健康生活TOP 生活習慣病 通風・結石・腎不全の原因「高尿酸血症」を改善する食事の摂り方

通風・結石・腎不全の原因「高尿酸血症」を改善する食事の摂り方

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痛風や尿路結石といった病気は、圧倒的に男性に起こりやすい病気です。これらの病気が引き起こされるときには、必ず高尿酸血症という状態になっています。

男性が知っておくべき高尿酸血症を防ぐ方法を食事の摂り方を中心にご紹介します。

痛風や腎臓病の前段階!放置は禁物の高尿酸血症とは?

高尿酸血症は尿酸が体内で過剰になっているという状態です。高尿酸血症自体が病気ということではありませんが、

  • 痛風
  • 尿路結石
  • 腎臓病

など重篤な病気を起こす前段階の状態です。

体内の尿酸がどのくらいあるかということは血液検査で簡単に調べることができます。血液の尿酸値が7.0mg/dl以上になると高尿酸血症の状態と判断されますが、これは痛風や尿路結石がいつ起こっても不思議ではない状態ということになります。

高尿酸血症の状態が長く続き血液中の尿酸の量がさらに増えると、痛風や尿路結石の発作が起こったり、慢性腎臓病や腎不全など生活の質を著しく下げてしまう病気を発症することにつながります。

痛風も尿路結石はある日突然、激痛の発作が起こることが知られていますね。腎臓病は慢性化すれば透析が必要になってしまいます。いずれにせよ、高尿酸血症の状態を放置していては後々大変な目に合うことになります。

高尿酸血症が起こる3つの要因は食べすぎ・飲みすぎ・太りすぎ!

高尿酸血症は血液中の尿酸が増えることによって起こります。

尿酸が増える原因は

  • 食べすぎ
  • 飲みすぎ
  • 太りすぎ

の3つです。

この3つのキーワードだけをみても、体を壊す病気につながると直感できますね。それぞれの問題点を詳しく見ていくことにしましょう。

食べ物の影響

健康に関心がある人であれば、プリン体が多く含まれている食べ物が血液中の尿酸値をあげることはすでにご存知だと思います。例えば、タラコやイクラなどの魚卵類にプリン体は多く含まれていますよね。

その他にもレバーやあん肝、ホルモン料理など内臓を使っている食べ物にもプリン体が多く含まれています。もしかするとレバーは貧血の予防など、体に良い食べ物だと考えている人も多いと思います。

さらに意外なところでは、カツオやイワシ、アジの干物、エビやイカもプリン体が多い食べ物です。さらに煮干や干しシイタケもプリン体が多い食べ物です。

魚やキノコ類は健康に良いと考える人が多いのですが、尿酸に関していえば魚であってもキノコ類であっても決して油断できないのです。

逆にウナギやハム、ベーコンなどはプリン体が多いと考えられがちですが、実際にはプリン体の量は少ない食べ物です。

プリン体が多いか少ないかというのはイメージだけで判断することが多いのですが、プリン体が少ないと思われる食べ物にもプリン体が多く含まれている場合もあります。大事なことは、全ての食品をバランス良く食べるようにするということです。

飲み物の影響

ご存知のように、ビールにはプリン体が多く含まれているので、飲みすぎないように注意しなければいけませんが、気をつけるべき飲み物はビールだけではありません。

最新の研究では、糖分の多い飲み物を摂ることで、体内に乳酸が作られやすくなり、乳酸は腎臓で尿酸を排出する働きを阻害するので、体内で作られるプリン体が排出されなくなることが分かっています。

アルコールだけでなくジュースなどの清涼飲料、果汁など糖分の多い全ての飲み物は体内のプリン体を増やすということになります。

アルコールがプリン体を増やすと思われているのは、お酒を飲むときに、つまみにする食べ物がどうプリン体が多いものになりやすいことや、栄養のバランスが偏ることが本当の原因です。

肥満の影響

肥満は尿酸の排泄を阻害するので、体内に尿酸が溜まる原因になります。プリン体の85%以上は体内で自然に作られますので、尿酸を減らす働きが衰えないようにすることが大切です。

ただし肥満解消のために運動することは大切ですが、急に激しい運動をするとエネルギーを作る過程でプリン体が尿酸に分解されてしまい、尿酸値があがってしまうことがあります。急に激しい運動をすることは逆効果になりますので注意が必要です。

多くの食材をバランス良く!高尿酸値血症を予防する食事の摂り方

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何かの食べ物が健康に良いか悪いかと考えるときには、その食べ物に対する先入観が正しい理解を阻害することがあります。全ての食べ物には摂ると良い栄養と摂りすぎては悪い栄養が含まれています。

問題なのは、特定の食べ物ばかりを食べ過ぎることで起こる栄養の偏りです。高尿酸血症の予防にとって大切なことは「できるだけ多くの食材を偏りなく、バランス良く食べる」ということです。

高尿酸血症に関しても、実は食べ物から摂るプリン体の量は、体内のプリン体の量の10~15%ほどでしかありません。プリン体は、体の中で自然に作られていくものなので、よほどの食べ過ぎということでもなければ、それほど影響はありません。

アルカリ性食品を摂る

体内で作られるプリン体を減らすには、酸性の尿をアルカリ性に変えて排泄するという方法もあります。

その字のごとく「尿酸」は酸性の性質があるので、体内にある水分(体液)が酸性に近づくほど溶けやすくなり、体に溜まることになります。

そこで体液をできるだけアルカリ性の状態で維持することによって、高尿酸血症を防ぐことができるのです。そのためには、酸性の体液をアルカリ化する食べ物を積極的に摂ることが大事です。

アルカリ化する作用が高い食べ物

  • 苦味のある野菜・・・ピーマン、ゴーヤ、ブロッコリーなど
  • 赤い果物・・・いちご、りんご、アメリカンチェリーなど
  • 海藻類・・・ひじき、わかめ、とろろ昆布など

こうした体液をアルカリ化する食べ物を普段から摂るようにすると、高尿酸血症の改善につながります。

十分な水分補給をする

尿酸は体の水分が不足すると濃縮され結晶化しやすくなります。結晶化した尿酸が痛風や結石の原因になります。そのため1日に2リットル以上の水分を補給するようにして下さい。

また水分の排泄を促進するために、塩分の摂りすぎにも注意しましょう。

激痛が起こる痛風や尿感結石などを未然に防ぐためにも、病気を高尿酸血症の状態で防ぐことは重要です。発病してから後悔しても遅いのです。できることから、気をつけるようにしてきましょう。

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