健康生活TOP 目の症状 白目が赤い、黄色いのは病気!?色や濁りでわかる体のサイン

白目が赤い、黄色いのは病気!?色や濁りでわかる体のサイン

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白目の色が変色するという現象はそれほど珍しいものではありません。一番多いのは、顔を洗った時にふと鏡を見ると白目が真っ赤になっていたり、赤いしみができていたりと言うものですね。

その他にも、白目が黄色くなっていたり、白目が広がって黒目が小さくなっていたりと様々な現象が存在します。こうした症状は私たちに何を知らせているのでしょう。

目の具合で早期発見できる危険な病気もありますから、この記事でご紹介するチェック方法で目の色を確認しましょうね。

以下、症状ごとに写真がありますので、苦手な方はご注意ください。

突然白目に真っ赤な血のシミができる結膜下出血

これは経験のある人も多いんじゃないでしょうか。ある日鏡を見たら、白目の部分に鮮血と呼んで良いような真っ赤なシミが広がっていると言う、見た目にはかなり派手な症状です。絵具をべったり塗りつけたような赤みが特色ですね。

結膜下出血の症例写真

ひどい時には白目全体が真っ赤になって、黒目以外は全部血の色という状態になっていることさえあるのです。にもかかわらず、痛みはありません。ごく軽い異物感などがある場合がありますが、鏡を見なければ気にならないレベルです。

結膜下出血はわずかな量の出血が大きく見えてしまう現象

結膜と言うのは、白目全体と瞼の裏を覆っている膜のことですが、このうち眼球結膜と言う白目の部分を覆う膜の下で、毛細血管が破れて出血することがこの症状の原因です。

結膜の下は白い色の強膜ですので、出血は非常に鮮やかに見えます。しかも血液は押し広げられた状態になりますから、わずかな出血が広い範囲を覆ってしまうのでとてもひどい症状に見えるのです。

このようなことから、目に衝撃を受けた場合や、痛み・かゆみ・目やにを伴っている場合を除いて、特に受診しなくても1週間程度で血液は吸収されて自然に元に戻ります。白目全体が覆われるぐらいの量の場合でも1か月もあれば元に戻るでしょう。

結膜下出血は視力に影響を及ぼしません。また血液が眼球内に入り込むこともありませんので心配はいりません。

結膜下出血の原因が治療を要する病気の場合もある

結膜下出血には様々な原因があります。上でお話ししたように、結膜下出血自体は危険なものではありませんが、それを引き起こしている原因によっては、その病気の治療が重要になる場合があります。

高血圧や糖尿病では、血管に負荷がかかっていたり、血管が脆くなっていたりと言うことが原因で起こります。ですので、治療を受けておられる方は、結膜下出血があったことを必ずかかりつけのお医者さんに報告しておきましょう。

また、健康診断で指摘されたけど治療はしていないという人の場合、血管症状が出るところまで病気が進んでいると考えて、直ちに治療を開始してください。結膜下の毛細血管なら害はありませんが、脳の血管で出血が起こると生命にもかかわります。

また、一時的なものとして高熱が出る病気でも結膜下出血を伴うことがあります。いずれの場合も、もとの病気の治療を行ってくださっているお医者さんに報告することが大事です。

糖尿病などの場合は、眼底出血がないかなどを眼科で詳細に調べるよう指示されるかもしれません。

その他、出血の起こりやすい病気として、白血病や血小板減少性紫斑病もありますが、これらはレアケースですのでこの病気の治療を受けている人でない限り気にしないでもいいでしょう。

病気の治療が原因になる場合がある

腎不全で透析を受けておられる人の場合、その影響で結膜下出血が起こる場合があります。また、血栓ができるのを防ぐためにワーファリンなどの抗凝固薬を使った治療を受けている人でも起こりやすくなります。

