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偏頭痛は原因不明ではなかった!頭痛を引き起こす3つの要因と対処法

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ゆっくり休みたい時に限って襲ってくる偏頭痛。自分では判断しきれないからと、いつの間にか偏頭痛を原因不明の病気にしていませんか?

偏頭痛だって特定の原因があるんですよ。その対応さえ知っていれば、もう偏頭痛からオサラバできるかもしれません。

そしてその偏頭痛を改善できれば、その他の不快症状も改善できるかもしれないのです。

偏頭痛って何なの?症状と仕組みをおさらいしよう

まずは、偏頭痛の症状や起こるメカニズムを整理してみましょう。自分では偏頭痛だと思っていても、もしかすると別の頭痛かもしれません。

偏頭痛の症状

偏頭痛は時々発症します。いつも痛いわけではなく、月に数回、週に数回といった頻度で症状が出ますが、個人差が大きいようです。ズキズキした痛みが数時間続き、長い時には何日にも渡ることがあります。

頭痛の他に、ちょっとした光がやけに眩しく感じたり、些細な音に敏感になってしまったりという症状があります。胃腸の不調を併発することもあり、食べ物の匂いが不快に感じてしまうこともあるようです。

頭痛が原因で動けなくなり、寝込むこともある反面、症状がない時は嘘のように楽なのも偏頭痛の特徴です。人によっては頭痛の前に、視界の一部がちかちかと光り、徐々に広がっていく閃輝暗点と呼ばれる前兆が見えることがあります。

偏頭痛の仕組み

偏頭痛によるズキンとした痛み、時々脈のリズムに似ていると感じたことはありませんか?心臓の拍動に合わせて、血管も脈を打ちますが偏頭痛の痛みはそれに関係していると考えられています。

拡張した血管の拍動が刺激として近くの神経細胞に伝わることで、痛みを生じさせているのです。三叉神経という脳神経が拡張した血管に圧迫されると、痛みのシグナルが周りに伝わり、炎症が起こります。

炎症反応によって血管はさらに広がり、神経はより圧迫されます。この刺激がやがて大脳に伝わって頭痛になるのです。この過程で脳の視覚や聴覚、嗅覚を司る部分が刺激され、頭痛以外の症状も引き起こすのです。

また、セロトニンという血管を収縮させる物質も深く関与していると言われています。神経同士の情報伝達に関与しているセロトニンですが、強いストレスに晒されると、脳内で大量に分泌されることが知られています。

血管が収縮するなら、少なくても偏頭痛は起こらないのではないかと思いますが、実は収縮の反動で拡張してしまうのです。急激な拡張によって、脳神経が刺激され偏頭痛を引き起こしてしまうのです。

偏頭痛の3大原因とその予防法

いよいよ本題である偏頭痛の原因にスポットを当てていきましょう。数ある原因の中から、多くの人に関係していて、影響力の強いものを詳しく紹介していきます。

睡眠・運動・正しい食生活でセロトニンの放出を止める!

強いストレスを受けると、それを乗り切るためにセロトニンが分泌されます。ストレスと戦っている間はアドレナリンも分泌され、興奮状態にあります。しかし、それが終わって身体を休めようとすると緊張の糸が切れてしまいます。

身体は休むために分泌したセロトニンを分解します。すると、今まで収縮していた血管が急に広がって偏頭痛を引き起こしてしまうのです。たくさん働いて、ようやく迎えた休日に偏頭痛が起きてしまうのはこうした理由だったのです。

また、偏頭痛は寝不足でも、寝過ぎでも起きてしまうと言われています。ゆっくり休むために寝過ぎることが偏頭痛を呼んでしまっているのかもしれません。睡眠のリズムを整えることが大切です。

ストレスと戦うには、十分な睡眠、適度な運動、正しい食生活が良いといいます。特に、食べ物は果物や野菜などからビタミンCを豊富に摂りましょう。

ストレスに強い身体を作ることが偏頭痛改善にも繋がります。

アルコールは百薬の長にあらず

リラックスのためにアルコールを飲む人は少なくないはずですが、実はアルコール自体が偏頭痛の原因になっていると言われています。また一部の食品添加物も同様の作用があると言われています。

