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内出血しやすい、青あざができやすい!あざを早くきれいに消す治し方

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青あざ(痣)は時間が経てば自然に消えるものですが、女性の肌に目立つ青あざができてしまった時は人目が気になってしまいますよね。

女性はちょっとしたことで青あざができやすく治りにくい傾向があります。

「そのアザどうしたの?!」とビックリされないよう、青あざができてもすぐキレイに治す方法、青あざを予防する方法をチェックしておきましょう。きちんと対処すれば青あざに困ることもなくなりますよ。

ぶつけたりかいたりしてできる青あざの正体は?

「青あざ」は、体にできる青紫色のあざのことです。

青あざという用語は、メラニン色素を持つ皮膚細胞が集まってできた青色の母斑(蒙古班や太田母斑など)を意味する場合もあるのですが、この記事では打撲(打ち身)などによってできた出血斑を対象に説明を進めていきます。

【青あざとは】なんで青くなって、どのくらいで消えるの?

青あざは、衝撃を受けた毛細血管が破れて出血し、皮膚の下に血液が溜まった時にみられる斑点のことです。

打撲や採血の注射あとにできる青あざがよく知られますね。女性は毛細血管が切れやすいので、かきむしった時、圧迫した時、キスマークがついた時にもすぐ青あざのできてしまうことがあります。

青あざは、皮下出血が赤から青紫色に変わるために起こります。皮下出血とは、皮膚は破れずに皮膚の下で出血が起こることです。出血した血液に含まれる「ヘモグロビン」という赤い色素が破壊されるために血液の色が変わります。

青あざはどす黒い青紫色になりますが、数日間経つと次第に黄色味帯びてきます。これは血液から漏れたヘモグロビンが「ビリルビン」という黄色い色素に変わっていくために起こる現象です。

ビリルビンが出るのは組織の損傷が回復してきた証拠なので、あざが黄色くなるのは問題ありません。その後あざは次第に色が薄くなり、皮下出血が起こってから1週間くらいで自然に消えてなくなるのが一般的です。

適切な処置をすれば早くきれいに治せる

見られると恥ずかしく触れるとズキッと痛む青あざは、一刻も早く治してしまいたいですよね。

どうしてもすぐに隠したい場合はファンデーションを塗ったり絆創膏を貼ったりするという方法もあるのですが、皮下出血は深い傷ではないため、日常生活で作りやすい軽症の青あざならセルフケアで早く消すこともおすすめします。

青あざは、皮下出血が起きてからどれくらい経過しているかによって取るべき処置法が異なります。タイミングに合わせた処置法さえ覚えておけば、青あざをキレイに治すことができます。

ただし強く打撲した場合や激しい痛みのある場合は血管以外の損傷を起こしている可能性もあるため、すぐ病院に行って骨や内臓に異常がないことを確認し専門治療を受けてください。

青あざを早く治すコツ①皮下出血が起きたらすぐ冷やす

青あざの治療で最も重要なのは、皮下出血が起こった後の急性期(炎症が強く出ている時期)にしっかり冷却することです。

皮下出血が起こったら、1秒でも早く患部のアイシング(冷却する)を始めたほうが青あざができにくくなります。

アイシングの効果

アイシングは打撲、捻挫、骨折などに共通する応急手当で、皮下出血では次のような効果があります。

  • 止血効果
  • 鎮痛効果
  • 細胞液が漏れて患部に溜まるのを防ぐことで打撲の回復を促進させる

血管は冷却すると収縮し、流れる血液の量が減ります。患部をアイシングすると、血管の破れたところから血液があふれていくのを速やかに阻止することができます。

皮下出血の量が多くなるほど、青あざは面積が大きくなり色も濃くなってしまうので、とにかく早く止血することが大切です。

アイシングの方法

アイシングをする時は、なるべく0℃に近い温度の冷たい物を患部に密着させるのがポイント。0℃ぐらいで冷却する理由は、0℃が物質の熱を奪う力の最も大きい温度だからです。

0℃より温度が高くても低くても冷却効果は劣ってしまいます。特に0℃以下は低温すぎて凍傷を起こす可能性が出てくるので、アイシングには適していません。

用意できれば、氷や凍ったコールドパック(保冷材)を使うのがのぞましいです。

スポーツ用のアイシングでは専用のアイスバッグに氷水を入れて使いますが、日常生活では氷水を入れたビニール袋か保冷材を薄いタオルに包んで患部に当てると良いでしょう。

氷やコールドパックがない場合は、すぐ水道の流水を患部にあて続けて冷却してください。

アイシングを続けていると、次のように感覚が変化していきます。

  1. ジンジンして痛い
  2. ポッと温かい感じがする
  3. しびれる
  4. 感覚が麻痺する

感覚が麻痺したらアイシングを終了します。

軽い皮下出血なら、打撲の直後に適切なアイシングをするだけでほとんど青あざにならずに済ますこともできます。青あざができて腫れや痛みを伴う場合は、打撲をしてから24時間以内に1時間おきのアイシングを数回行うと効果的です。

