健康生活TOP 偏頭痛(片頭痛) 前兆のある片頭痛の人はピルNG!脳梗塞のリスクが10倍に!?

前兆のある片頭痛の人はピルNG!脳梗塞のリスクが10倍に!?

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片頭痛は特に20~40代の女性に多くみられる病気です。頭の片側が脈打つようにズキンズキンと痛み、ひどいときには寝込んでしまうこともあります。

この20~40代という年代は妊娠可能な年代でもあります。もしも妊娠を希望しない場合には、ピルを使うこともあるでしょう。ただ、この時に気をつけていただきたいことがあります。

人によっては、片頭痛の症状が出る前にキラキラした光が見えるといった前兆が起こることがあるのですが、このような前兆のある片頭痛を起こす人は、ピルを飲むことで脳梗塞の危険性が増加してしまうのです。

あなたの頭痛は片頭痛?片頭痛の症状は必ずしも片側の痛みだけではない

典型的な片頭痛の特徴は、頭の片側が脈打つようにズキンズキンと痛むということです。差はありますが痛みは4~72時間続き、このような発作を月に1~2回くらい起こしてしまいます。

発作が起こるとあまりの痛みのために仕事や家事が手につかなくなることもあり、ひどいときには寝込んでしまうことも。頭痛だけでなく吐き気がしたり、普段は気にならないような光、音、臭いが妙に気になってしまったりもします。

片頭痛なのに、片頭痛ではないと誤解されることがある!?

ただ「片頭痛」とは言っても、頭の片側だけでなく両側に痛みが出ることもあります。また必ずしも脈打つようなズキンズキンとした痛みが出るわけでもありません。人によって症状の現れ方は多少違うのです。

でも「片頭痛」というと「頭の片側が脈打つように痛む」というイメージが強く、そのために実際には片頭痛が起きていても「自分の頭痛は片頭痛ではない」と誤解してしまっていることもあるのです。

また緊張型頭痛で現れるとされる肩こりの症状が、片頭痛の際に出ることもよくあります。

前兆のあるタイプとないタイプがあり、前兆がある片頭痛は危険かも・・・!?

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片頭痛の発作が起きる前にはその前兆があり、キラキラをした光が見えたりするという話を聞いたことのある人も多いかもしれません。しかしこれも、患者さんによってそれぞれ違いがあります。

片頭痛の前兆とは、片頭痛発作が起きる直前に起こる視覚、感覚、言語に関する症状です。人によって起きる症状は違うのですが、以下のようなものが見られます。

  • 閃輝暗点(せんきあんてん)
  • 体の一部がチクチクする、または感覚が鈍くなる
  • 言葉が思うように出ない、話しにくい

閃輝暗点は片頭痛の前兆としてよく現れるものです。視野の中に稲妻のようなギザギザした光が現れ、それがだんだんと大きくなっていき、その後視野が部分的に見えなくなってしまう症状です。そして片頭痛が始まります。

感覚症状に異常が起きることもあります。顔、舌、手足などの体の一部がチクチクする、しびれるといった症状が出るのです。感覚が鈍くなってしまうということもあります。

言語症状に異常が起きることもあり、言葉が思うように出なくなったり話をしにくくなったりというような症状が出てしまったりもします。

患者さんによっては、複数の前兆が起きることもあります。ただこれらの症状は60分以内には治まり、その後はまた元の状態に戻ります。

このような片頭痛の前兆は、全ての片頭痛患者に現れるわけではありません。前兆ある片頭痛患者は、片頭痛患者全体の2~3割程度とされています。

前兆のある片頭痛の人は脳梗塞になりやすい!?

前兆のあるタイプの片頭痛の人では、脳梗塞になってしまうリスクが多少増加すると言われています。

ただ片頭痛は若い女性に多い病気です。そのような年齢の女性が脳梗塞を起こしてしまう確率はもともと高くありません。1年間での発症は10万人のうち5~10人程度とされています。

そのため前兆のある片頭痛があるために脳梗塞になるリスクが上がってしまうといっても、その確率はそれほど高くないでしょう。

ただしタバコを吸っていたり、ピルを使っているという人は脳梗塞になりやすいとされています。他には

  • 高血圧
  • 脂質異常症
  • 糖尿病

などを持っている人も脳梗塞になりやすいですので、このような人は気をつけておくことが必要でしょう。

なお前兆のないタイプの片頭痛の人が脳梗塞になってしまうリスクは、片頭痛のない人と比べて変わらないとされます。

ピルを飲むと血栓症のリスクが上がる!リスクは低くても知っておくべき事実

飲むことで避妊ができる結合型低用量経口避妊薬、通称ピルは、避妊方法としてはメジャーになってきています。これはエストロゲンとプロゲステロンという二つの女性ホルモンの入った薬です。

ピルは飲むだけで簡単に、そして確実に避妊ができ、その安全性は高いとされています。安全性が高いのは確かなのですが、だからといって副作用が何もないわけではありません。

実はピルを飲むとホルモンの影響によって血管の中で血が固まって血栓となってしまい、それが血管を塞ぐ「血栓症」になりやすくなってしまうのです。例えば脳に血栓ができると、脳梗塞になります。

ただし血栓症を起こしてしまう危険性はとても低いものです。ですので心配しすぎることはありません。血栓症の危険があることだけ、知っておいてくださいね。

タバコを吸っている人、肥満気味の人、血圧の高い人の場合には血栓症になるリスクが上がってしまいますので気をつけてください。

他にも、ピルの飲み始めには吐き気が出たりすることがあります。この副作用は飲み始めだけで、しばらくすれば治まってきます。

前兆のあるタイプの片頭痛の人はピルを飲まないで!タバコとの併用で脳梗塞のリスクは10倍にも!

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特に病気のない方の場合、簡単に確実に避妊ができるピルは利点も大きいでしょう。血栓症のような危険な副作用があるとは言え確率としては低く、安全性は高いのですから。

ただし前兆のあるタイプの片頭痛の人がピルを飲んでしまうと、脳梗塞の危険性は高まってしまいます。

前兆のあるタイプの片頭痛の人がピルを飲むと、脳梗塞のリスクは7倍に増えるとされます。

そして前兆のあるタイプの片頭痛の人がピルを飲み、その上タバコまで吸ってしまうと、脳梗塞のリスクは10倍にまで増えてしまうという研究結果があるのです。

前兆のあるタイプの片頭痛の人は、ピルの使用は原則的に禁止されています。(原則的には禁止ですが、いろいろな状況によっては使うことがあるかもしれません。)

なおピルは、避妊のため以外にも子宮内膜症の治療などで使うことがあります。薬を処方する前に医師からも聞かれるかと思いますが、前兆のある片頭痛持ちであることは伝えておくようにしましょう。

前兆のないタイプの片頭痛の人は、ピルを飲むことを禁止されていません。ただタバコを吸う、肥満になる、血圧が上がるなどということがあると血栓症のリスクは増えてしまうため、気をつけておきましょう。

またピルを飲むと、人によっては頭痛症状が悪化してしまったりもします。そのようなことがあった場合には、必ず医師に相談するようにしてください。

ピルと片頭痛の関係について、ご理解いただけたでしょうか?万が一のことにならないためにも、知識は必ず必要なのです。確立は低いから・・・と慢心せず、”かもしれない精神”で自身を守ってくださいね。

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