健康生活TOP 感染症 麻疹(はしか)などの大人が受けたい予防接種7種類!費用や回数は?

麻疹(はしか)などの大人が受けたい予防接種7種類!費用や回数は?

予防接種を受ける大人の女性

乳幼児はたくさんの予防接種を受けなければならず、おうちの方はスケジュールを組むのが大変ですね。これはリスクの高い感染症から子供を守るために、国が推奨している大事な定期接種です。でも大人になったら、予防接種はほとんど必要ないと思っていませんか。

実は大人になってからも受けておいたほうが良い予防接種はいくつかあるんですよ。大人が任意で受けておくと安心な予防接種を紹介します。

大人も受けておきたい予防接種7つ

今回は任意で受けることのできる予防接種の中から7種類を紹介します。

ちなみにワクチンに感染を予防する効力はありません。ウイルスに感染しても発症を予防したり、症状を軽く済ませるのが目的です。

生活や環境、今後の予定を考慮して、重要と思われるワクチンを選んで受けてくださいね。

  • 麻疹(はしか)
  • インフルエンザウイルス
  • 風疹
  • おたふくかぜ
  • 水痘

これらは国内で流行や感染の可能性が高い病気の予防接種で、重要度の高い予防接種です。

できれば受けておくと安心な予防接種

  • A型肝炎ウイルス
  • B型肝炎ウイルス

国内でウイルスに感染する可能性があり、万が一のために受けておくと安心できる予防接種です。

麻疹(はしか):1回の摂取では不十分!平成2年以前に生まれた人は受けましょう

麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスが原因で起こる感染症です。感染力が非常に強く、発症すると風邪のような症状と発疹が起こります。

一度感染すると免疫がつき、二度と発症することはありません。

麻疹ウイルスは定期接種の対象になっているので乳幼児は麻疹の発症を予防することができます。

しかし大人の中には麻疹のワクチンを接種していなかったり、摂取回数が不十分で免疫のできていない人がいるため、大人に流行が起こることがあります。

妊娠中、麻疹にかかると流産や早産のおそれがあります。

空気感染をするため感染力が非常に強く、マスクや手洗いでは感染を防げません。予防接種がもっとも有効な予防法と言えるでしょう。

1度のワクチン接種によって95%以上の人が免疫を得られると言われていますが、2016年に流行しているはしかは主に20~30代の患者が多く、この世代は1度の接種しか受けていないこととの因果関係が騒がれています。

麻疹(はしか)予防接種のスケジュール

麻疹ワクチンは1回の接種では免疫がつきにくく、2回接種することになっています。2回目の接種は5年後です。

平成2年4月2日以前に生まれた人は、定期接種で1回しか麻疹ワクチンの接種を受けていないので、発症予防のためにあと1回接種を受ける必要があります。

妊娠中は接種できません。また接種を受けたら2ヶ月間は避妊する必要があります。

第1期 1歳をこえてから接種が可能です。
ただし流行している地域では自費にはなってしまいますが生後6ヶ月から受けることが可能です。
第2期 小学校に入学する前年中に受けます。
この1年の期間に接種を受けないと定期接種から外れ、後の接種は自費となってしまいます。

麻疹(はしか)予防接種の費用

定期接種以外は全額負担です。

  • 麻疹ワクチン…3千~5千円くらい
  • MRワクチン(風疹ワクチンと混合)…約8千円

任意接種を受ける人で風疹の予防接種がまだの人は、MRワクチンの接種がおすすめです。

麻疹(はしか)予防接種を特に受けておきたい人

  • 多数の人に接触する職業の人
  • これから妊娠の可能性がある人

約3割の人が合併症を起こすと言われ、気管支炎や肺炎などがあります。その中でも重症化した肺炎や、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という難病で命を落とす可能性もあるのです。

また厚生労働省は、感染者に接触した後でも、ワクチンの接種により発症を抑えることが可能だとしています。

麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの予防接種をすることも効果的であると考えられています。

流行地域へ赴く予定のある人は、是非接種を受けてほしいと思います。

インフルエンザウイルス:12月中旬までには接種を受けたい

季節性のインフルエンザが毎年大流行するので受けておきたいワクチンです。

厚生科学研究班の研究によると、ワクチン接種により65才以上の発症率を45%、インフルエンザ死亡率を60%下げたという報告があります。

インフルエンザ予防接種のスケジュール

  • 13歳未満…2回接種
  • 13歳以上…1回接種

接種してから効果が出始めるまでに2週間かかります。インフルエンザが流行する12月~3月頃から逆算して12月中旬までには接種を受けておくのがおすすめです。

流行するウイルスの型が毎年変わること、ワクチンの効果は4~5ヶ月経つと薄れていくことから、1年後には改めて接種を受ける必要もあります。

インフルエンザ予防接種の費用

原則として全額負担です。病院・診察所によって異なりますが、1回2千~5千円くらい、平均して3千円くらいの費用となっています。ただし、定期接種対象者(65歳以上の人、特定の疾病がある60~64歳の人)は、公的扶助が受けられます。

