健康生活TOP 検査 陽性反応の原因は?蛋白尿検査でひっかかったら気をつける事

陽性反応の原因は?蛋白尿検査でひっかかったら気をつける事

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健康診断を受けると必ず尿検査があります。何か持病があって定期的に病院通いをしている場合でも、最初に尿検査で引っかかって見つかった病気の場合、尿検査は毎回行われるでしょう。

なぜこれほど検尿が良く行われるかと言うと、検尿と検便は、最も身体に負担のない検査だからなのです。病気を調べるのに必要だからといっても、身体に傷をつけたり、放射線を浴びせたりするのはできるだけ少ない方がいいですよね。

その尿検査で見つかる異常の中には、将来人工透析が必要になる病気や、すでに発生してしまっている悪性腫瘍など、重篤な病気も含まれていることがあるのです。

最初の尿検査は正常な人を検査対象から外すためのもの

検尿と言っても、紙コップや専用容器に尿を取って、試験紙や試薬で調べる一般的なものと、そうした検査で異常が出た場合にしっかり調べる畜尿検査と言うものがあります。

よく腎臓の検査で「1日に蛋白質が何g」と言った表現を見ますが、これは1日分の尿を貯めておいて、その量と検査用サンプルの濃度から割り出しているのです。

普通の検尿は定性検査から入る

検尿で尿試験紙などを使った尿蛋白の検査は、定性検査と言って「蛋白質が尿に含まれているかいないか」を見る検査です。もちろん陰性・疑陽性・陽性・強陽性などのレベル分類や、参考数値として○○mg/dLと言う併記が行われることもあります。

しかし、正確な数値は分析機にかけないと出ませんし、健康診断などの尿検査で必要なのは「陽性かどうか」と言うスクリーニングで、陽性であれば改めて詳しく検査するという方針なのです。

なぜこのような面倒なことをするのかと言うと、意外なほど蛋白が尿に下りてくることが多いと言うことが原因です。それにはもちろん病的なものも含まれていますが、まったく心配のない生理的・一過性のものも少なくないからなのです。

健康診断の尿検査で蛋白陽性だったらどうなるか

その検査数値や全身状態、その他の検査の結果によってさまざまな検査の進め方がありますので一概には言えませんが、尿検査だけが引っかかった場合は、同じような定性検査をもう一度行うことになるでしょう。

尿試験紙や試薬を使った定性検査はその場で結果がわかりますから、2回目の検査で陰性であれば、それで異常なしと言うことになります。2回目でも陽性であれば、血液検査や1日分の尿を貯めて測定する定量検査などが行われるでしょう。

必要に応じて腎臓のCT検査や、尿路に関する造影検査が行われる場合もあります。必ずしも全部という訳ではありませんが、尿検査で繰り返し異常が現れる場合は、腎臓に異常がある場合が多いのです。

運動や入浴、妊娠でも!まったく心配のない蛋白尿もたくさんある

一度くらい尿蛋白が陽性になっても、同じ検査をもう一度行って、それが陰性なら問題なしとするのは、一過性の生理的な尿蛋白と言うのが少なからず存在するからなのです。

例えば、激しい運動をした後は尿蛋白が陽性になることがよく見られます。たんぱく質を多く食べ過ぎた場合でも陽性になる場合がありますね。

ですので、プロテインをガンガン摂ってトレーニングをしているような人が尿蛋白の陽性を指摘されたら、再検査の前数日はプロテインとトレーニングをお休みしてから検査に臨んだ方が良いかもしれません。

また、熱があったり、入浴後であったりした場合も尿蛋白が陽性になることがあります。さらに女性の場合生理や妊娠に関係する場合もありますので、再検査の際はそのことを伝えて下さい。

子供に多い症状としては体位性(起立性)蛋白尿と言うものがあります。立った姿勢が続くと起こってくる蛋白尿で、朝起きぬけの尿では陰性になることで区別がつきます。これも生理的なものですから心配はありません。

その他、中間尿を採って最初と最後のは捨てるとか、女性の場合事前に尿道口周りをきれいに拭きとっておくなどの注意事項がありますが、そうしたことは検査機関に貼り出してありますので、それに従って下さい。

