健康生活TOP 肝機能 気が付きにくい肝臓病の自覚症状を見逃すな!肝臓異常の危険な症状

気が付きにくい肝臓病の自覚症状を見逃すな!肝臓異常の危険な症状

腹部が痛む男性

人の性格が一人一人異なるように、人間の臓器もそれぞれ異なる特徴や性質を持っています。

規則正しく拍動する心臓は「生真面目な臓器」、心の変化やストレスに敏感に反応する胃は「饒舌な臓器」、そして、少々のことでは決して音をあげない肝臓は「沈黙の臓器」といわれます。

いま日本では、肝臓に何らかの病気や障害を抱えている人が、およそ3000万人いるといわれています。成人のおよそ3人に1人は、肝臓に何らかの異常があるのです。

もし肝臓に異常が起こっていても、それに気づかずに長く放置してしまえば、肝臓がんや肝硬変のような命に関わる病気につながることも少なくありません。肝臓の病気をいち早く発見し、病気を予防するにはどうすればよいのでしょうか?

肝臓に異常があるどんな問題が起こるのか?肝臓の役割とは?

肝臓は人体にとって化学工場のような働きをしています。。肝臓が担う化学工場の働きとは、主に代謝、解毒、胆汁の分泌の3つです。

1.代謝の働き~栄養の分解・合成・貯蔵~

食べものから摂った栄養は、そのままの状態ではからだの中で使いにくいため、一旦肝臓に集められ、使いやすい状態に分解したり合成したりしています。この工程を代謝といいます。

食べ物から摂った糖質、脂質、タンパク質、ビタミンなどは代謝の過程を経て、からだの必要な部分に送られます。さらに、からだのエネルギー源となる糖質の一部は中性脂肪に合成され肝臓に貯蔵されます。

こうした代謝や貯蔵の働きをしていることから、肝臓は工場と倉庫が一体となった化学プラントかコンビナートのような役割をしているといえます。

2.解毒の働き~有害物質を解毒~

体外から入ってきたアルコールや食べ物の加工に使われる化学物質、体内で発生したアンモニアなどの有害な物質は、肝臓で分解し無毒化されてから排泄されます。

もし肝臓の機能が十分に働かなくなると解毒機能が低下し、こうした有害な物質がそのままからだ中に回ってしまうことになります。肝臓の大きな役割の1つは体内の有害物質を解毒化し、からだを守ることです。

3.胆汁を分泌する働き~栄養の消化や老廃物の排泄を助ける~

肝臓で作られる胆汁は、食べ物から摂った脂肪の消化や吸収を促進したり、血液中の老廃物などを排泄しやすいように分解したりする酵素の働きを手助けしています。

肝臓の機能が低下すると、胆汁が不足し栄養の吸収や老廃物の排泄に支障をきたします。

このように、肝臓はからだの代謝や解毒機能の多くを担っているため、肝臓の機能が低下すると、からだのエネルギーが不足したり有害物質が体内に溜まったりして、からだに大きなダメージを与えることになるのです。

自覚症状がわかりにくい肝臓病の初期症状を見逃さないで!

肝臓の病気は、よほど悪化するまで自覚症状が現れないといわれています。しかし、自覚症状が全く起こらないというわけではありません。

わずかですが必ず異変が起こっています。その小さなシグナルを見逃さないようにすることが肝臓病を予防する上でとても重要です。

こんな症状は肝臓病のイエローカード!

肝臓に異常がある場合、初期の段階では次のような症状が起こりやすくなります。ちょっとした疲労や風邪のひきはじめと同じような症状ですが、肝臓の病気が原因で起こっている場合があります。これらの症状は肝臓病へのイエローカードが出された状態です。

  • からだがだるく疲れやすい
  • 食欲がわかない
  • 脂っぽいものが食べられない
  • 微熱がでる
  • 少し動くだけで息が切れる
  • 理由もなくからだがかゆい
  • こむら返りがよく起こる
  • 急にお酒が飲めなくなる(飲みたくなくなる)

これらの症状は肝臓以外の病気でもよく起こる症状ですが、もしかしたら肝臓からのイエローカードかもしれないと疑ってみることが大切です。

かなり重症な肝臓病のレッドカード!