こうした場合は、処方を行ってくださっているお医者さんに報告すると同時に、眼科の受診が必要かどうかも合わせて尋ねてみましょう。

抗凝固薬の種類が変わるだけの場合もあれば、念のため詳細な眼科的検査を勧められる場合もあると思われます。お医者様の判断に従って下さい。

物理的・生理的な出血が原因になることもある

何かが目にぶつかったと言うようなことも原因になりますが、この場合は直ちに眼科を受診してください。結膜下の血管の損傷だけでなく、他にも負傷している可能性がありますので充分な注意が必要です。

また、水泳用のゴーグルを締め過ぎた時のような物理的刺激も原因になり得ます。さらにはくしゃみや咳、嘔吐と言ったことでも結膜下出血の原因になることがあります。

さらに、女性の場合代償性月経と言う、生理周期に連動して発生する鼻血などの出血現象の一つとして結膜下出血が起こる場合もあります。

こうしたものであっても、繰り返し起こるようであれば、一度眼科を受診された方がいいでしょう。1~2回程度なら心配するほどのこともありません。

昔流行したウイルス性疾患は姿を変えた

1969年に大流行した急性出血性結膜炎は、エンテロウイルスEV70やコクサッキーウイルスの変異株CA24vによって引き起こされる病気です。この病気では激しい結膜下出血が見られました。

現在でもたまに小規模な流行が見られることがありますが、ウイルスの突然変異によって結膜下出血を起こすことは、非常に少なくなっているということです。この病気の場合、普通の結膜下出血とは異なり、目に強い痛みが出ます。

また、EV70はかかってから半年~1年後くらいにマヒ症状が出ることがありますので、経過観察を行ってもらうことが大切です。エンテロウイルスD68でも小児まひのような症状が出ることがあることと類似していますね。

急性出血性結膜炎は、突如発生した大流行が1969年と言うアポロ11号月面着陸の年だったので、月からウイルスが持ち帰られたというデマが広がり、アポロ病とも言われたことがあるんですよ。

1971年にその原因ウイルスを突き止め、デマを打ち消したのは日本の国立予防衛生研究所の研究者の先生たちでした。

白目に血管の筋がいっぱい浮かび上がる結膜充血

結膜下出血が、絵の具を塗ったようにべったりとした赤みであったのに対して、細い血管がいっぱい浮かび上がって見えるのが結膜充血です。血管は破れておらず、拡張したために赤い筋状に見えるのが充血です。

結膜炎の症例写真

結膜充血は結膜下出血とは異なり、受診した方が良いことの多い症状です。多くの場合痛みや目やになどを伴います。結膜の充血は目の外側から瞳に向けて広がるような感じで発生します。

感染性の結膜炎は目が充血してひりひりする

感染性の結膜炎で有名なのはプール熱ですね。咽頭結膜炎と言う別名の通り、風邪のような症状で比較的高めの発熱やのどの痛みを伴います。これはアデノウイルスのグループによって引き起こされるウイルス感染症です。

また、流行性角結膜炎、通称「流行り目」もアデノウイルスによって引き起こされますが、血清型が異なるため症状も異なります。こちらはプール熱より目の充血や目やにがひどく、重症になると黒目の表面に濁りが残ることもあります。

感染性の結膜炎は多くの場合この2つのウイルスによるものですが、抵抗力が落ちている人では肺炎球菌やインフルエンザ菌(インフルエンザウイルスとは異なる病原体です)、常在菌の黄色ブドウ球菌などによっても引き起こされることがあります。

こうした病気は、特に子供の場合に注意が必要です。また、目をけがした時にも細菌感染が起こりやすいので注意して下さい。

カラコンなども原因になる角膜潰瘍は非常に危険な病気

角膜潰瘍は膿が目やにとなって流れ出し、強い痛みや視力低下をきたす重い眼科疾患です。

原因は目に細菌類、真菌類などが感染して起こることが多いです。最近ではカラーコンタクトレンズによる酸素不足や、アカントアメーバ感染によるものも注目されてきています。

