健康生活TOP 心筋梗塞 玉ねぎで心筋梗塞を予防!効果を活かして突然死を避ける食事

玉ねぎで心筋梗塞を予防!効果を活かして突然死を避ける食事

以前朝刊を開いたら、著名人のお悔み欄に知っている男性タレントの訃報がありショックを受けました。まだ31歳なのに心筋梗塞で急に…。

心筋梗塞は壮年期に多い病気なのですが、以前にも30代のスポーツ選手や40代の女優が心筋梗塞にかかったニュースがあったように、若い人の心筋梗塞もそう珍しくなくなっているようです。

心筋梗塞は生活習慣や食生活で予防することが十分に可能なので、どなたも意識して心臓の健康を守ってくださいね。

今回は、おかずの万能選手「玉ねぎ」の心筋梗塞を予防するパワーについて紹介していきます。

突然命を奪う心筋梗塞…原因は心臓に起きた動脈硬化

日本人の死因第2位に挙がるのが心疾患(心臓病)です。

心疾患の中で最も多いのが「急性心筋梗塞」で、平成26年度には年間およそ3万9千人の方が急性心筋梗塞で亡くなっています。

厚生労働省へのリンク”>厚生労働省平成26年人口動態統計の概況
第7表:死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(人口10万対)(PDF) より

心筋梗塞というのは、心臓の周囲を取り巻く「冠動脈」の一部が詰まってその先に血液が流れなくなり、心臓を構成する「心筋」が壊死してしまう病気です。

冠動脈が詰まる主な原因は動脈硬化です。冠動脈が硬くなると、血管壁が厚くなって内側が狭くなったりコレステロールのかたまり「プラーク(粥腫(じゅくしゅ))」ができたりして、完全に血管が詰まってしまうと急性心筋梗塞を引き起こします。

mechanism of myocardial infarction

皆様もご存知の通り、動脈硬化とは長年の食生活や生活習慣の不摂生や加齢が原因で起こる、生活習慣病の一種です。

突然に急性心筋梗塞を起こして亡くなる方もいますが、前段階として胸痛を伴う「狭心症」を発症することが多いので、動脈硬化や狭心症のある方が適切な治療を受けたり、食生活等の見直しをしたりすれば、心筋梗塞を予防することができます。

血管の弾力性が失われていたり血液がドロドロだと、動脈が詰まりやすくなってしまうんですよ。

リスクを高めているのは

  • 高血圧
  • 肥満
  • 脂質異常症
  • 糖尿病

など。まずは定期検診を受けて生活習慣病を予防することが大切ですね。

臨床試験で立証済み!玉ねぎの血液サラサラ効果

動脈硬化や狭心症のリスクを持つ人は、規則正しい生活習慣や食生活、適度な運動を取り入れて心筋梗塞を予防する必要があります。

テレビ番組などで紹介される体に良い食べ物を積極的に食事に取り込んでいる方も多いことでしょう。

例えば「血液サラサラ効果」をうたう食品は、脳卒中や心疾患の原因となるドロドロ血をサラサラ血に変えるということで人気があり、10年以上も前から長いブームを保っています。

心筋梗塞を予防するには、血液サラサラ、つまり血流がスムーズで血管の内側にプラークや血栓のできにくい状態を維持することが必要です。

いろいろな情報があふれていますが、よく知られるものに玉ねぎがあります。玉ねぎに含まれる「硫化アリル」「ケルセチン」に動脈硬化を予防する効果があるといわれているのです。

かつては、はっきりした臨床結果がないままに「血液サラサラ効果」という言葉が独り歩きしていたのですが、2012年に初めてヒトを対象とした玉ねぎのケルセチンの臨床結果が発表されました。

2012年7月開催の第44回 日本動脈硬化学会総会・学術集会にて、ハウス食品・広島大学 東幸仁教授によると、玉ねぎエキスによるケルセチンを継続摂取した被験者に、食後の血管内皮機能の向上が確認されたということです。

(参照…ハウス食品株式会社「タマネギエキス継続摂取による食後の血管内皮機能改善効果」)

血管内皮機能とは、血管の一番内側にある血管内皮細胞が血管の健康を維持する機能のことです。

食後には一時的に血管内皮機能が低下します。すると、悪玉コレステロールが血管内皮細胞のすき間に入り込んでそこにプラークが形成されやすくなるのです。

しかし今回の臨床試験で、ケルセチンが食後の血管内皮機能を向上させて血管内皮を拡張し、血液がサラサラと流れやすくなる効果を持つことが分かりました。

ケルセチンは、りんご・そば・かんきつ類などにも含まれるポリフェノールの一種です。血管内皮機能を向上させるほかに悪玉コレステロールを抑制したり高血圧を予防する効果も持っており、特に玉ねぎに多く含まれています。