肝臓からのイエローカードに気づかずさらに症状が悪化すると、いよいよレッドカードが出されることになります。次のような症状に心当たりがあれば、すぐにでも治療を開始しなければなりません。

  • 白目の部分が黄色い
  • 手のひらが赤くなる
  • 全身に黄疸がでる(肌が黄色や黒色になる)
  • 首、背中、肩に赤いクモの巣状の斑点がでる
  • お腹やみぞおちのあたりが腫れている
  • 出血しやすく血が止まりにくい
  • 尿が濃い黄色になる
  • 男性なのに乳房がふくらむ

こうした症状の1つでも心当たりがあれば、すでに肝臓病がかなり悪化した状態と判断できます。お酒を控えるというような心がけだけでは不十分な状態なので症状がさらに悪化していく可能性が高いです。かかりつけ医や専門医に相談することを強くお奨めします。

肝臓異常で疑われる病気は?肝臓病の70%を占めるウイルス性肝炎

先述した肝臓病のイエローカードやレッドカードの症状に該当するものがある場合、考えられる肝臓の病気と原因はいくつかあげられます。

最終的には医師の診察を受け血液検査などで特定されますが、おおまかにどのような病気と原因が考えられるのか説明します。

肝臓病は発症する原因によって、おおきく2つにわけられます。一つは肝炎ウイルスが原因で起こるウイルス性肝炎、もう一つはウイルス以外の原因で起こるものです。

肝臓病の原因の70%は肝炎ウイルスが原因で起こりウイルス性肝炎は主に次の5種類にわけられます。

1.A型肝炎

A型肝炎は、ウイルスに汚染された生水や魚介類、果物などを口にすることで感染します。衛生状態が悪い地域や状況で起こりやすくなるため、日本での発症は少なくなりつつありますが、海外渡航時や災害の被災地域などで起こりやすい病気です。

症状は、感染後2週間~2ヶ月程度の潜伏期間をおき、発熱や倦怠感など風邪によく似た症状が現れます。その後、下痢や嘔吐など消化器系の症状が続き、黄疸などがみられます。治療を受け完治するまで1~2ヶ月ほどかかります。

2.B型肝炎

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが血液や体液を介して感染することで起こります。主に性交渉などによって感染します。

感染後、2~6ヶ月の潜伏期間をおき、発熱や倦怠感、黄疸などの症状が現れます。まれですが慢性肝炎を経て肝硬変や肝臓がんに進行することもあります。

3.C型肝炎

ウイルス性肝炎の中で最も多いタイプがC型肝炎です。C型肝炎ウイルスは、主に血液を介して感染するため、過去の輸血や血液製剤など医療現場での感染のほか、タトゥーやピアス、最近流行しているアートメイクなどでの感染が確認されています。

C型肝炎ウイルスに感染するとおよそ80%の人が急性肝炎か慢性肝炎を発症し、その後、肝硬変や肝臓がんに進行しやすいため最も注意が必要です。

4.D型肝炎

D型肝炎はB型肝炎から派生して起こる特殊な肝炎のため、日本ではほとんど発病しないと考えられます。

5.E型肝炎

E型肝炎も不衛生な水が原因となるほか、豚肉、いのしし肉、鹿肉などを十分加熱せずに食べることで感染します。感染力が弱いためそれほど心配はいりませんが、アジアへの旅行者など海外での感染がまれに確認されています。

肝炎の症状は3つある、慢性肝炎、急性肝炎、劇症肝炎の違い

ウイルスなどで起こる肝炎の症状を表わすとき、慢性肝炎、急性肝炎、劇症肝炎と区別することがあります。これらは病気の名前ではなく、症状の程度や発病の状態をあらわしています。

一般的には、ウイルスに感染してはじめに現れる症状が急性肝炎、その後ウイルスを排除できれば病気は治りますが、体内にウイルスが残った状態が続けば、慢性肝炎として肝炎の症状が続きます。その過程で症状が急激に悪化することがあり、これが劇症肝炎です。

