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更年期に太るのはなぜ?試したい6つの対策で健康的にダイエット

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更年期になるとなぜ太りやすくなってしまうのでしょうか?

気にしすぎて過剰なダイエットをしてしまったり、歳だから仕方がないと肥満のまま放置してしまったりせず、正しい知識を持って肥満を健康的に予防、改善させましょう。

まずは更年期の肥満原因とリスクをしっかり把握することが大切

更年期とは一般的に45才~55才くらいまでとされています。ですが、実際は40才前で閉経する人もいれば、55才を過ぎても月経が続く人もいるので、幅広く見て35才~65才と考えてよいでしょう。

ということはこの時期にあてはまる人は、更年期によるさまざまな不調が出てきても不思議ではありません。肥満もそのひとつです。更年期に入るとどうしても痩せにくく太りやすい体質になってしまうのは仕方ないことなのです。

女性にとって外見に自信をもちつつ年齢を重ねたい気持ちは当然のことですよね。しかし、時としてそれが恐怖心に変わることもあります。そして恐怖心から過剰なダイエットに向かってしまい、更年期障害がさらにひどくなることもあります。

まずはなぜ更年期になると太りやすくなるのか?その原因をしっかり押さえておくことから始めましょう。そして、更年期の肥満によるリスクも把握した上で、健康的に理想的な体重を維持できる6つの対策方法を実践していきましょう。

更年期の肥満はホルモンと基礎代謝量の低下が原因

女性はホルモンの働きによって年代別に体質が変わっていきます。とくに40才(早い人で35才)を過ぎた頃からは女性ホルモンが分泌される卵巣の機能が低下し始めます。すると女性ホルモンの分泌も減少してしまいます。

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女性ホルモンのひとつであるエストロゲンはさまざまな役割がありますが、じつは脂肪の燃焼を促す働きもあります。しかし更年期によってエストロゲンが不足してしまうとその働きが衰え、脂肪を蓄えやすい、すなわち太りやすい体質となるのです。

また、若い時と比べて基礎代謝量が低下していきます。基礎代謝とは心臓を動かす、呼吸をする、血液を身体中に循環させるなど、生きていく上で基本的な内臓の働きに使われるエネルギーのことです。

この基礎代謝量は20才の頃に1番高く、あとは年齢を追うごとに少しずつ低下していきます。しかし基礎代謝量が低下してしまうのは年齢のせいだけではありません。筋肉量も低下していくことでますます肥満に拍車をかけてしまうのです。

更年期に入るとあらわれるさまざまな体調不良

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更年期に入ると、女性ホルモンの分泌量低下から肥満の他にも以下のような不調があらわれることがあります。

血管運動神経症状
ホットフラッシュ、動悸、頻脈、発汗、手足の冷え、のぼせ、めまい、ほてり、耳鳴りなど

精神神経症状
イライラ、不安、落ち込み、抑うつ、不眠、意欲の低下、判断力低下、 集中力の低下、焦燥感、興奮しやすい、頭痛など

運動器関係の症状
肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛など

消化器系の症状
食欲不振、吐き気、おう吐、便秘、下痢、おなかの張りなど

生殖器系の症状
不正出血、月経量の異常、性交痛、外陰部の違和感など

泌尿器系の症状
頻尿、排尿痛、尿漏れ、残尿など

その他 症状
のどのつかえ感、肥満、やせ、むくみ、白髪、抜け毛、肌の乾燥、シワ・シミ、体の違和感(アリが這うような感じ)、知覚過敏、鈍感、しびれなど

このような症状は女性ホルモンの減少と基礎代謝量低下による更年期特有の障害といってよいでしょう。しかしその不調の中で、じつはすでに過去、体験してきた思春期の症状に似ている部分があることにお気づきでしょうか?

