健康生活TOP 不妊症 ノートパソコンが不妊症を引き起こす!?男性不妊症の意外な原因

ノートパソコンが不妊症を引き起こす!?男性不妊症の意外な原因

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「結婚しても子供ができないのは女性側に問題がある」という間違った考え方が根強いため、不妊で悩み苦しむのはいつも女性です。

でも不妊の本当の原因は女性だけにあるのではなく、男性と女性それぞれに半分ずつあります。男性側にも半分の確率で不妊の原因があるとするのが正しい考え方です。

不妊症や不妊治療は女性だけが考えるものではなく、男性も一緒になって考え解決すべき問題です。男性不妊症について一緒に考えていきましょう。

夫婦の8組に1組は不妊症・・・「不妊症」の定義とは

男性不妊症を考える前に、まず不妊症の定義を確認しておきましょう。日本産科婦人科学会の定義では「不妊症とは妊娠を望む健康な男女が、2年間円満な夫婦生活をしていても妊娠できない場合」としています。

また、女性の年齢については、自然妊娠できる可能性を43歳未満としています。こうした条件の中で妊娠できない場合は、不妊症と考えられます。尚、現在では夫婦の8組に1組の割合で不妊症と診断されています。

女性だけではない!男性側にもある不妊の原因

WHOの調査によると男性側に不妊の原因がある確率は48%としています。この数字は不妊症の原因は決して女性側にだけ問題があるのではなく、男性にも不妊症を起こす原因が女性と同程度あるということを明らかに示しています。

もし今、子供ができずに悩んでいる女性がいれば、原因は男性側にもある可能性は十分に考えられるということです。自分だけを責めるのではなく、パートナーである男性と一緒に解決する道を探らなければ、いつになっても解決しない問題です。

男性の不妊症にも様々なケースがありますが、円満な夫婦生活を営んでいるにも関わらず不妊の状態である場合、男性不妊症の原因は主に2つ考えられます。

男性不妊症で最も疑われる2つの原因とは、まず1つは「精巣で作られる精子の量が少ないこと」もう1つは「精液中の精子の活動量(運動量)が少ないこと」の2つです。

こうした男性不妊症の原因は、普段、男性が何気なく行なっている行動や動作、習慣に問題があることがとても多いのです。男性不妊症を引き起こす具体的な原因について考えていきましょう。

熱さや温度の影響

精子は男性の精巣で作られるわけですが、その精巣や精子は熱(温度)に対して非常に弱い性質があります。熱を過度に受けると精巣で作られる精子の量が少なくなり、また精子の活動自体も弱くなってしまうのです。

そして、こうした状態を作ってしまう原因は意外にも日常生活の中にあります。次のような行動や習慣がある場合は男性不妊症が起こりやすくなるので注意しなければいけません。

  • 脚のひざ(もも)の上でノートパソコンを使う習慣
  • サウナに長時間入ること
  • 熱い風呂に入る習慣
  • 日焼けマシーンで過度に紫外線を浴びること

精巣が正常に働く最適な温度は32~34℃と言われています。サウナや熱い風呂に長時間入る習慣などは、気持ちがいいと感じていても、精巣の働きを考えると、決して好ましくありません。

また、外出先などでノートパソコンをひざ(もも)の上において作業をしている人を良く見かけますが、パソコンの熱が下半身に長時間伝わることが習慣になっていることが男性不妊症の原因になるとは、あまり想像がつかないものです。

さらに、日焼けマシーンなどで、下腹部に紫外線が当たる時間が長くなるほど、不妊の確率が高くなることも分かっています。

男性の不妊症は、意外な原因から起こっていることもあるので注意が必要です。

圧迫の影響

次に考えられるのは、精巣が無理に圧迫されるというケースです。下半身が圧迫されると血流が滞るため、正常な活動が阻害されることもあります。特に次の点には注意が必要です。