アルコールは血管を拡張させる作用を持っています。飲酒によって顔が赤くなったり、温かくなったりするのは血管が拡張することで血流が良くなるからです。しかし偏頭痛持ちにとっては痛みの原因になってしまうのです。

仕事終わりに一杯、週末に飲む一杯が偏頭痛の原因になってしまうこともあります。お酒を飲んだ日を記録して、偏頭痛が起きた時に確認してみましょう。そうすれば、自分に起こっている偏頭痛にお酒が関係しているかどうかが分かります。

心と身体をリラックスさせてホルモンバランスを整えよう

女性の場合、偏頭痛は月経と関連していることが分かっています。エストロゲンという女性ホルモンの量が変化する月経の前後で偏頭痛が起こりやすく、月経がなくエストロゲン量が安定する妊娠期では偏頭痛が起こりにくいと言われています。

偏頭痛持ちの人は自分の性周期を知っていると、事前に偏頭痛の起きそうな時期を予測することが出来るかもしれません。月経の前後では十分に休息をとって、心と身体がリラックスした状態を作ることがいいでしょう。

ホルモンバランスは栄養バランスの偏り、運動不足、睡眠不足、過度のストレスで崩れます。女性の場合、エストロゲンが極端に増減しないためにも、生活習慣を見直し、改善していくことが大切であると言えます。

更年期を過ぎると、エストロゲンの分泌量が生理的に減少します。大豆に含まれるイソフラボンは体内でエストロゲンとして働くことが分かっているため、更年期以降で偏頭痛に悩む人はこうした大豆製品を取り入れてみてはいかがでしょうか。

いかがでしたか。これまで見えてこなかった偏頭痛の姿が少し見えてきたでしょうか。

セロトニンは一日の中で分泌のリズムがあります。1週間、なるべく同じリズムで生活するとホルモンのバランスを整えることが出来ます。

1日できれいさっぱり治すのではなく、自分なりのストレス解消法や、ストレスを抱え込まない方法を見つけて、徐々に偏頭痛を治していくことが大切ですよ。

原因不明の不快症状は偏頭痛を治療すれば治るかも知れません

原因不明の不快症状は、その症状だけでなく先の見えない不安を患者さんに与えています。しかし、その大きな原因の1つが最近の研究で分かってきています。

その正体が偏頭痛です。

病院に行っても原因がわからず治療のしようがない不眠、目まい、耳鳴りなどの不快症状で一人悩んでいる人はたくさんいます。

このような原因不明の不快症状は不定愁訴と呼ばれていますが、ある統計によれば外来に来る患者のうち約3割はこれに該当し、潜在患者数は1000万人とも推定されています。

西洋医学では太刀打ち出来ない病気

私たちがお世話になっている西洋医学はこの不定愁訴に対してはほぼ無力と言っていいでしょう。なぜなら病気治療は検査で原因が判明して初めて出来るのであって検査が正常であればそこでストップします。

極端な言い方をすれば検査でどこにも異常がなければ病気とはみなされないということです。しかし、このような患者さんが多いため医師があえて病名を付けたのが自律神経失調症です。

不定愁訴は患者さんの命にか係わるようなことはないために軽く見られがちです。年のせいだとか、中には仮病ではないかと誤解される場合もあり、怠けているだけではないかと家族や周囲から理解されない場合も多いのです。

そのため、本人が一人で悩みを抱えてしまいがちです。不眠や頭痛、目まいなどの不快症状にいつも悩まされる状態は本人しか分からない辛い生活です。長い間痛みなどの不快症状に耐え続けるのは精神的に耐えがたいものがあります。

また、家庭や仕事などの生活の質が低下してしまうのが特徴であり、ある意味社会的な問題でもあるのです。

とかくガンや心疾患のような重篤な病気に目が行きがちですが、患者数から言えば不定愁訴がいちばん国民を悩ませている国民病ということも出来るかもしれません。

不定愁訴には様々な症状がある

不定愁訴とは原因不明の全身の倦怠感や頭痛、めまい、動悸、下痢などの症状があり自律神経に深く関係しています。患者は女性に多いのが特徴です。

6,335人から回答を得た20代から30代の女性を対象にしたアンケート調査では、20代から30代の女性のうちの2人に1人が何らかの不定愁訴に悩んでいる実態が分かりました。

