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ダイエット以外に現代病予防にも効果が!こんにゃくの健康効果

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ダイエットの強い味方として知られるこんにゃく。カロリーが低いだけでなく、さまざまな健康効果があることをご存知でしょうか?

おかずとして食卓に取り入れるだけで、病気の予防に効果が期待できるのはうれしいですよね。今回はこんにゃくの健康効果と食べる時のポイントをまとめてみました。

ヘルシーだけど栄養面はイマイチ?こんにゃくの栄養

こんにゃくは、サトイモ科のこんにゃく芋に、あく抜きの水酸化カルシウムや炭酸ソーダを加えて作られています。

生芋のままではあくが強過ぎてとても食べられませんが、こんにゃくに加工することでおいしく食べられようになるのです。まずは、こんにゃくの栄養をご覧ください。

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(文部科学省 五訂増補日本食品標準成分表(本表)いも及びでん粉類より) 

こんにゃくはほとんどが水分で、このようにとても低カロリーです。また、脂質やコレステロールもほとんど含まれておらず、ヘルシーな食品となっています。

その代わり、たんぱく質やビタミン類もほとんど含まれていません。ヘルシーですがお世辞にも栄養豊富な食品とは言えない食品なんですね。

ただしカルシウムと食物繊維の量は多く、特に「グルコマンナン」という不水溶性食物繊維の豊富な点が魅力となっています。

これはこんにゃく芋特有の成分です。生のこんにゃく芋に含まれている時は水溶性なのですが、こんにゃくに加工することで不水溶性に変わります。そしてこのグルコマンナンに優れた健康効果があるのです。

こんにゃくの注目すべき成分、グルコマンナンの健康効果

では、こんにゃくを食べることでどのような健康効果が期待できるのでしょうか。このグルコマンナンの効能をみてみましょう。

コレステロール値の抑制

こんにゃくはコレステロール値を抑制する食品です。こんにゃく自体にコレステロールが含まれていない上、グルコマンナンにコレステロールの吸収を抑制するはたらきがあります。

コレステロール値の高い人、コレステロールが原因で起こる動脈硬化を防ぎたい人はこんにゃくを積極的に食べましょう。

血糖値の抑制

グルコマンナンは血糖値も抑制します。グルコマンナンには糖の吸収を穏やかにするはたらきがあり、血糖値の急上昇を防ぐことができます。

またこんにゃく自体も糖質(炭水化物)が少ないため、血糖値の気になる人も安心して食べられる食品となっています。

便秘予防

こんにゃくに含まれるグルコマンナンは、腸のぜん動を促したり便のかさを増やす性質があり、便通を良くしてくれる効果があります。

また消化されずに大腸に届いてからは、善玉菌のエサとなるので腸内環境を改善することもでき、便通が良くなります。

肥満予防

こんにゃくはボリュームがあるのにカロリーがほとんどなく、満足感を得ながら摂取カロリーをぐっと低く抑えることのできる、ダイエット向けの食品です。

カロリーを抑えるだけでなく満腹感も得られやすいので、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。

肥満に高コレステロールや高血糖が加わると動脈硬化のリスクが高まりますが、こんにゃくを食べれば、肥満予防、コレステロール値と血糖値の抑制といった生活習慣病をひとまとめに予防することもできます。

ピロリ菌の除去効果が期待されている!

また、こんにゃくは昔から「お腹の大掃除をする」と言われてきたように、胃腸の老廃物や有害な菌を吸着して排出させるはたらきが期待されている食品です。

胃にすみつくピロリ菌を除去する効果も期待されています。

皮膚のアレルギー症状にも!美肌には生芋こんにゃくを選ぼう

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それからこんにゃく芋は皮膚の保湿成分「セラミド」が豊富です。セラミドは、美肌効果があるとして化粧品や健康食品に含まれる、人気の高い成分ですね。

このセラミドが不足すると肌の角質層を十分に満たすことができなくなり、角質層のバリア機能が低下して乾燥肌や敏感肌を引き起こしやすくなってしまうのです。

敏感肌やアトピー性皮膚炎の人は、肌にセラミドを補うことで炎症の起こりにくい肌質に改善していくことができますが、外側からセラミド入りの化粧品をつけるだけでなく、内側からセラミドを補っていくのも効果的なのです。

