健康生活TOP 腰痛 温熱療法で重だるい慢性腰痛を改善!身体を温める効果とその方法は?

温熱療法で重だるい慢性腰痛を改善!身体を温める効果とその方法は?

腰が痛い時、あなたなら冷やしますかそれとも温めますか? 

がまん出来ない程の激しい痛みがあるか健康に不安を持っていないならば、冷シップなどの痛み止めを用いて自力で治そうとするのではないでしょうか? 

冷シップの成分には、メントールが含まれていますので腰に貼った瞬間ヒンヤリとします。このヒンヤリ感が効いていると勘違いさせるのです。

ヒンヤリとするのは痛みがなくなったわけではなく、炎症している患部を冷やす事により一時、痛いという感覚をマヒさせているだけで効きめがなくなればまた痛くなります。

安静にして患部を冷やしているにもかかわらず、いっこうに痛みがおさまらないという方は、もしかしたら、その対処法は間違っているかもしれません。

腰痛は1つだけじゃない!あなたの腰痛はどのタイプ?

腰痛は

  • 急性腰痛
  • 慢性腰痛
  • 心因性腰痛

の3種類にわかれます。急性腰痛と慢性腰痛の大きな違いは、痛みの期間と痛み具合です。

心因性腰痛は、精神的なストレスが原因ですので、ストレスがどれだけあるかによって痛みの期間が変わってきます。

急性腰痛の特徴と主な症状

突発的な激しい痛みがあります。軽症の場合は1週間程度で治ります。

ギックリ腰(腰椎のねんざ) 腰に過度の負担をかけたり腰をひねった事が原因です
腰椎の骨折 骨粗鬆症により腰骨がもろくなった事が原因です

ねんざや骨折で生じる激しい痛みは、患部が炎症を起こしているサインです。冷やす事により炎症がおさまり痛みをおさえる事が出来ます。

慢性腰痛の特徴と主な症状

重くだるい痛みが3か月以上続きます。

筋肉痛や筋肉疲労 老化や腰に過度な負担をかけた事が原因です
進行型 腰骨や椎間板の変形が原因です

重くだるい痛みは、筋肉が緊張し固まっているサインです。筋肉を温め血行を良くする事により筋肉の緊張がほぐれて疲労が回復します。

心因性腰痛の主な症状

痛み方や痛む場所が日によって違い、不眠や吐き気など他の症状があるのは強いストレスや疲労が原因です。

誰かに話を聞いてもらうだけでも楽になります。痛みにとらわれない事が大切です。

慢性腰痛は末梢神経や自律神経とも関係している

末梢神経は、脳神経(脳から出る神経)とせきずい神経(せきずいから出る神経)の2つの神経にわかれます。

末梢神経がダメージを受けると、からだのあちこちに痛みが伝わります。そのメカニズムは次のような順番です。

  1. 腰椎の筋肉が疲労する
  2. コリ固まった筋肉が近くを通る末梢神経を圧迫します
  3. 末梢神経がダメージを受けます
  4. 末梢神経のダメージが脳へ伝わります
  5. 痛みが発生します
末梢神経がダメージを受けると、ジーンとした痛みがあります。もんでも痛みがやわらがないのが、末梢神経のダメージによる腰痛の特徴です。

自律神経は、相反する働きをする交感と副交感の2つ神経から成り立っていて意思とは関係なく働く内臓、血管、呼吸などの働きをコントロールしています。

外部の刺激により自律神経のバランスが乱れると、血液が全身にスムーズに行き渡らなくなり血行不良になります。

  1. 強い刺激がある
  2. 自律神経のバランスが乱れます
  3. 交感神経が副交感神経より優位に立ちます
  4. 血管が収縮して血流量が少なくなります
  5. 筋肉内に十分血液が行き渡らなくなります
  6. 腰椎の筋肉も固く縮み疲労します
  7. 痛みが長く続きます

自律神経のバランスの乱れにより生じる諸症状

心因性腰痛は、自律神経のバランスの乱れと関係があります。

▼男女共通の不調

  • 息切れ
  • 動悸
  • めまい
  • 冷え
  • のぼせ
  • 微熱
  • 食欲不振
  • 耳鳴り
  • 便秘
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 膀胱炎
  • 背中痛

▼女性のみの不調

  • 生理不順
  • 生理痛
  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症
  • 生理前症候群
  • 不妊症

からだを温める事により慢性腰痛は改善する!温熱療法とは

整形外科などでは、腰痛の治療として温熱療法を行います。あなたは温熱療法を取り入れた温泉療法がある事を知っていますか?

