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デカ目のために失明してもいいですか?アイメイクが深刻な病気に

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目を少しでも大きく見せるアイメイクは若い女性に大人気です。流行のデカ目メイクは、目が小さい、細いといったコンプレックスを持っている女性の救世主といえるでしょう。

ところが、アイメイクのせいで目に炎症を起こしてしまう女性も増えているようなのです。今回はアイメイクの危険性と対処法についてまとめてみました。

アイメイクのトラブルが多発!良く見せるためのメイクが目の健康を損なわせる原因に

目を大きく見せるメイクをしている若い女性に、目の痛みや異変を訴えて受診するケースが増えています。

時々、患者様でアイライナーを睫毛の生え際より内側、すなわちまさにマイボーム腺の開口部をきっちりふさぐように描いている方がいますが、顕微鏡で診察していると、ぞっとします。

また、最近流行の、まつ毛パーマやエクステンションの施術後に、結膜炎などのトラブルを起こして受診される患者様が増えています。

中学3年生の娘が量販店でカラーコンタクトレンズをファッション用に買い、寝るとき以外は1カ月ずっと装着していたようだ。

両目に痛みを感じ目が開けられなくなったと言うので眼科に連れて行ったら、医師に「角膜に傷がついている。失明の可能性もあるので大きな病院を紹介する。」と言われた。(10歳代・女性)

 
一度デカ目メイクを始めると楽しくなり、メイクがエスカレートしてしまう場合もあります。しかし上記のように「失明の可能性」を伴う深刻なケースもあるので、間違ったアイメイクの危険性を知っておくことが必要です。

きちんと考えて使っていますか?危険がひそむアイメイク

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目にトラブルを起こしやすいアイメイクをひとつずつチェックしてみましょう。

カラーコンタクト

黒目を大きく見せるカラーコンタクトは気軽に購入でき、10代の女性を中心にデカ目メイクに欠かせないアイテムとなっています。

しかし目に直接装着する医療品なので目の負担も大きく、使い方や管理法が間違っていると目に傷をつけて深刻なトラブルを起こす可能性が高くなります。

アイライナー

目の輪郭をふち取り、目を大きく見せるのがアイライナー。しかし化粧成分が目に入りやすく、目に炎症を起こしやすい化粧品です。

特にまつ毛の内側ギリギリにラインを描く「インサイドライン」は目を刺激しやすいメイク法。目のふちに炎症を起こしたり、アイライナーの化粧成分が目に入ったりして目に炎症を起こすことが多いのです。

またメイクがまつ毛の生え際にある「マイボーム腺」という油脂を分泌する穴をふさぐと、マイボーム腺に炎症が起こりやすくなってしまいます。

アイシャドウ

アイシャドウは、まぶたに陰影をつけ目元の印象に変化を与えるために欠かせません。しかしまぶたは皮膚がとても薄くデリケートなので、メイクの成分で炎症やかぶれが起こりやすいのです。

またアイシャドウが目に入れば、目に炎症を起こしたりマイボーム腺を塞いだりする可能性もあります。

マスカラ

まつ毛を長く太くすることでデカ目作りに欠かせないのがマスカラ。

しかしマスカラは目に入りやすく角膜を刺激してしまうことがあります。角膜が傷つくと、目のゴロゴロした感じや痛みが起こります。

またまつ毛の根元までマスカラを塗ると、マイボーム腺を塞いでしまうこともあります。

つけまつ毛・まつ毛エクステ

つけまつ毛はデカ目メイクの中でも特に人気のあるメイク法です。

いちいち取り外さなくても良い「まつ毛エクステンション」やビューラーを使ったようなカールが続く「まつ毛パーマ」を施す女性も増えています。

しかし人工まつ毛を皮膚に付ける接着剤やまつ毛用のパーマ液が、皮膚を刺激してかぶれや炎症を起こしたり、目に入って炎症を起こしたりする事故も増えているようです。

二重のり

一重まぶたに塗って二重まぶたを作る「二重のり」は、頻繁に使うとまぶたの皮膚が荒れる場合があります。

またのりによってまぶたの皮膚が固定されると、まばたきがしにくくなり、ドライアイを招きやすくなってしまいます。

クレンジング剤

アイメイクは汗や涙で落ちにくいようにウォータープルーフになっている物が多く、メイク落としにはアイメイク専用の洗浄力が強いクレンジング剤が必要になります。

しかし洗浄力の強いクレンジング剤は皮膚に刺激が強いので、目元の皮膚の乾燥が進んだり荒れが起こったりする場合もあります。

炎症や痛みも!アイメイクで起こる目の病気や症状はあなたが思っているよりも怖い!