目の充血は目全体に及び、どのような形になるかは決まっていません。基本は薬剤の投与で治療しますが、場合によっては角膜移植が必要になる重病です。

カラコンを使用している人は、毎日目の状態をチェックして、痛みや目やにがなくても、充血が見つかったら絶対に装着しないで下さい。早めに対応すれば装着できない日数が短くて済みます。

他にも結膜の充血は睡眠不足やドライアイによっても引き起こされますし、空気の汚れも原因になる場合があります。

もちろん花粉症などのアレルギーも考えられるので、非常に範囲は広いと言えるでしょう。

瞳を囲むピンクのリングは重い目の疾患の徴候

結膜充血が目の外側から瞳に向けて広がるのに対して、瞳から外側に向けて広がるピンク色の充血を毛様充血と言います。結膜充血が真っ赤なのに対して、毛様充血は色が薄いのが特徴です。

毛様充血の症例写真

毛様充血が見られる目の病気は、いずれも目やにではなく涙が良く出ると言う症状と、強めの目の痛みが伴います。また、瞳の外観も変化し、視力も落ちることから多くの人はすぐ眼科にかかられることと思います。

毛様充血は結膜充血と大きく異なるポイントが2つあります。

1つは結膜充血は瞼の裏も赤くなりますが、毛様充血では瞼の裏に変化が現れないことです。もう1つは、結膜充血は血管収縮薬を点眼すると充血が消えますが、毛様充血に血管収縮薬は無効だということです。

ぶどう膜炎は原因もさまざまで治りにくい病気

ぶどう膜と言うのは、目の色を決めている虹彩の部分と、目の焦点を合わせる機能などを持つ毛様体、網膜を裏打ちしている脈絡膜を合わせた呼び方です。つまり、目の中を覆っている組織ですね。

目の中に炎症を起こす病気の総称が「ぶどう膜炎」だといっても差し支えありません。このように総称としての名前ですから症状もさまざまです。白目の充血に伴って、目の痛みやまぶしさを感じることもあります。

目やには少ないものの涙が止まらないと言う症状が出ることが多いです。ぶどう膜炎が発生すると、目の中の透明な部分に炎症性細胞が広がってゆくので、視野に霞がかかったようになったり、飛蚊症が現れたりします。

そして、まぶしさを感じたり、視力が低下したり、目の痛みを感じたりします。目の痛みは軽いものではありませんが、かと言って激痛と言うほどひどいものでもありません。

症状の現れ方はさまざまで、片目だけのことも、両目に現れることもあります。またどんどん悪化するものもあれば、寛解と再発を繰り返すタイプもあります。さらには両目に交互に発生するタイプもあるのです。

ぶどう膜炎には原因疾患があるのでそれを治療しなくてはならない

ぶどう膜炎を引き起こす原因疾患のうち、最も多いのがサルコイドーシスと言う難病で、全体の1割強を占めています。これは自然に治ってしまうこともある一方、1~2割は難治化することがあるため、重症の場合治療費の公費補助が受けられる病気です。

人種ごとに症状の出方が異なる病気で、日本人では目と心臓に症状が出ることが多いのが特徴です。特にぶどう膜炎がきっかけで見つかることが最も多い病気なのです。

心臓に症状が出た場合、慢性心不全につながりますから、しっかり治療に取り組まないといけません。

一方、21世紀初めにはぶどう膜炎の原因として6%強・3位つけていたベーチェット病ですが、2009年には3.9%・6位に下がり、だんだん減る傾向にあるようです。

原田病と言うぶどう膜炎の原因疾患は浦島太郎の病気だった?

