健康生活TOP 過敏性腸症候群 対処法は何より”安心感”をもつこと…過敏性腸症候群の辛い下痢

対処法は何より”安心感”をもつこと…過敏性腸症候群の辛い下痢

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お腹の調子がいつも良ければ毎日がどんなに楽しいだろう…

過敏性腸症候群に悩む人は誰でもこんな思いを抱いていないでしょうか?お腹が弱い筆者もそのひとりです。過敏性腸症候群は精神的な乱れから起こるため完治させるにはとても難しい病気です。

ですが、さまざまな対策を立てることで症状を軽減することは可能です。そのためにはいかにお腹を暴走させないよう精神を安定させるかが重要なポイントとなります。

なんとかしたい、生活に困るレベルのお腹の悩み

過敏性腸症候群とは腸を検査しても何も異常がないのにもかかわらず下痢、腹痛、便秘、ガスが多く出るなどの症状があらわれる病気です。腸は気持ちと強く連結している臓器であり、すこしでも精神が乱れると敏感に反応してしまいます。

身体の不調というのは肩こりから腰痛、頭痛などさまざまあり、どの症状をとっても辛いものですよね。しかし下痢はいきなり襲ってこられると外出時にはこれほど困る症状はありません。

しかもお腹の不調というのは周りから軽くみられてしまいがちであり、自分自身も「情けない…」と自己嫌悪におちいりがちになります。症状がひどく生活に困るほどになれば非常に過酷になり、人生自体も思いっきり楽しむことができません。

そんな辛い過敏性腸症候群はなんとしてでも改善したいものです。

現代病ではない?昔からあった過敏性腸症候群

現代では過敏性腸症候群は少しも珍しくない病気となりました。しかし実は昔からこの過敏性腸症候群はあったと思われます。それはお腹が身体の中心だという考えから作られた言葉でもよくわかります。

「腹が立つ」「腹をわって話す」「腹がすわっている」このようにたくさんありますし、昔のサムライが切腹によって自決したのも、お腹が身体と精神の中心だと認識していたからだと思いませんか?

それは昔から身体と精神の変化がお腹の具合と直結していることに気づいていたからでしょう。ですから昔から、身体と精神のバランスの変化で起こってしまう過敏性腸症候群に悩む人はたくさんいたと思われます。

最近になってそれが増加してきたのは、昔は「たかが神経的な腹痛や下痢」とされていたものが今では過敏性腸症候群という病気として認知されたからでしょう。

しかし実際、この厳しいストレス社会において昔よりもこの症状に悩む人は格段に増加したのは事実だと思います。

過敏性腸症候群セルフチェック

腹痛や便秘、下痢はアイスクリームやビールなど冷たいものを食べ過ぎたり飲み過ぎたりしても一時的になることはよくあります。

では自分の症状が過敏性腸症候群に入るかどうか、まずはセルフチェックしてみましょう。

過敏性腸症候群の症状

  • 腹痛をともなう下痢をよくする
  • 便秘、もしくは便秘と下痢を交互に繰り返す
  • 排便した後は痛みがおさまる
  • 午前中におこり、午後からはおさまる
  • 体重に変化はない
  • 食欲は普通にある
  • トイレに行けない時に症状がでる
  • 休日には症状がでない

病院の消化器科をおとずれる人のうち、もっとも多いのが過敏性腸症候群といわれています。このような症状が多くあてはまる場合はあなたも過敏性腸症候群の可能性が高いといえるでしょう。

過敏性腸症候群になりやすい人とは?腸と脳の密接な関係

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レントゲン検査や内視鏡検査をしても何も異常がみられないのに腹痛や下痢、便秘、ガスなどの症状が出るのが過敏性腸症候群です。そんな過敏性腸症候群の原因は脳と腸との密接な関係にあるといわれています。

過敏性腸症候群になりやすい人には以下のような特徴がみられます。

過敏性腸症候群になりやすい人

  • まじめ
  • 他人の目が気になる
  • 悩みを心にしまいこんでしまう
  • 落ちこみやすい
  • 帰宅したあとも仕事をしている
  • タバコを吸う
  • 偏食が多い
  • 睡眠時間が少ない