思春期と更年期の類似点と肥満の種類の違い

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思春期と更年期はじつはとても多くの類似点がある時期なのです。

まずは女性ホルモン。思春期は急激な女性ホルモンの増加によってさまざまな症状がおこるのですがホルモンの激変という点では更年期と同じです。またそれだけではなく思春期と更年期は抱える「不安」という点でも類似している点があります。

人生においての転機を迎える時期

思春期 → 親から独立をし始める時期であり心理的に不安定となる

更年期 → 子供が独立をしていき、配偶者や、自分の親との今後を見つめなおす時期であり心理的に不安定となる

外見の変化を迎える時期

思春期 → 身体が丸くなり、女性らしい体形になってくるため、外見の変化に非常に敏感になる

更年期 → シミ、シワ、たるみなどが現れ始めるため、外見の変化に非常に敏感になる

このように思春期と更年期には類似点があることがわかりますよね。また同じように時期的に双方とも太りやすい体質になりやすいということがあげられます。しかし思春期と更年期の太り方には大きな違いがあります。

思春期 → 皮下脂肪型

更年期 → 内臓脂肪型

思春期の多くは皮下脂肪型といって腰やお尻などの下半身に脂肪が溜まる肥満ですが、更年期の場合は、内蔵脂肪型といって内臓に脂肪が溜まることでお腹がぽっこりと出る肥満になります。

じつはこの更年期の内臓脂肪型肥満は思春期の皮下脂肪型肥満のように気になるのは外見だけではありません。内臓脂肪型肥満は放置しておくと健康そのものを脅かす危険性があるのです。

内臓脂肪型肥満は放置しておくと動脈硬化のリスクが高まる

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内臓脂肪型肥満だけでは直接、病気にはつながりませんが、生活習慣病の代表的な以下の3つの症状と合わさるとメタボリックシンドロームになります。

  1. 高血糖
  2. 高血圧
  3. 高脂血

これらの症状が内臓脂肪型肥満と重なると、動脈硬化を加速させ、命の危険性もある心筋梗塞や脳梗塞などの大きな病気につながってしまうリスクが高まります。

静かに進行していく動脈硬化

メタボリックシンドロームというと、イメージ的にいろんな症状があらわれてくると思いますが、実際は自覚症状があまりないことも多くあります。そのため、気づかないうちに動脈硬化が静かに進行していくことになります。

動脈硬化

加齢による血管の壁の衰えに加えて、コレステロールなどが溜まり、流れが悪くなっていく。この症状がさらにひどくなると血流が途絶えてしまい、心筋梗塞や脳梗塞につながる。

このように内臓脂肪型肥満は放置しておくと、更年期から現れやすい高血糖、高血圧、高脂血と重なることで、心筋梗塞や脳梗塞などの病気の原因となる動脈硬化を、知らない間に促進させてしまうことになるのです。

更年期の肥満を6つの対策で健康的に撃退する

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では、更年期の肥満の原因と、それに伴うリスクを把握した上で、どうすれば予防、改善ができるのか?その6つの方法をみていきましょう!

1.どのくらい減量が必要なのかチェックする!

まず、肥満の予防と改善をしていく前に、自分の今の状態を正しく知っておかなければいけません。確かに更年期に入ると女性はどうしても太りやすくなりますが、気にしすぎるあまり、「必要以上に痩せたい!」と思いがちです。

必要以上のダイエットは見た目の肥満を撃退できても、身体全体の健康は著しくダメージを受け、更年期障害の症状が悪化してしまう恐れがあります。まずは自分のBMI数値を把握しておきましょう。

体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=BMI

(例)身長160cmで体重67kgの場合

67÷1.6÷1.6=26.17

BMI基準数値

18.5未満   やせ気味
18.5~24.9  正常
25以上    太り気味

身長160cmで体重67kgの場合のBMI数値は26.17ですから太り気味であることがわかります。ではさらに標準体重も確認しておきましょう。

22×身長(m)×身長(m)=標準体重

(例)身長160cmで体重67kgの場合

22×1.6×1.6=56.32

身長160cmで体重67kgの場合の標準体重は56.32kgだということがわかります。

大切なのは過度な減量をしすぎないことですから、自分のBMI数値を把握したあと、標準体重を目指して減量をし、達成できたあとはその数値を維持していくようにしましょう。

2.有酸素運動で脂肪を燃焼させる!

内臓脂肪を燃焼させるには有酸素運動が効果的です。とはいっても生活の中で運動する時間を作るのは難しいものですよね。ですから普段の生活のパターンを変えずに実行していきましょう。

  • いつもの駅よりひとつ手前の駅で降りて歩く
  • できるだけ階段を使う
  • 駐車場はできるだけ店から離れた所に車を停めてたくさん歩く
  • 買い物が済んだあともウィンドウショッピングを楽しんでみる

無理がない有酸素運動はやはり「歩く」ことが一番おすすめです。そして継続させていくにはいつもの生活そのままの流れの中で少しでも多く歩くことを実行していくと良いでしょう。

3.食生活を見直す!

