷の場合には、「ちょっと首をひねっちゃったかな・・・」という程度の「軽いもの」として解釈しがちです。しかし、寝違えは筋肉や筋の炎症ですから、基本的には動かすことが禁忌とされる症状です。

寝違えの情報を知るためにインターネットサイトを見ると、ときおりストレッチやマッサージなどによって寝違えが改善できるという話が掲載されています。もちろん何らかの根拠によってそのような記事がかかれているとは思います。

ただ、一般的には寝違えを下手に動かしてしまうと、治りが遅くなる、症状が悪化するなどの弊害が見られると認識する必要があります。安静を前提とした応急処置をすることが、寝違えの自宅での治療としては推奨されます。

自宅でできる寝違えの応急処置は?

それでは、応急処置の方法について、いくつかご紹介したいと思います。

寝違えの応急処置
  • 首・肩などの患部を冷やして安静にする(横になる)
  • 首を固定する、もしくはそういう意識をもつ
  • 痛み止め・炎症止めなどの薬(鎮痛剤、消炎剤)を服用する

自分でできる寝違えの応急処置となると、この程度です。というよりも、この程度にとどめておくことが望ましいといえます。それ以上のことをすると、禁忌に触れてしまうことにもなりかねないからです。

首や肩は氷のうなどで冷却できると思いますが、背中となると、やはり冷湿布の貼付がベターでしょう。首の固定は、何か特殊な器具を用いるということではなく、あくまでも首を動かさない「意識」が大切です。

横になって安静にして落ち着いてきたら(痛みやどうすると痛むかの傾向がつかめてきたら)、早目に整形外科や整体院などの医療的機関に行って治療をしてください。お仕事や学校はそう簡単に休むことはできないと思います。

ですから仕事にしても学校にしても、できるだけ首を動かさないように注意すること、そして、絶対に無理はしないようにしていただきたいと思います。できれば、(軽度でも)寝違えの場合は欠勤・欠席することが望ましいんですけどね・・・

痛み止めの薬に関しては、もちろん一定の効果はあると思いますが、それで症状が完治する可能性は低いので、痛みが治まったからと言って安静を破るようなことがあると逆効果になります。この部分は要注意です。

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重度な寝違えは医療機関や整体院、整骨院、接骨院などの専門科で治療を!

上でも少し触れましたが、できることなら、寝違えは症状の軽重にかかわらず、お仕事や学校を休んで、特に首・肩・背中などの安静・冷却を保ちながら整形外科、整骨院などの専門科で治療をすることが望ましいです。

ただ、一般的に言えば、軽い症状の、つまりはそこまで強い痛みではない寝違えの場合、あまり病院に行くという話は聞いたことがありませんよね?あくまでもおすすめという意味では、整形外科などの専門科での治療ではあります。

とはいえ、そこまで大きな痛みではない(ガマンというほどの痛みではない)というケースでは、首などの患部の固定と安静を極力意識しつつ、少し様子を見るという考え方もアリといえばアリです。

様子を見ても症状がおさまりそうもないときは、やはり専門科に行って医師や整体師など専門家による加療と休養が必要になると判断すべきです。では、どのくらい様子を見るべきなのか、この点が難しいところです。

軽度の寝違えの経過観察期間の判断に関しては、一般的には数日(2~3日)が目安です。安静、固定、冷湿布などの応急処置をしたにもかかわらず改善が見られないときは、直ちに専門科で治療すべきです。

というのも、ほんとうに軽度な寝違えであれば、安静にさえしていれば、数日のうちに改善しないことはごくまれだからです。数日しても改善できない理由がいくつか考えられます。

その最大の理由は、ご自身が考える、あるいは感じているほど軽度な寝違えではなかったというケースです。そしてまた、確率は少なくなりますが、寝違えとは別のトラブルの可能性もないわけではありません。

以上の理由から、数日の経過観察後に改善が見られないようであれば、すぐに専門科での診察・治療が必要になるとお考えください。もちろん、はじめから強い痛みがある寝違えは、専門科に直行してください。

原則として、重度の(軽度ではない)寝違えは、専門家の手にゆだねることが大切なのです。ちなみに、整体院・整骨院などでは、アイシング、電気刺激を与える治療などが行われることが多いです。

ハイボルテージ治療の様子写真

あるいは、寝違えの部位や症状によっては鍼(はり)治療が行われることもあります。

寝違えは予防できる!具体的な予防の方法について

寝違えの場合、痛いときはあまり余計なことを考えず、とにかく安静にしておくということを重視していただきたいと思います。ただ、痛くないときにはいろいろと対策を考えることは悪くありません。

ここからは、できるだけ寝違えが起こらないような予防方法について考えていくことにしましょう。大きく分けると3つの予防方法が浮上します。それぞれについて説明を加えます。ヒントは日常生活のちょっとしたところにあります。

予防法1・枕をはじめとする寝具の調整・変更

寝違えの最大の要因ともいえるのが、枕などの寝具です。寝具が身体にあっていないと、どうしても筋肉が硬くなりがちです。それはつまり、寝違えを起こしやすい筋肉がつくられてしまうことを意味します。

特に、「枕の高さ」が大きく関係します。種類にもよりますが、枕にも経年劣化が生じることがあって、使用年数とともに高さが変化する(低くなる)ことも考えられます。実際寝違えの傾向が枕の高さと関係している事例は多いです。

もちろん人によって枕の選び方が異なるため、枕をどう選べばよいかをここでお話するわけにはいきませんが、整形外科や整体院などで、枕について相談してみるのはひとつの手です。

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予防法2・疲労時の「うたたね」は避ける

一種の健康法として「うたたね効果」を狙った方法があります。もちろん根拠ある方法であれば、どんどん「うたたね」を採用していただいても問題ありません。ただ、条件を整えたうたたねであるべきです。

あまりにも疲労が大きいときのうたたねは、深い眠りに落ちてしまうリスクがあります。ソファや座椅子などで深く眠ってしまうと、寝違えを起こしやすい筋肉がつくられてしまうことになります。

予防法3・血行・血流の促進

どんな病気でもそうですが、寝違えに関しても、やはり血行不良は大きな原因になります。日常生活の中に運動を取り入れたり、身体を冷やさない生活を送ったりといったちょっとした努力が寝違えの予防になります。

特に、赤ちゃんがいるお母さんの抱っこなどによって、血流が悪くなることがあります。これは、寝違えのリスクが高まることを意味します。赤ちゃんがいる状況での寝違えは、お母さんにとって、そして赤ちゃんにとっても大ピンチです。

ですから赤ちゃんのお母さんは特に、普段から血行・血流の促進を意識した運動などを取り入れるようにしていただきたいと思います。

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「ちょっとしたこと」とは思わないで!

夜、いつもどおりベッドや布団に入って、いつもどおり朝がきて、いつもどおり目覚めたら、突然首や肩、背中に痛みが走るのが寝違えです。痛い、首が回らないといった状況を除けば、基本的には「いつもどおり」です。

それだけに、寝違えは大したことではない、ちょっとしたトラブルだという程度に軽視されがちです。しかしそうした油断が状況を悪くしてしまうことも多いのです。これが寝違えの怖いところです。

皆さんも経験したことがあると思いますが、あの痛みは寝違えに特有の痛みです。なんというか、「いやらしい痛み」という感じの痛みですよね?それであるにもかかわらず軽く見てしまうのが、寝違えの怖いところなのです。

寝違えだからと油断せず、できるだけしっかりと治療をしていただきたいものです。と同時に、普段からできる予防にも少しだけ心を傾けていただきたいと思います。

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