過敏性腸症候群になりやすい人はこのように脳にも多くのストレスを感じている傾向があります。

じつは腸は脳と同じ神経がたくさん存在しているため、非常に強く脳と直結している臓器なのです。たとえば脳がストレスを感じるとその信号はすぐに自律神経を通して腸に伝わってしまいます。

また逆に腹痛や下痢、便秘などの症状をおこすと、そのストレスがすぐに脳へと伝わってしまいます。さらにそのストレスを受けた脳はまた腸へと・・・この悪循環が続くと過敏性腸症候群はますます悪化していきます。

このような悪循環に陥ってしまうと、脳のストレスが最初だったのか、腸のストレスが最初だったのか、わけがわからなくなりますよね。ですから過敏性腸症候群の改善にはこの両面から対策を立てる必要があるのです。

  • 脳が外部から受けるストレスの軽減
  • 腸が生活習慣、食事から受けるストレスの軽減

この2点のストレスを少しでも軽減させるのに必要な対策が「安心感」なのです。

脳のストレスを減らして恐怖感を安心感に

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ではまず脳が日頃から受けているストレスを少しでも軽減させる方法からみていきましょう。

「過敏性腸症候群になりやすい人」のリストでもわかるように、その特徴をひと言でいうならば「とてもデリケートな心の持ち主」であるということです。

デリケートな心の人は、傷つくこと、失敗することが怖いですから、とかく自己防衛に走りがちです。過敏性腸症候群に悩む筆者自身もそうなのですが、こういった性格は簡単に変えられるものではありませんよね。

むしろ無理やり変えようとすることでさらにストレスをためてしまうことになってしまいます。だったら、とことん自己防衛に走ってみてはどうでしょうか?

「お腹弱いんです」と周りの人に告知しておこう

お腹の症状はいつ襲ってくるかわかりません。ですからさらに恐怖感を強く感じるわけですよね。しかし仕事内容によってはトイレになかなか行けない場合も多々あります。そんな時は周りで働く同じ職場の人にお腹が弱いことを告げておきましょう。

会社内で自分と一緒の仕事をしている同僚に前もって、お腹が弱いことを話しておきます。そうすることで、いざという時にトイレに駆け込んでも理解をしてもらえますし、またその間、仕事を代わってもらうこともできます。

誰か他の人にお腹が弱いことを話すのは恥ずかしいかもしれませんが、誰でも突然の腹痛に困ったことは一度や二度は経験しているものです。またこのように前もって話しておいた方が仕事の作業内容によっては効率性が落ちることを回避できます。

どうしても話しにくい場合は、飲み会などの席で「お腹が弱いんだよね~」と軽い感じで話してみてはどうでしょうか?一緒に働く仕事仲間に話しておくことで、働いている間のお腹の具合に対して安心感が生まれます。

外出時の不安を減らすには、安心できるトイレを探しておく

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急な腹痛がおきた時にもっとも困るのが外出時です。この外出時の不安を少しでも減らす方法ができるだけ安心できるトイレを把握しておくことです。

過敏性腸症候群の人はデリケートなため、トイレならどこでも良いわけではなく、外出先でも安心できるトイレでなければなかなか用が足せない場合が多々ありませんか?

過敏性腸症候群の大きな特徴として「自宅では症状が出ない」がありますが、それは言うまでもなく自宅では安心して使えるトイレが側にいつもあるからです。ですから外出先でもできるだけ安心して使えるトイレを探しておきましょう。

筆者の場合、個数が1つしかないトイレは、待っている人がいないか気になって安心できません。もちろん切羽詰った時は別ですが、お腹を壊しているのに外出先のトイレでは「なぜか出ない!」ということが困ったことによくあります。