高カロリーなものを避け、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などをバランス良く含んだ食事を規則正しく摂りましょう。結果を急ぐあまり、極端な食事制限は全体的な健康を害する危険性があるので良くありません。

またゆっくり味わって噛んで食べるようにし、できるだけ「ながら食い」はやめて、食事だけに集中するようにしましょう。そうすれば満足感も得られ、腹八分目におさえることができます。

4.運動と食事の両方をする!

人間の身体というのはなかなか自分の思うようにはならないものです。たとえば、ダイエットのために運動を頑張れば、お腹が通常よりも空くため、食事量も増えてしまうものです。

また運動のみ実行しても栄養が不足して疲労度がたまり挫折してしまうことになります。ですから「運動だけ」「食事だけ」といった片方だけの実行では絶対に成功しません。

必ず、運動と食事の見直しは両方合わせて実行することが、成功の秘訣です。

5.女性ホルモンを増やす!

女性ホルモンのエストロゲンが更年期の肥満に大きく関わっていることはすでにご紹介しました。ですから、この女性ホルモンを回復させれば更年期の肥満対策として大きな効果が期待できます。

エストロゲンと同じ働きをしてくれるイソフラボンとローヤルゼリーは肥満だけでなく、更年期によって起こるさまざまな不調に悩んでいる女性にとって強い味方です。

日頃の食事に豆製品やローヤルゼリーのサプリメントなどをとり入れてみましょう。しかし、ローヤルゼリーは人によってはアレルギーショックを起こすことがあるのでまずはお試し品から摂取してみることをおすすめします。

6.良質な睡眠をとる!

良質な睡眠は女性ホルモンの分泌には欠かせません。女性はどうしてもホルモンの動きによって心身の調子に揺れが起こります。この揺れ幅を最少にしてくれるのが良質な睡眠です。それにはちょっとしたコツがいります。

筆者が試していることなので、他の方にも効果があるかどうかわかりませんが、そのコツとはとても単純なことです。筆者は睡眠について主観的にこう考えています。「睡眠とは休息だけでなく願い事を心に刻印する時間」ではないかと。

そのため、1日のいやな気持ちやストレスを持ち込んだまま眠ってしまっては良質な睡眠がとれません。

ですから、寝る前にはひとつの儀式をします。それは自分の願望を「~こうなった」という断言の形でノートに何回か書くことです。筆者はとっておきのノートに、一番大切にしている万年筆を使って寝る前に必ずそれを記しています。

このようにどんなに1日いやなことがあっても、そのままベッドにもぐりこんでしまわず、寝る前のほんの数分間を大切に大切に過ごしてみて下さい。「きれいに痩せられた!」という願いの他にもたくさんのことを叶えてくれると信じています。

自分を大切に思いやりつつ、肥満を解消して健康に

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更年期の肥満を撃退する6つの対策方法をご紹介してきましたがいかがでしたか?更年期の肥満と聞くと、とてもマイナスなイメージがありますよね。

しかし、なぜ太りやすくなるのか?という原因を知ると、それは女性ホルモンの自然の流れだということがわかります。ですから、筆者としては「過度に若い時の体形に執着することもないのでは?」と思っています。

ですが、標準体重とかけ離れている場合は、動脈硬化から命にかかわる大きな病気まで起こす可能性があるため、対策をとった方がよいでしょう。

このように更年期という時期というのは、思うようにいかない自分の身体に対して、イライラし、つい煩わしく感じてしまうかもしれません。しかし、「若い時ならすぐ痩せられたのに!」などと、どうか嘆かないでください。

どうしても、女性はホルモンによって、一生のうちに何度も心身の揺れが起こるものです。ですが、それは「自分の身体と心とを見つめなおす機会をたくさん与えてもらっている」と前向きに受け入れてみてください。

年代によって変わっていく自分を冷静に見つめ、そして大切に思いやりつつ、更年期による肥満、そしてその他の不調の予防と改善を目指していくようにしましょう。

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