北は北海道。南は九州にいたるまで全国各地には温泉がたくさんあります。

ひと昔前は、病気に効能のある温泉地に長期間滞在して温泉療法を行う湯治が盛んに行われていました。最近では、気軽に楽しめる日帰り入浴が人気を集めています。

温泉の種類は全部で13種類あり、それぞれに病気に効能のある成分が含まれています。

腰痛に効くのは、単純温泉、アルカリ性単純泉、塩化物泉です。

単純温泉 源泉25度以上の薄い温泉で名湯と呼ばれる温泉に多いです
アルカリ性単純泉 単純温泉より更に肌に対する刺激が弱いです
塩化物泉 保温性があります

腰痛に効能がある温泉の入浴法は、打たせ湯、腰湯、足湯です。

打たせ湯

滝行の様に2~3メートル上から落ちる湯を肩や腰に打たせる温泉療法です。温泉の水圧にマッサージ効果があります。

腰湯

半身浴と同じ方法で行います。全身が湯につからず胸が温泉水に圧迫されないので心臓に負担がかかりません。

足湯

衣服を脱がずに気軽に入れます。足を温めるだけでも十分血行改善の効果があります。

温泉療法を行う前に知っておきたいこと

温泉は転地療法と同じ効果があり、温泉地の気候や景観がからだに良い刺激を与えます。

いつもと違う環境に身を置く事により脳が活性化してストレスがなくなり、心身共にリフレッシュ出来る上からだを休める事により疲労が取れます。

からだを温める事により筋肉の緊張がほぐれます。筋肉がやわらかくなると、近くの血管を圧迫しなくなるので血行が良くなります。血行が良くなる事で痛みが改善されます

温泉の成分が皮膚の表面につく事により汗の蒸散を防ぐので、真水よりも入浴後の温感が長く保たれます。

入浴に適した温度や時間がある

適温は37度~39度(ぬるめの湯)です。精神の安定や血圧の安定に効果があります。神経が高ぶっている時や高血圧の方にとって適温です。

42度以上の熱い湯は、鎮痛効果が高く爽快感がありますが、入浴後、血圧が急上昇する上に新陳代謝が良くなる事により心臓に大きな負担がかかるので、高血圧、高度の動脈硬化症、心臓病の方にとっては危険です。

高血圧、高度の動脈硬化症、心臓病の方は、最初、さし湯をしながらぬるめの湯に入り、徐々に温度を42度程度まで上げてからだを温めてから出ると良いでしょう。

さし湯は面倒だという方は、ぬるめの湯に入った後、42度程度のあがり湯に入り直してあたたまってから出ても良いでしょう。

ぬるめの湯は20分~40分。熱い湯は短時間の入浴が適しています。

血行が良くなると、内臓の血液が皮膚に集まるので消化が悪くなります。強い空腹感がある時は、貧血を起こしやすくなります。

食事の直後は入浴しない方が良いでしょう。1日1回、入浴する場合は午前中が適しています。

温泉療法の間は、入浴する事が生活の中心になります。最初の数日は1回。慣れてきたら2回と徐々に回数を増やした方が、からだに負担をかける事なくからだを温泉に慣らせます。からだが温泉に慣れる事で湯あたりも防げます。

自律神経失調症の方の中には、入浴後に貧血を起こす方がいます。特に熱い湯は注意が必要です。かけ湯をしてからだを温めてから入浴すると貧血の予防になります。

水の浮力を利用して行う手足を動かす練習

入浴中、水の浮力により手足が軽くなり動かしやすくなるだけでなく手足の痛みが軽減されて筋肉の緊張もほぐれるので、手足を動かす練習には大変効果があります。

手足にマヒがある、筋肉や関節に痛みやこわばりがある方は、入浴中に手足を動かす練習をすると良いでしょう。

温泉療法の効果を高めるポイント

温泉の効能を効かせたいならば、湯船から出た後に真水でからだを洗わない事です。

ただし、皮膚が弱い方は、湯ただれを起こす恐れがあるので真水でからだを洗い流した方が良いでしょう。

入浴後は30分~1時間の休憩を取る事により心臓への負担が減ります。また、からだから熱が奪われない為にも入浴後は衣服を着て保温しましょう。

温泉療法に適した期間

健康な方が温泉療法を1か月以上続けると、温泉の成分が体内に吸収されなくなります。温泉地に住んでいる方は、温泉の成分が体内に吸収される事はなく真水に入浴していると同じです。