ですから外出先でもできるだけ安心して使えるトイレスポットを中心に探しておくのがおすすめです。ではどんな場所がトイレを借りやすく安心しやすいでしょうか。

過敏性腸症候群の症状が出やすいのは何といっても朝です。電車通勤の場合はやはりもっとも活用しやすいのが駅でしょう。ただクルマの場合は都会の駅だと駐車しておくスペースがないため不向きです。

コンビニ

トイレを借りる場所としてコンビニはとても便利ですよね。コンビニはどこにいってもありますし、また24時間利用できるのも嬉しい条件です。

しかし要注意なのが都会のコンビニです。ビルのテナントで入っているコンビニはトイレを貸してくれない場合が多いので気をつけましょう。「貸してください!」と飛び込んだものの断られてしまうのは非常に恥ずかしいものです。

その点、田舎のコンビニは客用のトイレがほぼ設置してあります。見分け方としては駐車場のあるコンビニならばまずトイレはあると思ってよいでしょう。

しかし、筆者自身はあまりコンビニのトイレは利用しません。最近は男女兼用1つと女性専用1つのコンビニが増えてきましたが、中にはまだ男女兼用1つという所もあります。男性、女性とも、気になり安心してできないという方は注意しましょう。

道の駅

道の駅はもっともおすすめしたいトイレスポットです。最近は道の駅の運営に力を入れている地域が増えてきました。トイレは個数が多いだけでなく、とても綺麗ですし、安心して使うことができます。

また道の駅は休憩するスペースもありますし、飲食できるコーナーや、地域の特産物を販売している所が多く、トイレに用がなくても立ち寄りたいスポットです。

高速道路ではSAでなくPA

高速道路での移動はSA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)がどこにでもあるので安心感がもてますよね。しかし腹痛の症状が切羽詰っている場合にはできるだけPAを選ぶようにしましょう。

SAは規模も大きいのですが、そのぶん、立ち寄るクルマも多く、トイレが満員ということもあります。それに対してトイレだけの利用ならば断然、PAの方が空いています。

ガソリンスタンドはセルフで

クルマで移動中のトイレスポットとして便利なのがガソリンスタンドです。しかしお腹の具合が悪くなった時に限ってガソリンはほぼ満タン!焦りますよね。そんな時はセルフサービスのガソリンスタンドに入りましょう。

セルフですから1リットルだけの給油だけでもOKです。それにたとえ1リットルだとしても単価は変わりません。しかしコンビニと同じように男女兼用1つのところもあるので気になる方は注意しましょう。

交番ではなく警察署

筆者は利用したことはありませんが警察署もトイレを借りることができるそうです。警察署は一般の人もさまざまな用事で出入りしているので全く不自然ではないそうです。ただし交番では無理みたいですので注意しましょう。

他、市役所や図書館など公共施設は普通にトイレを借りやすい便利なスポットですよね。

病院

知らない街にいく時に、把握しておきたいのが病院の場所です。個人病院はトイレだけの使用には無理がありますが、入院設備のある大きな病院でしたら安心して借りることができます。

しかし夜は出入りできるのは基本、患者の面会人だけですからトイレを借りるのは昼間だけにしておきましょう。

大手電気店

大手電気店のトイレはとても綺麗なのでおすすめです。地方では広い駐車場を完備している所が多く、また遠くからでもわかる大きな看板をかかげているので見つけやすいのも魅力的です。

スーパーマーケット

個人商店の場合は難しいですが、スーパーマーケットならば、ほとんどの店舗にトイレはあります。見当たらない場合でも店員さんにお願いすれば従業員用のトイレを貸してもらえるでしょう。

パチンコ店

パチンコ店は入り慣れていないと利用しにくいですが、トイレだけを貸してもらうことはOKのようです。ただしお店によっては良い顔をされないところもあるらしいので、念のため店員さんに使用できるかどうか確認しましょう。

ホテル

ホテル1階のロビーにあるトイレはとてもきれいですからおすすめです。しかし一般の人もティーラウンジなどの利用で出入りしているホテルならばOKですが、入り口にすぐフロントがある小さなホテルではきちんと使用の断りをいれましょう。