急性肝炎
ウイルスに感染後、全身の倦怠感、発熱、食欲不振、下痢、嘔吐、関節痛など風邪をこじらせたような症状が短期間で起こる肝炎の症状です。症状の期間が長くても6ヶ月以内のときに急性肝炎といいます。
慢性肝炎
ウイルスなど肝炎の原因が体内にとどまり続け、からだがだるい、疲れやすいなどの症状が6ヶ月以上続く場合、慢性肝炎といいます。
劇症肝炎
肝臓の細胞が急激に破壊されて起こる症状で、急性肝炎のうち、ごくわずかですが症状が極めて重い肝炎です。劇症肝炎を発症すると1ヶ月以内に死亡する確率が50%を超えるため、とても危険な状態です。

肝炎ウイルスに感染しても、どの程度の症状が起こるかは人によって異なります。

肝炎の症状が長引くほど、肝硬変や肝がんに進行するリスクが高くなるため、初期症状を見逃さず、できるだけ早い段階で治療を受けることが必要なのです。

肝炎が行き着く先は…肝硬変・肝臓がん・肝不全で命を落とすことに

肝炎の状態がさらに悪化し続ければ、最終的には肝硬変、肝臓がん、肝不全など命に関わる重篤な病気を引き起こしてします。

肝臓の細胞は再生能力が高いため、ある程度のダメージを受けても再び正常な細胞が作られますが、あまりにも細胞の破壊と再生が多いと組織が硬くなり、正常な機能が失われていきます。

肝臓の細胞には多くの毛細血管が通っており、肝細胞が硬くなると細かい血管の血流も滞るため、肝機能そのものが急激に衰えていきます。この状態が肝硬変です。

肝硬変にまで進行してしまうと、先述したように肝臓の3つの働き(代謝・解毒・胆汁の分泌)が正常に働かなくなりますから、からだのエネルギー不足が起こったり、有害物質が解毒されないまま全身に回ったりするため、重篤な症状が起こります。

また、肝硬変は肝臓の機能が失われるとともに、肝臓がんを引き起こします。肝硬変の状態から早ければ2~3年程度で肝臓がんに進行します。末期の肝硬変や肝臓がんに進行すれば肝臓の機能が全くなくなり肝不全の状態となり命を落とすことになります。

すなわち、肝臓病は初期の肝炎の状態から始まり、最終的には肝硬変・肝臓がん・肝不全へと行き着くのです。ですから、その始まりとなる初期の肝炎の状態を見逃したり放置したりしてはならないのです。

肝臓を悪くするのは、お酒の飲みすぎが原因だと考える人が多いのですが、その分、ウイルス性肝炎については関心が薄くなりがちです。肝硬変が起こる原因でもっとも多いのはC型ウイルス性肝炎で70%、B型肝炎で20%、アルコールによる肝臓障害は10%程度です。

だからといって、お酒をたくさん飲んで良いこととは異なります。次にお酒の飲みすぎで起こる肝臓病を説明します。

お酒の飲みすぎで起こるアルコール性肝障害

酒は百薬の長といわれますが、過ぎたるは及ばざるがごとしです。お酒の飲みすぎなどでアルコールを過剰に摂取すれば、やはり肝臓に異常が起こります。アルコールが原因で起こる肝臓の障害をアルコール性肝障害といいます。

アルコールを摂りすぎると肝臓病が起こる理由は、アルコールの分解の過程で生成するアセトアルデヒドが肝臓の細胞にダメージを与えるからです。大量の飲酒を長期間続けるほど肝臓へのダメージが大きくなるため肝臓病が起こりやすくなります。

アルコール性肝炎

多量の飲酒を常習的に行うことで起こる肝臓病の代表格がアルコール性肝炎です。過度の飲酒を続けていると肝臓の細胞が炎症を起こし、先述した急性肝炎の症状が起こります。

全身の倦怠感、発熱、食欲不振、下痢などの症状が起こり、からだには黄疸がみられるようになります。アルコール性肝炎の状態で飲酒を控え、適切な治療を受ければ、肝臓の働きは自然に回復していきます。