検尿は気軽に受けられる検査で、毎日行っても身体に負担がないのがメリットの検査です。チャンスがあればいつでも積極的に受けましょうね。

腎臓は老廃物を捨てるだけでなく塩分調節も行っている

腎臓は血液をろ過する働きを持った臓器です。血液の中には老廃物や肝臓で処理されて水に溶けるようになった毒素などが含まれています。これをろ過して捨て、必要な成分だけを身体に戻すという働きを持っているのです。

この時、本来ならろ過されて血液の中に残るはずの分子の大きなたんぱく質が出てきたリ、分子が小さくてフィルターを通り抜けるけれど、その先で再吸収されるはずのたんぱく質が再吸収されずに、そのまま尿に出てきたりしてしまったのが尿蛋白です。

腎臓は1日に170リットルもの水分をろ過して出している

びっくりするような数値ですが、実際に尿となって出てくるのは1日にせいぜい2リットルくらいですよね。つまり168リットル以上の水は、腎臓の中で再び吸収されているのです。この、ろ過と再吸収こそが腎臓の大きな働きなのです。

腎臓には毎分約1リットルの血液が流れこんでいます。腎動脈から入ってきたこの血液は、だんだん枝分かれして細動脈に入り、そして糸球体と言う血管構造の中へと流れ込みます。

糸球体と言うのは極細の血管が毛糸玉のように集まった構造の組織です。この部分に入ってゆく血管を輸入細動脈と言い、出てゆく血管を輸出細動脈と言います。

腎臓の構造と働き

糸球体は腎単位・ネフロンと呼ばれる腎臓を構成する単位の一部になっています。上の図で、「腎小体」・「近位尿細管」・「ヘレンのループ」・「遠位尿細管」と示されている部分を合わせたものがネフロン1個分になります。

腎臓は2つありますが、1つあたり約100万個のネフロンが存在しています。糸球体に入った血液からは、その外側のボーマン嚢と言う袋のような構造の中に水分が滲み出すようになっています。

血管から滲み出した液体から必要な成分は再吸収される

糸球体でのろ過では、必要なものと不要なものという区別はされません。単に分子の大きさだけで一定以上の大きさのものは血管内に残り、それ以外は水分とともに外に出されるようになっています。

血球成分や分子量の大きなたんぱく質は膜を通り抜けられないので血液中に残りますが、ミネラル類やアミノ酸、糖、水溶性の老廃物などは通り抜けます。

このように説明すると、多くの場合イメージとしてコーヒーのフィルターのような物を思い浮かべるので、「水分が全部出てしまわないのか」とか「フィルターは目詰まりしないのか」と心配になってきます。

しかし腎臓でのろ過はそうした方法ではなく、高度な浄水器でも用いられているクロスフローろ過方式で行われています。これはろ膜に対して液体を水平に流すことで、通り抜けられない大きな分子を流れの中に残すことで液体を濃縮する方法です。

クロスフローろ過の感略図

こうすれば、膜を通り抜けられるものだけが外に出て、通り抜けられないものは流れに残るため、流れている液体の濃度は上がるけれど液体そのものがなくなることはありませんし、フィルターが詰まることもないのです。

どの程度再吸収するかと言う調節機能が働くナトリウム分

ボーマン嚢に送られた液体は、近位尿細管と言う管に入って、ここで必要な成分を再吸収します。水分はもちろん、ナトリウム(塩分)やブドウ糖、カリウム、アミノ酸の他、老廃物を運んできた重炭酸イオンもここで回収されます。

