健康生活TOP 腰痛 妊娠・ヒール・横すわり「女性の腰痛」が起こる原因と予防法

妊娠・ヒール・横すわり「女性の腰痛」が起こる原因と予防法

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妊娠や出産、体のつくりや日常の所作のために、女性のほうが男性よりも腰痛になりやすく治りにくいと言えます。しかしながら、腰痛の原因や改善法は男性と女性を区別することなく、画一的なものばかりが目につきます。

男女の違いを踏まえて治療や予防のしかたを考えることを「性差医療」と言います。腰痛に関しても性差医療の考えを持ったほうが適切な治療や予防につながります。性差医療の観点から女性の腰痛の原因と改善方法をご紹介します。

女性は腰痛を起こしやすい!女性の腰痛が起こる3つの原因

まず第一に、女性は体質的に男性より、骨がもろく筋肉も弱いため、腰にかかる負担が大きいということがあげられます。特に更年期以降の女性は女性ホルモンの影響で骨密度が低下するため、さらに腰痛が悪化しやすくなります。

二番目に、女性は出産をするために男性よりも骨盤が広く、浅い構造をしているため、上半身を支える力が安定せず、腰や骨盤に負担がかかりやすいと言えます。女性の腰痛には、器質的な要素も大きく関係しているのです。

三番目、女性は日常生活における所作や振る舞いにおいても、腰痛を引き起こしやすい要素があります。特に次のような習慣は、腰痛が慢性化しやすいので注意や改善が必要です。

  • ハイヒールなどかかとが高い靴を履く。
  • 床に座るとき、横すわりをすることが多い。
  • バッグなどを左右一方の肩にばかりかける。
  • 家事や炊事など、中腰の姿勢でいることが多い。
  • 赤ちゃんや子供を抱っこすることが多い。

こうした習慣や女性特有の要因によって、女性は男性よりも腰痛になりやすく、慢性化しやすいと言えるのです。

こんな癖がありませんか?女性の腰痛を改善する日常生活の工夫

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腰痛の原因ですぐに改善できることは、ハイヒールなどかかとの高い靴はできるだけはかないことや、横すわりを習慣にしないことです。やむを得ない場合も多いのでしょうが、できるだけ、そうしたシチュエーションを避けるようにしましょう。

バッグはバランス良く肩にかける

バッグを肩にかけるとき、左右どちらか一方の肩だけでかけることが多くなると、かけた肩と反対に体が傾きます。そのため、背骨がゆがみ骨格がゆがむようになります。バッグは左右両方の肩に交互にかけるようにしましょう。

赤ちゃんの抱っこは背中でおんぶ

赤ちゃんを抱っこするときに、体の前で赤ちゃんを抱える人を見かけますが、赤ちゃんを体の前で抱っこすると腰には大きな負担がかかります。赤ちゃんは前で抱っこするより、背でおんぶするほうが腰に負担がかかりません。

足を組むのは骨盤をゆがませる行為

イスに座ったときに足を組む癖がある女性も多くみられます。足を組むと骨盤がゆがみ腰に大きな負担がかかり腰痛が起こりやすくなってしまいます。足を組む癖がある人は、意識して癖にならないように気をつけましょう。

ソファーに座るときも姿勢に注意

ソファーに座るときの姿勢にも注意が必要です。女性は浅く腰掛ける人が多いのですが、背もたれに背中をしっかりつけて深く座るようにしましょう。スカートを気にすると姿勢が悪くなりがちなので、なるべくズボンを履くようにしましょう。

柔らかすぎるベッドは腰痛の原因

柔らかすぎるベッドも問題です。女性は柔らかいベッドを好む人が多いのですが、ベッドが柔らかすぎると、背骨のラインが曲がり腰痛を起こしやすくなります。ベッドの硬さを調節することも腰痛の予防や改善につながります。

猫背や反り返る姿勢は視線のおきかたを変えて矯正する

歩くときの猫背や反り返る姿勢も背骨がゆがみ腰痛が起こりやすくなる習慣です。歩くときに猫背になる人は、視線が足元にきているので、視線を上げ10m程先を見るようにすると背中の曲がりが矯正されていきます。

逆に、反り返る姿勢で歩く人は、視線を足元に近づけるようにすると背筋がまっすぐになります。視線のおきかたを変えるだけで、歩くときの猫背や反り返りの姿勢を矯正できるのです。

骨盤を矯正して治す!女性の腰痛を改善する3つの体操

女性の腰痛を改善するためには、次にあげる3つの体操を行なうことをお奨めします。

1.四股踏み体操

足を大きく開き、ひざを曲げ、腰を垂直に下へ落とします。ちょうど、お相撲さんが四股を踏むときの姿勢をイメージして下さい。腰をできるだけ下に落とし10秒数えます。これを毎日3セット行います。

こうすることで、股関節が柔らかくなり骨盤のゆがみが矯正されるので、上半身を支える腰への負担が軽減されます。姿勢も良くなるので、腰痛が起こりにくくなります。

この体操は、バレーボールや陸上の選手などがストレッチとして取り入れています。

2.四つん這い体操

次に、四つん這いになり、お尻を左右に大きく振る体操を行いましょう。

このとき、お尻を左右に振ってみて、右と左が同じように曲がれば骨盤は正常ですが、もし、左右どちらかに曲げるのがつらい場合や、上手く曲がらない場合は、その方向の骨盤がずれています。

骨盤のずれを意識して、ゆがみを矯正するようなイメージで、左右にお尻を振る体操を30秒行なって下さい。無理をせず、ゆっくりと行なうようにしましょう。

3.ひざグルグル回し体操

足を肩幅に開き、両ひざを真ん中でくっつけた状態にします。両ヒザをくっつけたまま、時計回りにグルグル5回まわします。次に反時計回りで同様に5回まわします。これを3セット繰り返しましょう。

股関節とその周りの筋肉をほぐすことで、骨盤にかかる圧力を足のほうへ分散させ、腰への負担を軽減する体操です。

こうした体操は、腰や骨盤のゆがみが矯正されると、腰痛だけでなく生理痛や便秘、冷えなど女性に多い症状を改善する働きもあります。

腰痛で困っている人は、自分の生活の中で無意識のうちに、腰痛になる習慣や癖があるものです。それらを1つでも2つでも治していくことが、根本的に腰痛を改善するためには大切です。

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