インフルエンザ予防接種を特に受けておきたい人

基本的に全ての人が受けておくと安心なワクチンですが、次のような方は特に受けておきたいです。

  • 多数の人と接触する職業の人
  • 受験生の人
  • 持病を持っていてインフルエンザにかかると重症化する恐れのある人

風疹(ふうしん):妊婦さんは胎児に影響があるので受けてほしい

風疹は、風疹ワクチンが原因で起こる感染症です。三日はしかとも呼ばれますが、麻疹(はしか)とは別ものです。

発症すると風邪のような症状と発疹が出ます。近年は大人の間に流行している病気で、大人は重症化しやすく、妊娠初期の女性がかかると胎児に悪影響を及ぼすため予防したい病気です。

風疹予防接種のスケジュール

接種は2回必要で、2回目は5年後に行います。麻疹の接種も必要な人はMRワクチンを受けると良いでしょう。

風疹予防接種の費用

定期接種以外は全額負担です。成人を対象に費用の一部を補助している自治体もあります。

  • 風疹ワクチン…約3千円
  • MRワクチン…約8千円

風疹予防接種を特に受けておきたい人

  • 子供の頃、定期接種を受けていない人
  • 風疹にかかったことのない人
  • 今後、妊娠の予定のある人
  • 家族に妊娠の予定がある女性のいる男性

大人の方は風疹の抗体検査を受け、抗体ができているかどうか確認し、抗体ができていなければ予防接種を受けると良いでしょう。抗体検査は自治体が無料で実施していることも多いです。

おたふくかぜ:まだかかったことない男性はできるだけ受けて!

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、ムンプスウイルスが原因で起こる感染症です。

耳の下が腫れて痛みます。一度かかって免疫ができると二度とかかることはありません。幼稚園や学校などで流行を起こし、子供のうちに済ませることが多いのですが、思春期以降にかかると重症化しやすく、男性は合併症の睾丸炎に注意が必要です。

おたふくかぜ予防接種のスケジュール

おたふくかぜを経験していない人は、ムンプスウイルスのワクチンを1回接種します。

おたふくかぜ予防接種の費用

任意接種のため全額負担になります。1回3千~7千円くらいです。

おたふくかぜ予防接種を特に受けておきたい人

  • 小学校に上がるまでにおたふくかぜにかからなかった人
  • おたふくかぜにかかったことのない男性(強く推奨)

水痘(水ぼうそう):大人になってから感染すると重症化しやすい

水痘(みずぼうそう)は、水痘帯状疱疹ウイルスが原因で起こる感染症です。

感染力が非常に強く、発症すると全身と口腔内に水疱が出て発熱が起こります。90%以上の人が子供のうちに自然感染しています。

感染しても無症状のことも多いのですが、大人になってから初感染すると重症化しやすいのが特徴です。

一度感染すると一生体の中に棲み続けるウイルスで、免疫力が低下した時に「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」を引き起こすこともあります。

水ぼうそう予防接種のスケジュール

1回の接種で水痘の重症化が予防でき、2回の接種で軽い水痘の発症も予防できます。

2回目の接種は1回目の3ヶ月後以降に受けます。ちなみに平成26年10月からは定期接種となり、2回接種することが薦められています。

水ぼうそう予防接種の費用

定期接種の対象になっている人は公的扶助が受けられます。任意接種の費用は5千~7千円くらいです。

水ぼうそう予防接種を特に受けておきたい人

  • 水痘にかかったことのない成人
  • 水痘の予防接種を受けていない人
  • 帯状疱疹を予防したい人
  • アトピー性皮膚炎の人

予防接種を受けておくと安心!A型肝炎

A型肝炎ウイルスが原因で起こる感染症です。衛生環境が整っている国での感染は少ないのですが、流行地域で摂取した飲食物や、輸入食品による感染が懸念されています。発症すると、風邪のような症状と肝機能低下が起こります。怖いのはA型肝炎がまれに肝硬変、肝臓癌へ進む可能性を持っている点です。

A型肝炎予防接種のスケジュール

計3回の接種が必要です。2~4週間後に2回目、半年後に3回目の接種を受けます。渡航前は最低2回接種を受けるのが望ましいです。

A型肝炎予防接種の費用

任意接種で全額負担です。1回6千~1万円くらいかかります。

A型肝炎予防接種を特に受けておきたい人

  • A型肝炎の流行地域に渡航する人
  • 海外に長期滞在する人

予防接種を受けておくと安心!B型肝炎

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが原因で起こる感染症です。血液から感染し、母子感染・注射事故・性行為・刺青などから感染する可能性があります。風邪に似た症状と肝機能低下が起こり、劇症になると命に関わる場合もあります。またA型肝炎同様に肝硬変・肝臓癌に進む可能性があります。

B型肝炎予防接種のスケジュール

3回の接種が必要です。大人が受ける場合は4週間後に2回目、4~5ヶ月後に3回目の接種を受けます。

B型肝炎予防接種の費用

任意接種の場合は全額負担で1回6千~8千円くらいです。B型肝炎ウイルスのキャリア(保菌者)が母子感染を予防する場合は、保険が適用されます。

B型肝炎予防接種を特に受けておきたい人

  • ウイルスのキャリア
  • キャリアの家族
  • 医療従事者
  • 血液透析を受けている人
  • 渡航する人

予防接種ではまれに副作用が起きることもある

予防接種を受けた後には、副作用が起こる場合があります。

しかし重篤な副作用はまれです。万が一発症した時のことを考えると、今回紹介したワクチン接種はメリットが大きいと考えます。

予防接種を検討する際は医療機関に相談して、慎重にプランを組んでくださいね。

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