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貼ったままではヤケドの危険!MRI検査時に注意すべき貼り薬

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体調が優れない時、体のもっと詳しい状態を知るために受ける精密検査のひとつに「MRI検査」があります。この検査を受ける際の注意事項として、検査室内には金属類を持ち込まないように言われます。

アクセサリーや時計などは外さなくてはいけないとすぐ思いつくでしょうが、実は貼り薬の中にも金属を含んだものがあります。もし剥がすことを忘れたまま検査を受けてしまっては、ヤケドの危険があるのです。

強い電磁波を当てるMRI検査は金属が危険!カイロや入れ歯もダメ!

MRI検査は磁気と電磁波の力を使った検査です。強い磁場の中で電磁波を照射することで、体の中の状態を画像として知ることができます。

レントゲンやCT検査と比べたときの利点は、X線を使わないため放射線被爆を受けずにすむことです。またヨード造影剤も使わずにすむため、造影剤に対する副作用の心配もありません。(場合によっては、造影剤を使うこともあります。)

逆にMRI検査ならではの注意点は、金属を身につけた状態では検査を受けられないことです。強い磁力と電磁波を使った検査のため、金属が発熱してヤケドをしてしまったり画像が乱れてしまうことがあるのです。

そのため心臓ペースメーカーを埋め込んでいる人や、その他にも骨折した時に固定用のボルトを入れたという人など、体内に金属がある人はこの検査を受けることができません。

検査室内への金属の持ち込みも禁止です。時計やアクセサリーなどは外すように言われ、磁気カードや携帯電話も持って入ってはいけません。金属のワイヤーが入ったブラジャーなどもダメです。

  • 使い捨てカイロ
  • エレキバン
  • ベルト
  • ヘアピン
  • 入れ歯

なども検査前に外しておく必要があります。この時忘れてはいけないのが、貼り薬の中にも金属の入ったものがあるということです。

MRIで剥がさないといけない金属の入った貼り薬とは?

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では、金属の入った貼り薬にはどのようなものがあるのでしょうか。この金属は効きめをもたらす薬剤の部分に入っているのではなく、貼り薬の土台となる部分(支持体)に含まれています。

  • ニトロダームTTS(心臓の貼り薬)
  • ノルスパンテープ(強い痛みを抑えるための貼り薬)
  • ニュープロパッチ(パーキンソン病やレストレスレッグス症候群のための貼り薬)
  • ニコチネルTTS(禁煙治療のための貼り薬)
  • ニコチネルパッチ、シガノンCQ(市販の禁煙治療のための貼り薬)

これらの貼り薬は、MRI検査を受ける前に必ず剥がすようにしてください。そして検査の終了後にまた貼るようにしましょう。

剥がすタイミングや検査終了後の貼り方などについては、その薬を処方している医師にも確認をしておいたほうがよいでしょう。

現在使っている薬があるかどうかなどについては、検査前に医師から確認をされると思います。その際には飲み薬だけでなく、貼り薬のことも伝えるようにしてください。(お薬手帳を見せるのが一番確実です。)

特に忘れないようにしていただきたいものは、ドラッグストアなどで自分で買った禁煙治療用のニコチンパッチです。この貼り薬にも金属が入っているため、検査前には絶対に剥がす事を忘れないようにしてください。

その他の貼り薬はどうするか?問題ない貼り薬もある

その他の貼り薬についても、MRI検査の前には基本的には剥がすようにしておきましょう。痛み止めの湿布も剥がしてください。パップ剤と呼ばれる、厚手のタイプの湿布では水分を含んでいるために熱くなってヤケドをしてしまう可能性もあります。

ただし、貼ったままMRI検査を受けても問題ないとされる貼り薬もあります。

  • イクセロンパッチ、リバスタッチパッチ(アルツハイマー型認知症のための貼り薬)
  • ホクナリンテープ(気管支を拡げる貼り薬)
  • フランドルテープ(心臓の貼り薬)
  • デュロテップMTパッチ(癌などの強い痛みを抑える貼り薬) など

アメリカではデュロテップMTパッチを貼ったままMRI検査を行ったところヤケドしてしまったという報告がありましたが、日本で販売されている製品の場合には金属が使われていないため問題ないようです。

逆に自分の判断で剥がしてしまっては、治療の効果に対して影響が出てしまうこともあります。必ず検査を受ける前に処方している医師にも相談するようにしてください。

意外なものにも要注意!確認は注意深くしっかりしよう

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その他、意外なものに対してもMRI検査をする際には気をつけなくてはいけません。

化粧品

アイライン、マスカラなどの化粧品には酸化鉄のような金属成分が含まれています。画像が乱れて検査が正常に行えなくなるだけでなく、目の粘膜を傷つけてしまうこともあります。これらはつけないで検査するようにしてください。

頭部、特に目の周辺の検査の場合にはお化粧を全て落としてから検査をすることもあるようです。なるべくノーメイクにしておいたほうがよいかもしれません。

コンタクトレンズ

カラーコンタクトレンズでは、着色のために金属を含んだ成分が使われていることもあります。カラーコンタクトレンズは必ず外しておくようにしてください。

通常のコンタクトレンズも、できれば外すほうがよいかもしれません。

保温性のある下着

ヒートテックのような保温性のある下着や遠赤外線下着をつけていると、体が熱く感じたりヒリヒリとした感じが出てしまうことがあります。

遠赤外線下着の場合には検査に支障が出てしまうこともあります。これらのものを着たまま検査を受けないようにしてください。

入れ墨

入れ墨の色素にも金属が使われています。そのため入れ墨のある方はMRI検査を行うことができません。ヤケドしたり絵が崩れてしまう可能性があります。

鉄剤

鉄剤や鉄サプリメントを飲んでいると、薬の中の鉄の影響で検査の画像が乱れてしまうこともあります。検査当日は飲まずに来るよう指示されることが多いでしょう。念のため、検査前に確認をしておいてください。

MRI検査の前に、検査を受ける上での注意事項についていろいろと説明があると思います。その際には携帯電話や時計だけでなく、貼り薬やその他の細かい注意のことも忘れないようにしておきましょう。
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