健康生活TOP 偏頭痛(片頭痛) 片頭痛を食べ物で予防しよう!意外と不足しがちなビタミンB2

片頭痛を食べ物で予防しよう!意外と不足しがちなビタミンB2

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片頭痛、嫌ですよね。場合によっては生活の品質を大きく落とし、家事や仕事の大きな妨げになることも少なくまりません。第一、精神的にも大きな負担になる症状です。

片頭痛と言うことになると鎮痛剤が定番ですが、やはり薬の悪い影響も気になります。そこで、食生活を見直すことで少しでも予防になるように考えてみましょう。

片頭痛は片側だけの頭痛?病気が潜んでいる危険な頭痛とは

片頭痛は偏頭痛とも書きます。片側とか偏ると言った文字のイメージから、片方だけの頭痛と思いますよね。この病気が定義された最初のころはその通りだったようです。

でも、現在では片頭痛と診断される人の40%程度が片側だけの頭痛ではないと言うことです。いずれにせよ頭痛には隠れた病気が潜んでいることも多いので、最初は病院で診察してもらって片頭痛だと確認してもらいましょう。

危険な頭痛と危険でない頭痛

頭痛には一次性頭痛と二次性頭痛と呼ばれるものがあります。二次性頭痛とは他に病気があって、それが原因で頭痛が起こっているものです。

一方、片頭痛や緊張性頭痛など、他に原因となる病気がないものを一次性頭痛と呼んでいます。一次性頭痛は多くの場合慢性頭痛であり、生命に危険が及ぶことは少ない頭痛です。

二次性頭痛は、それこそ風邪をひいたとか頭をぶつけたとか言う軽い原因から、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍など、ただちに生命の危険に直結する物までもが存在します。

さらに、精神科の病気や耳鼻科の病気、目の病気、さらには空腹が原因になる頭痛までありとあらゆるものが含まれます。ですので、まずは頭痛の原因を病院で確定してもらう必要があるんですよ。

片頭痛と診断される頭痛

片頭痛には、頭痛が起こる予兆と言う現象が発生する場合があります。

  • 視界にキラキラしたギザギザの光が見える(閃輝暗点)
  • 半身の脱力や感覚障害(しびれ感)
  • 言語障害

これらの一つ、あるいは全部が起こり、60分以内に症状が消えて偏頭痛と入れ替わります。ただし、これらの症状はもっと重い病気の時にも起こりますから、この症状が出たら片頭痛を待たずに病院に直行です。

これらの予兆が出ない偏頭痛も少なくありません。その場合は国際頭痛学会の示した診断基準に沿って診断されます。あなたの頭痛は当てはまるでしょうか。

前兆のない片頭痛の診断基準(国際頭痛分類第2版、2004年)

A:B~D を満たす頭痛発作が5 回以上ある。

B:頭痛の持続時間は4~72 時間(未治療もしくは治療が無効の場合)。

C:頭痛は以下の特徴の少なくとも2 項目を満たす。
 1.片側性
 2.拍動性
 3.中等度~重度の頭痛
 4.日常的な動作(歩行や階段昇降などの)により頭痛が増悪する、あるいは頭痛のために日常的な動作を避ける

D:頭痛発作中に少なくとも以下の1 項目を満たす
 1.悪心または嘔吐(あるいはその両方)
 2.光過敏および音過敏

E. その他の疾患によらない

 
これを全部満たした場合、片頭痛と診断されます。

片頭痛の治療薬「トリプタン」と市販の頭痛薬の注意点!予防にも薬を使う片頭痛

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片頭痛の痛みに対してはトリプタンと言うお薬が処方されます。基本は飲み薬ですが、痛みが起こった時に自分で皮下注射できるキットも使われることがあります。注射の場合、胃腸症状の副作用が避けられます。

非常によく効くお薬だと言うことですが、いわゆる鎮痛剤とは少し異なり、片頭痛にだけ効くお薬です。ですので、かならずお医者様に確定診断をつけてもらう必要があります。

お薬の使い過ぎによる頭痛の恐怖

このトリプタン、非常によく効くお薬なのですが、使い方を誤ると薬の使い過ぎによる頭痛と言う別の頭痛を引き起こすこともあります。もちろんお医者様は使い方の指導をしてくださいますが、きちんと守らないと具合が悪いです。

一般の市販薬である頭痛薬でも、使用上の注意をよく読まずにでたらめな飲み方をしている人も少なくないと聞きます。例えば、あなたはこんな飲み方をしていませんか。

  • ビールやお酒で飲む
  • お茶やコーヒーで飲む
  • ジュースや清涼飲料水で飲む
  • 痛い時なら空腹時でも飲む
  • 効き目が悪かったらもう1錠飲む
  • 1日3回を超えて飲む
  • 1か月に10日以上飲む
  • 風邪薬と一緒に飲む

これらの飲み方は、基本的に全部NGです。添付文書をしっかり読めば、必ず書いてあることなのですが、とりあえず薬を買ったら、箱や文書を捨ててすぐ飲む人も珍しくありません。