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アイメイクで起こりやすいのは次の病気です。

眼瞼炎

眼瞼炎(がんけんえん)は、まぶたに炎症が起こる病気です。まぶたの皮膚または目のふちに症状があらわれます。

まぶたの皮膚に起こる眼瞼皮膚炎は、アイシャドウや二重のりなどによって皮膚のかゆみや赤み、湿疹、かさぶたの症状を伴います。

目のふちに起こる眼瞼炎では、アイライナー、マスカラ、つけまつ毛などが原因で、赤みやかゆみが起こります。もし眼瞼炎が慢性化すると、まつ毛が抜けたり生えてこなくなったりする場合もあるので、早めの対処が必要です。

軽い症状ならばメイクをしばらくやめて患部の清潔を保つことで治まりますが、できれば早めに受診し、ステロイド軟膏などを処方してもらいましょう。

マイボーム腺の病気

マイボーム腺が詰まると、目の表面を潤すための油脂が分泌されなくなり、ドライアイを引き起こしやすくなります。またマイボーム腺の詰まりは、

  • マイボーム腺炎(まつ毛の生え際に痛みや腫れを伴う)
  • 麦粒腫(ものもらいのこと、マイボーム腺に菌が感染することで起こる)
  • マイボーム腺梗塞(マイボーム腺の出口に白いかたまりが詰まる)

などの病気にもつながります。

マイボーム腺の詰まりは、自分で予防したり解消したりすることもできます。ただし炎症が起きている場合には、眼科で点眼薬を処方してもらうなどの治療が必要です。

またアイラインやマスカラをまつ毛の生え際ギリギリに使うのも避けましょう。

結膜炎

アイメイクが目に入ると、目の表面にある結膜を刺激して結膜炎が起こりやすくなります。主な症状は白目の充血、目のゴロゴロする感じ、痛み、かゆみ、涙が出る、などです。

結膜炎の症状がみられたらアイメイクをやめ、眼科を受診してください。

特にカラーコンタクトを着用している人に、感染性結膜炎が起こりやすくなります。コンタクトレンズは衛生的な状態で着用しましょう。

またパウダータイプのアイシャドウは粉が飛び散って目に入りやすいので、まぶたに密着するクリームタイプがおすすめです。

角膜炎

アイメイクが黒目(角膜)を刺激すると、角膜炎を起こす可能性があります。主な症状は目の痛み、目のゴロゴロする感じ、涙が出る、黒目の一部が白くなる、などです。

カラーコンタクト、マスカラ、まつ毛エクステンション、まつ毛パーマは目を傷つけやすいので注意しましょう。これらを使っている人は目に違和感をあったら、すぐアイメイクをやめてください。

角膜の軽い傷を放置していると角膜潰瘍を引き起こし、最悪の場合は視力低下や失明にもつながる可能性もあります。目の異常を感じたらすぐ眼科を受診してください。

皮膚のかぶれ

アイメイクでまぶたの皮膚がかぶれてしまうことも少なくありません。メイクに含まれている成分でアレルギーを起こしたり皮膚が敏感になったりしている時に、メイクの成分が刺激となって荒れを起こす場合があります。

まぶたに赤みやかゆみ、湿疹が出たら、そのメイクを使うことはやめるようにしましょう。

またアイメイクをしている人の中には、まつ毛やエクステが取れないようにクレンジングや洗顔を控えている人もいるそうですが、メイクの成分が皮膚を刺激して炎症を起こすので、メイクは毎日きちんと落としておくのが基本です。

メイクを落とす時も、アイメイクは落ちにくいのでごしごしこすりがちですが、こすると皮膚を刺激して炎症を起こすので、やさしくなで洗いするようにしてください。

マイボーム腺の詰まりを防ぐには

アイメイクで起こりやすいのが、マイボーム腺の詰まりによるトラブルです。マイボーム腺の詰まりは、まぶたを温めたり洗ったりすることで予防できます。

メイク落としの後にマイボーム腺を温める習慣をつけてみてはいかがでしょう。

まぶたを温める時は高温に気を付けて、蒸しタオルをまぶたに乗せたり、入浴中にシャワーのお湯をまぶたに当てたりするのがおすすめです。数分間温めればOK。

また市販のマイボーム腺専用のシャンプーも利用するのも良いでしょう。目元を洗ってメイク汚れや油脂の詰まりを取り除くことができます。

動物性脂肪をたくさん摂る人はマイボーム腺が詰まりやすくなります。肉、乳製品は控えましょう。

また魚の油に含まれるDHA、EPAはマイボーム腺の詰まりを予防する効果が期待されます。いわし、さんま、まぐろなどの魚を食べるようにしましょう。

後悔してからでは遅い!アイメイクを正しく行うための注意点

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目の健康を第一に考えれば、デカ目メイクはなるべく控え、どうしてもアイメイクをしたい日だけにとどめるのが無難です。アイメイクをする時には次の注意点も守りましょう。

  • メイク道具は清潔を保つ
  • 乗り物の中でメイクをしない
  • まつ毛エクステンションは施術の資格を持つ適切な店で行う
  • コンタクトレンズは定期検診を受けながら正しい方法で利用する

アイメイクで目元に負担をかけ続けると、目の病気が起こりやすくなるだけでなく、目元の老化も早まってしまいます。

素敵なメイクも大切ですが、もしも目に深刻なトラブルが起こってしまったら、後悔しても遅いのです。流行のメイク法を無理に真似するのは良くありません。素顔の美しさを活かしたメイク法を習得することも大切だと思います。

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