健康食品からセラミドを補うのも良いですが、わざわざ高価な健康食品を買わなくても、普段の食事にこんにゃくを取り入れれば、もっと気軽にセラミドを補うことができますよ。

ただしセラミドを摂りたいなら、こんにゃく芋の精粉だけで作られた普通のこんにゃくではなく、生のこんにゃく芋が使われている「生芋こんにゃく」を選ぶようにしてください。

生芋こんにゃくは、原材料に「コンニャク精粉」だけでなく、「こんにゃく芋」と記載されている製品です。食感や値段も少し違いますが、次のような特徴の違いがあります。

  • 通常のこんにゃく…皮を取り除いた精粉で作られている
  • 生芋こんにゃく…生のこんにゃく芋を皮ごとすりつぶして作られている

皮にセラミドが多く含まれるため、生芋こんにゃくを選ぶ必要があるのです。

製品によって生芋を何%使用しているかは異なり、セラミドの含有量もさまざまなのですが、もちろん生のこんにゃく芋100%のこんにゃくを選ぶに越したことはありません。

こんにゃくは食品なので、食べればアレルギーによる皮膚の炎症やアトピー性皮膚炎が治るというものではありませんが、副作用なく手頃な値段で肌の状態の改善できる点が魅力と言えるでしょう。

また健康食品のセラミドは、鶏のトサカなど動物性の原料で作られていることが多いのですが、こんにゃくなら物性でアレルギーの心配もなく、誰でもよく知っている食材なので安心して食べることができるのも嬉しいですよね。

こんにゃくの良さを活用しよう!食べる時のポイントで効果アップ

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しかし、こんにゃくはどちらかというと地味な食品で、メインのおかずにも使いにくく、「わざわざ選んで食べるほど好きではない」という人も多いかもしれません。そこで、こんにゃくを上手に取り込むためのポイントを考えてみました。

食べやすい方法

おでんや田楽、煮物がよく知られているレシピですが、こんにゃく自体に味の主張がないことから、幅広いジャンルで使うこともおすすめします。

板こんにゃく

  • ステーキ風に油で焼く
  • 薄切りしてカレーの具に使う
  • とんかつ用の肉に、薄切りしたこんにゃくを挟んで通常のとんかつを揚げる
  • 薄切りして冷凍したこんにゃくを解凍すると肉に似た食感になる(焼肉のたれをからめて焼くとおいしい)

糸こんにゃく

  • さっと湯がいてくさみを取り、ラーメンや冷やし中華の麺に使う
  • 細かく刻んで米と一緒に炊飯する

水溶性食物繊維と一緒に摂ろう

また、こんにゃくには水溶性食物繊維があまり含まれていません。食物繊維は水溶性と不水溶性をバランス良く食べることがのぞましいので、こんにゃくを食べる時は水溶性食物繊維の豊富な食品を一緒に食べるのがおすすめです。

水溶性食物繊維は果物・野菜・海藻類に多く含まれています。中でもごぼうに水溶性食物繊維が多いので、こんにゃくとごぼうを使った

  • 豚汁
  • 筑前煮
  • きんぴらごぼう

…などのおかずを献立に取り入れてみましょう。

たくさん食べたほうが良い?

もちろん、こんにゃくが健康に良いからと言って極端にこんにゃくばかり食べる必要は一切ありません。

むしろ不水溶性食物繊維の多いこんにゃくを食べ過ぎると、便の水分が不水溶性食物繊維に吸収されてしまい、便が硬くなって便秘がちになります。

一般的な板こんにゃくの1/3枚(100g)で食物繊維が3gほど摂れます。ほかのおかずとのバランスを考えると、1日に100gくらい食べるのが丁度良いのではないでしょうか。

こんにゃくは体に良い食品!今こそこんにゃくを見直そう

こんにゃくは平安時代から食べられていた歴史ある食品です。昔から体に良いこともよく知られており、メインのおかずに負けないパワーを持っています。

「へえ、こんな食べ方でもおいしいんだ」と魅力を開発することのできる食材だと思うので、是非味や食感を楽しみながら食卓にこんにゃくを取り入れてみてくださいね。

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