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ファストフードの多用でがんやアレルギーに!肥満以外の健康問題

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ハンバーガー、ポテト、ピザ、ドーナツなどのファストフードは手軽でおいしい反面、高カロリーで栄養バランスが悪く、食べ過ぎると肥満や生活習慣病の原因になってしまうことがよく知られていますよね。

ファーストフードは腸内環境にもダメージを与えてしまいます。腸内環境の良し悪しは全身の健康に大きく影響するため、ファストフードを食べ過ぎて腸内環境を悪化させてしまうのは避けたいですね。

今回は、ファストフードと腸内環境の関係と正しいファストフードとの付き合い方についてまとめています。

ファストフードは糖質・脂質・塩分のかたまり

ファストフード(日本ではファーストフードとも)のファストとはfast(短時間)という意味。ファストフードとは短時間で提供される外食のことです。

安くて待たずに食べられる物、例えばハンバーガー、ピザ、フライドチキン、牛丼、うどんなどのお店があります。

ファストフードは便利さ重視で、栄養のバランスは良くないものが多いのです。例えば、

  • ハンバーガー…パンの糖質、肉の脂質が多い。味の濃いソースは塩分も高い。
  • ポテト…じゃがいもは糖質のかたまり。揚げ油を大量に吸収している。
  • ドーナツ…小麦粉と砂糖の糖質が多い。生地のバターや揚げ油の脂質が多い。
  • フライドチキン…動物性脂肪、衣が吸収した揚げ油のカロリーが多い。

といったように糖質、脂質、塩分は多過ぎるのに、野菜・果物・海藻といった植物性食品はほとんど含まれておらず、体に必要なビタミン・ミネラル・食物繊維が少ない傾向にあります。

忙しいから、好きだからと言って、このような食事が続くと糖質・脂質・塩分の摂取過剰から肥満・高血圧・高脂血症・糖尿病が起こりやすくなることは言う間でもありませんよね。

ファストフードの食べ続けで腸内環境も大きく悪化!その理由は…

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さらにファストフードを食べ続けると、同じ栄養ばかり摂取するために腸内フローラ(善玉菌のかたまり)のバランスが崩れ、腸内環境が悪化してしまうということが、ロンドン キングス カレッジのスペクター教授によって発表されています。

スペクター教授は、23歳の若者にハンバーガー、チキンナゲット、ポテトチップとコーラからなる食事を10日間続けてもらう実験を行った。

その結果、実験前には腸内に3,500種類の腸内菌がいたにも関わらず、10日後には1,300種類が死滅してしまい、腸内フローラが変化してしまったという。

種類の少ない同じメニューの食事ばかりを食べ続けると、特定の細菌にだけ餌が与えられることになり、腸内フローラの共生関係のバランスが崩れやすくなる。

このように、毎日の食事の栄養バランスが悪いと腸内ではかなりの菌がダメージを受けてしまうことが分かります。

腸内フローラは、さまざまな種類の菌がバランスを保って共生することで形成されます。菌はそれぞれエサの種類が異なるため、同じ栄養素ばかり摂取し続けると特定の菌しか増えないわけです。

また善玉菌を増やすには食物繊維と乳酸菌が必要なので、食物繊維や乳酸菌をほとんど含まない食事ばかり続けてしまうと、腸内の悪玉菌が増え過ぎて腸内環境が悪化してしまいます。

腸内環境が悪化すると、感染症やがんにかかりやすくなったり、アレルギーが出やすくなったりします。これは腸が体の70%の免疫システムを担っており、免疫機能が大きく低下するためです。また

  • 便秘
  • 下痢
  • 腸の病気
  • 肥満や糖尿病などの生活習慣病の悪化

といったことを招いてしまいます。

ファストフードと言えばカロリーや油分の多さを気にされることが多いのですが、栄養素の種類が少なく腸内環境にも悪影響を与える、という点でも健康に良くない食事であることをふまえ、上手に付き合っていただきたいと思います。

神経質に避けるのもNG…ファストフードと上手に付き合うには?

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しかしファストフードも息抜きや忙しい時の食事には重宝するもので、神経質に避ける必要もありません。たまに食べる程度ならば食生活も楽しくなりますよね。

そこで、上手にファストフードと付き合うためのポイントを紹介します。

野菜の入ったメニューを選んで

ファストフードを食べる時はどうしても野菜が不足しがちなので、できる範囲でメニューに野菜を取り込みましょう。

もちろんメニューはなるべく野菜の入った物を選びます。サイドメニューに野菜サラダがあれば、是非付け足してください。店員さんに尋ねて、可能であればハンバーガーの野菜増しもお願いしちゃいましょう。

サイドメニューを選ぶ場合、野菜ジュース、汁物なら普通のみそ汁よりも具だくさんな豚汁や、野菜で作られているスープやポタージュを選んでも、摂取できる栄養素が稼げます。

糖質・脂質・塩分はカットして

ファストフードを食べる時には、少しでも栄養バランスの偏りをなくすため、多過ぎる糖質・脂質・塩分はカットしましょう。

例えば、ハンバーガーはソース抜き、ポテトは塩なしにするのがおすすめ。(オーダー時にお願いすれば抜いてもらえます。)

ドレッシングやソースは使わないか、カロリーの高いマヨネーズ、クリーム系以外の物を選んで使うようにします。

飲み物は糖分やカロリーの低いお茶、コーヒー、紅茶、または野菜ジュースや牛乳がのぞましいです。コーヒーや紅茶はなるべく砂糖抜きで。ジュースや炭酸飲料には、思いのほか大量の糖分が含まれているので避けましょう。

もちろん食べ続けないようにすることも必要

週に何回もファストフードを利用する人は、ほかの食事を増やすようにしましょう。

割引クーポンやおまけがついていると魅力を感じてしまうのですが、できればどうしても忙しい時、新メニューが出た時、家族や友人とのコミュニケーションを取りたい時…程度にとどめてください。

「今週は行ったから来週まで行かない」「この期間限定メニューは食べたからもう食べない」などのルールを自分で決め、ファストフードに使わなかったお金はほかのことに有効利用しましょう。

日頃から野菜・果物・乳酸菌をしっかり摂っておく

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ファストフードを食べる機会の多い人は、すでに腸内環境があまり良くないと考え、腸内フローラを増やす

  • 野菜
  • 果物
  • 海藻
  • ヨーグルト

を積極的に食べることをおすすめします。

野菜は1日に350g、果物は200g、ヨーグルトは100g食べるのが理想です。実際には、ほとんどの人がそれほど食べていないので意識して食べることをおすすめします。

またどなたもなるべく、ファストフードの逆であるスローフードを取り入れていただくのがのぞましいです。スローフードとは、食材をふんだんに使い、手間ひまかけて調理した昔ながらの食事です。外食でも自炊でもかまいません。

少しでも多くの栄養素を摂取して腸内環境を整えることにより、全身の機能を高めましょう。

早食いを良しとする日本人はファストフードがお好き

ところでファストフードは現代になってから急増したイメージもありますが、そもそも日本で親しまれてきた立ち食いそばや握り寿司などもファストフードの一種とも言えるのです。

日本には昔から食事に時間をかける風習があまりなく、せっかちな人、仕事が忙しい人が多いこともあって便利なファストフードが浸透してきたのかもしれません。

ですが不規則な食事が原因で健康を損ねては元も子もありません。ファストフードとスローフードを上手に組み合わせ、健康的で楽しい食生活を心がけましょう。

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