さらに遠位尿細管では水分と一緒に、ナトリウムを必要に応じて体内濃度を調節するために再吸収します。カリウムや塩素も再吸収の対象ですね。

そして、最後に遠位尿細管が集まる集合管では、さらに水分を吸収して尿の量を調節しています。

拳の大きさぐらいの臓器ですが、これだけ大量の流れを作っているのです。

しかも大きなマージンを持っていて、片方だけでも充分に間に合うということは腎臓移植でよく知られていますね。

蛋白が尿に出てくる<のは主に腎臓のトラブルが原因

尿蛋白は腎臓そのもののトラブルによるところも大きいのですが、腎臓より前に病気があって、腎臓では処理しきれないほどのたんぱく質が流れてきたときにも起こります。

また、腎臓でのろ過までは問題なく流れた場合であっても、それ以降の部分でトラブルが起こったがために、尿に蛋白が混じってしまうこともあるのです。

腎臓手前のトラブルで発生する腎前性蛋白尿

例えば赤血球が多く壊れてしまう溶血によるヘモグロビン尿や、筋肉組織が壊れて発生するミオグロビン尿などは、目で見ても血尿と言う状態になりがちですが、蛋白尿として検出される場合も多いです。

ヘモグロビンは約65000、ミオグロビンは約18000の分子量と比較的小さめですから、ある程度は糸球体でのろ過を通り抜けます。しかし通常の量ならば再吸収されて尿には出てこないのですが、その量が多すぎると蛋白尿になります。

ヘモグロビン尿やミオグロビン尿は血尿に関する記事に詳しいのでそちらをご覧下さい。
尿の異常は病気のサイン!尿の色と臭いで危険な病を早期発見

後から尿に蛋白が入り込む腎後性蛋白尿

例えば膀胱炎でも蛋白尿が出ることがあります。血尿が出るのは有名ですが、尿蛋白として検出されることもあるのです。

また、腎盂腎炎でも蛋白尿が出ます。腎盂は腎臓の一部ですが、実際には腎臓と尿管をつなぐ漏斗のような物です。先ほどお話ししたネフロンで作られた尿は集合管に集められ、最終的に腎盂で合流して尿管を通って膀胱に送られます。

ですので、この部分に炎症が起こると、ろ過する働きに異常がなくても蛋白尿が出てしまうのです。

さらに、前立腺のトラブルや膀胱がんなどでも蛋白尿が出ることがあるので、再検査になったらしっかり検査を受けて下さい。

腎臓本来の機能に影響する糸球体腎炎

先ほどの説明の中で、血管から水分と小さな分子量のものを滲み出させる、腎臓としての中心的な機能を持つ糸球体に炎症が起こったものが糸球体腎炎です。

この病気には様々な種類のものがありますが、蛋白尿は共通して見られる症状の1つです。そのうちの1つ、急性糸球体腎炎は猩紅熱で有名な化膿レンサ球菌による感染症の後遺症として起こることがほとんどです。

その他、慢性に移行してしまったものや、糖尿病性腎症も糸球体腎炎の1つですし、非常にまれな病気ですが難病指定されている急速進行性糸球体腎炎と言う病気もあります。

共通するのは、診断を受けたらしっかり治療しないと、腎不全から人工透析というルートが待っていると言うことです。適切に治療されれば心配ないことが多いので、健康診断の尿検査の結果は大切に扱ってください。

慢性糸球体腎炎は油断できない病気

糸球体腎炎の中で、慢性糸球体腎炎はちょっと特殊です。1つの病気ではなく、さまざまな病気を総称してそう呼んでいるんですね。ですから、尿検査やCT検査などでは、治療方針や予後について確定できません。

それを確定できるのは腎生検だけです。ただ、腎生検は入院して行わなければなりません。超音波エコーで場所を確認しながら腎臓に針を刺して、組織の一部を取ってきます。それを光学顕微鏡や電子顕微鏡で観察して病気を確定するのです。

ごくわずかとは言え、腎臓に傷をつけるわけですから、入院して検査後の安静が必須になります。昔よりは身体への負担が少なくなっていますが、入院しての検査と言うだけでも二の足を踏みそうですよね。

でも、どんな専門医でも腎生検なしに慢性糸球体腎炎の正確な診断と治療はできませんので、腎生検を勧められたら、それだけ大事になっていると認識して検査を受けて下さい。

糸球体の後ろ側にトラブルが起こる間質性腎炎

糸球体で作られた原尿のもとになる液体から、水分や必要な栄養素を再吸収する尿細管にトラブルが起こるのが間質性腎炎などによる尿細管性腎症です。この病気の多くは薬剤性やアレルギー性ですのでそれに沿った検査が求められます。

