健康生活TOP 虫刺され 虫に刺されやすい・虫刺されがひどくなりやすい人の特徴と対策

虫に刺されやすい・虫刺されがひどくなりやすい人の特徴と対策

shutterstock_2865825412

同じ場所で過ごしているのに、集中的に蚊に刺される人がいれば、蚊に刺されない人のいることがあります。

こんな時、蚊に刺されやすい人は「なんで私ばっかり?」と不公平に思うかもしれません。蚊には好みのタイプがあるために、このような差が出てきてしまうのです。

また中には蚊に刺されると、刺された場所の炎症がひどくなりやすい人もいるのですが、虫刺されがこじれるのは少々厄介なので、きちんとした対処法を知っておく必要もあります。

今回は蚊を中心に虫に刺されやすい人・虫刺されがひどくなりやすい人の特徴と、虫刺されの適切な対処法を説明していきます。

蚊はなぜ寄ってくるの?蚊に刺されやすい人とは

shutterstock_1024029042

蚊は

  • におい
  • 見た目
  • 温度

などで獲物を察知して吸血しています。その中で蚊に刺されやすいのはこんな人です。

赤ちゃん・子ども・妊婦

蚊はヒトの呼吸に含まれる二酸化炭素に寄ってきます。

基礎代謝が高いと呼吸中の二酸化炭素が増えるので、基礎代謝の高い赤ちゃんや子どもは、ただいるだけで蚊に狙われやすくなります。

妊娠中または生理前の女性

蚊はヒトの体温に反応し、体温の高いヒトに寄りつきます。妊娠中または生理前の女性は体温が高めになるため、蚊に刺されやすいのです。

特に、妊娠中の女性は基礎代謝も高いため、蚊に刺されやすくなります。

汗をかいている人

蚊は、ヒトの汗に含まれる乳酸のにおいにも反応して寄ってきます。

体臭が強い人

蚊は、ヒトが発するにおいに含まれる特定のたんぱく質や脂質のにおいを敏感に察知します。つまり体臭が強いほど蚊に寄りつかれやすいということです。

ただし蚊によってにおいの好みが異なるため、体臭の強い人が常に蚊に刺されやすいとは言えません。

運動中の人

運動中の人は、呼吸が荒くなって二酸化炭素を大量に吐いたり、汗をかいたりしているので、蚊に狙われやすくなります。

色黒な人・黒い服を着ている人

蚊は白と黒を識別し、色が濃い物、黒っぽい色の物に集まる習性があります。ですから肌が色黒な人や黒い服を着ている人も、蚊に察知されやすいのです。

飲酒している人

飲酒すると体内でアルコールが二酸化炭素と水に分解され、二酸化炭素を多く放出します。そのため、酔っている人は蚊に刺されやすくなるのです。

香料を付けている人

香水、香料の入った化粧品を使っている人も蚊にが寄ってきやすくなります。香料の中には蚊の好むにおいが含まれている場合があるためです。

血液型がO型の人(?)

血液型がO型の人は蚊に刺されやすい、という話もよく耳にしますが、一部の研究でもそれは実証されているようです。

白井の試験結果は、ヒトスジシマカ(日本で昼間に刺す最も普通の蚊)を用いて、前腕にとまった蚊を調査する方法で同様の結果(O>B>AB>A)を得ており、O型がA型より有意に刺されやすかった。

またO型の中でも抗原(それぞれの血液型の特徴をしめすもの)が汗などに分泌されている人が刺されやすく、分泌されていない人はそうではないという説もあります。

害虫防除技術研究所の白井氏も説明しておられますが、必ずしもO型の人が蚊に刺されやすいというわけではありません。血液型と蚊の関係は、あくまでも参考程度に気に留めておいてくださいね。

蚊に寄りつかれないように!朝方と夕方の野外は特に注意して対策しよう

蚊に刺されやすい条件を備えている人は、蚊の特性をふまえ、蚊に寄りつかれないように対策を行いましょう。

夏に屋外で過ごす時には、こまめに肌を拭いたりして、汗のにおいや体臭を消すようにします。また蚊の多い所へ行く時は香水をつけたり、黒い服やアクセサリーも使ったりするのも避けたほうが良さそうです。