不定愁訴の症状は実に多岐にわたります。そこで今回調査して判明した症状の全てを下記のリストに挙げてみましたので参考にしてください。

不定愁訴の分類 不定愁訴の症状
繊維筋痛症
  • 頭痛
  • 背部痛
  • 関節痛
  • 四肢の痛み
慢性疲労症候群
  • 倦怠感
  • 脱力感
  • 疲労
  • 睡眠障害
  • 集中力低下
身体的抑うつ
  • 食欲低下
  • 体重変化
  • 関節痛
  • 情動不安・イライラ感
  • 思考遅延
  • 胸痛
身体的不安
  • 息切れ
  • 動悸
  • めまい
  • 咽喉閉塞感
  • しびれ
過敏性腸症候群
  • 悪心
  • 軟便
  • 排ガス
  • 胸部膨満
  • 便秘
  • 腹痛

多くの人たちを悩ませている原因不明の不快症状である不定愁訴の原因の一つが最新の研究で判明しました。

その原因は「脳が過敏状態になっている」ため起こる症状だったのです。脳がこの状態にになり目まいや耳鳴りなどの不定愁訴に繋がっていたのです。

脳の過敏状態を生み出したのは偏頭痛だった

そして「脳の過敏状態」を生み出した原因はなんと過去に患った偏頭痛を放置してしまったからなんだそうです。

偏頭痛はセレトニン不足により脳の血管が拡張することで、血管の周辺の神経を刺激してしまい、それが痛みになり偏頭痛となります。

偏頭痛の痛みはズキンズキンあるいはガンガンする激しい痛みが特徴で、頭の片側か時には両方が痛みます。頻度は個人差がありますが月に1~2回、多い人は週に1~2回程度で繰り返して起こります。

痛みが激しいため家事や仕事にも影響して生活の質が低下する場合があります。酷い場合は寝込んでしまうこともあります。

偏頭痛を起こしている時は脳は過敏状態にあります。そしてこの偏頭痛が慢性的かつ長期的に続いていた場合、脳の過敏状態が慢性化してしまい、年齢を重ねて偏頭痛が治った場合でも脳の過敏状態が続く場合があります。

このような人に不定愁訴が出やすいのです。偏頭痛もちの方や過去に長期的な偏頭痛の経験がある方で、不眠や目まい、耳鳴りなどの不定愁訴に悩まれている方は、脳の過敏状態が原因の可能性が高いのです。

不快症状があったらまずは症状で受診!その後に頭痛専門医へ

不眠や目まい、耳鳴りのような不快症状が慢性的に続いているような場合は、我慢しないでまずその症状にった専門科を受診しましょう。不快症状は体の悲鳴であり、重篤な病気が隠れている場合も考えられます。

まずは症状で病院にいって検査に異常なしと言われた場合、あるいは自律神経失調症などと診断された場合は、もう一つ違う病院を受診することをお勧めします。

どんな医師であっても病気の診断は難しいものです。私も経験があるのですが、最初の病院で原因不明で思い切って病院を変えたら病気が見つかったということもあります。

自分の健康のためです。セカンドオピニオンはもはや常識です。遠慮せずに活用しましょう。そしてセカンドオピニオンでも原因不明と診断されて、もしあなたが頭痛持ちか、過去に偏頭痛の経験があった場合は頭痛専門医を受診しましょう。

脳の過敏状態を正常に戻すには専門の治療薬で

脳の過敏状態が原因の不定愁訴は脳の過敏状態を緩和すれば劇的に改善します。よく使われるのがてんかん薬や抗うつ薬です。これらの薬で脳の興奮を抑えれば症状は消えていきます。

症状が薬で緩和されても、偏頭痛が原因の場合は偏頭痛の治療をちゃんとしましょう。偏頭痛の治療薬には「トリプタン」をよく使用します。トリプタンは偏頭痛の原因となる痛み物質を抑える働きがあります。

偏頭痛も不定愁訴も早くなくしたいものですねぇ。ちょっと頑張って予防法に努めてくださいね。
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