アイシングは患部をしっかり冷却しなければ意味がありませんが、凍傷を予防するためにも1回あたりのアイシングは30分以内にとどめておくようにします。

急性期は患部を温めてはいけない

打撲をしてから24時間以内の急性期は、患部を温めてはいけません。湯船につかって体を温めるのもなるべく控えます。

間違えて急性期に患部を温めると、毛細血管が拡張して出血や滲出液が増えやすくなるので「皮下出血した日はアザを温めない」ということをしっかり覚えておいてください。

女性は青アザが治りにくいこともあり、軽い皮下出血でもこのように「大げさかな」と思うくらいしっかりアイシングをしておくのがおすすめです。

青あざを早く治すコツ②打撲の翌日以降は温める

皮下出血が起きてから24時間以降経過した青あざ、またはいつ打撲したのか分からない青あざを見つけた時は、冷やすのではなく逆にしっかり温めます。

時間の経過した青あざを温めたほうが良い理由は、血行を促進させて患部の新陳代謝を良くすることで損傷した血管や皮膚組織が回復しやすくなるためです。

この段階で患部を冷やすと血行が滞って患部の組織に酸素や栄養が届かなくなり、治りが悪くなってしまいます。また青あざの状態は出血や炎症のおさまった「慢性期」に入っており、すでに止血しているので血管を収縮させる必要もありません。

青あざを温める方法

患部を温めるには、お風呂に入った時にじっくり血行を促進させるのが有効です。

38~40℃くらいのぬるめのお湯に入ると血管が拡張して血行が促進されます。逆に、熱いお湯は血管が収縮して患部の血行が促進されにくくなるのでおすすめできません。

顔や脚など青あざが目立って困る場合には、蒸しタオルや使い捨てカイロを患部に当て重点的に温めて積極的に治療していくことをおすすめします。

ただし、体を冷やして全身の血行が悪くなってしまうのは良くありません。患部を包帯やガーゼで保護したり温かい服装をしたりして、患部の血行が滞らないようにすることも大切です。

血行を促進させる方法も

ユニークな方法では爪楊枝20~30本くらいを輪ゴムで束ね、とがったほうで青あざの周辺をトントンと刺激し患部の血行を促進させるという民間療法も知られます。

患部の周辺をマッサージするのも良いといわれますが、毛細血管は切れやすいので強くさすったり揉んだりすると逆効果です。

青あざを早く治すコツ③青あざに効く薬を使う

腫れや痛みのある場合は薬を使うと、有効成分によって炎症をしずめることができ楽になります。

青あざに湿布を貼る

青あざが慢性期に入ったら、患部に湿布を貼ると良いでしょう。湿布に配合されている消炎成分や血行を促進させる成分によって、組織の損傷が回復されやすくなります。

湿布には冷涼感をもたらす「冷湿布」と温かさを感じる「温湿布」があります。温めたほうが良い慢性期の青あざに冷湿布を貼るのはNGと思われがちですが、どちらのタイプにも血行促進効果があるので、貼るのは冷湿布でも温湿布でもかまいません。

ただし患部に傷口がある場合と急性期の青あざは、湿布を貼ると炎症が悪化する可能性があるので使用を控えましょう。

ヘパリン類似物質入りのクリームを塗る

打撲の治療には、ドラッグストアで市販されている「ヘパリン類似物質」配合のクリームも有効です。これは、皮膚科で処方される「ヒルドイド」という外用薬のジェネリック薬で、外傷や傷跡を治す効果が高い上に副作用の少ないことから人気が高まってきている薬です。

ヘパリン類似物質は体内に存在するヘパリンと似たはたらきをする成分で、血行促進作用、抗炎症作用、保湿効果に優れています。

打撲やしもやけなど毛細血管の炎症で起こる皮膚のトラブルにも優れた効果を発揮します。傷口のない青あざに使うことができます。

青あざを早く治すコツ④新陳代謝を高める

小さな青あざは急性期のアイシングと慢性期の血行促進でかなり回復させることができますが、目立つ青あざができた場合はどうしても回復に時間がかかりやすくなってしまうので、体の内側から治癒力を高めてあげましょう。