赤ちゃん、子ども、妊婦さん、キャンプやバーベキューでビールを飲む人は、なるべく肌の露出を避け、虫除けスプレーなどを使って蚊に寄りつかれないように心がけましょう。

蚊に刺されやすい時間帯は朝方、夕方です。この時間帯には蚊の多い所へは行かないようにするか、虫除け対策を万全に行って出かけるようにしたいですね。

基本的な対策ばかりとなりますが、つい忘れがちなのでお出かけ前に意識して行うようにしましょう。

また家庭では夏に蚊が繁殖しないよう、庭に水たまりを作らないようにしたり、除草をするなどして、ボウフラ(蚊の幼虫)が湧くのを防ぎましょう。

強いかゆみや痕が残りやすい・・・?虫刺されがひどくなりやすい人

蚊やブヨなどに刺された後、かゆみが強かったり、かゆみが長引いたり、黒ずんだ痕が残ったりしやすい人もいます。虫刺されがひどくなりやすいのは

  • 子ども
  • 何らかのアレルギーを持っている人
  • 蚊刺過敏症の人(ごくまれ)

です。虫刺されの皮膚症状には

  • 即時型反応…刺された直後に刺された場所が赤く腫れ、しばらくして治まる
  • 遅延型反応…1~2日後から腫れとかゆみが強まり、数日間続く

の2種類があり、大人は遅延型反応が起こりにくく、加齢によって症状があまり出なくなっていきます。一方、子どもは遅延型反応が起こりやすく、かゆみが長く続きやすいので、その間にかき壊して悪化させてしまいがちなのです。

蚊刺過敏症というのは、「蚊アレルギー」と呼ばれることもある、蚊に対する強い過敏症です。蚊に刺されるとひどい腫れや発熱、だるさといった重い症状を伴います。また、蚊を叩いた時につぶした汁にもかぶれるのが特徴です。

また蚊に対するアレルギーがなくても、何らかのアレルギーがある人は、虫刺されの症状が悪化しやすい傾向にあります。

蚊に刺されても即時型反応は1時間程度、遅延型反応は刺されてから1週間程度で収まるのが普通です。

それよりもかゆみや腫れが長引いたり症状が強い場合には、体質が原因とも考えられるので、すぐに受診して検査と治療を受けるようにしてください。

悪化で化膿やとびひに!悪化する前に皮膚科の薬で治そう

shutterstock_1257396835

虫刺されの軽い粥かゆみは、市販の抗ヒスタミン成分が配合されたかゆみ止めを塗れば、鎮めることができます。

ただしかゆみがひどく掻かずにいられない場合や、掻いたことで傷になってしまった場合には、すぐ皮膚科を受診してステロイド剤や内服薬といった、よく効く薬を処方してもらうようにしてください。

もし掻き壊すと、傷口からばい菌が感染して化膿したり、全身にとびひ(伝染性膿痂疹)を併発する場合があります。

特に免疫力の低い乳幼児はとびひを起こしやすいので、虫刺されでかゆがっているようなら、すぐに皮膚科の薬で治すことをおすすめします。

殺虫成分ディートに注意!子どもが使ってはいけない虫よけスプレー

101252

また蚊に刺されないようにするために虫除けスプレーは欠かせませんが、数年前から市販の虫除けスプレーに含まれる「ディート」という化学成分に人体への健康被害を及ぼす可能性があることが示唆されています。

使用上の注意を守って大人に使う場合には問題ありません。ただし、子どもにはなるべく使わないようにした方が良さそうです。

ディートには、小児に対する使用上の注意として、顔には使用しないこと、生後6ヶ月未満の乳児には使用しないこと、2歳未満の幼児では1日1回、2歳以上12歳未満の小児では1日1~3回の使用にとどめること

などがありますので、必要に応じて適切に使ってください。

子どもが蚊のいる所に行く時は、長袖長ズボンの着用やディートを使わない虫除け剤の使用でしっかり虫除け対策を行いましょう。

デング熱やマラリアなどのウイルスを媒介する虫も!対策はしっかりばっちりしよう

近年、ニュースで話題になっているように、蚊はデング熱そしてマラリア、マダニは重症熱性血小板減少症候群(SFTS)のウイルスを媒介します。

これらの感染症の発症事例は少ないかもしれませんが、人ごとでもありません。虫に刺されやすい人もそうでない人も、日頃から蚊に刺されないよう、しっかり虫除け対策をしておきたいですね。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る