健康生活TOP 更年期障害 女性に多い頻尿は膀胱炎の始まり!放置すると透析の危機が…

女性に多い頻尿は膀胱炎の始まり!放置すると透析の危機が…

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おしっこが近くなった感覚はありませんか?おしっこの回数が通常よりも多くなることを「頻尿(ひんにょう)」と言いますが、この症状で悩んでいる人は結構多いようです。

テレビでも尿トラブル関係のCMが最近は増えており、「過活動膀胱(かかつどうぼうこう)」なる聞き慣れない病名もポピュラーになっています。

一般的には尿トラブルは人前では話し辛い話題であり放置することも多いのですが、実はそうすることで将来取り返しの付かない状態になることもあるのです。

女性に多い膀胱炎のサインを見逃すな!

尿トラブルの代表と言えば、「頻尿」と「尿漏れ」ではないでしょうか?頻尿は前述した通り、おしっこの回数が多い症状ですが、尿漏れは尿意を感じた時点で漏れてしまったり、身体に力が入った時に漏れてしまったりする症状が特徴です。

原因は様々ですが頻尿の原因の一つとして「膀胱炎」が考えられます。

頻尿は膀胱炎のサイン?普段よりトイレの回数が増えたら注意!

「貴女は一日に何回おしっこに行きますか?」

おしっこの回数なんて数えたこともないかも知れませんが、通常の大人で一日に8回以下と言われています。これは人のライフスタイルによっても変わりますので、8回以上だからと言って即頻尿!というわけではありません。

毎日水分を多く飲む人や寒い環境で仕事をしている人などはおしっこの回数も多いでしょうし、反対に汗をかきやすい環境にいる人は回数が少なくなると思います。

あくまで1日8回は目安であって大切なのは「普段のおしっこの回数より増えること」なのです。もし、普段3~4時間毎におしっこに行っていたのが、1~2時間毎に回数が増えたとしたら、それは膀胱炎のサインかも知れません。

そのおしっこの悩みは膀胱炎のサイン!

膀胱炎は前触れもなく発症することが多く、その発症サインは以下のようなものがあります。

  • 排尿(おしっこ)の回数が増加する
  • 排尿時や排尿後に痛みやしみる感覚がある
  • 排尿してもすっきりせず、残尿感がある
  • 尿が濁っていたり血が混ざっていたりする

膀胱炎の初期ではおしっこの回数が増加して1日に10回以上もトイレに駆け込むことも多く、また痛みや残尿感も感じるようになります。

このような感覚を覚えた場合、尿をよく観察して濁りや血が混じっていないかチェックすることも大切です。

女性に膀胱炎が多い理由

男性よりも女性に膀胱炎が多い理由は身体の構造によるものです。膀胱炎には

  • 急性膀胱炎
  • 慢性膀胱炎
  • 出血性膀胱炎

などがありますが、多くは細菌感染によるものと考えられます。

尿道とは膀胱から尿を排出する管ですが、成人男性が約20cmあるのに対して女性では約5cmと短くなっています。

尿道の長い方が膀胱に細菌が進入し辛く、反対に短い方が進入しやすい構造と言えます。この尿道の長さの違いが膀胱炎の発症リスクの違いとなり、構造的に短い女性に細菌感染が多く見られるのです。

膀胱炎の放置が問題!恥ずかしがらずに治療を受けましょう

膀胱炎の原因の多くが細菌であり、検査の結果「細菌性の膀胱炎」であったのなら、抗生物質などの薬で治療を行います。軽い膀胱炎であれば数日で改善しますが、重い膀胱炎では一定期間の治療が必要になります。

膀胱炎は再発しやすい病気であり、一度発症すると繰り返し発症することがあります。膀胱炎が慢性化してしまうと症状に慣れてしまうのか、治療をおろそかにしてしまう人も出てきます。

また、中には尿トラブルは恥ずかしいと感じて泌尿器科に行くのをためらう人もいます。そうなると恐ろしい病気に進行する可能性があるのです。

膀胱炎がもたらす恐ろしい病気…透析なんて嫌ですよね?