青あざができたら、新陳代謝を高めるために睡眠と栄養をしっかりとります。

質の良い睡眠をとると成長ホルモンの分泌が促進され、新陳代謝が高まって損傷を受けた組織が回復しやすくなるためです。

新陳代謝を促進させるために栄養バランスのとれた食事が必要であることはいうまでもないのですが、血管の修復と血行促進に特化するならば、たんぱく質、ビタミンC、鉄、ビタミンEをしっかり摂取することをおすすめします。

栄養素 含有量の多い食品 栄養素の効能
たんぱく質 肉・魚・豆類・卵・ 乳製品 コラーゲンの材料になる
レバー・牛肉・貝類・ひじき・小松菜 コラーゲンの合成を促進させる
ビタミンC 柑橘類・ピーマン・ブロッコリー・いちご コラーゲンを合成する
ビタミンE 植物油・ナッツ類・かぼちゃ 血行を促進させる
ただし、セルフケアをしても痛みや腫れがひかない場合は、受診してくださいね。

女性は男性より青あざができやすいのはなぜ?

女性は、ちょっとしたことで青あざができやすいのです。軽くぶつけただけなのによく目立つ青あざができてしまったり、かゆい所をかいただけで内出血が起こったりすることがあります。

女性が皮膚に青あざを作りやすいのは、体質的に男性より皮下出血が起こりやすく、また毛細血管からの出血が止まりにくいためです。その理由について説明したいと思います。

女性に青あざができやすい理由:筋肉量が少なく止血しにくい

毛細血管が少し切れたくらいなら筋肉が血管を圧迫してくれるので、すぐ止血し皮下出血が広がるのを防ぐことができます。

男性は筋肉量が多いので比較的早く皮下出血を止めることができます。しかし、女性は筋肉量が少ないので皮下出血が止まりにくく、目立つ青あざに発展しやすいののです。

女性に青あざができやすい理由:血行が悪いために炎症が治りにくい

血液の巡りには、細胞に酸素と栄養を届けて新陳代謝(細胞の生まれ変わり)を促進させる役割があります。

怪我などで組織が損傷しても、新陳代謝がスムーズならば組織を新しく再生することができるので、組織の損傷が大きくなるまでにきれいに修復することができます。

血行の良い人は新陳代謝が活発で傷が治りやすいのですが、血行が悪い人は傷が治りにくく、いつまでも目立つ青あざが残りやすくなります。

女性は男性より血行が滞りやすく、特に毛細血管は細くて血液が循環しにくいので、血管や皮膚の損傷が治りにくい場合があるのです。

女性に青あざができやすい理由:ホルモンバランスの影響で血管が弱くなる

女性はホルモンバランスの影響によって毛細血管が弱くなることもあります。

生殖機能に関与する女性ホルモン「エストロゲン」には、排卵を起こしたり女性らしい体つきを作る役割があるほか、皮膚や血管を丈夫に保つ、血圧やコレステロール値を抑える、といった健康を維持する作用も持っています。

そのためエストロゲンの分泌量が低下する閉経後は、血管がもろくなって動脈硬化が起こりやすくなるのですが、毛細血管のようなごく細い血管は若い時でも生理周期によるホルモンバランスの変化によって弱くなってしまうことがあるのです。

例えば、生理前はエストロゲンの分泌量が減って体の血行を滞らせるプロゲステロンの分泌量が増えるので、ちょっとぶつけただけで皮下出血が起こりやすく青あざができると治りにくくなります。

女性に青あざができやすい理由:鉄不足で毛細血管がもろくなる

女性は鉄不足から毛細血管がもろくなって皮下出血が起こりやすくなる場合もあります。

体内の鉄が不足すると、血管の弾力性を保つコラーゲンがスムーズに作られなくなり、毛細血管がちょっとした衝撃を受けただけで破れやすくなってしまうのです。

鉄が大きく不足すると「鉄欠乏性貧血」に至り動悸やめまいなどの貧血症状が起こりやすくなることがよく知られています。

実はそれだけではなく、鉄は皮膚や血管を構成するコラーゲンの合成にも関与しているので、貧血の人はコラーゲン不足で血管や肌の弾力が失われやすいのです。

血液検査でヘモグロビン検査が正常だった人も油断はできません。女性は毎月の生理で血液と一緒に鉄を失うため、どうしても鉄不足になりがちです。

体内の鉄が不足する「隠れ貧血」の人も、毛細血管のような小さな組織はすぐに鉄不足の影響を受け皮下出血が起こりやすくなる可能性があります。

鉄は肝臓や脾臓に貯蔵される性質があるのですが、女性の6割は貯蔵されている鉄が不足する隠れ貧血に陥っているといわれています。

隠れ貧血を一般のヘモグロビン検査で発見することはできません。病院に行ってフェリチン(貯蔵鉄)の値を調べる血液検査をしてもらう必要があります。

貧血の自覚症状がなくても青あざができやすいなら隠れ貧血も疑われますが、気になる人は一度フェリチン値の血液検査を受けてみるのも良いかもしれません。

青あざのできやすい女性は毛細血管を丈夫にしましょう

かいたり軽くぶつけただけで皮下出血が起こりやすい人は、毛細血管が切れやすくなっていることが考えられます。ちょっとした青あざができやすくて困っている人は、毛細血管を丈夫にして青あざを予防しましょう。