使っている医薬品の副作用というところからチェックが始まるでしょう。同時にアレルギー検査も行われると思われます。

この病気では、近位尿細管に多く含まれる酵素が尿中に現れることである程度識別できますから、尿検査の再検査や精密検査が大切になってきます。

尿蛋白が出過ぎて身体に異常が起こるネフローゼ症候群

ネフローゼと言うと子供の病気と言うイメージがありますが、それは微小変化型ネフローゼ症候群と呼ばれるもので、大人になると治まってくることが多い病気です。

一方、それ以外のネフローゼは大人がかかる病気で、例えばメタボが原因になることもあると言われている巣状分節性糸球体硬化症や、膠原病が原因になる二次性のネフローゼなどもあります。

ネフローゼは、必要に応じて腎生検が行われる病気です。症状としては尿に蛋白が出過ぎて、低たんぱく血症を引き起こします。それが原因でひどいむくみが出て、腎不全の他、感染症や心筋梗塞、肺梗塞、脳梗塞の危険が高まります。

安静が基本になるネフローゼですので、昔は子供の場合、学校へは登校できても体育は100%見学、遠足などの行事にも参加できませんでした。

しかし、現在では完全禁止の方向ではなく、症状の重さに応じてお医者さんがどの程度までの活動なら行って良いかを示してくれます。

急性腎不全は尿蛋白が出ないこともある

急性腎不全と言うのは、様々な原因で急激に腎臓の機能が落ちる病気です。しかし、原因によっては尿蛋白が出ないこともあるため見過ごされる可能性もあるのです。

必ず現れる症状は身体のだるさですが、それ以外に症状が出ないこともあります。ただ、尿の量が減少してくるとむくみとなって表れてきますので、そうした兆候を見落とさないようにして下さい。

急性腎不全の原因で注意が必要なのは薬剤性のものです。何かのお薬を処方された場合には、副作用リストをよく読んでこうしたものが含まれていないかに注意しましょう。

その他の急性腎不全は、原因疾患がわかりやすいものが多いので見落とされにくいでしょう。有名なところでは重症の前立腺肥大で、尿が通れなくなることです。当然急性の腎不全になります。

また、心筋梗塞や多量の出血を伴うけがなどの場合にも起こりますが、それで病院に行かない人はいませんから、急性腎不全についてもお医者さんが注意しておいてくれます。

さらに腸管出血性大腸菌O157が出すベロ毒素が溶血性尿毒症症候群を引き起こすことはとても有名になりました。これも急性腎不全が尿毒症を引き起こしますので、O157の治療に当たったお医者さんが注意して下さるでしょう。

まだまだ尿蛋白と腎臓の関係はありますが、メジャーなところはこのくらいでしょう。

尿蛋白には問題のないものも多いので、それとの見分けが必要です。尿蛋白を指摘されたら、必ず再検査に臨んでくださいね。

再検査でも尿蛋白を指摘されたらまず必要なことは安静

再検査でもやはり尿蛋白が陽性であった場合、なんらかの病気がある可能性が高まります。その先でもっと細かい検査が行われることは、これまでにお話しした通りです。

そうした検査には時間がかかります。ですので、再検査で陽性だった場合にはその時から自分でできる対応を行いましょう。もし軽症であった場合、精密検査の時にはましになっているかも知れませんよ。

腎臓病対策の基本はまず安静

安静にする理由は腎臓に流れる血流を増やし、腎臓の負担を減らすためです。

何となく逆のようなイメージがあるかも知れませんが、身体を動かしている時は他の臓器や筋肉に血液が回されて、腎臓の血流が減ります。半分くらいになることもあるんですよ。

そうなると糸球体でろ過される血液の量が減ります。このような状態が腎臓に大きな負担をもたらし、腎臓病を悪化させるのです。腎臓は負担が大きくなっても痛みなどの症状が現れない臓器ですので、理性でコントロールしないといけません。

ですので、病気の内容と重症度が判るまでは運動をやめて下さい。家事や仕事も可能な限り身体を休める方向で調整しましょう。

そうは言っても、一日中寝ていられるわけじゃない人がほとんどだと思います。そうした場合は、仕事をできるだけ分散して下さい。1日働いて1日休むのではなく、半日働くのを毎日行う方が良いのです。