一方、高血圧によって体内に生じたひずみが良い状態に戻るまで2週間以上かかるので高血圧の方にとって、短期間の温泉療法は意味がありません。

温泉療法の最適な期間は、高血圧の方は2週間以上。健康な方は4週間以内だと言えます。

1か月以上、温泉に入らない事により再び、温泉の成分が体内に吸収される様になります。また、環境の変化による効果も、3~4週間程でなくなります。

温泉療法を再開する際は、1か月以上間をおきましょう。

温泉に入る事で持病が悪化する事があります

急性肺炎や急性肝炎などの急性疾患、進行性の結核やガンなどの悪性腫瘍がある方は温泉に入る事で病状が悪化する危険性があります。

また、出血性の疾患や貧血の方も禁じられています。病気ではありませんが、妊娠初期と末期も早産や流産の危険性が高いことから禁じられています。

自宅で簡単に出来る温熱療法を取り入れた改善法

自宅で簡単に出来る温熱療法を取り入れた改善法をまとめました。

ホットタオル

ひと肌程度に温めたタオルを腰にあてます。腰を温めるだけでも十分痛みがやわらぎます。

使い捨てホッカイロを腰に貼る

一定の温度を保つ事が出来るので便利です。いろんなタイプがありますが、低温火傷や皮膚のかぶれを防ぐ為にも、衣服の上から貼るタイプがおすすめです。

背骨(腰椎)の中央には、腰痛に効くツボが集中しているのでホッカイロを貼る場所としておすすめです。

風呂に入る

温度はぬるめが良いでしょう。神経が高ぶっている時は、浴室内を薄暗くすると、気分が落ち着きリラックス出来ます。

温泉と似た成分の入浴剤を入れれば、温泉気分が味わえます。入浴前にかけ湯をしてからだを温めてから入る様にしましょう。

熱い湯は、心臓に負担がかかるので良くありません。

冬場は特に寒さで血管が収縮しています。脱衣所と浴室内の温度には気をつけましょう。

温かい飲み物や血行を良くするものを取る

漢方の考えでは、温熱性の食材や辛い味はからだを温める作用があるとされています。

おすすめ漢方食材
玄米、いわし、えび、かつお、さつまいも、かぼちゃなど。
辛い味
ショウガ、ねぎ、しそ、にら、玉ねぎ、にんにく。
血行を良くするお茶
べにばな茶、よもぎ茶、紅茶。
からだを温める作用があるお茶
麦茶、ほうじ茶、杜仲茶。
冷たい飲み物は胃腸を冷やす原因になります。コーヒーと緑茶は、からだを冷やす作用があるので冷えを強く感じる時は飲まない方が良いでしょう。

有酸素運動を行う

代表的な有酸素運動

  • ラジオ体操
  • 散歩
  • 水中ウォーキング

有酸素運動は、血液中の余分な脂肪を減らし血行を良くします。

こまめに水分補給をしましょう
炎天下や長時間行う屋外での有酸素運動は、脱水症状を起こす危険があります。屋外では水筒を持ち歩く様にしましょう。
起床直後や空腹時は行わない様にしましょう。
起床直後や空腹時は、血糖値が低くなっています。血糖値が低い状態で運動すると集中力の低下や貧血の恐れがあります。
軽いストレッチを行う

安静時には、血流は臓器に集中しています。突然、運動すると臓器への血流が減る為、からだに負担がかかります。軽いストレッチでからだをならしてから行いましょう。

軽いストレッチには、からだを温めて筋肉を伸ばす効果があるのでケガの予防にもなります。

しつこい腰痛は要注意!腰痛と真剣に向き合って

温めても痛みがおさまらない場合は、他の病気が原因かもしれません。

  • 安静時も痛む
  • 発熱や腹痛など他の症状がある
  • 患部を叩くと痛い
  • 月経時に痛い

1つでもあてはまる場合は、専門医を受診しましょう。

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