まだ完全に判ったわけではありませんが、自己免疫疾患の一つであろうということがほぼ確定している病気です。目の他、耳や皮膚、髄膜にトラブルが発生します。

フォークト―小柳―原田病(以下、原田病)は、急に両眼に網膜剥離が生じて見えにくくなる疾患です。

目の病気と思われがちですが、同時に髄膜炎、難聴が生じ、しばらく経過した後に皮膚の白斑、白髪、脱毛などが生じる全身の病気です。昔話の浦島太郎は原田病だったといわれています。

亀を助けて海中の竜宮城へ行き(目の見え方がおかしくなる)、宴に興じ(髄膜炎の症状)、帰ってきて(視力の回復)玉手箱を開けると白髪のおじいさんになる(皮膚の白斑、脱毛、白髪の症状)というお話は、まさに原田病ではないでしょうか。

治療しなくても、いったんは軽くなることもありますが、再発を繰り返すうちに重くなることがあります。また、治療には副作用が伴いますので、できるだけ早くこの病気であることを確定しなければなりません。

ですので、ぶどう膜炎の兆候が見られたら、すぐに眼科を受診してください。ぶどう膜炎には他にも原因疾患がありますが、原因不明と言うものもありますので、まずは受診が重要です。

閉塞隅角緑内障は一晩で失明することもある危険な病気

この病気では、毛様充血も見られると言うだけで、実際には激しい頭痛・目の痛み・吐き気・嘔吐など、クモ膜下出血を思わせるような症状がありますので、すぐに救急車を呼ぶことになるでしょう。

この病気については別の記事に詳しいのでそちらをご覧下さい。
失明もあり得る!突然の強い頭痛と吐き気は急性緑内障を疑え!

毛様充血ではぶどう膜炎が中心になります。虹彩毛様体炎などの病気もぶどう膜炎の1つの形と考えられていますので、中央から外にひろがる薄いめの充血を見落とさないように注意しましょう。

白目が黄色いのは肝臓・膵臓・胆のう系の病気

黄疸と言う症状は、皮膚や尿、白目が黄色くなるということはよく知られていますし、肝臓が悪いと黄疸になるということも充分に知れ渡っていると思います。

一方、みかんの食べ過ぎで顔が黄色くなる柑皮症の場合は、白目が黄色くなることはありません。ですので、白目が黄色くなるということは重大な事実ですので、発見したらその日のうちに受診して下さい。

黄疸は古くなった赤血球が分解されたものによる

黄疸はビリルビンと言う黄色い色素が血液中に増えすぎて、それが白目や皮膚を染めてしまう症状です。特に目の強膜と言う組織が良く染まるため、白目の色を見て診断されることが多いのです。

このため、症状の進み具合によって、「血液中のビリルビンが多い」<「白目が黄色い」<「皮膚が黄色い」と言う順に重症化しているということになります。

ビリルビンは、血液中の古くなったり壊れたりした赤血球を分解処理するときにできる色素です。通常は廃棄される赤血球は脾臓で分解されて肝臓に送られます。そこで処理されて胆汁に混ぜられ、胆のうを経由して十二指腸へ放出されます。

その後、小腸で再吸収されて腎臓へ送られ尿として排泄されるか、小腸で吸収されなかった分は大腸へ送られて腸内細菌の働きで茶色の色素になって便と一緒に排泄されます。

この働きがどこかで滞ると体内のビリルビンが増えて黄疸をきたすのです。

赤ちゃんの黄疸は心配ないことがほとんど

生まれて数日の赤ちゃんに見られる生理的な黄疸はまったく心配はありません。これは胎児型ヘモグロビン(HbF)が不要になって、成人型ヘモグロビン(HbA)に置き換わる際に、HbFがまとめて廃棄されるために起こる生理的なものです。

生後2日目から7日目ぐらいに見られることが多いようですね。それ以外の場合には検査が必要になることもありますが、この時期は産婦人科の先生の管理下にあることが多いので、特に心配はありません。

一方、幼児期以降の黄疸は注意が必要です。体質性の黄疸は誕生当日から激しい黄疸をきたす遺伝病を除けば、それほど危険なものはありませんが、他の病気との見分けを行うことは重要です。