玉ねぎに含まれるケルセチンの含有量は、玉ねぎの品種によっても異なりますが、小さめの玉ねぎ(150g)1個には中身に約60mg、外皮に約1,200mgのケルセチンが含まれます。

外皮のケルセチンが豊富なため、玉ねぎの皮を煎じて飲む健康法も流行しています。

お好みにもよりますが、外皮より中身をおかずとして食べたほうが継続して摂取しやすいのではないでしょうか。

玉ねぎの刺激臭のもと硫化アリルは血栓を溶かす

玉ねぎに含まれる硫化アリルは、血小板の凝固を抑制して血液をサラサラにしたり、血栓を溶かしたりする効果を持っています。

硫化アリルとは「アリイン」「アリシン」などのイオウ化合物のことで、玉ねぎの強い刺激臭や辛味のもとになっています。玉ねぎのほかには、ねぎ、にんにく、にら、わさびなどにも含まれています。

アリイン自体は無臭なのですが、細胞を壊した時にアリシンに分解されてあの刺激臭を放つようになります。だから玉ねぎを切ると、アリシンの刺激臭のせいで涙が出るわけですね。

アリインとアリシンは性質が少し異なり、アリシンには次のようにさまざまな効能もあります。

アリシンの効能

  • 疲労回復効果
  • 血糖値の抑制
  • コレステロール値の抑制
  • 活性酸素の除去
  • 殺菌作用
  • 食欲増進効果

血糖値やコレステロール値の抑制効果が動脈硬化の予防にもつながる上、こんなにもたくさんの効能がひとまとめに得られるのは嬉しい限りですね。玉ねぎを食べるなら、切ってアリインをアリシンに変えるのがおすすめです。

しかし、アリシンには弱点があります!それは以下の2点。

  • 水溶性で水にさらすと溶け出してしまう
  • 熱に弱く、加熱調理で壊れてしまう

また、ケルセチンも同じく水溶性で水にさらすのは良くありません。玉ねぎからケルセチンと硫化アリルをたっぷり摂取したつもりでも、残念ながらその量はかなり少なくなっていた、ということもあり得るのです。

和洋中とさまざまな料理に登場する玉ねぎは、炒めたり煮たりとどんな食べ方をしてもおいしくて私も好きですよ。

心筋梗塞を予防するならば、ケルセチンと硫化アリルが効率良く摂取できる調理法を知っておきたいですね。

水にさらしちゃダメ!玉ねぎパワーが増大する調理法

そこで、ケルセチンと硫化アリルの効能を最大限に生かすコツを紹介します。

ケルセチンと硫化アリルを引き出す調理法

  1. 玉ねぎを切る
  2. そのままラップをせずに15分以上放置する
  3. その後は普通に調理して食べる

玉ねぎを切ることでアリシンが発生します。この時、玉ねぎを繊維に対して平行・垂直と細かく刻んで、より繊維をつぶすとアリシンの量が増えます。

この時、スライスした玉ねぎは決して水にさらさないでください!ここがポイントです。

そして最低でも15分間、できれば30分ほどラップなどをせずにそのまま部屋に置いてください。そうすればアリシンが安定し、加熱調理してもアリシンが壊れにくくなるのです。

あとは生で食べるも良し加熱して好きな料理を作るも良し。ケルセチンと硫化アリルの効能をしっかり得ることができます。

食べる量は、目安として1日に半個~1個が適当です。この量を毎日食べることで、上記のケルセチンによる血管内皮機能の向上効果も十分に期待できます。

水にさらさないと涙が出ちゃう…目の刺激を抑える方法

この調理法でネックになるのは、やはり水にさらさないことで目の刺激が強くなることでしょう。心臓の健康を守るために頑張って玉ねぎを切りたい方に、少しでも涙の出にくい方法を伝授しておきますね。

  • 口を開けながら玉ねぎを切る
  • 換気扇で臭気を追い出す
  • 水泳用のゴーグルで目を完全防護する(普通のメガネには効果なし)
口を開けながら切る方法はユニークですが、唾液が出る分、涙が出にくくなり効果が高いのです。

良かったらお試しください。

玉ねぎを毎日食べて見事に心筋梗塞の再発をクリアし、お医者さんを驚かせた方もいらっしゃいますよ。

なんといっても、玉ねぎは安くて買い置きしても日持ちするのが魅力。1日1個食べてもサプリメント以下の費用しかかかりません。

野菜なので副作用の心配もなく、メリットいっぱいですね。家族そろっておいしい玉ねぎ料理を楽しみ、心臓をすこやかに保ってくださいね。

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