健康生活TOP 腎臓病 【沈黙の現代病】人工透析にならないための腎臓病驚き予防・対策法

【沈黙の現代病】人工透析にならないための腎臓病驚き予防・対策法

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沈黙の臓器と呼ばれる腎臓は悪くなっても症状が出にくく、いつの間にか腎臓病が悪化してしまいます。そして気が付いた時には人工透析になってしまい悔やんでも悔やみきれない事になってしまいます。

そこで今回は人工透析にならないための、目からうろこの予防対策を紹介します。

40年間ずっと増え続ける人工透析患者

人工透析患者はここ40年間ずっと増え続けて現在40万人にも達して、さらに毎年1万にずつ増加しているそうです。

この人工透析の原因になる病気が腎臓病です。最近ではCDK(慢性腎臓病)という呼び名で聞かれます。CDKは様々な種類の腎臓病の総称で、患者さんや医療者の相互理解を目指して考えられた呼称です。

腎臓病は発見が遅れやすく、気が付いた時には手遅れで人工透析が必要になってしまうケースが多くあります。

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腎臓の機能は一度だめになると回復する見込みはほとんどなく、一生を通じて人工透析が必要な体で過ごさなければなりません。人工透析をする患者さんの精神的、時間的な負担は大変なものがあります。

腎臓病を早期発見して早期治療することは、人工透析患者を減らすための最重要な課題であるのです。

腎臓病の最大の問題は症状が出にくいため発見が遅れること

腎臓は沈黙の臓器とも呼ばれていて、症状が出にくいというところが最大の問題です。多くの患者さんが腎臓病の初期症状を見逃して手遅れになってしまいます。

そして人工透析のお世話になるようになってから、もっと早く気が付けば良かったと後悔する人が多いのが現状です。

人工透析を減らした奇跡の町を発見!その対策とは

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人工透析患者が毎年1万人も増加している中で、患者を減らしている奇跡の街があります。その街とは兵庫県の尼崎市です。

尼崎市で取り組んでいる対策の効果で、なんと3年連続で新たな人工透析の患者が減っているのです。

尼崎市では市民の健康診断のある数値を市民に知らせることにより、市民の生活改善活動意識を起こすことに成功し、奇跡的な改善をすることが出来たのです。

予防対策の秘策はクレアチニン検査

尼崎市はとった秘策は、健康診断の血液検査でクレアチニン検査をして腎臓の機能低下がみられた市民に対してその結果を通知するというものでした。これによって市民全員が自分の腎臓病のリスクを知ることができるのです。

クレアチニンは、筋肉の中のたんぱく質が代謝した時に排出される老廃物で、このクレアチニンの排出量を調べるクレアチニン検査で、腎臓機能の程度(%)を推し量ることができるのです。

特に尼崎市では独自のチャート表を作成して、自分の数値を書き込めばひと目で腎臓病のリスクが判断できるようにしたのです。

これは腎臓病の症状が出にくいためにこれまで見逃してしまった腎臓病の初期状態を発見する画期的な取り組みだったのです。

腎臓はろ過機能と体全体を調整する重要な役割をもっている

腎臓の働きで有名なのは、不要になった老廃物をろ過して尿として出す機能です。この機能がなかったら体内が毒素や老廃物でいっぱいになってしまい、数日で生命の危機になってしまいます。

腎臓の中でこのろ過機能を担うのは「糸球体」という毛細血管が球状になった塊です。球状体は一つの腎臓におよそ100万個ほど存在し、2つでおよそ200万個になります。

腎臓はこのろ過機能のほかにも血液や水分、ホルモンに関係していて体全体を調整する重要な役割を持っています。

<腎臓の役割>

  1. 毒素や老廃物のろ過機能
  2. 血圧を調整するホルモンの分泌
  3. 赤血球をつくるホルモンの分泌
  4. 血液の酸性やアルカリ性の調節
  5. 体内の水分やナトリウムなどの電解質の調節

腎臓病を予防するために自分でできる予防対策

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人工透析にならないように自分の体を腎臓病から守るにはどうしたらよいのでしょうか。考えられる有効な対策は次の通りです。

年1回の健康診断でクレアチニン検査数値を確認する

クレアチニン検査は腎臓の機能程度を数値で示してくれる信頼性の高い検査です。年1回の健康診断の時に十分チェックして、数値が少しでも気になる場合は医師に相談しましょう。

尿検査でタンパク尿出ているかをチェックする

クレアチニン検査ほどの精度と信頼性はありませんが手軽にチェックできます。正常に腎臓が機能している場合には、尿にたんぱく質が漏れることはありません。尿たんぱくが検出された場合、腎機能の低下の可能性があるのです。

しかし、尿検査には落とし穴があります。ろ過をする糸球体の穴が糖や脂肪によって大きくなりすぎると、その穴に血小板が付着してしまう場合があるのです。

こうなると腎機能に問題があったとしても、尿にたんぱく質が漏れることはありません。つまり尿検査でOKだとしても100%安心はできないのです。しかし、手軽であるということと、市販の検査紙で自己検尿できるところが魅力です。

生活習慣病に注意する

高血圧や糖尿病、メタボなどの生活習慣病は腎臓病のリスクを高めてしまいます。減塩や高カロリーに注意したり、ストレス軽減や適度な運動を心がけるなど、生活習慣病対策はそのまま腎臓病対策につながります。

腎臓病の症状についても注意しよう

腎臓病は悪化しないと自覚できる症状がないのが問題ですが、全くないわけではありません。いくつかの重要なサインがありますので、日ごろの生活で小さなサインを見逃さないようにしましょう。

<サイン1:尿の色>

尿の色は健康な状態では黄色っぽい澄んだ色をしていますが、腎臓の機能に異常があると色が変わります。とくにたんぱく尿や血尿に要注意です。尿の色が濁っていたり泡が多く出ていたら注意しましょう。

<サイン2:体のむくみ>

寝起きでもないのに瞼がはれぼったくなったり、指輪が入らなくなったり靴がきつくなったなどの症状があったらむくみの可能性があります。むくみは腎機能の低下のサインでもあるので注意しましょう。

<サイン3:トイレが近くなった>

頻尿も腎臓病のサインのひとつです。トイレの回数は季節、年齢によって多少の変化はありますが平均で1日に3回~10回程度です。1日に10回を超えるようであれば頻尿と言えます。

頻尿は腎臓病以外にも糖尿病や膀胱炎などのシグナルでもあるので、頻尿が続くようでしたら一度診察に行きましょう。

日ごろの予防対策を心がけて人工透析から自分を守ろう

人工透析患者さんの辛さは本人でしかわからない辛さがあります。そして皆さんが共通しておっしゃることが、なんでもっと早く病院に行かなかったのだろう。どうして放置してしまったのだろうかという後悔です。

ひと頃はやった流行語にもありましたが、「いつから健康に注意するの?今でしょ!」というところでしょうか。

人工透析患者になって後で後悔しないためにも健康診断などの定期検診でクレアチニン検査をして、自分の腎機能の状態を把握しましょう。また、日ごろから食生活に気をつけて適度な運動をして、生活習慣病体病対策を心がけましょう。

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