また、溶血性の黄疸と言って、赤血球の破壊が進んだことが原因で起こる黄疸の場合は、溶血の原因を突き止めることが重要です。

肝臓を代表とする消化器疾患の黄疸は重症のものが多い

肝臓病が進むと黄疸が出るというのはもはや常識と言っても良いかもしれません。これには2種類のパターンがあります。

1つは肝炎や肝硬変によって、肝臓としての働きが大きく損なわれることによって、分解された赤血球の処理ができずに、血液中にビリルビンがあふれだして起こります。

もう1つは原発性胆汁性肝硬変、劇症肝炎やお薬の副作用によって、ビリルビンが肝臓の中に溜まってしまうことで発生する黄疸です。

胆のうや胆管の病気でも黄疸は発生します。原発性硬化性胆管炎でも肝臓の中にビリルビンが溜まってしまうことで黄疸が発生します。

また、胆石、胆道癌、閉塞性化膿性胆管炎や先天的な奇形などで、肝臓から送り出された胆汁が十二指腸に流れられなくなることで黄疸が発生することもあるのです。

同じ現象は膵臓がんや自己免疫性の膵炎によって、膵臓が腫れて胆道を圧迫することでも起こります。

このように消化器系の病気で黄疸が発生するということは、とても重い病気がかかわっていることが多いので、白目が黄色くうなったらすぐに受診して下さい。皮膚まで黄色くなったらさらに症状が進んでいることになります。

肝炎の場合、急性の方が黄疸が出やすい傾向にあります。

そして、慢性肝炎で黄疸が出たらすでに肝硬変や肝がんにまで進んでいる可能性があるのです。脂肪肝や慢性肝炎は症状がなくても決して放置してはいけません。

白目が青いのは心配ないが黒目が白いのは病気

白目が青いという悩みはよく聞きます。しかし、レアケースと言って良い遺伝病によるもの以外は、目の強膜が薄いためそう見えているだけです。個人差はありますが、赤ちゃんの時は白目は青みがかっていることが多いです。

白目が青いのは若いんだと胸を張っても良いかもしれませんね。とは言え、骨形成不全を起こすファン・デル・ヘーベ症候群でも青色の強膜が見られる場合がありますので、骨折しやすいなどの兆候を伴う場合は検査を受けて下さい。

白目が青く見えるのは静脈が青く見えるのと同じ

静脈は血管ですから、中には赤い血液が流れているはずですね。それも酸素をあまり含んでいない静脈血は赤黒く見えるはずです。しかし、皮膚の表面に浮かび上がる静脈は青い筋に見えますよね。

これは血管壁や皮膚を通した光が散乱現象によって、赤い色や緑色と同じ程度、青い光も反射してくるからです。ですので実際には灰色なのですが、皮膚の色とのバランスで青く見えるのです。

散乱現象には空が青く見えるレイリー散乱と、雲が白く見えるミー散乱がありますが、静脈が青く見えるのはこの2つの散乱の組み合わせによる現象なのです。

そして同じ原理で、強膜の後ろにある赤黒い色のぶどう膜が、強膜が薄い場合には青い色となって見えるのが「白目が青い」と言う現象なのです。

ファッション的に気になる場合は、目の周りのメイクに青色をうまく使って、白目の青色が強調されないように工夫するのも良いのではないでしょうか。ファンデーションにオレンジ・黄色系が強いと対比で余計青く見えるかもしれません。

黒目が白くなるのは具合が悪い

今回は白目の話題ですから、簡単にお話しします。まず、黒目の表面に白い濁りや膜が張ったような状態に場合は見え方に影響が出ます。鏡で自分の目が確認できないレベルの場合はもちろんすぐに受診して下さい。

本当の黒目(瞳孔)には異常が見られず、虹彩(目の色を決めている部分)に白いものがかかっている場合にも、見え方に影響が出る前に受診することが重要です。

割合よくあるのは、白目と虹彩の境目の組織が紫外線などの影響によって傷つき、それに対する防御反応や組織修復の過程で、白目の組織が異常増殖して虹彩に食い込む「翼状片」と言う病気です。

症状が進むと虹彩のエリアを超えて瞳孔にまで達し、視力障害が出ることがありますので、気づいたら早く受診して治療を受けて下さい。

青い白目は貧血を表しません。貧血を確認するなら「あかんべー」をして、下瞼の裏の色を見ます。それがピンクだったらOK、真っ白だったら貧血と言う大まかな見分けができます。