毎日の仕事量を、できるだけ均等にするのがベストです。仕事量の中には「立っているだけ」と言う身体活動なども含みます。横になっていない状態では何らかの負担がかかっていると思って下さい。

食習慣や日常生活でも充分な配慮が必要

腎臓病と言うと「塩分制限」「水分制限」「たんぱく質制限」が有名ですが、精密検査の結果が出るまでは、まず塩分だけを減らしておきましょう。水分やたんぱく質については、お医者さんから指導が出るまでは従来通り摂って良いでしょう。

ただし、血液検査でナトリウムの数値が異常に低い場合は塩分制限は行わないで下さい。まれな病気ですが塩分喪失性腎炎と言うものがあって、これの場合は逆に塩分を摂らないといけないのです。

飲酒
適切な量のお酒自体は、腎臓に直接悪影響を与えることはありませんが、塩分制限をしながらのお酒は辛いものがありますよね。お酒は塩味が欲しくなるので、やめておいた方が無難です。
喫煙
たばこは腎臓病を悪化させます。喫煙によって血管が収縮し、血流量が減ることは有名です。安静のところでお話しした通り、血流量の減少は腎臓に負担をかけます。
体重や肥満
過体重・肥満も腎臓に負担をかけます。BMI:25kg/m2未満に調整しましょう。さらに夜食の習慣や朝食抜きの習慣も良くありません。こうした生活習慣の見直しは腎臓病以外にも良い効果があるでしょう。
HbA1cの値
糖尿病がある人は、まずはHbA1c:7.0%以下を目指しましょう。それが達成できている人はHbA1c:6.0%以下が次の目標です。
高血圧症のようにまずは塩分の制限が必要なのですが、まれに逆に塩分を摂らなければならない腎炎もあるの注意が必要なのです。

必ずお医者さんからの指示を仰ぎ、従ってくださいね。

腎臓病については健康食品や民間療法は厳禁

腎臓はすべての老廃物を通過させろ過する臓器ですので、余分なものを送り込まれると壊れてしまいます。ですので、医療機関から処方された医薬品以外は絶対に使ってはいけません。

実例

中年の女性で、腎生検により比較的軽いIgA腎症と診断され、薬の投与を受けながら外来受診を続けておられました。検尿所見はほとんど変わらず、安定していると思っていましたが、徐々に腎機能が低下してきたのです。

そこで患者さんに、《何か変わった事は有りませんか?》と聞くと、実はずいぶん前から知人から腎臓病に良いと勧められたゲルマニウム製剤を毎日かかさず服用し、処方した薬は服用していないことがわかりました。

再度腎生検を行うと、ゲルマニウムによる間質性腎炎であることが判明しました。

先の説明でも触れたように、間質性腎炎は薬剤性のものが多いのです。薬剤性と言ってもお薬だけではなく、こうした民間療法のサプリや健康食品などもその原因になります。

特にゲルマニウムについては死亡例も複数報告されているため、厚生労働省も昭和の終わりごろに注意を呼び掛けていますので、健康な人であっても遠ざけておいた方が良いでしょう。
ゲルマニウムを含有させた食品の取扱いについて

病気が確定したら人工透析に至らないように治療に取り組む

病気の内容によっては、将来的に人工透析の導入が必要になる可能性が高い物もあります。しかし、治療にしっかり取り組むことで、その時期を先に伸ばすことも可能でしょう。

治療をしっかり行えば完治する病気も少なくありません。しかし、一方で再発リスクと言うものは付きまといます。ですので完治した後も、治療中の生活習慣をある程度維持するように心掛けましょう。

その際、お医者さんから完治後の生活についてアドバイスをもらっておくことが重要です。何に気をつけ、何はそれほど意識しなくてもいいのかを理解しておくと、再発予防が楽になります。

こうして見てみると、腎臓病対策も、運動の部分を除けば生活習慣病対策と似た部分が多いですね。

最初の検査であっても尿蛋白陽性を指摘されたら、いい機会ですので生活習慣の見直しを行ってはどうでしょう。

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