スマートフォンを活用してトイレを探す

スマートフォンのトイレアプリを利用するのも良いでしょう。このアプリはGPS機能により、自分が今いる場所から近くのトイレスポットを表示してくれます。またそのトイレまでの道案内もしてくれる優れものです。

その際に、できるだけ安心できるトイレを選びたい場合はご紹介した場所を頭に入れておけば、より使いやすいトイレをアプリで瞬時に探すことができるでしょう。

このように自分の毎日の行動範囲、または出張先などの場所で、トイレが借りられるスポットをあらかじめ把握しおくことで過敏性腸症候群に対する恐怖心が格段に軽減されます。

とにかくお腹を温める

お腹が痛い時に手をお腹にもっていきますよね。また症状が出ていない時でもお腹が温かいととても安心するものです。過敏性腸症候群の人はとにかくお腹を冷やさないようにカイロなどでしっかりと温めるようにしましょう。

そして出先でもいつでも使えるようにカイロはつねに持ち歩いておきましょう。

保険として薬を持ち歩こう

お守り代わりとして外出時に下痢止めなどのクスリを持ち歩くのはとても効果があります。最近では水がなくても服用できるものが増えたのでどこにいても活用することができます。

しかし注意していただきたいのは、あくまでも「お守り」としてクスリは利用してください。下痢止めなどのクスリは一時しのぎであり、服用し続けてしまうと症状が悪化していくおそれがあります。

クスリを実際に服用する時は本当に我慢できない場合だけにとどめておきましょう。

腹筋を鍛えれば腸は元気になる

お腹がポッコリと出ていませんか?腹筋が弱いと便秘の原因になります。また腹筋は体幹を安定させ、姿勢を正しく保つという重要な役割があります。便秘だけでなく胃下垂の防止にもなり、胃腸の健康に腹筋は欠かせません。

普段からできるだけ姿勢を良くするように心がけて、腹筋が衰えないように気をつけましょう。

生活と食事の習慣を見直す!腸のために注意すべきポイント

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過敏性腸症候群の改善に生活と食事の見直しは必須です。体は一定のリズムによって正常に機能するようにできていますから、できるだけそのリズムを崩さないように規則正しい生活をしましょう。

規則正しい生活とは、もちろん早寝早起きがベストですが、仕事が忙しくそのようなパターンを実行できない場合もありますよね。そのような時はできるだけ同じ時間に寝て、同じ時間に起きるようにしてみてください。

休日にまとめてたくさん寝ておくというのは良くありません。また食事も同じ時間に摂るようにリズムをつけて生活しましょう。

食事は暴飲暴食は避けて、腹八分目に。そして胃腸をしっかりと休ませるためにも夜の8時、遅くとも9時以降は何も食べないようにしましょう。夜遅くに食べてしまうと、たとえ寝ていても胃腸は休まず働き続けることになってしまいます。

また食事内容も以下のポイントに注意するようにしてください。

  • 冷たいものを控える
  • 甘いものを控える
  • 辛いものを控える
  • 肉よりも魚や野菜を摂る
  • 外食は油物を避ける

気持ちを楽に!安心できる要素を自分のものにしよう

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過敏性腸症候群になりやすいタイプの人はまじめなのは良いのですが、それが裏目に出てしまい、自分を追い込むのが得意になってしまうのが困るところですよね。もっと気楽になって開き直ってみてはどうでしょうか?

お腹の具合が気になって毎朝の通勤電車を各駅にしても気にすることはありません。会社の人にお腹の弱さを告知した時にたとえ笑われたとしても自分のことを「情けない」と思うことはありません。

その弱さは本人であるあなたが認めてあげればそれで良いと思います。弱いのならばそれに対する防衛法を考えて実行する。ただそれだけのことであり情けないことなど何もありません。

過敏性腸症候群は完治は難しくても上手に付き合っていくことは可能です。そのためにはご紹介したように不安要素を少しでも軽減させれるように自分なりの安心できる要素を多くもつようにしてみてはどうでしょうか?

キャラクター紹介
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