白目にもりあがった黄色や赤の斑点がでる瞼裂斑

瞼裂斑(けんれつはん)は黒目の横にぽこっともりあがった斑点がでる病気です。特に目頭側の白目に多く発生し、目じり側にも発生する場合があります。また20歳以下の発症者が非常にまれなことから、加齢性であるとされています。

瞼裂斑の症例写真

もりあがりは白であったり黄色であったりとしますが、瞼裂斑炎(けんれつはんえん)という炎症を起こしている場合は赤い充血がみられるでしょう。

原因として考えられているのは

  • 目から受ける紫外線
  • 眼球の乾燥
  • コンタクトレンズなどによる直接的な刺激

などがあげられます。自覚症状として異物感やごろごろする感じがあり、「何か貼りついているようなのですが…」と眼科などの専門家を訪れる患者さんが多いようです。

悪性ではなく、よほど大きいもりあがりでない限り切除手術は行われません。炎症を起こして赤みがみられる場合は抗炎症点眼薬などの処方を受けるでしょう。

ハードタイプのコンタクトレンズ使用者に多く発症しやすいため、予防改善策としてコンタクトレンズから眼鏡にかえる、ソフトコンタクトレンズにかえる、という方法があります。また目が受ける紫外線をサングラスなどで和らげることが大切でしょう。

鏡で行うチェック法!目の色は毎日確認して異常の早期発見を

目の症状と言うのは痛みやかゆみ、異物感などがない限り、意外に気づきにくいものです。ですので、時間帯はいつでも良いですので、毎日目の状態をチェックする習慣をつけましょう。

難しいことは必要ありません。まずは目の周りをよく見て、目が腫れてないか、瞼の色に変化はないかを見るところから始めます。目やにが出ていないかも見て下さいね。

鏡に向かって上下左右に顔を動かす

白目をチェックする目の運動

両目を同時にチェックするのは難しいので片目ずつ行いましょう。

  1. 指で瞼をしっかり開き、鏡に向かって自分の目を見据えます。
  2. 視線を固定したまま顔をゆっくり左に向け、次に右に向けます。
  3. 同じ要領で、少し上を向き、次に下を見てチェックします。
  4. 最後に下瞼の裏の色をチェックすればOKです。

もう片方の目も同じようにチェックして完了です。

目の充血だけなら市販の目薬でもOK

このご時世ですから、疲れ目による目の充血と言うのは普遍的な症状かもしれません。ですので、白目の外側から黒目に向かって起こっている目の充血だけで、他の症状がなければ目を休め、市販の目薬をさすだけでもいいでしょう。

目の充血に効くという目薬をさしたら、30分後くらいにはもう一度チェックです。まったく充血が改善していない場合、念のため受診された方がいいでしょう。

先にも説明した通り、毛様充血には充血に効くという市販の目薬はまったく効果がありません。また、結膜下出血にも効き目はありませんが、結膜下出血の場合、特に治療の必要はありません。

全身の状態をよく保つのが目の健康に重要

今回は目の病気が疑われる白目の色を話題の中心に据えましたが、目の健康全体を見渡した場合でも「目に良い食べ物」と言うのは「バランスの良い食事」としか言えません。

「○○を食べると目が良くなる」と言うものは決められないというのが正しいと言えるでしょう。特に高血圧や糖尿病、肝臓病などの消化器系疾患と言うことになると、すべて「よりよい食生活」が求められる病気ですね。

ですので、できるだけ偏りのない食事を心掛けましょう。参考になる記事もご覧下さい。
ブルーベリーは都市伝説?目に効く成分を効率よく摂れる食品とは

虹彩の周囲が青~紺色のリングに見えるのは個人差の範囲で全く正常です。

また、虹彩の周囲に黄色いリングが40歳未満で現れたら脂質異常症の検査を受けましょう。それ以上の年齢では加齢によるものが多いです。

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