しかし、適切な治療も受けず、さらに飲酒を続けてしまうと肝臓の細胞が硬くなり、肝細胞としての機能が失われてしまいます。この状態をアルコール性肝繊維症といい、肝硬変や肝臓がんの一歩手前の状態です。このまま治療を受けなければ、肝硬変や肝臓がんに進行します。

アルコール性脂肪肝

常習的なアルコールの摂取は、肝臓に脂肪が溜まる脂肪肝の状態も引き起こします。アルコールは肝臓で無毒化されますが、アルコールの量が多くなると肝臓が脂肪を分解する働きが後回しになるため、肝臓に脂肪が溜まっていきます。これがアルコール性脂肪肝です。

アルコール性脂肪肝は、アルコールの過度の摂取によって肝臓の機能が低下している証拠ですから、その状態が続けば、やがてアルコール性肝炎やアルコール性肝繊維症に進行し、結局は肝硬変や肝がんへと行き着くことになります。

また、アルコール性脂肪肝は肝臓病だけでなく、高脂血症や糖尿病など生活習慣病を引き起こす原因にもなるので見過ごすことや放置することはできないのです。

ワクチンの接種が有効!肝臓病を予防する方法

これまでみてきたように、肝臓病の原因を大きく分けると、肝炎ウイルスが原因で起こるものと、お酒の飲みすぎなどアルコールの過剰な摂取が原因で起こるものの2つに分けられます。

ウイルス性肝炎の予防にはワクチン接種が有効

ウイルス性肝炎を予防する手っ取り早い方法は、肝炎ワクチンを接種することです。日本人にも感染が多いA型・B型・C型の3つの肝炎のうち、すでにA型とB型のワクチンが開発されており、誰でも接種することができます。

ワクチンの接種によって一度抗体ができれば、そのウイルスによる肝炎には一生かかることはほとんどありません。ワクチン接種の料金は5千円から1万円程度のようです。

海外などへ渡航する際や、日常生活のなかでウイルス性肝炎が気になる人は予防接種を受けることをお奨めします。

また、全国の各自治体ではB型やC型の肝炎ウイルスの検査を無料で行っているところも増えていますので、ぜひ活用しましょう。

ワクチン接種以外にも…日常生活で気をつけること

ワクチン接種による予防だけでなく、日常生活でも気をつけるべきことがあります。

A型肝炎は不衛生な地域での生水や魚介類、果物を口から摂ることで感染しますので、被災地などで不衛生な環境を強いられている人や、海外旅行で発展途上国を訪れる人などは感染することが多いので、十分注意することです。

生水や生ものは口にせず、食べ物には十分に火を通してから食べるようにしましょう。手づかみでものを食べる習慣のある国や地域もありますので、そうした国に渡航する場合は、十分に手洗いをするなど衛生に気をつけて下さい。

B型肝炎は、血液や体液を介して感染しますから、不用意な性交渉を避けることや、ピアスやタトゥーを行いたい人は信用のおけるところで施術してもらうことが大切です。共同浴場などで誰が使ったか分からない髭剃りやカミソリを使うことも注意しましょう。

C型肝炎もほとんどは血液を介して感染するため、B型肝炎と同じことがいえます。

肝臓病を予防するために必要な5つのこと

アルコールの摂り過ぎによるアルコール性肝障害の予防には、いうまでもなく、アルコールの摂取を控えることが第一です。肝臓の細胞はダメージを受けても再生する予備能力を持っているため、アルコールを控えることで細胞が再生しやすくなります。

また、アルコール性肝炎だけでなくウイルス性肝炎も含めて、肝臓病を予防するには、肝細胞が再生する手助けとなる栄養素をたくさん摂ることが肝心です。細胞が再生する能力を促進することができれば、肝臓病の予防にもつながります。

1.タンパク質は量よりバランス!必須アミノ酸をしっかり摂る

昔は肝臓の再生を促すためにタンパク質を多く摂ることが奨められていましたが、最近ではあえてたんぱく質を多く摂る必要はないと治療方針が変わっています。通常の食事で摂るたんぱく質で十分ですが、必須アミノ酸が不足しないように気をつけることです。