身に覚えのある方は、今一度薬の飲み方について反省してください。風邪薬と一緒に飲むなんてもってのほかですが、アルコールやカフェインもお薬の一種ですので、相互作用によって重大な健康被害をもたらすこともあるんですよ。

予防に切り替える

片頭痛が1か月に数回程度なら、頭痛が始まったらすぐに何かを食べて、そしてお薬を飲む。これで良いでしょう。しかし、頻繁に片頭痛が起こるようであれば、お医者様に予防薬を出していただくのも一つの方法です。

そのお薬は一般名「プロプラノロール塩酸塩」、2012年に片頭痛の予防薬としての承認がおりました。もちろん処方箋薬ですので、お医者様の処方に基づいて薬局で求めるお薬です。

もともとは高血圧や狭心症、不整脈のお薬でしたが、毎日服用することで片頭痛に対して予防効果を発揮できることが分かっています。

ただ、さまざまな副作用が知られているほか、糖尿病の人など、使ってはいけない・使わない方が良いと言う状態も複数指定されています。

ビタミンB2の片頭痛予防効果とは?やっぱりレバーは優秀だった

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先にお話しした片頭痛予防薬のプロプラノロール塩酸塩は交感神経β受容体遮断薬と言う分類のお薬です。お薬ですので色々な副作用や使用制限もあります。

しかし、水溶性ビタミンであれば、そうした制限や副作用の可能性も少ないため、特に食べ物から摂ることができればこれほどいいことはありませんよね。

研究の矛盾と限界

ビタミンB2が片頭痛の予防に効果があると言う研究の一部では、その効果たるや交感神経β受容体遮断薬と同等であると言う結果までが得られています。

この時に効果があったとされる服用量は400mg/日で、200mg/日以下では効果が見られなかったとされています。さらに、効果があるのはあくまで予防で、痛みが出てから摂取しても鎮痛効果はありません。

しかし、ビタミンB2は水溶性ビタミンですが、400mg/日以上摂取すると下痢や多尿の副作用が起きる可能性もあります。また、たくさん飲むことの安全性は短期間に限ってしか確認されていません。

一方、一般にビタミンB2には吸収限度があり、一度に25mgを超えて摂取しても吸収されないと言う研究もあります。と言うことになると、一日に400mgと言う数値には少し無理が出てきます。

さらに、ビタミンB2は多く摂りすぎた場合、すぐに排泄されます。ビタミン剤を飲んだ時におしっこが蛍光色っぽい黄色になるのは、余って排泄されたビタミンB2の色なのです。

このようなことから、1日に400mgもの摂取量と言うのが意味を持つのかどうかは、もう少し研究の積み重ねが必要なのかもしれませんね。

現実的な対応

さて、そうなって来ると、まずは食べ物でビタミンB2を摂ることを考えてみましょう。ビタミンB2の摂取推奨量は、おおむね女性で1.2mg/日、男性で1.6mg/日、妊娠中は1.5mg/日、授乳中は1.8mg/日です。

この推奨量の基準は、欠乏症を出さない量と言う意味ではなく、余ったビタミンB2が尿中に排泄され始める体内飽和量を基準に採っていると言うことです。

ですので2mg/日も摂っておけば、決して欠乏症で健康を損なうことのない量だと言えるでしょう。ただ、他の病気が原因で吸収されなかったりすると欠乏症が現れることがあります。

例えば、肝臓病や糖尿病では欠乏症リスクが上がります。また抗生物質や副腎皮質ホルモン剤、一部の精神安定剤、経口避妊薬の服用でも欠乏症リスクが上がります。

ですので、食べ物からしっかり摂りたいところですが、ビタミンB2を含む食品は多いものの、たくさん含む食べ物と言うのは意外に少ないですね。

牛・豚レバーなら6~70g、鶏のレバーなら110gくらいで2mgは摂れます。豆類・穀類・野菜類にはあまり含まれていません。魚には精肉と同じ程度、レバーなどの1割程度は含まれています。

ですので、レバー類は重要なビタミンB2の供給源ですね。それにできるだけたくさんの種類の食品を摂りましょう。

また、100gも食べることはできませんが焼き海苔などはレバーに匹敵する含有率ですから、毎食海苔を食べるのは良さそうです。

そして、野菜類は比較的ビタミンB2の含有量は少なめですが、食物繊維は腸内細菌によるビタミンB2産生を促しますからしっかり摂って下さい。

このように注意するだけで、ビタミンB2の量は、摂取推奨量は楽に超えるでしょう。しかし、片頭痛予防効果が出るかどうかはわかりません。

ですので、これを試してみて効果が足りなければサプリと言うことになります。それも、一日分を一回で飲むのではなく、25mg以下の含有量のものを何度かに分けて飲むのが効果的でしょう。

400mg/日が必要だったとする実験では、一日何回に分けて摂ったのかが示されていません。ですので、分割して摂れば、意外にもっと少なくても効果が出るのかもしれませんね。

まずは少しずつ回数を増やしていって、予防効果が出たところをゴールとするのも良い方法です。予防ですから、続けて摂らないと意味がありませんので、自分の状態をよく見極めて試してください。

お薬は美味しくない上に高いです。ですから、まずは食べ物で美味しく健康にという方向からチャレンジしてみましょう。

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