毛細血管を丈夫にすることは、皮下出血だけでなくあらゆる病気や肌トラブルの予防にもつながります。

毛細血管を丈夫にするには:栄養素を摂取する

血管を丈夫にするためには、青あざを早く治すコツとしておすすめした栄養素のたんぱく質、鉄、ビタミンC・Eを毎日きちんと摂取することがのぞましいです。

血管がもろくなるのを防ぐコラーゲンを増やすには、たんぱく質、鉄、ビタミンCのどれかが不足しても良くありません。

中でも女性が意識して摂取したいのが鉄です。女性のほとんどは食事からも鉄が十分に摂取できていません。特に月経のある人、妊娠中・授乳中の人は多くの鉄が必要になるので鉄の多い食品を意識して食事に取り込む必要があります。

またビタミンEは血行を促進させて青あざを治りやすくするほか、女性ホルモンのバランスを整える作用によって血管を丈夫にするという意味でもしっかり摂取したい栄養素です。

そのほか、青あざを予防する栄養素として「ヘスペリジン」「ビタミンK」の摂取もおすすめします。

ヘスペリジン
近年は、毛細血管を丈夫にする栄養素として「ヘスペリジン(ビタミンP)」も注目されるようになってきています。

ヘスペリジンは植物に含まれるポリフェノールの一種で、みかんの皮やすじに多く含まれています。特に青みかんに豊富に含まれ、冷え性の改善やコラーゲンを増やすことによる美肌効果が期待できるとして、ヘスペリジンの健康食品は女性にも人気があります。

ヘスペリジンは柑橘類やさくらんぼから摂取することができます。ビタミンCの吸収を促進する作用もあるので、旬にはたくさん食べると良いでしょう。

ビタミンK
止血にはビタミンKが必要です。腸内で合成することができる栄養素なので、通常の食生活をとっていれば不足することは滅多にありません。

しかし、抗生剤や抗けいれん剤など腸内環境に影響をもたらす薬を飲んでいる人はビタミンKの合成量が減って、出血が止まりにくくなる場合もあります。

ビタミンKは、植物性食品全般から効率良く摂取することができ、特に納豆、ほうれんそう、小松菜、海藻類に多く含まれています。

毛細血管を丈夫にするには:血行を促進させる

女性の7割以上が冷え性を自覚しているといわれていますが、体の冷えは青あざができやすくなるだけでなく万病の元になるので、冷え性の人は普段から意識して血行を促進させておきましょう。

冷え性の改善に高い効果があるのは適度な運動です。体を動かすことで血流が増えて全身の血行が促進されます。また運動することで適度に筋肉が鍛えられると、皮下出血が起こっても筋肉が血管を圧迫して止血してくれる効果も期待できるようになります。

血行促進に適しているのは、体に負荷をかけ過ぎない有酸素運動のウォーキング、エアロビクス、ジョギング、水泳などです。

また毎日のお風呂では、毛細血管を拡張させる効果の高いぬるめのお風呂に15~30分くらいゆっくりつかるのがおすすめです。

青あざが頻繁にできる場合は受診も

青あざが頻繁にできる場合は、血液中の血小板が減少しているため内出血が起こりやすくなっている可能性もあります。

まれなケースとは言え「白血病」「血小板減少性紫斑病」などの病気が原因になっている場合はすぐに専門治療が必要になるので、内出血を伴う次のような症状があればすぐ受診してください。

  • ぶつけていないのに青あざができることが多い
  • いくつも青あざができる
  • 鼻血や歯茎からの出血が起こりやすい
  • 青あざを押しても痛くない

青あざができやすい女性は健康管理をしっかり行いましょう

女性は、軽い衝撃を受けただけで男性よりも青あざができやすいのは、血管の弱さや血行の悪さが関係していることがお分かりいただけたかと思います。

血管の弱さ、血行の悪さは、ライフスタイルや食生活が乱れて自律神経やホルモンのバランスが不安定になっている表れ、ということも考えられます。

放置しておくとほかの病気を招く可能性があるので「青あざができやすい」と気付いたら、生活習慣を振り返り健康管理もしっかり行ってくださいね。

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