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頻尿や排尿時の痛みなど、明らかに膀胱炎を発症しているのに、治療を行わずに放置することで重大な代償を支払わなくてはいけなくなるかも知れません。

細菌は膀胱から尿管を通して腎臓へ…

たしかに軽い膀胱炎であれば、水分をしっかり摂取して排尿を多く行うなどの対応で、自然に治癒することもあります。しかし、おしっこを我慢したり痛みを放置したりすることで症状は、ますます悪化してしまうこともあるのです。

膀胱炎は細菌性のものが多く膀胱に溜まっている尿にも細菌が多く繁殖しています。尿は腎臓で作られており、作られた尿は尿管で膀胱に運ばれる仕組みになっています。

つまり、腎臓と膀胱は尿管でつながれており、膀胱で増殖した細菌が尿管を通って腎臓にまで進入することがあるのです。膀胱炎を放置することは最終的には腎臓に細菌を感染させる危険性があったのです。

命の危険も!腎盂腎炎の症状を感じたらすぐに病院へ

腎盂腎炎(じんうじんえん)とは膀胱と腎臓の間にある腎盂と呼ばれる部分が細菌に感染して起きる病気で、腎盂だけではなく腎臓にまで炎症が広がる病気です。

症状は以下の通りですが、危険な病気なので早急な治療が必要です。

  • 38度以上の高熱が続く
  • 腰や背中が痛む
  • 寒気など悪寒を感じる
  • 疲れやすく倦怠感を感じる
  • 頭痛や吐き気などを感じる
  • 上記した膀胱炎のサインが出る

腎盂腎炎は腎盂だけでなく腎臓全体へ炎症が広がることが多いため、適切な治療を行わないと腎臓の機能が低下して血液から尿を作り出すことが困難になってしまいます。

また、腎臓に感染した細菌は血液に入り込んで身体全体に広まり「敗血症」を引き起こす可能性があります。敗血症は命の危険もある病気なので、腎盂腎炎のサインが見つかったら早急に病院で検査を受けましょう。

そして人工透析へ…膀胱炎を甘く見るな!

腎盂腎炎は膀胱炎と同様に再発しやすい病気です。一旦は完治したと思っても尿トラブルが原因で再発することが多いのです。

腎盂腎炎が慢性化することで、腎臓自体の機能はどんどん低下してしまい、最終的には血液から尿を作り出すことが困難になって「腎不全」を起こしてしまうのです。

腎臓が機能しなくなる腎不全になると、血液から老廃物を除去することができなくなり、身体中に毒素が溜まってしまいます。これは放置すると命を失ってしまう状況と言う意味です。

一度機能しなくなった腎臓を治すことは難しく、現在の医療では「腎臓移植」に頼らざるを得ない状況です。しかし、臓器移植には様々なハードルがあるのも事実です。

そのため一般的には血液を専用の機械でろ過する「人工透析」を行うことになります。人工透析は一生行う必要があり、週に2~3回、1回あたり数時間かかり、その負担はとても大きいと言えます。

しかし、人工透析を行わないと命を失ってしまうのですから、どんなに生活に支障があっても一生行う必要があるのです。

忙しいからと言って頻尿を放置することで、最悪では腎臓が機能しなくなり人工透析になる可能性があります。尿トラブルを甘く考えることは、とても危険な行為なのです。

女性はおしっこを我慢しないで!少しでも気になったら泌尿器科へ

女性は身体の構造的な問題で男性よりも膀胱炎を発症しやすくなっていますが、実はおしっこを我慢する生活スタイルの方が問題を引き起こす原因となっています。

少しくらい膀胱に細菌が入り込んでも、おしっこをすることで細菌を排出することができます。

反対におしっこを我慢する行為は、膀胱に尿をパンパンに溜めて中で細菌を繁殖させてしまう危険性もあります。また、パンパンに溜まった膀胱では尿管から腎盂へ尿が逆流しやくすく、細菌の感染リスクも高まります。

もし、貴女が環境によっておしっこを我慢することが多いのなら、環境を改善して生活スタイルを変えることをオススメします。そして膀胱炎のサインがあったなら、直ぐに泌尿器科へ相談するようにしましょう。

放置すると怖い病気が貴女を襲うことになるかも…

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