  • スポーツタイプの自転車に乗ること(サスペンションがない自転車は注意)
  • バイクに乗る時間が長いこと
  • 締め付ける下着をはくこと
  • 固いイスに長時間座る習慣 など

こうしたことは、本人に自覚がなくても、精巣には大きな圧力がかかり、正常に働く機能が低下するのです。

スポーツサイクルがブームになっていますが、サドルのクッションを厚くしたり、サスペンションのついた自転車を選ぶようにして、下腹部を圧迫させないように注意することも必要です。

ストレスの影響

強いストレスが精子の運動力を低下させることもあります。これはストレスを感じると分泌されるコルチゾールの影響があるからです。コルチゾールが分泌されると体液に混じってくるので、精子の活動を妨げるのです。

その他の原因

その他にも次のような原因で男性不妊症が起こる場合もあります。

  • 小児期の停留精巣の影響
  • おたふくかぜの副作用
  • 放射能の影響

こうした原因も含めて考えれば、男性側にも不妊症の原因となる様々な原因があることも理解できると思います。

男性不妊症を予防するためにあなたが意識するべき事

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熱さや暑さを極力避け、できるだけ涼しい環境を作ることが大切です。また、下腹部はできるだけ圧迫されないようにしましょう。ゆったりしたズボンや服装、風通しを良くする短パンなどでできるだけ下腹部を圧迫させない工夫が大切です。

余談ですが私の知り合いでタレントの住吉美樹さんは、以前から毎年夏になると、男性にふんどしの着用を奨めています。

理由はともかく、伸縮性が強い下着をつけるよりは、ふんどしのような風通しの良い下着を付けたほうが不妊解消のためには良いかもしれません。(ちなみに住吉さん自身も夏は肌着としてふんどしを着けているそうです)
 

見逃せない育毛剤の副作用

最近、男性の育毛剤の中に、男性ホルモン分泌を抑制する成分が入っているものが市販されています。これは男性ホルモンを抑制することで、頭髪が抜けることを防止する効果を狙っているようですが、不妊症の原因になると指摘されています。

妊娠を優先しているうちは、育毛剤などの使用を控えることも必要かもしれません。

抗うつ薬の副作用にも注意

薬の影響で不妊症が起こる場合もあります。抗うつ薬を服用している場合、精子の運搬が滞留する副作用が起こることがあります。病気の治療も大事ですから、薬の使用について医師と相談することも必要です。

男性ホルモンを増やす

男性ホルモンが少ないと健全な精子が作られないというデータがあります。男性ホルモンを最も簡単に増やす方法は、筋肉を鍛えることです。筋肉を動かし筋肉量が増えることで男性ホルモンのテストステロンの分泌が促進されます。

また、内臓脂肪が増えると筋肉の量に関係なく、テストステロンの分泌が低下するので、内臓脂肪を減らし、筋肉量を増やすことが大切です。男性はかくれ肥満(内臓脂肪型肥満)であることが多いので注意しましょう。

男性ホルモンは夜より朝に多く分泌される

男性ホルモンの分泌は、朝がピークで、昼、夜になるほど、少なくなるという日内変動があります。ですから同じ運動をするのでも夜より朝に行なったほうが、効果が高いと言えます。

大豆や納豆は良くない!?

大豆や納豆は女性ホルモンと似たような働きをしますが、不妊症の男性にはあまりお奨めできません。女性ホルモンは男性ホルモンの働きを抑制する場合があります。それほど大きな抑制作用ではありませんが、念のために控えるようにしましょう。

間違った情報や迷信には注意

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精力剤や強壮ドリンクの類のほとんどは、妊娠につながる根拠がほとんどありません。厳密に言えば、精液の量を多少増やす働きはありますが、精子自体を増やす効果はありません。過信しないほうが良いでしょう。

不妊症は女性だけの問題ではなく男性も積極的に関わるべき問題です。正しい知識をもって夫婦そろって不妊治療を行なうことが大切ですね。

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