必須アミノ酸を効率良く摂るにはアミノ酸スコアを利用しましょう。アミノ酸スコアは必須アミノ酸をバランス良く含む度合いを数値化したもので、100に近いほどバランスが良くなります。少量で良いのでできるだけ献立に加えると肝臓病の予防につながります。

アミノ酸スコア

肉や卵でも良いのですが、脂肪やコレステロールが多く含まれることもあるので、できれば魚や野菜を中心に摂ると食事全体の栄養バランスも良くなります。

2.ダメージを受けた肝臓はビタミン不足!通常の3倍のビタミンを補給する

お酒を良く飲む人は、通常の3倍のビタミンを摂るくらいの心がけが必要です。その理由は、肝臓でアルコールを分解するときに、さまざまなビタミンが大量に必要となるからです。

ビタミンが不足するほど、肝細胞の解毒機能に負担がかかり肝臓病が悪化しやすくなります。とくに、からだに蓄えることができない水溶性のビタミンB群やビタミンCが不足しやすくなるので、通常の3倍くらい摂ることが望ましいといえます。

ビタミンB群が多い食べ物

  • 豚肉
  • 豚レバー
  • 納豆
  • まいたけ(キノコ類)
  • のり
  • サバ
  • イワシ…など
ビタミンCが多い食べ物
  • ピーマン
  • ブロッコリー
  • モロヘイヤ
  • パセリ
  • もやし
  • レモン(柑橘類)…など

ビタミンB群は豚肉やキノコ類に多く含まれ、ビタミンCは緑黄色野菜や柑橘類に多く含まれていますので、これまでの3倍多く摂るくらいのつもりで積極的に摂りしましょう。

3.食後は10~15分横になるか、動かない

食事の直後はできるだけ横になるか、からだを動かないようにしましょう。肝臓は食べ物を代謝する化学工場ですから、食後10分~15分程度は肝臓に血液が十分集まるようにすることで、肝臓工場の稼働率をフルにあげることができるのです。

また、食直前・食直後に入浴することも血液がからだに分散するので、控えたほうが良いのです。ちなみに食後の運動や入浴によって肝臓の血液量はおよそ半分に減少します。

食べた後すぐに寝ると牛になる…といわれたのは昔の話で、最近は考え方も変わっています…

4.鉄分の摂り過すぎに注意する

お酒を飲んだ翌日はシジミの味噌汁が良い…といわれていますが、実はこれも現在ではクエスチョンマーク?がついています。健康な肝臓なら良いのですが、肝機能障害があるとシジミに含まれる鉄分が肝機能を傷め、肝臓の繊維化を促進する恐れがあります。

どこまでが良くてどこからが悪いという基準が明確ではないのですが、健康診断などで肝機能に異常があった人やお酒の飲みすぎを自覚している人は、鉄分を控えたほうが良いといえます。健康に対する常識も日々変化しているのです。

5.脂肪肝の改善には半身浴をすると良い

成人のうち3人に1人は少なくとも脂肪肝の状態です。お酒を飲む人ほど脂肪肝の度合いが高まります。

脂肪肝を改善するには、肝臓に溜まった脂肪を全身の筋肉へ循環させ、少しでも筋肉を動かすエネルギーとして消費させなければなりません。そのためには半身浴が効果的です。ただし食事の直後に行ってはいけません。

血液中に脂肪や悪玉コレステロールが多くなると、脂の性質によって血液循環が悪くなります。これは、ホースに油を入れて押し出そうとするとき、水よりも強い力が必要になることと同じ原理です。

肝臓に溜まった内臓脂肪をお湯につかり温めることで、流動性を高め血液循環をよくするのです。それにより、肝臓に過剰に蓄積された脂肪が減り脂肪肝の状態が改善していきます。

半身浴をするときは、水分補給を十分に行った上で、38℃くらいのぬるめのお湯に20~30分程度つかり、うっすらと汗がでるまで行いましょう。からだの中心部をゆっくりと温めるイメージで行うと効果的です。

肝臓病を防ぐには、お酒の飲み過ぎだけでなく肝炎ウイルスの感染チェックや正しい知識による予防の実践が大切です。

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